ご訪問ありがとうございますニコニコ

 

 

過敏性腸症候群(IBS)ってご存じですか?

 

IBSは、腸の画像検査などで異常がないにもかかわらず

 

腹痛、下痢などが数カ月以上繰り返し出るのが特徴で

 

生活の質(QOL)が著しく低下するとされています。

 

 

 

 

2016~18年に行われた、ある調査では

 

患者さんの割合は日本人で約15%と推定されています。

 

一般的には若い人、特に女性に多いと考えられていますが

 

中年や男性にも少なくないとのことです。

 

 

 

 

 

IBSの発症と悪化には

 

ストレス、食事内容、運動習慣や

 

感染性腸炎などが影響することが分かっていて

 

最近は、腸内細菌のバランスの乱れによる影響が注目されています。

 

 

 

こんな情報見つけましたよ。


早稲田大学などの研究グループは

 

患者が症状が出る仕組みや治療法、望ましい食事、運動

 

ストレスへの対応などを理解し

 

行動を変える手助けをするための自己管理プログラム

 

「eHealthシステム」を開発。

 

 

 

 

 

有効性が証明されている

 

欧州の自己管理用ガイドを和訳した上で

 

日本で運用できる形に改変し

 

スマホやパソコン、タブレットで視聴できるようにした

 

eHealthシステムを使って

 

IBSと診断されている女子大学生40人を対象に

 

有効性を検討したのだそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

40人を二つに分け

 

一方のグループに8週間視聴してもらったところ

 

試験開始前と視聴しなかったグループに比べ

 

重症度とQOLレベルが明らかに改善したことを明らかにしました。

 

 

 

 

 

 

また、IBS症状との関係が指摘されている腸内細菌の

 

「シアノバクテリア」も減少したのだとか。

 

 

 

 

 

 

IBSは早めに診断、治療を受けることが大事ですが

 

簡単に治らないことが多いようです。

 

病気と長期間上手に付き合うために

 

患者さん自らがマネジメントしていく姿勢が

 

重要になると考えますので

 

実用化されるとよいなと思います。