公認会計士論文式試験答案の備忘録&補習所講義・考査の記録 -7ページ目

12月短答~5月短答までの勉強方法

ブログの読者になっていただいたmodern-modernさんよりご質問をいただきました。


>十二月から五月の間で財務や管理などの勉強は論述なども含めて勉強していたのでしょうか?

>それとも短答形式の五択の問題のみをやっていたのでしょうか?

>私はLECなのでAXLではどのようなカリキュラムなのかよくわかってないので・・・

>お忙しいかとは思いますがお答えいただけるとありがたいです。


少し記憶があいまいになってきていますが、覚えている範囲で

回答させていただきたいと思います。


<財務会計論>

簿記については、連結・事業分離の講義を聞きなおした後は、

短答答練・テキストの例題をひたすら回していました。

論文答練は、戸原先生という有名な先生が作問されていたのですが、自分には少し重かったので最初の何回かだけ受講して後は手をつけませんでした。LECの短答模試も活用しました。一つの予備校の問題だけ解いていると、「答練慣れ」してしまうので、多少他の予備校の答練や模試も解いてみると、本番で少し見慣れない表現が出てきたときにも比較的落ち着いて対処できると思います。

ちなみに、戸原先生は特商や本社工場などの古い論点を良く答練(短答答練・論文答練両方)に出題していたため、「時代遅れ」「意味ない」など、一部で叩かれていましたが、自分が受かった短答式の総合問題でまさかの本社工場が出題され、ニンマリした記憶があります。


財表については、講義がまだ残っていたため、それを消化しました。論文式の書く練習はまったくしていません。でも、野坂先生の応用力思考力問題を解いていれば、十分本番で論述できる力は備わります。LECは渡辺先生でしたっけ?非常に明快な講義をされる先生という印象がありますが、ひとつの論点を色々な切り口で見せてくれたり、1行問題を通じて思考力を養うような講義は展開されていますか?もしそのような講義を展開されていて、問題を解く力がついていると感じているのであれば、今のまま進めてよいと思います。自信がないようでしたら、一度野坂先生の講義を聞いてみるのもありです。

先日も書きましたが、講義だけでは短答式対策として不足のため、会計基準をそのまま問うような問題がたくさん収録されているLECの一問一答はうまく活用したほうが良いです。


<管理会計論>

入門講義全40回を聞きなおした後は、ひたすら問題集と短答答練を回しました。

(アクセルの答練とLECの短答模試)アクセルの論文答練の当時の作問者が庄司先生という方で、非常に問題分量が多く、難解な問題を作問されていました。正直、本番を超える問題の質・量であったため、論文答練は管理もあまり深入りしませんでした。

計算は、アクセルの問題集(すごく分厚い問題集。でも結構力つきます)を先ず一通りといて、解けなかった問題は何回もチャレンジする、という方式にしました。理論は、アクセルでは足りなかったので、LECの一問一答と、短答模試も活用しました。これを回しまくって(出来た問題はマーカーを引き、回す回数によって、マーカーの色を変える〔1回目で解けたら青マーカー、2回目だったら黄色マーカーなど〕ことにしました。多分ご経験があると思いますが、一度間違えた問題は何度も間違えてしまうことがあると思います。自分の思考回路自体が修正できるまで繰り返せば、この間違いは克服できます。

ちなみに、管理の論述については、アクセルでいただいた論文問題集(一問一答方式。ただし答えは文章〔選択式でない〕)を、短答が終わり、租税法・経営学の目処が立ってから始めましたが、結構ピンポイントで論文問題集がヒットして、かなり高得点を得られました(その代わり、論文問題集の中身はかなり正確に暗記しました)。


まとめますと、5月までは「答案を書く」ことはほとんどしていませんでした。但し、これは私が社会人経験の中で、ある程度文章作成についてはビジネス文書等を作成する機会が多いことから、それほどスキルを高めなくとも勝負できる、と考えていたからです。もし、この点に不安があるようでしたら、ある程度論文答練煮も参加して、文章作成能力のブラッシュアップも行ったほうが良いと思います。


自分が短答問題集を回しまくった理由は、本番で5つの肢を眺めたときに、「あれ?この文章何かおかしい」という、「誤り」の文章にピンと来る力を養うためです。正直、短答式はこの力があればかなり有利に働きます。もちろん正確な暗記も大事ですが、多少難解な問題に当たったときにも、全ての文章をまったく違和感なく読み切れてしまうようではまずいです。「正誤アンテナ」の感度は、本番までに十分鍛えられておくことをお勧めします。


長々とすみませんでした。

5月短答でのご健闘をお祈りしています!


短答式試験結果を見ての雑感

短答の合格発表が今日ありました。


自分は今回、恐らくボーダー73だと思っていたのですが、

基準どおりの70で、しかも1問は全員正解という結果でした。

実質69%でしたね。


正直なところ、金融庁が向かいたい方向性はどこなんだろう?と

疑問にも感じましたが、それはそれです。

合格された皆様、本当におめでとうございます。


某掲示板の書き込みを見ていると、

「受かってると思ってなかったから短答後勉強してなかった」

とかいう書き込みがありますが、5月短答合格でも十分間に合うんですから、

全然心配要りません。


この結果を見ると、5月もボーダーは恐らく70でしょうから、

まずは企業法で満点近く取れば、それだけで結構有利になりそうですね。

企業法:90

管理:60

監査:80

財会:120

このあたりを目指していく感じになるでしょうか。

ただ、70%を目指すと結果はそれ以下になってしまうので、目標は80%に置いたほうが

良いと思います。

実際、80%取れれば何の憂いもなく論文に全力投球できます。

(これは意外と大きいです)


特に社会人受験生の皆様にとっては、鬼門は間違いなく短答です。

運でも良いのでここを早く突破して、論文まで進んでしまえば、

社会人生活で培った文章表現力がきっと役に立ちます。

一踏ん張り、頑張りましょう!!

アクセル野坂先生の講義について

今年の考査を振り返ると言っておきながら、違う話題になってしまいすみませんあせる

経理に異動になったため、会計士試験の財務諸表論の講義を見直して、少しでも会計マインドを取り戻そうとしているのですが、講義DVDを見ていて、改めて野坂先生はすごいと感じました。


なぜ野坂先生がすごいかというと、いくつかファクターはあるのですが、①同じことを何回もしゃべっているのに、聞いていて飽きない ②応用力思考力問題で講義を受けながら演習もいつの間にかこなせている という2点を今日は取り上げたいと思います。


まず①ですが、会計士試験は範囲が広いため、すべてを暗記に頼ると地獄のような暗記量になります。しかも、それらは1回覚えただけでは忘れてしまうため、何回も何回も復習しなければなりません。そもそも、野坂先生の講義をずっと聞いていけば、会計理論の根幹的な部分を理解させてくださるのですが、それでもいくつかの定義や考え方は覚えなければなりません。

この定義や概念の暗記について、同じ文章をずっと何回も繰り返して読んでいくのはかなり苦痛です。しかし、野坂先生はその同じ内容を切り口を変えて、さまざまな論点に絡めて説明してくださるため、飽きずに聞くことができ、結果としていつの間にかしつこく聞いた内容なので頭の中に残っている、という寸法です。

例えば、「のれん」の概念ひとつをとっても、事業資産から発生する自己創設のれんについての説明、金融資産からはなぜのれんが生まれないのか、連結の際に実際F/Sに計上されるのれんとシナジーのれんなど、計上してはならないのれん・・・などなど、うまく説明できずに恐縮なのですが、何回も何回も各論点で説明を受けているうちに、だんだん記憶に定着していくのです。


次に②の応用力思考力問題ですが、仕事やバイトをされているときに、マニュアルを読んでも覚えられなかったことが、お客様から質問されたり、クレームを受けて対応を行ったりすることによって、いつの間にか身についていた、ということは皆様のご経験でもあるのではないかと思います。

この応用力思考力問題は、まさに質問を投げかけられることで自分の頭の中を回転させることができ、解答がわからない問題は野坂先生の解説を聞いて非常によく理解できますし、講義が進んでくると自分で解くこともできるようになり、それを繰り返すことによって力がついた、という実感を持つこともできます。


他の予備校のことはわかりませんが、少なくとも自分が論文式試験前3ヶ月間ほとんど財表と監査を勉強しなくとも科目合格相当の点数が確保できたのは、これらの特徴がある野坂先生の講義を受けていたため、「無理な暗記」ではなく、「理解というベースに基づいた使える知識」が身についていたからだと思っています。


このように、自分は野坂先生の講義が最強だと思っていますが、一つだけ注意してください。短答式試験に臨む際には、野坂先生の講義、問題集だけでは足りません。現在の短答は重箱の隅をつつくような細かい論点が出題されますので、その点は別の学校の教材で補ったほうが良いです。自分はレックの短答模擬試験を申し込んだ際についてきた一問一答を回しまくって、結果として短答式試験では一問一答のおかげで拾えた問題が3~4問はあったように記憶しています。(財務会計論の4問は得点比率でいうと6%相当なので、かなり大きいですよね。)


先日、金融庁からさらに合格者を抑制する旨の文書が出されました。これを見て、むしろ「チャンス」と思うか、あきらめるかは受験される方のモチベーションしだいだと思います。もし、チャンスと捉えている方がいらっしゃいましたら、確かアクセルでは1回目の講義DVDを無料で取り寄せできたと思いますので、一度ご覧になってみても良いと思います。