For here, or to go?
ニューヨーク(でも、おそらくどこの都市でも)の街じゅうに、「デリ」(Deli; Delicatessen の略)という名前の惣菜屋さんがあります。調理済みの食品(肉の煮たの、からあげ、野菜炒め、など)が、ズラっと並んだバットの大きいのに入っていて、客はそこから好きなものを好きな量、取り出してプラスティックの容器(大中小がある)に入れ、レジで勘定してもらう。温かいの、冷たいの。スープも各種。惣菜は目方でいくら、ということなので、ゆで卵なんぞはちょっと不利な感じがします。
大きな店だと、中華、インド、イタリアン、フレンチ、鮨、と、なんでもあります。
レジで、For here, or to go? と聞かれます。「ここでお召し上がりですか、お持ち帰りですか?」にあたりますが、もっとくだけた表現。「ここで? それとも外で?」くらいか。
たいていは、to go と言って別のところで食べました。プレーン・ベーグルというパンと、コーヒーあるいは缶ビールを買えば、十分満足のいく食事になります。
この、For here, or to go? は、マクドナルドでも言うようです。このたびはマックへは寄らなかったけれど。
サンドイッチ1個を買ってふたりで分けても、食べ残すこともありました。どの食べ物にせよ、いちにんまえの分量が多すぎる国でしたね。