完璧主義をやめるには…
おはようございます。自己実現を繋ぐ心理カウンセラーの井手章紀(いであきのり)です。以前の完璧主義の記事はこちら以前の記事で完璧主義はゴールがないという話をしました。では、そもそも”完璧”というゴールのないものを何故、人は求めようとするのでしょうか?完璧になりたい人にはこれ以外もあるかもしれませんが大きく二つの欲求があります。1つ目は自分以外の者のものさしで判断し、自分を責める欲求です。1つでもできないことを見つけて、「できない自分はなんてダメなんだ。」と、できない自分を責めます。そういう時頭の中では、自分以外はみんなできている姿を思い浮かべていることが多いです。自分を惨めにして責めるために。出来ることが当たり前、出来ないところを見つけては責める。これは確実に身体は悲鳴を上げますね。そしてもう一つは承認欲求、他者からの称賛が得たい欲求です。これはできる自分を褒めてもらうために完璧であろうとする、確かにこれなら自分を責めないですね。しかし、それは思うように行動してかつ、周りが称賛してくれた場合です。思うように行動できないつまり完璧でないなら自分を責めますし、思うように行動できても周りが認めてくれなかった時はそんな認めてくれない周りを責めたり努力が足りない、と自分を責めます。結果的にはどっちにしても身体としては苦しいわけです。さらに承認欲求が働いている時は周りを常に見張っているため身体の神経はビンビンに立っています。今の時期、特に感じるかもしれませんが周りを常に見張るというのはとっても身体としてはキツいし、苦しいです。完璧主義の苦しい欲求の共通点、それは他者に振り回されているところにあります。完璧主義は常に他者のものさしで変動し時に”できる自分”のみを称えたり、時にできない誰かを貶すためにも発動します。完璧主義はのんびり減らすぐらい、最初は「あ、完璧主義やってた。」と気づいていく感じでスタートすることをお勧めします。完璧主義を”完璧”になくそうとするのは完璧主義の繰り返しですからね(笑)そして最後に完璧主義の人にお伝えしたいのが完璧主義な自分を抱きしめるということです。ここまで読んできて完璧主義な人はそんな自分をダメだと思ってしまうかもしれません。しかし、ここで書いているのは完璧主義が苦しくなった場面で「完璧でなくても別にいいや。」って少しでも楽になる方法を完璧主義のメカニズムとともに紹介しているだけです。人間、誰しも完璧にやりたいことはあります。私も含めてね。大切なのは完璧主義に囚われず、柔軟に認められることです。「今、完璧にやろうとしてたわ。身体きつかったよね、ごめんm(__)m」自分との対話を大切にしてありのままの自分を認め受け入れていくこと、その一つ一つをのんびり、ゆるーくやっていくことで、完璧主義をやめようとしなくても勝手に終わっていきますよ。↓現在申し込み可能なセミナー&個人カウンセリングについて↓個人カウンセリングについてはこちらご質問、ご要望はこちら(初めて投稿する際はこちらをご一読下さい。)ここまで読んでいただきありがとうございます。