先日こちらのご感想↓を先にいただきご紹介させていただきました方のレポートのご紹介です。(掲載について承諾をいただきました)
もともと今回のような形のセッションを思いついたのは、こういった方々のご意見、ご感想をいただいたからです。
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そこで、今回は、これまでのようにご自身が胎児であったときの場面に誘導するのではなく、ご自身が妊娠していた時の場面に戻っていただき、そこにあったストレスを解放していくというセッション方法を取りました。
そうすることで、ご自分のお子さんへ影響していたかもしれないバーストラウマを癒すことが出来るのではないかと考えたからです。また、こうしてお子さんが今大きくなってからでも、その当時のことを振り返りながら新たに気付いたりすることも出てくると思いますが、それをこれからの子育てにも生かしていただければという思いがあるからです。
バーストラウマは、自分が胎児だったときも、自分が妊娠していた時も、かりにそこになんらかのマイナス感情があったとしても、誰かを責めたり、自分を責めるためのものではありません。今気付いて解放していく。理解して行く。そうすることで今後もまた変わっていくのだと思います。
今回は現在お子さんのことで気になることがあるということで、3人のお子さんの妊娠出産場面について。
(今後このような形で受けていただく方の場合、必ずしもすべてのお子さんの妊娠出産について出来るとは限りませんが、セッション時間内で出来る限りさせていただく予定です)
①一番気になるお子さんの妊娠、出産場面
ご自身が24歳のころ。結婚してすぐに妊娠したこともあり、みなすごく喜んでくれた。でも自分は不安と心配とプレッシャーを感じていた。両家の期待。初孫だったこともあり、「流産できない」という思いが強かった。妊娠しているとき(何かあると困るので)外に出れなかった。男か女かと親戚たちは楽しみにしていたが、「男だ男だ」とおなかの形などから言われていた。でも自分はすでにおなかの中の子は女の子だとわかっていたので言えなかった。
<妊娠がわかった場面>
旦那さんと喜んでいる。家。旦那さんもにこにこして胎児ちゃんもそれをわかっている。
<ストレスを感じた場面>
今のご自身の体が急に重くなる。出血して入院した時の場面。妊娠7~8ヶ月。プレッシャー。疲れている。
胎児ちゃんは?
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不安を感じている。真っ暗な感じ。さっき(妊娠がわかったとき)とは全然違う。
ここでママが感じているストレスを改めて感じてもらうと
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自分の母親から「仕事もしていないし、何も大変なことしていないのに」と言われたことを思い出した。
(でもご本人としては両家の期待、流産できないというプレッシャーで心身ともにきつくなって疲れがたまっていたようでした)
ここでヒーリング開始。
強い寒気。かなりのストレスがたまっていたと思われる。そしてヒーリングしていくと、その当時のご自分が「ゆっくり休んでいいんだ」とほっとされた様子。
<もう少し先の場面>
産んで育てられるかという不安になっている(強い寒気。母体の方にかなりのストレス)
下に引っ張られる感じ。
ここでもヒーリング開始。
胎児ちゃんを感じていただくと
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さっきよりだいぶあったかく明るくなる。
<臨月>
まだかな、まわりが早く、と言っている。苦痛。健康な子が生まれるだろうか、無事に生まれるだろうかと不安(ここでも強い寒気。母体にかなりのストレス)
胎児ちゃんを感じていただくと
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大丈夫だろうか?生まれて大丈夫かな、と心配している感じ。
あと、生まれても「愛されるか」心配している様子。
(お母さんが感じている不安や心配がそのまま胎児ちゃんにも伝わっているようなご感想でした)
ヒーリング開始。
そしてお子さんの再誕生。
(ヒーリングしながら背中があったかくなる。光の玉のような赤ちゃん)
<出産の場面>
すっきりした感じと安心感。不安が消えた。
②二番目のお子さんの妊娠、出産場面
<妊娠がわかったとき>
喜んでいる。一番上の子も喜んでいる。旦那さんも喜んでいる。胎児ちゃんは何となくそれを感じている。
<ストレスを感じた場面>
つわり。気持ち悪い。一番上の子の面倒もみてあげなくちゃならない。ストレス。疲れる。誰も何もしてくれない。寂しさ、怒り、大丈夫と言われても大丈夫じゃないんだよ。ただ、一人目の時のような「無事に生まれるのかという不安や心配」はない。
胎児ちゃんはママのストレスを感じている。自分のせいと思っている。(今でもお子さんは自分のせいと思ったり言うことが多いそうです)
※ヒーリング開始。
さっきよりは胎児ちゃんの思いが軽くなる。
<出産の場面>
周りの人みなよかったよかったと思っている。安心している。生まれた赤ちゃんにも改めて目をみて思いを伝える、伝わる。
「生まれてくれてありがとう」「かわいい」
③三番目のお子さんの妊娠、出産場面
<妊娠がわかったとき>
ご自身29歳の時。妊娠がわかって喜んでいる。周りも喜んでいる。旦那さんはそうでもない。知られたくない人がいるような感じ。胎児ちゃんはそこまではまだ感じていない。
<ストレスを感じた場面>
一人目のお子さんもいる状態での子育て。二人の子が泣いて一人で何でもやらなきゃいけないことがいっぱい。
イライラしている感じ。わかってほしい。子育ての大変さとか。ありがとうと言ってほしい。
胎児ちゃんは?
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ママのストレスを感じている様子。ごめんね、自分のせいでと思っている感じ。
「(自分は)愛されているか?」と胎児ちゃんは感じている。
この時の胎児ちゃんの思い、旦那さんへのご自身の思いともリンクしていたように感じました。
胎児ちゃんの声は自分の声だったのではないかと。
「私は愛されていないんじゃないか」
※ヒーリング開始。
ここで、その時伝えられなかった旦那さんへの思い、怒り、寂しさなど吐き出してもらいました。
旦那さんはちょっと腑に落ちないような感じで黙っている。
時間をかけて話し合いをしていただく。
妊娠の大変さを感じてほしい、愛されているのかしらという思いを伝えていただくと、旦那さんの方から感じたのは旦那さんのインナーチャイルドでした。「愛されていないから愛し方がわからない」と。これは今までもご両親のどちらかのインナーチャイルドで出てきたこともありました。
あとからお聞きしたら、旦那さんの方は、普通の家庭で育って愛情がなかったわけではなかったと思われていたそうですが、お話しして行くうちに、ある一定の期間、寂しさを感じていた旦那さんのインナーチャイルドがいたことがわかりました。
これは私もそうですが、逆にこういった一部寂しさや満たされていなかった期間があるだけでも、大きなインナーチャイルドになって残っていることもあるんですよね。今回は旦那さんのそういったインナーチャイルドに気付かれたことも大きかったのではないかと感じました。
旦那さんのインナーチャイルドへの理解が始まることで、徐々に今の旦那さんも何か変わってきたりします。
今回セッションのなかでの旦那さんも変わっていきました。最初黙って腑に落ちない感じの旦那さんでしたが、旦那さんは「何をしていいのかわからなかった」ようでした。
妊娠して子供が生まれると、女の人は母親になって次から次へをやることがあって、でも旦那さんの方はおいていかれた感じになることもあるようなんですよね。何をしていいかわからない。何かやっても怒られる。どうしていいかわからないからやらないでいても怒られる^^;「愛されていないから愛し方がわからない」。
自分もかまってほしいのにかまってもらえない。「満たされていない、愛情が足りていなかった旦那さんのインナーチャイルド」なんですよね。
そこで具体的に旦那さんにしてほしいことを一つずつ伝えてもらいました。旦那さんは喜んでしてくれました。
妊娠中も出産のときも。
「そばにいて」「おなかに手を当てて」「胎児ちゃんのこと、一緒に感じて」「胎児ちゃんの事、愛してあげて」「私の事、愛して」。
過去のご自分の思いが旦那さんに通じた時、本当に不思議なんですが、ご自身もそして私の方も大きなエネルギーを感じます。
そして、それってつまり、その時の胎児ちゃんにも通じるということなんですよね。
満たされた思い、安心感、平和な気持ち。大好きだよ。という思い。
出産のときも今回、一番大きなエネルギーを感じました。
一番目のお子さんのことが今でも気になる、ということでこのセッション方法をご希望されたのですが、実は大きなものを抱えていた、感じていたのは三番目のお子さんだったかもしれないと気付かれたようでした。
気がついてみれば、三番目のお子さんがいう口癖や行動が、今回のセッションで思い当たることがあったそうです。
こうして気付かれたことで、また子育てに生かしていかれるといいのではないかと思います。
最初にも書きましたが、過去を振り返ってナーバスな気持ちになったり、罪悪感をぶり返すためのものではありません。
その時は一生懸命だったんですよね。それがいいと思ってやったこともあるでしょうし、そうせざるを得なかった、という方もいると思います。
だから、今その部分に気付いて癒していく。
そうすることで、今お子さんのことで悩まれている方も、何かヒントが見つかるのではないかと思ったりします。
今回、初めてのケースで受けていただきましたが、他にも必要な方がいらっしゃるのかなと感じました。
モニターをまだ続けようと思ったのは、こういったケースもあるということを学ばせていただくためだったのかなと思ったりしました。
実際に、先日から同じようなお気持ちをお持ちのママさんたちからご連絡やお申し込みをいただくようになりました。必要な方に受けていただければと思います