私が伯母さんになっても。その15。 | 感傷的で、あまりに偏狭的な。

感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

平成26年11月27日(木)、妹うーちゃんの家に行く。
ちょっと前の妹の誕生日祝いを兼ねて・・・

しかしこの日は、あの忌まわしい蕁麻疹が出た日の翌日なのであった。
 →参考記事『2014ボジョレーヌーボーを飲まない単なるお茶会

そしてこわごわ起床・・・

私「ギョッギョギョーーーー!!!!」

また出てるー><
しかも顔にまでー><
しぇーーーー><
せっかくのかわいいお顔がーーーー><
・・・・
・・・・

もう一体何が悪いのか、さっぱりわからない。
まさかとは思うけど、こ・・小麦・・・?

この胸いっぱいに広がる不安を誰かに話したい、
(ついでに、あの気味悪い写真を拡散して見てもらいたい笑!)
そんな欲求を満たすべく、後輩ともともに写真を送りつけた。



と「タコならいいけど(→よくないけど!)、
  小麦だったら、イケメンのイタリアンに行けなくなっちゃう!」

とすっかり忘れていたイケメンのことを言い出すではないか。
 →『東京逆接待劇場~1日目/その1~

それは困る。
イケメンにまた会いたい。何度でも会いたい。

とりあえずこの日は妹とイタリアンを食べる予定であったため、
そこで体を張って試してくる! →イケメンのために体を張るバカ。

と、ふんがふんがと気合いを入れて出かける準備をしたのであった。

うーむ。蕁麻疹はほぼ消えつつあるけど、でもまだちょっと残ってるかなあ・・・。
とりあえずマスクをして、れっつらごー!

◇◆

待ち合わせ場所で待っていると、ダッコマンを抱えた妹がやってきた。

う「ふー。重い重い。はい。」

当然のように私にダッコマンを渡してくる。

私「はいよっっ!」

と手を出すと、ダッコマン、その名に恥じず「ダッコ!」と手を出してきた。

私「かわえええええ。それにしてもダッコマン、重くなったねえ。」

と、1週間前に会ったばかりなのに、その成長ぶりに感じ入る私。→伯母バカ。

う「あれ?顔にじんましん、ないじゃん。」
私「1時間くらいすると消えるのよね~。」

しかし小麦アレルギーだとしたら、食後にまた出るかもしれないのだ。
こわいよー><
でもとりあえず食べる。



私「こわごわ・・・あ、お誕生日おめでとう。」



う「ありがとー!いただきまーす。」



(いただきまちゅー)

中が満席だったため、外のテラスで食べたのだが、
この日は小春日和というべきあたたかな日で、ハエが結構プンプン飛んでいた・・・

私「あー、もう。うっとうしいなあ。」
う「食べ物とかに止まったら、困る!!」
私「ハエタタキとか貸してほしいくらいだよ。」
う「あ。おりゃーーーーーー!!!!!!!」

と突然立ちあがった妹。

バッシーーーーーーーーン!!!!!!

椅子に止まったハエを、手にしていたチラシで見事たたき落としたのであった。

私「おお!すごいすごーーーい!」
甥「・・・・・ひいいいいいいいいーーーー!!!!」
2人「ん?」

ダッコマンを見ると、妙な声をあげてブルブル震えていた。

2人「あはははは。」

ハエに立ち向かう母の勇猛な姿(&想像以上に大きな音)をみて、
めっちゃ怖がっていたのだ!!

お前はほんとビビリだなあ。
これから暴れん坊将軍ならぬビビリん坊将軍って呼んじゃうぞ。



甥(ふー。鬼の形相のママの顔がこわかったでちゅー。)
私「こわかったねー。」

う「そういやお姉ちゃん、ピザ貪り食ってたけど、蕁麻疹大丈夫なの?」
私「あ。忘れてた。」→命張ってるわりにすぐ忘れる鳥頭。
私「なんか大丈夫そう。」
う「小麦じゃなくてよかったね~。小麦アレルギーは大変だもん~。
  スイーツはほぼ全滅だろうしね。」

お菓子がダメなら、お米を食べればいいじゃない。・・うん、ムリ。

私「とりあえず小麦は大丈夫そうだから、デザート買って帰ろうぜ~!
  小麦タップリのね!」



帰り道に不二家に立ち寄る。

甥「・・・・」

妙に首の長い・・いや、妙に胸をはだけた・・・いや・・・
とにかく気味悪いペコちゃんに、釘付けのダッコマン。
と、奥でペコちゃんのほっぺ、とやらを買う私。



甥「ぺっぺーーーー」

顔全体で気味悪がるダッコマン。
と、奥でカメラに写りこむ私。

家に到着後、
天気がよくてよかったよねー。
とか
昨日(saryaとお茶会)は雨は降るわ、寒いわ、死ぬかと思ったよ。
とか
ダッコマンを抱きながら、ぺちゃくちゃ話していると、グズグズ言い出す。

う「疲れて眠くなっちゃったね~」
私「は?疲れて?外でご飯食べただけなのに?!」
う「それだけでも疲れちゃうみたいよ。」

どんだけナイーブやねん!
これから世間の荒波に揉まれて生きていくにはナイーブすぎるやろ!!
あ~もう~オバチャン心配・・・



伯母ちゃんの心配をよそに、グゴーグゴー寝た。



ピクリとも動かず寝るダッコマン。

かわええのう~♪

ヒソヒソ声で話しはじめる私たち。



小麦たっぷりそうな、ペコちゃんのほっぺ。

う「わりとおいしいでしょ?」
私「・・・うーん。昔ながらの添加物たっぷりお菓子って感じの味がする。」
う「100円以下だと思えば。」
私「おお!確かに100円だと思えば、それなりのおいしさな気がする!」

色々とひどい私たち。

私「しっかし今日はよく寝るなあ。」
う「疲れたんだろうね~」
私「どんだけ疲れてるんじゃー」

そんなナイーブな体でいいのか!ダッコマン!
世間の荒波・・・以下、略。

ダッコマンと遊べなくてさみしい伯母ちゃん。
早く起きろ~、と念を送り続ける。

念が通じたか、はたまた疲労回復し、睡眠が終了したのか・・・



私「あ、起きた!おはよー!」
う「おはよー。」
甥「・・・・」

しばし、ぼんやりするダッコマン。
そして立ち上がり・・・

スタタタタ・・・

甥(ダッコ・・・)
う「えー!?先に伯母ちゃんとこ行った!!!」
私「キタわーーーーーーー!!!!」

ママより先に伯母ちゃんとこ、来た!
かわいすぎるーーーーー!!!
世間の荒波なんて、伯母ちゃんがさざ波くらいにしてあげるからね!!!!





しばらく伯母ちゃんとこに寄り添い、ぼんやりするダッコマン。
かわええ。

私「やっぱ赤ちゃんは癒されるよね~」
う「そう・・・?」
私「・・・・・。」

毎日赤ちゃんがいる生活は、癒される以上に疲労するのでありましょう。

ようやくしゃっきりしてきたダッコマン。
あちこち1人で遊び始めた。
なぜか狭いところや端っこばかりに居座りたがる。。。



う「こっちにいらっしゃーい」
甥(あーい。)

少しなら手をつないでテクテク歩けるようになった。
少しずつ大きくなってるのね。

1年前なんてこんなだよ。



甥(おいくらまんえん、はいってるでちゅか。)

転がってるだけだったダッコマン(但し、金満社長風)、
今やテクテク歩いてるなんて、なんだか感慨深いわ。



甥(ぼくとあそぶでちゅー)

観月ありさと真逆の3頭身。
かわいすぎる。

ちなみにこのお寿司電車のトレーナーは、
同僚Kの娘赤ちゃんマン(→もう赤ちゃんじゃない・・・)とお揃いで買ったもの。
後ろまでお寿司電車が並んでて、ほんとにかわいい。
 →参考記事『死ぬまで苦しまない。

その後ものんびり過ごし・・・



そしてまた狭いところに入り、難しい態勢でテレビを視聴。
(番組は「みぃつけた!」のイスの応援団。→伯母ちゃん、詳しくなってきたわ~。)

う「あ、そうだ。ダッコマンの特技見せてあげるー。」
私「みるみるー。」



甥「・・・・」

吹き込むと羽がクルクル回るおもちゃなのだが、
吹くことと羽が回ることがつながってる、と理解できないダッコマン。

とりあえず銜える。
そして離す。
そしてなぜかその時、ふううううううう、と吹く。

私「あはは。かわえええ。おもちゃにふーってしなよ。」
う「実際にやってみて教えてあげたいんだけどさ、そしたら口移しになっちゃうでしょ。
  だから、私がおもちゃを口から離してふーってやってるからさあ・・・」
私「真似してんのね。笑」

羽はちっとも回らないけど、
おもちゃを口のそばに置いて、ふーーーと息を出してはご機嫌なダッコマンなのであった。
それでいいのか?ダッコマン。
正解に辿り着ける日は来るのか!?

そして帰宅後・・・

私「は~~~~。ダッコマン、かわいかった~~~~。」
夫「よかったね~。」
私「クリスマスにはうちに来るから、遊んであげてね~」
夫「ボールぶつけちゃお笑」
私「・・・あんた、そんなことしたら、本気で飛び蹴り食らわせるよ。」
夫「冗談だよーーーー!そんなことするわけないでしょ!!」
私「わかるもんか!」

世間の荒波がこんな身近なところに!!!
伯母ちゃんがドロップキックで守ってあげますからね!!!