その足で踏まれたい。 | 感傷的で、あまりに偏狭的な。

感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

ここ最近、訳あって谷崎潤一郎の作品を読み返している。
やっぱり大谷崎、おもろいわ~。

そんな谷崎まみれのあもちゃんに無意識のうちに影響されたのであろう、
汗かき夫も「谷崎潤一郎」というWordに敏感に。

たまたまつけたチャンネルで映画『細雪』が放送されていれば
(市川崑監督のやつね。雪子が吉永小百合~)

夫「すごい映像美だねえ。ザ・日本!って感じ。細雪ってこういう話なんだ~。」

と感心しきり。←ちょうど秋の紅葉が映っていた。

うーん。
そういう話でもあるんだけど、そういう話でもないっていうか~。
だって~。
最後は雪子がゲリして終わり、だよ?
ザ・日本!って感じ、と言われると、なんだか申し訳ない感じ。

→参考記事『細雪


ちなみに映画ではそのゲリのとこ、どう締めてんのかしらん?←最後まで観てない。

そんな私がゴロゴロしていると、また汗かき夫が面白い番組があるよ、と教えてくれた。

BSジャパン『文豪の食彩2

である。

うおー!!!
私、1を見逃してるーーーー!!!

ま、いいや、とりあえず観てみましょう。
と二人で観始めたのだが、これがなかなか面白かった。

前半は芥川龍之介、後半は谷崎潤一郎、という文豪を、
「食事」という角度から切り取ったドラマであった。

文豪が実際訪れた店も登場するのだが、
芥川龍之介が訪れた店の一つに、くずもちの『船橋屋』が出た!

私「おお!船橋屋じゃないか!!!」

9月に上京してきた後輩ともともと行ったばっかり!!
おいしかったよね~~~。
 →参考記事『東京逆接待劇場~2日目~

しかもしかも、芥川龍之介が座っていた席っていうのが・・・



私の後ろの青い矢印のとこらしい!! ←私が座った席じゃないあたりが色々と惜し~い。



ちなみにドラマでは
「ぬ」と「か」に座って食べておりました~。
ぬ→ぬっくん演じる黒田デスク。
か→勝村政信演じる川中くん。

そんなこんなで芥川龍之介篇が終わり、いよいよ谷崎潤一郎篇へ。
谷崎潤一郎の作品の傾向や人柄が簡単に紹介される。

私「うむうむ。そうそう。」
夫「・・・・なに、これ・・・ただの変態ジジイじゃん!!!」

そうです。彼は変態おじさんです。
変態お~じさん!
変態お~じさん!

あ~あ。
谷崎潤一郎の真の姿を知っちゃったか。
そう、彼はねえ・・・
ザ・日本!を描いた、だなんて、そんなつまらん小説家なんかじゃないんですよ。
ドを100回つけてもおつりがくるほどの、ド変態!
スーパーウルトラスペシャル級のド変態!
そんな変態おじさんが私は大好き!!

以上、あもるおばさんの主張でした。

わーわー言いながら芥川篇と谷崎篇を観たが、谷崎篇は結構強引だった気がした。
でも芥川篇はなかなか面白かったです。
とりあえず、くずもち食べたい。

夫はドラマで胃袋が刺激されたのか、真夜中に余計なモン食ってました・・・
太るぞ。。。

文豪の食彩 【テレビ東京オンデマンド】/作者不明

¥価格不明
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ドラマ「文豪の食彩1」がオンデマンドで配信されてるそうです。
今回の「2」は、近日配信!だそうな。

とにかく勝村政信の食べっぷりが、おいしそうなのよ~。
そしてぬっくんがイイ!
こういう人、いるいる~笑みたいな。

地味だし、ターゲット層がかなり限定されるドラマではありますが、なかなかよかった。
ただし、真夜中の視聴はオススメしません。
絶対、余計なモンが食べたくなる・・。

文豪の食彩 (ニチブンコミックス)/日本文芸社

¥596
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こちらが原作だそう。
買ってみようかしら・・・?

余計なモンをモシャモシャ食べながら、夫がつぶやいた。

夫「これから谷崎潤一郎のことは、“フット谷崎”って呼ぶよ。」
私「リングネームか!!」

谷崎潤一郎の性癖に衝撃を受けた夫の一言でありました。