今日は 本当にやりたい看護を すき間から!実現したい方へ

 

 

新年 嬉しいことがありました 

精神科病院で一緒に働いたことがある看護師仲間が

がんサポートナース 養成講座を受けること 

 

 

患者さんの楽しみを叶える活動に参加して 

やりたかったことだと言って

喜んでくれたナースです

 

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かつて私が 

働き始めたばかりの 

精神科病院の中で 

ちょっとだけ先に勤めていた方  

 

 

私の 患者さんとの関わりを見て

ほっとすると 言ってくれたナース 

私のほうが ほっとしました 

 

 

新年になって  ZOOMで お話しました。

精神の病を持ちながら、

がんの診断を受けて治療することになった方のこと

 

 

独特の不安の表現  どんな意味があったのかな

どんなふうに受け止めようか

(徹底的に寄り添う) 

 

 

身体科(がんの治療)のドクター 

精神科の患者さんには慣れていないようだったけれど

 

 

あの場でどう 対応することが 

本人にとっても 家族にとっても 

医療者にとっても 

よりよい 方向になるだろうか

(医療の隙間をうめる) 

 

 

もともとは ご家族が 

がんの術後の検査の付き添いを任されていた

のですが

ご家族に代わって付き添いができて良かったなと

思っています 

(ご本人とご家族の隙間をうめる)

 

 

ご本人の不安を受け止めたり 

検査結果の意味  

医師から提案される次回の検査の意味 

 

 

メリット デメリットを 聞いて 

ご本人にとって より負担の少ない

ご家族にとっても 納得いく 

方向性を 提案できるのは

 

 

精神科救急から 回復期 慢性期 退院支援 地域支援

就労支援 グループホーム 訪問型支援

 

 

さまざまな 健康の段階 を支援してきた 

もてる力を見せてもらい、感動してきた 

精神科ナースだからこそ 

 

 

判断や関わりに困った場面の学習会をしよう

感情に丁寧に向き合うような 

対話の会をしよう 

 

 

話が はずみました

 

 

 

一緒に 外出してあげたいな

一緒に ごはん食べてあげたいな

 

 

そんなささやかなこと

業務の中ではできない

制度の中では できない 

 

 

そんなことがありませんか

 

 

この人にだけ特別扱いは できない

ひとりだけ わがままは許されない 

 

 

組織の中では 難しかったりします 

 

 

おそるおそる

こうしたほうが 患者さんが落ち着く

看護が ラクになる  

(楽しくなる) 

看護計画に 書いたり

申し送りで 協力をお願いしたり 

してきたこと

 

 

(精神科病院 では

 集団で管理する

 病院のルール スケジュールに従って

 生活していただく という側面が強く

 ひとりの人として 

 当たり前の暮らしを 応援する

 ということが難しかったりします

 

 

ひとりひとりのナースが

自分の力を信じて

徹底的に寄り添う看護が できたら

 

 

どんなにいいでしょう! ) 

 

 

法律を変えたり

制度が出来たりするには

時間がかかるけれど  

 

 

すき間を埋める活動を

ひとりひとりが始めることは

いまから できます 

 

 

同じ志を 持つ仲間とともに 

やりたい看護の話をするのは幸せですね

 

 

まだまだ 精神の病を持つ家族がいる とは

オープンにしづらい 状況があります

 

 

周りに相談できずに 

抱えていらっしゃる方

のためにも 

 

 

今年は

仲間とともに 徹底的に寄り添う看護を

対話しながら 

形にしていきたいと思います 

 

 

こころのナース  の こころも満ちる 

 

がんサポートナース

 

 

 

 

 

 

あけましておめでとうございます

 

元旦は 家族で 初日の出 を 拝みにいきました

 

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例年、お正月は鹿児島に帰省(夫の実家あり)するのですが

今年は初めて 東京で年を越しました

 

10年ちょっと前に 九州から近くに呼び寄せた母と

忘れるくらい久しぶりに一緒のお正月でした

(20数年ぶり ! ) 

 

 

私は 神奈川県生まれ 北九州育ち 

学生や 就職 ライフステージで 

鹿児島 宮崎 福岡 千葉 東京 と 引っ越して 

 

生粋の ふるさと がない感じの 私です

学生時代の お友達と会うと なんとなく方言が出ます

(  小倉弁  鹿児島弁  宮崎弁  かなりおおざっぱ 爆  笑 )

 

 

 

看護師として働き始めてからは

年末年始は 病院で勤務するのが 恒例  

 

 

精神科病院でのお正月

外来もお休み 外泊される患者さんもおられ

いつもより ゆっくり時間が流れる病棟で

特別な日を共にすごし 

いつもより のんびり 患者さんとお話できるのが 好きでした

 

 

混雑もなく 旅費も割安な時期に 実家に帰省する

というのが パターンでしたので。

親は 寂しい思いを したでしょう 

 

 

クリスマスのころから 

今日は 大晦日? と毎日のように聞いてきて

(鹿児島に 行くの? )

毎日  今年は 行かないんだよ と説明 

歳をとったんだなあ  昭和一桁生まれの お母さん  

 

 

コロナで

イレギュラーなお正月 は 

母と過ごす 貴重な機会となりました  

 

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( お散歩が好きな 母 と共に  多摩川沿いを歩く 

  母と 初めての初日の出 でした   ) 

 

 

2日は お正月シフトで グループホームで過ごします

 

コロナ最前線で働いている医療職の方に感謝 

 

皆さんの この1年の健康と幸せを 祈ります

 

 

本年も よろしくお願いいたします 

 

今日は

患者さんや利用者さん の

お金の管理 について困っている方 

使いすぎないで 本当に欲しいものを手に入れられるようになってほしいなー

と思っている方へ 

(自分自身も  爆  笑 )

 

 

“学校では教えてくれない

わが子に伝えたいお金の話“ 

講座を受講しました   

講師の先生が (杉山かおる先生) 

知的障害と自閉症をもつ息子さんがいるママで

ブログでは  

その息子さんの成長のエピソードにも励まされますし 

 

 

 

お小遣いと家計のことだけでなく

社会に出たときにきちんと働いて

お金を得られるように 

労務についても考えられるように

という 親としての思いに

心動かされますし

 

 

就労支援施設でも

勤務していた私は

とても関心を持っていました

 

 

働いてお金を得るということは

とても 

自信になることを感じます

 

 

(私も 30歳でようやく定職につき

 看護師の仕事に慣れるのに きつかったものの 

 毎月 お給料が入るということは

 どれほど 心の安定になることかと

 思いました) 

 

 

精神科では

せっかく退院できたのに

お金のやりくりがうまくできず

食費にも困って 結果的に病状が悪くなって 

入院する方もいます 

 

 

親御さん亡きあと

大きなお金の管理で不安になって

入院する方もいます 

 

 

看護師は 

薬の自己管理をステップアップする

支援は 慣れていますが 

 

 

お小遣い や 生活費 のことは 

お預かりする 仕組みはあっても 

使うことに関してきめ細やかな 

成長を促すような 

サポートは なかなか難しいものです 

 

 

精神科の患者さんは 

ちょうど 

就職をしたり社会生活を始める時期に

病気になったり 長期に入院したりして

社会経験の不足から 

うまく 生活費を使うことが 

出来なくなっていることが多いのです 

 

 

 

ただ「管理」するということでなく

自信が持てるように

お金を使う力を伸ばしていける

そんな  関わりができたら

いいなと思います 

 

 

 

「お金を上手に使える」ということは 

地域で自分らしく生活できる 

とても大切な 条件だと 思うのです 

 

 

カードや 電子マネー 通販 

お金の動きが見えづらい 時代

どうやって

金銭感覚 や 物の大切さ 

生活力を身につけることを

応援していったらいいのか 

自分が育った時代とはあまりに違うので

 

 

試行錯誤 の連続です  

 

 

本当に欲しいものを 

自分のお金でやりくりして買えたという経験は

自信につながるなと思います

 

 

パソコンを買えて 

「ようこそ」という画面に

 ニコニコ していた 

 S男 さんの  顔が忘れられません 

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アパートでの生活を始めて 

通販の買い物が止まらなくなった方もいましたが

 

 

何十万の返済 これは 一緒に 

法律相談や 消費者センターや

様々な機関へ 同行して 

救済するところは救済していただき

ご本人に 

分割で返済したり

返品できるものは返品したり、

責任をとるべきところは 

責任を果たしていただき 

 

 

そうするうちに

「幻聴が “買え”というから」

とは言われなくなりました

 

 

一緒に 家計簿 というか 

お小遣い帳を付けることを

続けて

とても 几帳面な方であることも

分かりました 

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本当の気持ち 

Y子 さんは 

働きたいと思っていたのですが

働く を応援する 

ぴったりの資源が 近くにありませんでした

 

 

ちぐはぐな 支援計画になっていて

Y 子さんはストレスを

ためていたのだろうなと

思いました

 

 

働くこと

お金を上手に 使うこと

 

 

多少失敗はしても  大丈夫 

そこから学んで 

自分らしく暮らしていける 

応援をしていきたいなと思います  

 

 

自分の子どもには

仕事ばかりで寂しい思いをさせているなと思うと

おもちゃを ねだられて

かけひきしつつも 根負けして買ってあげて 

 

 

物を大事にしないのを見て 

つい甘くなっていたことを 

反省したりの毎日 です

 

 

お金の講座を受講してみて 

小学生になって

お小遣い や お駄賃 といったものを

考えるときに 

 

もっと大きくなって 家庭内アルバイトや

社会でのアルバイトを考えるときにも

 

判断の軸がひとつ 出来たかなと思います

今日は 

病や障害とともに生きる方の 

夢を叶えてあげたい 

そのことが また 自分の夢でもある という方へ 

 

 

「オキナワへ行こう」 という映画があります

精神科病院に長期入院する患者さんたちの

「夢(沖縄旅行に行きたい)」を実現させることをきっかけに,

「精神科病棟の長期入院」の現実をユーモラスに描いた

 (Facebookページの 紹介文より) 

また

心の揺れを見つめるドキュメンタリー映画 でもあします 

 

主人公のお一人の

チラシに登場している益田さんの言葉 

 

 

「この映画で、私たちを温かい目で見てくれるんと違うかな

 そしたら精神病患者への見る目が変わってくると思う。

もっとたくさんの場所で映画の上映をして欲しいわ!」

 

 

 

コロナ禍の最中ですが、

わが地域で  2021年 2月23日 

「オキナワへいこう」

( おおた自主上映会 & 大西暢夫 監督 トークイベントあります)

 

 

私は 昨年ちょうど今頃

映画館に  この映画を観に行きました

大西暢夫 監督の 舞台あいさつ を聞きたくて

ひとりひとりの人―僕が撮った精神科病棟 | 大西暢夫 |本 | 通販 | Amazon

 

 

なぜかというと

雑誌 「精神科看護」 で  

患者さんの 素敵なグラビア写真を 20年来

毎月 紹介されているのです

http://www.seishinkango.co.jp/s2_kbtop_2.html

 

 

 

実に良い表情なのです 

こんな いきいきした表情をするんだ・・・

 

私の関わっていた患者さんも 

グラビアページ に掲載されたことがあります

 

とても 素敵な写真なのです 

(ちょうど 地域に転職した ところで

 撮影の時にお会いできなかったので

 お礼を 伝えたかったのです ) 

 

(お礼を伝えて  パンフレットにサインをいただくことができました )

 

 

その秘密 が分かる 

 

大西暢夫 監督の言葉 (映画パンフレットより)

「ボクは病気そのものには興味なかった

 それよりも その人自身を知りたいと思った

 カメラを向けるのは 意気投合できた瞬間

 そのとき初めて シャッターを切る」 

 

 

映画が出来た ことの発端は・・・

雑誌に掲載される写真は 

撮影されたもののほんの一部

あとの写真はどうなるの? という 

舞台となる精神科病院の当時の看護部長さんの問いから。

 

 

 

お蔵入りしている写真から

院内写真展を しよう

 

というグループ活動 が始まり

 

大西監督との交流があり

 

 

その中で おひとりの患者さんのひとこと

「生涯のうち一度でいい 沖縄へ行ってみたい」

と夢を語った 

 

有志の看護師たちが 

その夢を実現させようと動き出した

 

という流れ

(見ないわけにいかない! )

 

 

長期入院という言葉は使わないけれど

その意味が ずーん と伝わってきます 

 

 

あなたの 夢 は何ですか?

 

 

映画を観て

沖縄でも 北海道でも

世界一周! でも

旅行に行ってみたい 

(今は 感染を広げないために 難しいいですが)

 

そう思う方がいたら

 

一緒に旅行の計画をしたい

あなたが 一緒に行きたい人と 旅行に行けるように

 

前回のブログでも ささやかな夢を叶える こと書きました

 

 

 

入院中 

「夢」を語れることは すごいことです

看護師なら

夢を叶えてあげたい と思います 

 

 

病や障害を持っていると 

危ないから 心配だから と止められることが多いです 

 

 

(私も 若いとき 精神的にまいっていた時期

 回復してきて 

 遠方の友達に会いに行きたい とか

 旅をしたい チャレンジしたい

 と思ったとき 

 

 親が (愛情だとは思うけれど) 

 心配してダメだというので

 突破するのは 相当大変でした 

 

 

 事後承諾のクセがついちゃいました 

 ごめんなさい てへぺろ

  

  でも 

 

矛盾するかもしれないけれど 

愛情深く 育ててくれたから 照れ 

自分を信じて 挑戦できたのでしょう  )

 

 

失敗する権利もある

珍道中だっていい 

ハプニングもいいじゃない

 

  学ぶのは失敗からだから

  そこから成長するから  

 

 

おおた自主上映会 あります

この映画が 出来上がるプロセスと同じように

当事者と 支援者役割の人と 関心のある地域の方と

一緒に つくりあげて いきたいです

 

 

 

 

今日は 

やりがいのあって、患者さんも看護師も、ご家族もHAPPY 

そんな仕事がしたいな と思っている看護師さんへ 

 

 

精神科の看護師、

がんサポートナースの たまご ~ ひよこ 

として活動を 少しずつしております

 

 

経緯については

以前にも書きました 

 

精神科の看護師が「がん患者さんのメディカルカフェ」に参加 | 恋するように精神看護を (ameblo.jp)

緩和ケア に学ぶ “ 自分らしく 地域で 共に生きる ”   | 恋するように精神看護を (ameblo.jp)

 

 

精神科で退院のお手伝いをした患者さんが

がんで治療を受けることになりました

 

 

長期入院から退院して 

地域で暮らせて良かった! 

と思ってもらえるように 

 

 

患者さんご本人には 

楽しいこと やりたかったことを 

叶える活動を してきました

(一緒に食事をする 

 一緒に 観劇 や お墓参りの日帰り旅行 など) 

 

 

 

ご家族にも 

患者さんが退院して地域生活を応援できてよかった

と思ってもらえるように

 

 

折に触れて 

困りごと 分からない事はありませんか

とお電話やメールをして

相談にのってきました

 

 

( 精神科では特に  

  医療保護入院という制度があり

  ご家族に支援者役割を 負わせてしまっている現状!)

 

 

 

 

  病状が分からない

  制度が分からない 

  これからどうなるのか成り行きが想像できない

  

  

 

  困りごとを伺ったり 

  これまでの経験からの 情報や知恵をお伝えしたり

  一緒に どうしたらよいか考えたり 

  1時間もお話していると 

  ずいぶん 安心していただけます

  

  

 

  入院や転院の手続きの際 

  (がんの治療をするために

   まず精神科に入院して 身体科へ転院して・・・)

   患者さんの 周囲の人への接し方が

   とてもとても横柄になってしまって 

   理解できない、と 

   とまどっていらっしゃいました

  

 

  ご家族としては いたたまれなかったでしょう

 

 

 ご本人を叱ったり 

 周囲に申し訳ないと言われたりする 

 その お気持ちは 当然だと思います

 

 

でも ですね

私たちは専門職 だから 

ご本人の見かけの様子が 無理もないことだと 

分かりますし 

冷静に 優しく 対応ができるんですよ  

根っこは本当に温かい方だと 知っています  

 

 

  私たちに安心して 

  気持ちを吐き出しているのだということも。

 

  

  ご家族には 

  どうしようもなく負わされている支援者役割を

  私たちが関わることで

  いっときでも 降りていただけたら。

 

 

  ただただ 家族として いてもらえたら

  ときにはケンカ したって

  精神的な支えであることに変わりはないですから

 

(かくいう 私も 自分の家族には

 いらない 一言を言ってしまったり 爆  笑

 家族が 一番 難しい~   笑い泣き )

 

 

そんな話の中から 

がんの治療をした病院が遠方なので

術後の検査への付き添いを 

ご家族の代わりに と 依頼してくださり

 

 

 楽しいこと やりたかったことを叶える活動

 の一環としてお引き受けできました

 

 

  ( 検査の後の 外食や買い物が 

  何よりの 楽しみだったみたい )

 

(   食べていけないものはないんですって  )

(   お写真は 別の方の です ) 

 

  患者さんの楽しみを叶えられて

  活動に関わってくれた 看護師仲間も 

   こんな活動したかったと喜んでくれて 

 

 

  ご家族の 負担を少しでも お引き受けできて

  

 

  入居している施設の方からも 

  看護師が付き添うということで

  安心していただき 信頼していただき

 

 本当に HAPPY な気持ちになりました

 

 

一時期は

やりたい活動だったはずだけど

職場の状況にもより 

とても疲れてしまっていたこともありました

 

 

がんサポートナース養成講座を受けて 

半年で じわじわ 元気になりました 

 

 

医療のすきま を満たしていけること

患者さんとご家族の あいだをつないでいけること

 

 

このことが

看護師である私のこころも  

看護師仲間のこころも 

満たしていくことを  感じています

 

 

 

 

がんサポートナース養成講座

3期生 1月から開始
申し込み 受付中です

 

患者さん、 ご家族と  

ともによろこび ともに泣く存在でありたい

 

 

同じ想いをもつ仲間との交流で

満たされながら、

自分らしい働き方を きっと見つけていけると思います