既に日本の風物詩となってしまったハロウィンが終わりました。今年は昨年の韓国での事故や毎年酔って暴れる人が続出すること、また世界中から人が集まることから、1ヶ月以上前から渋谷はハロウィンの町ではないキャンペーンが行われ、ハチ公や駅のハチ公口も封鎖(電車内で渋谷に停車時に案内もされていました)など、渋谷では様々な対策が取られ、仮装者は少なかったようですが、それでも事件は起きていたようですね。一方で、この週末には近所を仮装した子供を連れた家族連れや、仮装?と思う程度の格好で散歩する人たちがいて、やっぱりハロウィンは定着しているのだな、と思わされました。

 

日本のハロウィンは今ではバレンタインやクリスマスを抜く経済効果になっているようですから、このイベントを全く日本から去らせるのは無理なんでしょう。ここまで普及したのはイベント起こしと関連商品が絡み合っており、やはりバックに広告代理店がいるのは明白です。そこに、日本人のイベント好きが上手く融合したのだと思います。なんといっても日本人は鎌倉時代の仏像を見ても被り物好きなのが分かりますし、祭りを見てもコスプレが好きなのがよくわかるからです。例えば日本中で行われる鎧祭りや時代祭り等々はコスプレといってもいいでしょう。別にこれは日本人だけの嗜好ではなく、世界中のお祭りにもみられることです。

 

日本でここまでハロウィンが一般化した要因の一つにはメディアが取り上げてきたというのもあります。日本のメディアは日本が変わるようなことや日本に悪影響を及ぼすことはどんどん流します。例えば、WHOが自死報道は自粛するよう言っていても確定していない人までもどんどん報道しますし、事故が起きた時には詳細がわからなくても否定的な報道を行います。一方で、大きな事故であっても名前や内容が全然出ないものもあります。こうしたことをよく勘違いして、政府が行っているとか、政府に忖度しているという人達がいますが、そうではなくそうした報道を選択しているのはメディアがやっていることです。一方で、日本のためになることなどは全く報道しなかったりします。こうした悪質さには枚挙ありません。これは日本人への悪影響を考えてアナウンス効果を見込んでこうした報道を行っているのです。日本ほど報道する側の自由がありすぎて報道になっていない国もないんじゃないかと思うほどです。そういう意味では報道の自由度ランキングで、報道される側の知る自由がないという意味でのランキングの低さは納得できます。

 

この報道の自由ランキングのニュースを報道しているメディアがどこかを見ると笑ってしまいます。世界中に日本を貶める捏造ニュースを流しているのはどこか?そこでこんな記事を書いていることそのものが異常です↓

 

だから、報道しない自由も駆使しています。日本人のためになる事、日本人が本当に知りたいことを報道しない、あるいはきちんと報道しないのです。そうしたメディアがほとんど取り上げないことの一つに日本で大切に伝承してきたお祭りがあります。

 

11月に入り、ハロウィンが終わったらもうクリスマスと言う人がいます。またネットや雑誌などでもクリスマスが取り上げられ始めています。いえそれを通り越して、おせち料理も既に随分出回っています。まあ、早めの準備は良いでしょう。

 

でも、それはまだまだ先!

11月には日本で一番大切なお祭りがあります。

 

いくら海外の行事・イベントを吸収しても日本人がもっとも大切にしてきたお祭りは食の基本である五穀豊穣の祈願をする春のお祭りと、秋の収穫のお祭りで、今も続けられています。特に秋の収穫祭の代表といえるのが、天皇陛下がお祭りする新嘗祭です。ただし、きちんと教えられていませんから、私も15年ほど前までは天皇陛下がお祭りをされていることも、何にも知りませんでした。だからこそ、毎年ここに繰り返しアップするようになっています。

 

新嘗祭は11月23日に行われるお祭りです。今、その日は勤労感謝の日とされていますが、本来日本で一番大切にされてきたお祭りである新嘗祭の日です。この日はただ休む休日ではないのです。

 

まるで仮装するお祭りのようになっていますがハロウィンは本来収穫のお祭りを起源にしています。

 

古今東西、命の根源である食べ物を収穫したお祭りが行われてきたことは変わらないことです。

日本各地で春に祈願祭があり、秋から冬には収穫祭があります。単純に秋祭りと言われているものも実は収穫のお祭りであったものが多いです。しかし今ではそういうお祭りが消滅してしまったところもあります。

 

 

 

しかし、それでも大丈夫なのです。

 

なぜかといえば神宮と宮中では国全体に対してこのお祭りを古来から現代に至るまで続けていらっしゃるからです。いえ神宮だけではなく日本各地で地元だけでなく国全体に対しても祈願されている神社が日本中にあります。

 

寒川神社公式チャンネル 2:16頃に新嘗祭が紹介されます

 

えっ?農業と自分は関係ない?

 

いえ、どんな人でも食事をせずに生きている人はいません。誰もが食の恵みで生かされていますので、関係ないことなんてないのです。どんなに文明が発達しようと時代が変わろうとも、五穀豊穣は生命に繋がる大切な願いです。

 

 

 

 

 

 

 

その秋から冬の収穫祭の日本を代表するお祭りが、神嘗祭と新嘗祭です。

神嘗祭は先月17日に神宮で行われました。神宮のお祭りは元々は宮中で行われていたものです。それが伊勢へと別れ、伊勢でも続けてこられました。そして宮中祭祀とは、天孫降臨の時からずっと続けれられてきたお祭りだといいます。もちろん段々と今のような形に整えられていったのでしょうけれども、新嘗祭と神嘗祭は一番大事なお祭りですから、悠久の時代から連綿と続けられてきたことに変わりはないでしょう。天孫降臨の時から続けれてきたということは、いつから始まったかわからないぐらい昔から続けれてきたということを表すのです。そして神話を読めば、天照大神がなさっていたお祭りでもあります。神話は、どれほど昔かわからないほど昔である時代のことを神にたとえられて伝えられた物語ともいいます。それほど昔から続けれて来たお祭りであるということです。

 

神話とはそういものです。

つまり新嘗祭は、クリスマスなんかよりもずっと古い伝統のあるお祭りです。クリスマスはキリストの誕生日と冬至の祭りが結びついたものといいますが、どちらにしろキリストが生まれた翌年から西暦は始まったとされますから2022年よりも短いお祭りです。しかし、天皇の歴史は実際に確定できるのは2000年ぐらい前ともいわれますが、その2000年前に突然家系が生まれるなんてことはありません。連綿と口伝により伝えられて来た時代があってそれが神話の時代とされているのですから、2000年以上前のどのぐらい昔から伝えられてきたのかわからないほど昔から伝えられてきたお祭りなのです。なお皇紀でいえば今年は神武天皇ご即位2681年です。

 

天孫降臨とはそれよりも前のことです。

 

国立歴史民俗博物館が発表した日本列島各地における水田稲作の伝搬時期を示す地図をみると、九州に伝わったのが約3000年前、それがだんだんと北上して近畿地方に伝わったのがちょうど2600年ほど前となります。日本神話と合致しすぎて、驚きませんか。古代の天皇の年齢が高齢過ぎることから、何らかの数字のごまかしがあって皇紀は2600年という長い年月を作り出しているようにいわれることがありますが、こうした事実に照らしてみればやはり、日本神話の伝承は伝承になるだけの何らかの事実の口伝の賜物だということがわかるのです。なぜ長寿であるかは、古来にあった半年を一年とする春秋歴説が有力とされてきましたがそうすると、皇紀よりも短くなってしまいますから、襲名説の方が有力なのかもしれないとも考えるのです。そして日本神話には稲穂の神勅があり、高天原でも新嘗祭が行われていたことを考えれば、新嘗祭はつまり3000年以上前から伝わるお祭りということにもなってきます。

 

平成28年(2016年)は神武天皇2600年大祭の年でした。神武天皇がお隠れになられてから2600年という節目の年だったのです。そんな2600年も前に亡くなられた方を偲ぶお祭りをされている国が他にあるでしょうか?ところが、日本人のほとんどはそんなことも知らずに、過ぎてしまっているのです。でも、お祭り好きな日本人、ちゃんと知っていれば日本全国でこの大祭も行われていたと思うのです。

 

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神武天皇が願った理想の国を歌う「あめのした」。八紘一宇の意味を取り違えている人は、わかりやすく作られたこの歌を聴いてほしい。

 

宮中祭祀は途絶えた時期がありました。また伊勢では遷宮が出来ない時期もありました。しかし、それでもお祭りは続けられまた復活してきました。

11月23日の新嘗祭はそういう凄いお祭りなのです。そんな凄いお祭りを見逃していいのでしょうか?

 

令和元年には新嘗祭ではなく新しく即位された天皇が1回だけ行う一世一代のお祭りである大嘗祭でした。これは皇極天皇の頃から始まったとされていますから、やはり1300年以上の歴史ある行事が行われたのです。つまり私達はこうした歴史の節目に居合わせた幸運な巡り合わせを共有しています。

 

 

日本人の主食であり神話にも登場するお米、この御米をはじめとする五穀の収穫を祝わずになにを祝うことがあるのでしょう?現在食は豊かになり、お米以外の料理も沢山食されていますが、その基本にお米があることに変わりありません。豊かさを享受する日本でさえ、一度災害が起きればそんなものが一瞬でなくなることを最近の私達はあいつぐ大きな災害で実感しています。明日は我が身ということもあるやもしれないのです。


もちろん宮中祭祀は厳かなお祭りで、一般には公開されていませんが、そんなお祭りは日本中に沢山あります。しかし、それでも周りは盛り上がっていますよね。それにご近所の神社だったら、誰でも行けます。新嘗祭も本来は盛り上がっていいはずではないですか?(そもそもクリスマスだって本来は厳かなお祭りです。)

日本では広告代理店が中心になって、2月や3月や10月12月と色々と海外のものを持ってきては盛り上げていますが、一年365日祭りのない日はないというその日本の祭りは盛り上げるどころか、その祭りの日にわざわざぶつけて商店街や町や区で新しい祭りを作って、本来の祭りを盛り下げています。

これって元々の地元の小売り店を、つぶしに来る大型店舗に似てますよね。でも、元々は自分達でやってきたお祭りですから、自分達で盛り上げていけばいいのではないか?と考えるようになっています。


古来から続くお祭りを守り伝えているところは今もたくさんあります。

でもだからといって、難しいことをする必要はありません。

新嘗祭の日には今も伝統を守り収穫の行事を続けていらっしゃる天皇陛下に感謝すればいいのです。

 

天皇陛下に感謝することは、天皇陛下がされている宮中祭祀、新嘗祭に感謝することでもあります。

 

あるいはご近所の神様に感謝するのでもいいと思います。結局、五穀豊穣の感謝は全て繋がっているのですから。

 

新嘗祭の晩に、日本中が感謝の念に満たされたら、とても穏やかで幸せな夜になるのではないかと思います。

日本を知るようになってから、天皇の祈りについては色々聞くことが増えました。その祈りの力についてです。

七年前、初めて伊勢で神嘗祭の行事、初穂曳きに参加させていただき、外宮、内宮両方の御垣内参拝をし、翌朝には、神嘗祭の最中の外宮に早朝参拝を致しました。その時不思議な体験をして、祭りという特別な時間の時の不思議さを味わいました。これは以前、神在り祭で出雲で体験した不思議さとも通じました。神社に興味を持ってから、祈りの力を体験する機会が何回かありました。

 

祈りには深い力があるのだと本当に思います。

日本は天皇の祈りに守られている、といいます。私達日本人は幸せです。


そんな天皇陛下がお祈り下さる日に感謝しないで、何に感謝できるのでしょうか?

そうして感謝した後にいただく新米は美味しいです。


このお祭りまでは新米を我慢するというのも、実は食の維持のために重要なことだったのではないかと考えるようになっています。

日本には解禁とされる時がいくつもあります。これは禁止の時期もあるからですが、なぜ禁止の時期があるかといえば乱獲をすれば命が途絶える危険性があるからです。そしてそれは農業にもいえます。採れたものを全て食べてしまったら翌年新しく植えることもできません。どんな飢饉の時も種籾だけは死守したと伝わるのは、それがなくなったら翌年からはさらにきつくなるのがわかっていたからです。

飽食の時代、そういう危機を感じることが少なくなった現代人。だからこそせめて新嘗祭が終わるまでは新米を我慢してはどうかと思うのです。

新嘗祭が終わるのは23日の日が変わる24日の1時を過ぎてしまうといいます。(上皇陛下がお年を召されてから、平成の最後の方は御健康の関係で儀式が簡略化されていました)

 

ということは通常であれば新米の解禁は24日の2時。


真夜中ですから、通常は新米を食べるのは早くても朝ごはんとなります。


炊き立ての新米は美味しいです。

でも新米のお祝いをするなら夜ご飯からでしょうか。


やはり新米を味わうならシンプルな食べ方がいいですよね?


おかずはシンプルにご飯と一緒に合わせられる食べ物。


そういうおかずを沢山そろえて、美味しいお米をいただく。

お酒はもちろん、酒。酒と言えば本来は日本酒です。洋酒と分けるために「日本」がついて日本酒となりましたが、酒は本来日本酒を指すものだったのです。

これぞまさしく、日本に生まれた幸せです。

えっ?地味?

いやいやこういう平凡な幸せが一番の幸せです。

 

こういうことって、若いうちはわからないかもしれません。しかし、それを見せるのも大人の役目ではないかと思います。若い人も、年月を経て、いつかきっと分かる日がやってきます。

 

そしてかぼちゃは、せっかくだから冬至にホクホクと頂きたいものだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

定番の歌\(^o^)/↓

 

 

おまけ↓寒くなってきたけど、今日も頑張ろう\(^o^)/

※初めて聞く人は音は小さめにして聞いた方がいいですw

 

 

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