XperiaのUSBデバッグ設定で大ハマリ
会社の開発環境にてXperiaのUSBデバッグを行おうとして失敗、散々手間取った
自宅の環境ではうまくできたのですっかり油断していた
以下は解決方法のメモ
状況:
USBデバッグモードでXperiaを接続した場合に、ドライバがインストールできない
→ドライバを検索しても、該当するドライバが見つけられない
ドライバがインストールされないので、当然USBデバッグ接続もできない
Xperia内のDrivers.zipを解凍して\Drivers\ADB\android_winusb.infを指定しても駄目
(適当なドライバではない、としてインストール自体が蹴られる)
android_winusb.infを直接インストールしようとしても駄目
解決方法:
ソニーエリクソンの携帯⇔PC接続用ユーティリティーソフト(PCCompanion)をインストール
→たったこれだけ
ソフトのインストール時にADBドライバもインストールしてくれるので、USBデバッグが可能になる
自宅のPCには、Xperia関連の同期ソフトが何本か(アップデートサービス、MediaGoなど)が入っていたので
おそらくそのタイミングでADBドライバがインストールされてたと思われる
一旦ドライバが入ってしまえばPCCompanionはアンインストールしても大丈夫っぽい
PCCompanionは名前でぐぐるとソニエリのDLサイトが見つかるのでそこからインストール
上記のように、おそらくは他の同期関係ソフトのインストールでも同様かとは思われるが
今回は試していない(ヘトヘトだし・・・)
ドライバが入った後の設定は以前に書いたとおり
ADBドライバの変わりにマスストレージドライバがインストールされてる!!って誤解して
必死にマスストレージドライバアンインストールしてたよ
全然無関係でした
Xperia上でのデバッグ実行
端末をデバッグモードでPC接続した場合、端末上でのアプリケーションデバッグ実行が可能になる
やることは以下の3つ
・PCへのドライバインストール
・Xperiaの設定
・eclipseの設定
以下はすべてXperia(ver 2.1)をwinXP環境で用いた場合のメモ
設定方法:
・PCへのドライバインストール
USBケーブルで端末をPCに接続する
自動的にドライバがインストールされた場合、または検索後ドライバがインストールされたら
インストールは成功しているので作業は不要
そうでない場合は、直接ドライバをインストールする必要がある
USB経由でストレージをマウントし、\CDBrowser\Drivers.ZIPファイルをPCへコピーして解凍する
USBケーブルを挿抜し、再度ドライバインストールを行う
ドライバの場所を聞かれたときには、上記解凍後のフォルダを指定する
ドライバインストール後は念のため再起動する
・Xperiaの設定
設定→アプリケーション→開発より
USBデバッグ項目にチェック
・eclipseの設定
上記作業が終わっているPCおよび端末を用いること
端末をUSB接続しておく(マウントの必要は無い)
転送したいプロジェクトをパッケージ・エクスプローラーから右クリック、実行→実行の構成を選択
ターゲットタブを選択し、Deployment Target Selection Modeを手操作に変更
上記プロジェクトを実行すると、Android Device Chooser画面が開いて、デバッグ機が選択できるようになる
選択肢が空の場合は、端末ないしドライバの設定がうまくいっていない
署名付き.apkファイルの作り方
アプリケーションの配布のため、出自を保証するための署名が必要になる
参考書ではコマンドライン上からの操作で行っているが、現行バージョンではeclipse環境上から直に操作可能らしい
やることは以下の二つ
・keystoreファイルの作成
・上記ファイルを用いて配布ファイルへの署名
keystoreファイルとは鍵と証明書を保管するためのデータファイル
これを用いて配布ファイル(.apk)へ署名を行う
.apkはZip圧縮されたアーカイブファイルで、拡張子を.zipにリネームするとちゃんと解凍できる
(リソースファイルやxmlファイルを覗くことができる)
操作方法:
eclipseより、署名したいプロジェクトをパッケージ・エクスプローラー上より
右クリック→androidツール→Export Android Applicationを選択
Project Checks画面
→プロジェクトは既に選択済みなので次へ
Keystore selection画面
→keystoreを新規で作るならばCreate~
すでに作成済みのものをつかうならばUse~
を選択
あとは指示に従い、必要項目を埋めていけばよい
以後は実行毎に、設定した出力先フォルダへ署名済み.apkファイルが出力される
(シミュレーター上での実行の場合でも、別途ファイルアウトされる)
注意点:
署名はされているものの、この時点ではいわゆる勝手アプリなので
端末にとっては提供元不明のサードパーティー製アプリとして認識される
(出自のあやしい、内容が不確かなアプリ)
インストールする端末上より
設定→アプリケーション設定→提供元不明のアプリ
をチェックしてインストールを許可する必要がある
インストール方法としては
・サーバ上からインストール
・ローカルインストール
の二通り
前者は、サーバ上に置いて、そのURLを端末のブラウザから踏めばインストール確認画面に移行する
後者は、apkアプリをローカルインストールするアプリを用いる
メール等に.apkファイルを添付して送り、.apkファイルを開くとインストーラーが起動する
アプリの入手方法はMarketより
tAttachApkInstallerなど