江戸時代の終わり頃、博多の聖福寺に「西の一休」と呼ばれた“仙崖和尚”という名僧がいました。
その和尚さんが最期のときを迎えようとしていたとき、和尚さんはこう言ったそうです。
「死にともない」(死にたくない)
11歳で出家し、88歳まで修行に励んだ名僧です。
この言葉が最期の言葉になるのはいかがなものかと、弟子たちはもう一度聞き直しました。
すると、
「それでも死にともない」と。
人が100%避けて通れないのは、必ず死ぬということ・・・
必ず死ぬということを分かってはいても、なかなか普段の生活では意識できないものです。
道元禅師のエピソードからも学べます。
あるとき、弟子の一人が道元禅師に質問しました。
「仏教では、みな平等だと教えます。なのに何故、成功する人と成功しない人がいるのですか?」
道元禅師は答えます。
「成功する人は努力する。成功しない人は努力しない」
なるほど確かにそうだと思い、一度帰った弟子ですが、また一つ疑問が生まれます。
「人間にはどうして努力する人と、しない人がいるのですか?」
それに対し、
「努力する人には志があるし、努力しない人には志がない」
フムフム確かに、しかしまた問いが生まれます。
「どうして志のある人と、志のない人が出てくるのでしょうか?」
すると道元禅師はこう締めくくります。
「志のある人は、人間は必ず死ぬということを自覚している。
死を自覚して今を生きていこうとする。
志のない人は、死の自覚がない。
故に軽薄で、いい加減な生き方をしてしまう」
深いお話です。
「わが生涯に一片の悔いなし!!」ですね♪
今日の話が、皆様のお役に立てれば幸いですm(_ _)m
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今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。
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