3回目:ベクトルの 加算、減算 の方法

電気回路を理解する上でこの「ベクトルの 加算、減算 の方法」
をマスターする事が重要です。・・・極めて簡単ですヨ

1図から4図が ベクトルの 加算です。
5図と6図が ベクトルの 減算です。

まずはベクトルの加算の説明をします。
1図はベクトルAとBの加算を表しています。
ベクトルAとベクトルBで平行四辺形を作図をして原点Oからの
線分をZとしています。このZがベクトルAとBの和(加算の結果)
を表します。


老いぼれ親父の電気工学

2図ではベクトルAの終点を次のベクトルBの始点
として描いて原点Oからの線分をZとしています。このZが
ベクトルAとBの和(加算の結果)を表します。
結果Zは1図と2図は同じになります。
 
 3図と4図も同様にベクトルAとBの加算を表しています。
3図は平行四辺形を作図をし、4図は2図と同様にベクトルA
の終点を次のベクトルBの始点として描いて原点Oからの線分
をZとしています。
結果Zは3図と4図は同じとなります
できれば この2図又は4図の手法のマスターを勧めます。
平行四辺形を作図する手数が省けます。

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つぎは ベクトルの減算の説明です
5図はベクトルZからベクトルAを差し引いた状況を表して
います(減算)。
Z-A ですので ベクトルAの反対側に同じ線分を描きそれを
 ーAのベクトルとして、Zと加算(平行四辺形を作図)し原点O
からの線分をベクトルBとします。

   ーーーポイントーーーー
減算は 反対側に同じ線分を描きそれを マイナス(ー)
のベクトルとして、加算(平行四辺形を作図)します。

6図も5図と全く同じ減算ですがここではこのような
方法もあると言う事にとどめておきます。言うなれば
6図は結果としてのベクトルBの矢印の方向が(反対)間違い
やすいですので、5図の方法を先にマスターする事をお勧めし
ます。
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この加算(和)と減算(差)のマスターはすぐに理解出来るかと
思います。交流電気回路を理解する上で重要です。

注意:ベクトルは 平行移動をしても OKですヨ。