パパ・パパゲーノ -124ページ目

メザニン

 劇場の中2階をメザニン mezzanine というのは知識としては知っていましたが、そこの席にすわったのは、この間の『ライオン・キング』の公演が初めてです。フランス語 mezzanine から入った語らしい。フランス語へはイタリア語メッツァニーノ(mezzanino) から。メゾ・ソプラノのメゾも中間という意味ですから、なんとなく見当はつきます。


 舞台を、やや上の真正面から見ることになりますから、上等な席です。代金も高い。前に『ライオン・キング』を見たときは、2階のバルコニー席だったので、見るよりも、見られるための席みたいで、舞台の右端は見えませんでした。まるごと目の前に華麗な舞台が現出して、満悦でありました。


 狂言回しの役をする、ラフィキという、呪術使いみたいな女の歌からこのミュージカルは始まります。途中休憩をはさんで、一気呵成に終幕にいたる展開は、このたびもまた、見事なものでした。


 1階の席は、おおむね「オーケストラ」と呼ばれています。もとは、オーケストラと同じ平面に客席ができていたものでしょう。実際のオケ・ピットは舞台の下にもぐりこむようになっていて、指揮者だけが胸から上が見えていました。


 1階の後ろのほうにミキサーの位置するスペースが広めにとってあります。マイクで拾った歌声を、客席全部に、ごく自然に届かせてしまう技術にも、毎度のことながら驚かされました。


 

For here, or to go?

  ニューヨーク(でも、おそらくどこの都市でも)の街じゅうに、「デリ」(Deli; Delicatessen の略)という名前の惣菜屋さんがあります。調理済みの食品(肉の煮たの、からあげ、野菜炒め、など)が、ズラっと並んだバットの大きいのに入っていて、客はそこから好きなものを好きな量、取り出してプラスティックの容器(大中小がある)に入れ、レジで勘定してもらう。温かいの、冷たいの。スープも各種。惣菜は目方でいくら、ということなので、ゆで卵なんぞはちょっと不利な感じがします。


 大きな店だと、中華、インド、イタリアン、フレンチ、鮨、と、なんでもあります。


 レジで、For here, or to go? と聞かれます。「ここでお召し上がりですか、お持ち帰りですか?」にあたりますが、もっとくだけた表現。「ここで? それとも外で?」くらいか。


 たいていは、to go と言って別のところで食べました。プレーン・ベーグルというパンと、コーヒーあるいは缶ビールを買えば、十分満足のいく食事になります。


 この、For here, or to go? は、マクドナルドでも言うようです。このたびはマックへは寄らなかったけれど。


 サンドイッチ1個を買ってふたりで分けても、食べ残すこともありました。どの食べ物にせよ、いちにんまえの分量が多すぎる国でしたね。


 

ボストン美術館

 デジカメをフラッシュ禁止にしておいて写真を撮ることを覚えました。美術館はどこでもフラッシュ禁止ですから(撮影そのものが禁止のところももちろんあります)、光量さえあれば名画の写真が自分のカメラに収まるわけです。ボストン美術館は撮影OKでした。


 そういう写真。モネの作品「ランスルーアンの大聖堂」。3部作の1枚ですね。


他にも、和服をきた女の絵(モネ)や、ゴッホの婦人像などもありました。ああ、あなたはここにいましたか、と絵に語りかけたくなりますね。

























ブルックリンのアイスクリーム屋さん

 イーストリヴァーの向こう側、ブルックリンからマンハッタンを眺めてみようと、地下鉄で出かけました。7月3日現地時間。よく晴れていたので、(日に焼けもしましたが)まずまずの写真がとれました。


 

  この橋のたもと(左手)に、有名なアイスクリーム屋さんがあります。


  店先の看板に、こう書いてありました。


   BROOKLYN

ICE CREAM

FACTORY


Using Only

The Finest,

Purest, Natural

Ingredients


「ブルックリン・アイスクリーム製造所:最上等で、まじりけのない、自然の原料のみを使っています」という意味でしょうね。


 1スクープ(ひとすくい。といっても、あの、握ると丸くアイスを掬い取れる道具で3回分くらい)で3.5ドル、安い。種類は4種くらいしかなかった。ヴァニラがうまかった。



 店の前が広い板張りになっていて川にせり出しています。花嫁・花婿のカップルが2組、記念写真を撮ってもらっていました。ふたくみとも中国系らしかった。

 この店を道路側から撮ったのがこれ。




ヤンキー・スタジアム


 ヤンキースとエンジェルズの試合をヤンキースタジアムで見ました。7月6日のナイター。 14対9でヤンキースが勝った試合。
                               
この写真が試合が始まってすぐ(午後7時ちょっとすぎ)のライト側の風景。


 はるか遠く、下方にバッターが見える、レフトスタンドの席しかとれなかった。


 アレックス・ロドリゲスのレフト・スタンドへのホームランは、ずっと下を飛んでいきました。


 


                             松井の打席のシーン。


 










                          ニッポンからきた松井ファン。


 










        打撃練習をする松井選手と、それを見ているA・ロッドの後姿。