公認会計士論文式試験答案の備忘録&補習所講義・考査の記録 -8ページ目

最近の試験傾向を見て&ご報告(経理部への人事異動)

前回の更新から大分間が開いてしまいました。
今年は論文が52.5の基準値、12月短答もかなり問題が難しかったようで、
徐々に門が狭くなっているのでしょうか・・・。

ただ、これは私見ですが、公認会計士試験の問題は、「難しい」「簡単」の尺度が、人によって異なる気がします。例えば、かなり学習が進んだ後でも、私は2009年12月の短答式の問題は難しいと感じましたが、2010年5月の短答式の問題は難しいと感じませんでした。

しかし、多くの方は当時2010年5月の問題は難しい、と評価されていたように思います。

恐らく、学習したバックボーンにもよると思うのですが、問題の向き不向きは確実にあるのではないか、と私は考えています。なので、今回上手くいかなかった方も、あきらめずに5月短答にチャレンジしてみる手はあります。

5月短答から8月論文は厳しいと思われがちですが、期間が短い分、相当集中して論文対策に取り組めるというメリットもあります。実際、短答科目より論文科目の方が私は点数が良かったですし・・・。
それは裏を返せば短答から論文までの間、担当科目をほぼ捨てていたことの表れでもあるのですが・・・。

今、会計士試験にチャレンジしている方の多くは、「会計士は安定している」「食いっぱぐれない」「かなり稼げる」というようなありがちなきっかけではなく、他に何らかの理由があってチャレンジされていると思います。

会計が好き、あるいは監査がやりたい、又は市場の番人として社会的使命を果たしたい・・・などでしょうか。そのような気持ちがあれば、いつか成功できるときが来るのではないでしょうか。逆に、もしまだ安易な気持ちで取り組まれている方がいたら、「自分は本当に会計・監査の仕事をしたいのか?」とじっくり自問しても良いのかもしれません。

なんか説教臭くなっちゃいましたね・・・すみません。

それはさておき、一つご報告があります。会計士試験にチャレンジする戦後で、ずっと非会計部門で仕事をして来た私が、ようやく来年から経理部で仕事が出来ることになりました!

今年までしていた仕事もかなり楽しかったので、心残りもありますが、折角会社からチャンスを頂いたので、とにかくまずは実務経験を積んで、終了考査を合格できるように頑張ります!!

私が勤めているのは外資系の会社なので、経理部へ異動=英文が読めないと仕事にならない、という厳しい現実を突きつけられてもいるのですが・・・。

ただ、いずれ英語はやろうと思っていたので、お尻に火がついた状態で頑張るほうが身につくだろう、と無理やりポジティブに考えて、今は毎日語彙を増やすことに腐心しています。最初はホントにきつかったですが、だんだん英語の勉強も楽しくなってきました♪

取り留めのない内容で申し訳ないです。
次回は、J1考査/課題研究を振り返りたいと思います。

訃報

先日、「絶対内定」の著者である杉村太郎さんがお亡くなりになりました。
心よりご冥福をお祈り申しあげます。



この本は、僕が今まで読んだ本の中で、恐らく僕の人生に一番大きな影響を与えた本です。

最初は、超氷河期の就職活動の中で、藁にもすがって読み始めた本でした。
就職活動に役立つ情報がないかな、と思いながら。
しかし、この本は読んだことがある方はご存知だと思いますが、
就職活動を行う上でのテクニックを紹介する本ではありません。
(一部テクニックも書かれていたかもしれませんが)

自分とはいったい何なのか。
自分はどういう人間なのか。
自分は何がしたいのか。

自己分析を徹底的にして、その結果を面接にぶつける。
それは、自分そのもの、もっと言うと自分の今までの人生全てをぶつけることになる。

そして、自己分析を徹底してやってみて、自分が本当に「ヤリタイコト」を
見つけた人の言葉には力がある。

これは、就職活動だけではなく、人生全てに通ずるものがあると自分では思っています。
公認会計士試験も、自己分析を徹底的にした結果(就職してから何年もたってからですが)、
これだ!と思って一直線に突き進んだからこそ一発合格出来たのだと思っています。

公認会計士試験に何回チャレンジしても上手くいかない方。
公認会計士試験をこれから受験してみようかと悩んでいる方。
自分の存在意義に悩んでいる方。
仕事が面白くない方。

そんな時には、自己分析をしてみてください。

人は生きていく中で、一瞬一瞬常に選択を迫られています。
色々な選択をして来た結果、今の自分がいるわけです。

どんな選択をしてきたか。それを思い起こすことで、自分はどういう人間なのかが
きっと見えてくると思います。
それさえ見つけられれば、あとはその自分がヤリタイコトを考えるだけです。

今、公認会計士試験に合格しても就職状況は決して楽ではありません。
しかし、自分は何がやりたいのか、自分は○年後にどうなっていたいのか、
ということについて明確なイメージを持っていれば、きっと就職活動も上手くいくし、
万一上手くいかなくて、自分の希望通りの職場に行けなくても、その職場で
どのようなキャリアを積んで、将来なりたい自分になるためにどう活かしていくかが
見えてくるため、仕事への張り合いが全然違うはずです。


いろいろなことで悩んでいる方は、是非自己分析に本気で一度取り組んでみてください。
やり方がわからなかったら、古本屋で構いませんので、是非「絶対内定」を手にとって、
一度じっくり読んでみてください。




こういうことを教えてくれたこの本の著者である杉村さんが若くしてお亡くなりになったのは


本当に残念です・・・。


でも、素晴らしい財産を残してくださっていると心の底から感謝したいと思います。

予備校の講義DVDを見る時に気をつけていたこと

トシさんからコメントでご質問を頂いていたのですが、
3週間以上もお返事できず申し訳ありませんでした。
言い訳になってしまうのですが、この時期は非常に補習所が忙しく・・・。
トシさんも合格されるとこの時期は結構大変ですので、ちょっと覚えておくと良いかもしれません。

ご質問の件ですが、講義DVD入手されたんですね。
DVDを見る場合に気をつけていたこと・・・難しいのですが、

①簿記の基礎部分は、1日1コマをノルマに見るようにしていました。
たとえ夜会社からの帰りが21時や22時になっても、です。
自分の中で理解している自信がある論点は1.5倍速で見ました。
(アクセルで言うと入門2の最初のあたりでしょうか)

だれないように、いつどのコマを見るかをカレンダーに2~3週間先まで
書き込んでいました。ただ、無理をしてしまうと結局消化できずに
フラストレーションが溜まってしまうので、自分の中で間違いなく消化できる
スケジュールで、かつ少しだけ余裕を持たせるようにしました。
(カレンダーに書き込んだ、視聴予定の講義を視聴完了したらマーカーを
 引いていました。少しずつの達成感の積み重ねを自分の中で持たせるように
 するためです)

②連結・企業結合・退職給付など最初苦手にしていた論点や、
簿記2級までで扱わなかった論点の一部は2日で1コマにしていました。
かつ、講義で先生がお話されている内容がすっと頭に入ってこない場合は、
0.5倍速で聞いて、場合によっては先生の言っている内容を
一言一句テキストの余白部分に書き取りました。
書きながら、「あ、そういうことか」と理解できることが自分では多かったです。

長田先生の講義はこのようにして聞けば、意味や解法が分からない、という
部分はほぼなくなるのではないかと思います。
(何回かメールで質問しましたが、ほとんどは問題集の誤植についてでした(^^;


こんなにのんびり「理解」にこだわらず、色々な論点を暗記するのが一番早い、という方がいます。
また、講義DVDなどは倍速再生でさっさと飛ばして見て、問題集を繰り返し
解いた方が力になる、という人もいます。

しかし、自分はそうは思いませんでした。
暗記は特定のパターン化された問題が、そのままの形式で出題されれば
何も考えずに解けるので、解くスピードも、力がついたように感じるのも
早いと思います。
でも、それは特定の方向から直球のボールが来たら打ち返せるだけであって、
違う角度から変化球を投げられると、とたんに反応できなくなる可能性が高いです。
上手く言えないのですが、Aという問題をAという問われ方をした場合の解法を
覚えれば、Aという問われ方をした時には瞬時に解けます。
しかし、A’という問われ方をすると、とたんに全く別の問題を出題されたように
感じてしまい、反応できなくなってしまう可能性が高いのではないかと思います。

なので、ゆっくりと一つ一つの論点を理解しながらDVDを見ることで、
自分はA’というボールにも対応できる力を養えるように心がけました。

その積み重ねが、一発合格という結果に繋がったのだと思います。

お答えになっているかどうか分かりませんが、まとめますと
①視聴スケジュールの計画を無理なく立てて、その通りに視聴していく。
(少し先取りするのはアリです。ちょっとした達成感や優越感が味わえます)
②ほぼ自分のものにしている論点は1.5倍速で視聴
(但し、新たな気づきがあった場合は巻き戻してゆっくり見直していました)
③自信がない論点は通常速度ないし重要なポイントは0.5倍速で視聴し、
 場合によっては先生の解説を書き取り
(このあと問題を解いてみて、理解が浅いようであればもう一度見直しました。)

結論としては、計画的に視聴はしていたものの、全体的に振り返ると
「急がば回れ」的に講義をじっくり消化していたような気がします。

おそらく、勉強法や講義の受け方は人それぞれだと思いますので、宜しければご参考に
していただければと思います。(合わなければオリジナルの、又は他の方のやり方を
真似してみても良いと思います。)

※0.5倍速や1.5倍速再生は、自分のPCに入っていたPower DVDという
 ソフトで出来たのでラッキーでした。
 ただ、実家に帰った時などはそのソフトがなかったので、Power DVD EXPERTという
 ソフトを購入しました(確か3000円くらいでした)。