なんと鮮やか!新版画を見に行ってきた!
前回のブログで浮世絵の雨の表現について取り上げたはいいものの、書きだしたら終わりが見えず未だに更新できていない今日この頃…気分転換にと思い、川崎浮世絵ギャラリーにて開催中の企画展 『新版画の沁みる風景 川瀬巴水から笠松紫浪まで』を鑑賞してきました。 【新版画の沁みる風景】 明日から開館いたします。 皆様のご来館をお待ちしております。 開館時間|11:00~18:30(入館 18:15 まで) 入館料|500 円 (高校生以下、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料)https://t.co/EkcZA7q2tZ#川崎浮世絵ギャラリー pic.twitter.com/Yy8p1Zrj1F— 川崎浮世絵ギャラリー kawasaki_ukiyo-e (@Kawasaki_ukiyoe) January 4, 2024開催中のイベント | 川崎浮世絵ギャラリー 〜斎藤文夫コレクション〜川崎浮世絵ギャラリーでは、公益社団法人川崎・砂子の里資料館から市が無償貸与された作品を展示します。ukiyo-e.gallery新版画とは簡単に言うと、浮世絵の技術を基に西洋画の影響を受けて明治~昭和に制作された版画。まるで西洋画を見ているようで、中には水彩画のようなものまでありました!浮世絵との違い新版画が浮世絵と大きく違うのは色彩の鮮やかさ浮世絵ではベロ藍による鮮やかでグラデーションのかかった青色が印象的ですが、他の色でこれほど鮮やかなものは見ませんよねそれに対して新版画では赤色、茶色、黄色、緑色など多彩な色が鮮やかでグラデーションがかけられているのです!画材が進化したためでしょうか。また、この自由な色彩表現が可能となったためか、なんと輪郭線を用いず色の違いや濃淡だけで被写体を描写している版画もあるのです!西洋画との一番の違いだったはずなのに!まるで水彩画のように透明な作品もありました。使わなくなったの?平行遠近法ではなく西洋画のような幾何学遠近法を取り入れた版画は浮世絵でも見られましたが、(これらについては前の記事で紹介しています)『浮世絵ならでは⁉ 雨を描く①そんな表現法があったのか!』皆さんは浮世絵は好きですか?教科書では見たことがあるけど、わざわざ美術館に見に行くことはないかなって方が多いと思います。そこで今回は、浮世絵の個性や面白さ…ameblo.jp新版画では一切といっていいほど平行遠近法は見受けられません!写実的になったとは言えますが、インパクトのある作品は見られなくなってしまいました。さいごに―川崎浮世絵ギャラリーについてJR川崎駅すぐの場所にあり、500円で入れました!こんなに訪れやすいところにあったとはもっと早く訪れていればよかった…チケット販売所にてグッズも販売していたのですが、新版画や浮世絵をもとにした絵葉書がたくさんありました! 【新版画絵はがき・発売のお知らせ】 1/5(金)より始まる新版画展に合わせて、渡邊木版美術画舗様の新版画絵はがきを、1枚100円で販売いたします! ぜひショップでご覧ください✨ 【新版画絵はがき】 一枚100円(税込) 全10種類#渡邊木版美術画舗#川崎浮世絵ギャラリー pic.twitter.com/SKu6HfbL6U— 川崎浮世絵ギャラリー kawasaki_ukiyo-e (@Kawasaki_ukiyoe) December 27, 2023また、名刺サイズの浮世絵を用いた休館日カレンダーも無料配布されていました。これはうれしいですね! 【カレンダープレゼント中✨】 ご来館のお客様に、ギャラリー休館日カレンダー(1月~6月)をプレゼントしております🎁 今年は葛飾北斎の傑作「冨嶽三十六景」より、まさかの… 「神奈川沖浪裏」 「凱風快晴」 「山下白雨」 無くなり次第終了となりますので、ぜひお早めに!#川崎浮世絵ギャラリー pic.twitter.com/o55rNn5DFE— 川崎浮世絵ギャラリー kawasaki_ukiyo-e (@Kawasaki_ukiyoe) January 5, 2024最後に個人的に感動したのは、浮世絵や新版画に関する豊富な種類の書籍が販売されていたこと!東京美術さんの出版されている『もっと知りたい』シリーズを二冊購入させていただきました。もっと知りたい川瀬巴水と新版画 (アート・ビギナーズ・コレクション)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}もっと知りたい浮世絵 (アート・ビギナーズ・コレクション)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}両方とも、丁寧に作品が紹介・説明されており、作者の特徴や背景が説明されているのがとても気に入りました!もしよろしければお手に取ってみてください!最後にインスタグラムにて私の訪れた美術館の紹介をしています。ハイライトではブログのページの説明もしています。是非一度覗いていただいてフォローしていただけましたら幸いです。