肝腎要。 | 感傷的で、あまりに偏狭的な。

感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

先月、4年振りに人間ドックを受けた。

岡山の超弩級の田舎育ちのあもちゃん、パソコンやらスマホやらを凝視する生活を送っているにも関わらず、緑の山々に囲まれて育ったアドバンテージがまだ生きているのか、視力が相も変わらず野生児並み(両目1.5 ※但し老眼)であったことは、桜井日奈子嬢以上の岡山の奇跡。

 

それにしても久々の人間ドック。

どうしてこんなにも期間が空いてしまったのかというと、偏に私がぐうたらだからであります。

しかしそれだけが理由ではない。

それは4年前の人間ドックでのこと・・・

 

大腸CTとやらを受けることになった私。

 

大腸CTとは↓

 

気軽に横になっていたのだが、お尻から風船みたいなものを入れられ(※)どんどんお腹の中が膨らんできた。

 ※当時は風船を入れられたと思っていたが、炭酸ガスだったことを今回の検査で知る。

 

私「ひえー!!!」

看護師「頑張って!!」

私「いや、多分これ以上やったら破裂します!!」←風船だと思ってるから笑

看護師「あはは。しないって〜。」

 

看護師さんの朗らかな笑い声を背に、私のお腹はシューシューと音を立てながら順調に膨らみ続けている。

 

私「もうだめです。絶対に爆発すると思いますっっっっ!!!」

看護師「しないしない。半分まできたからね、もう少しの辛抱よ!!」

 

私「は・・・半分・・・」

 

絶望のあまり目の前が真っ暗になり、意識が遠のいた(嘘)。

 

結局爆発はしなかったのだが(当たり前)、あの辛い検査がまるで昨日のことのように鮮やかに何度も蘇り、あんなことするくらいなら手遅れになって死んだ方がマシと思っていた。

 

が〜。

数ヶ月前、私の高校時代の友人が胃ガンで手術した、と聞き、しかもピロリ菌を除菌してから1年後の検査で発覚した、というではありませんか!

(ちなみに超早期発見だったため、体調はすこぶる良好だそう。よかった。ホッ)

 

私もピロリ菌保菌者で以前、除菌をしてそのまんま・・

↓ピロリ菌除菌の記事。

 

 

これも何かの思し召し、久しぶりに人間ドックにでも行ってみるかなあ・・・

(区の健康診断すら受けてない><)

4年も経つとさすがにあの爆発の記憶も多少は薄れてきており(人間って忘却の天才ね)、いざゆかん!人間ドックへ!

 

というわけで4年ぶりの人間ドックを受けたのであります。

 

色々と検査を受け、いよいよ最後にあの爆発の検査を受けることになった。

 

看護師「お腹が膨らんでトイレに行きたい感じがすると思うけど我慢してね。」

私「前回受けたから大体わかります・・・(暗い)」

看護師「あ、そうなの?前回も頑張ったのね。今回も頑張りましょうね。」

私「ふぁい・・」

 

シューシューシュー・・・

 

私(あ〜膨らんできた〜。は〜これからキツくなるんだよな〜ふぅふぅ・・)

看護師「頑張って!今、半分まできたからね。もうちょっとよ。」

私(え!?もう半分!?前はもっと辛かったような・・)

 

看護師「は〜い、終わりましたよ。よく頑張ったわね!」

私「思ったより辛くなくてよかったです〜。でもお腹がポッコリ・・・」

看護師「あ、ガスは体の中で溶けていくから、ブーブーお尻から出ないから安心して。」

私(あ、ガスを入れられてたんだ。風船が体の中に残ってるのかと思った笑)

 

4年前はあんなに辛かった爆発検査だったが、今回はそうでもなく五体満足で検査を終えた。

(前回も五体満足でしたけど笑)

思い出補正が加わっていたせいで地獄のような苦しみだった気がしていたが、本当はなんでもなかったのかもしれない。

 

そして1ヶ月後、検査結果が送られてきた。

 

C判定:要再検査。至急検査を受けてください。

(A〜Cまである中の最低クラスの結果)

 

私「はいはい、どうせ貧血でしょ。知ってる知ってる。」

 ←過去、貧血で引っ掛からなかったことがないあもちゃん、そこはプロであります。

 

と思って詳細を見ますれば・・・

 

ギョギョーーーーー!!!

肝臓と腎臓の値が超絶悪い(そしていつもの貧血の値も)!!!!

 

私「いやいやいやいや、貧血はともかく腎臓肝臓が悪いとかそんなこと一度もなかったやんか!」

 

一体何事!?

あ〜もしかして・・・

 

実は数ヶ月前から慢性蕁麻疹が再び出るようになり(8年ぶり2度目の出場←高校野球風)、蕁麻疹を抑える薬を飲んでいたのだ。

 

↓蕁麻疹初出場の際の記事

 

 

その服用していた薬の副作用をみると・・

 

肝臓:ALT(GPT)上昇、AST(GOT)上昇、総ビリルビン上昇

腎臓:尿蛋白

 

とあり、まさにこの項目の値がぜ〜んぶ悪かったのであった。

(その副作用が出るのは1%程度らしいが・・)

 

だいたいγ-GTPの数値が悪いとか、アル中のジジイかよ><

これは絶対に薬のせいに違いないんだ〜

蕁麻疹なんか我慢すりゃなんとかなる!(基本、朝晩しか出ないので)

 

と自己判断しまして、服用をやめてみた。

 

それから数日後。

 

 

リアル友兼ブログ友のsaryaさんに会った際にこの話をしますれば、saryaさんの知人も持病の薬を飲んでいるせいで健康診断で腎臓肝臓の数値がいつも悪いらしい。

やっぱり薬って腎臓肝臓に影響するんだなあ・・・と改めて自分を納得させたわけであります。

 

私「というわけで今、薬をやめてるんだ。今3日目!」

sarya「まだ数日しかやめてない笑!!!」

 

と大爆笑されたのであった・・・なぜ笑う〜。

 

ちなみに蕁麻疹の話はブログ友の風香さんにもしていて(この時は人間ドック受ける前)

 

 

風香「蕁麻疹なのにお酒なんて飲んで大丈夫なんですか?」

 

と至極まともな質問をされた。

 

私「えっっ!?どうなんだろ・・良くはないだろうね・・・グビッッ」

 

と酒をカッくらいならがら応える私であった。

考えたこともなかったが(オイッ)、多分よくはないだろう。

 

話は戻り、

絶対に薬のせいだ

と勝手に判断したものの、とりあえず薬の副作用について話を聞いてこよう!

と人間ドックの診断結果を携えて皮膚科に行きますれば・・・

 

医者「あの薬で肝臓腎臓の値が悪くなるってことはないわよ。ちょっと結果見せて・・・

   あ〜尿蛋白や他もこれくらいの数値なら大丈夫よ。・・・それよりこの貧血は何?

   え?いつものこと?いやいや、そっちが心配だわよ。」

医者「ん?γ-GTPがちょっと高いわね・・お酒、たくさん飲むの?」

私「いや、それが全然。飲んでも嗜む程度です。」

医者「・・・ほんとに・・( ¬ェ¬ )?」

私「ほんとですってば!!!!」

医者「とりあえず1年後に血液検査してみるといいよ。うちでもやってるから言ってね。」

 

医者からは多量の飲酒を疑われた挙句(笑)薬のせいではない、と言われたものの、やっぱりそれ以外に考えられる理由がないので(どこか体が悪いのかも!?とかは考えない)これを機に薬を飲むのを一旦やめることにした。

蕁麻疹も少しずつ出なくなっているし、いつまでも飲み続けるのもね・・・と考えていたところだったし。

そして今のところ、ほとんど出ることなく平和に過ごしている。

このまま蕁麻疹が消えて、肝臓腎臓も正常値に戻りますように。

肝臓腎臓、肝腎要。