2月のネグロ河・2
OBTF
初日の午後の部は、Kちゃんと同船した。
岸辺に一本の太い倒木があった。手前はカケ上がりのようだ。何かがプンプン匂うぞ。Kちゃんにミノー使用をお勧めする。そして、まさかの5連発。パッカとイエローの混成だ。グランデは、フフッのふふふ、ヘラヘラとまた笑った。
Kちゃんのミノーは、オーストラリアのバラ用らしい。このイヤらしいカラー、真似しようかな?
ここで、ちょっとネグロ河のイエロー系ピーちゃんの解説をしておこう。シクラ・ニグロマクラータであるね。詳細は、オレのFC2「ピーコックバスの研究」を参照にしてちょうだい。
シクラ・ニグロマクラータのページ
http://amazonfishing.blog134.fc2.com/blog-entry-24.html
ニグロマクラータ種の特徴は、体側の背側にある3つの黒いバーの間に、小さな不規則な黒斑点が入ることだね。ネグロ河とオリノコ河の特産種だ。
雨が降ってきた。ネグロ河は地獄の一こまにように不気味な薄暗さに包まれ、最高に気分がいい。葬送行進曲が欲しいなぁ。岬を回ったとこで、Kちゃんのスイッシャーに強烈なピー炸裂! デカいか! かなり重そうだ。後ろからギャラリーもきた。やや、ややや(?)。
友人カズちゃんのフィッシング・アパレル・ブランドは、OBOFだ。ワン・バイト・ワン・フィッシュだね。オレもカタログ・モデルをやっていた。しかし、グランデ隊員は、それを超えた。OBTF。すなわち、1バイト・2フィッシュ。ちなみに、オレはピーコの1バイト・3フィッシュまでやったことある(笑)。
初日はこんな感じ。5キロ級は出なかったけど、まあまあでしょう。
ホテルに戻ったら、無事に荷物が届いていた。ルアーも来たし、明日は自前のタックルが使える。続く。
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シングー・クラフト、カタログご案内
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グランデ・オガワとアマゾンの猛魚を釣ろう!
フィッシング隊員募集中
2月のネグロ河・1
増水ネグロ
ネグロ河から帰還しやした。今回は、(主に)トップのピーちゃん(ピーコックバス)狙い隊員3名チーム。日本Bバス・オフシーズン希望ということで、チーム・リーダーのOやんからメールが入ったのは、昨年の4月ころだった。オレは、アマゾン河口から中流マナウス、国境タバチンガ、上流ペルーのイキトスと、水族館関係の仕事でグレート・ジャーニー中だった。アマゾンも便利になったよね。奥地行軍中でも、ネット・カフェで仕事が一応見れる。Oやんから、「ウァトマン川キャンプはどうか?」、という案があったけど、「8月~11月じゃなかったら、まるで無理で~す」、と答えた。ファー・イースト極寒時期でピーちゃんシーズンなのは、ネグロ河っきゃない。昨年8月ころ、場所をバルセロスに決めた。早々に航空チケット手配に入る。早めに押さえないと、安いチケットが手に入らない(特に国内便)からだ。それにしてもブラジルのカーニバル期間中(笑)。
暮れころ、「今年のネグロ河は異常に水が多い」という情報が各方面から入ってきたけど、後には引けない。状況がタフだとガイドの真価が問われるね。しか~し、最強の楽観主義者、グランデ・おがわがガイドだ。なんとかなるでしょう(笑)。
現在、空路でバルセロスに入る定期便は、トリップ社の双発レシプロしかない。我々もそれで入った。
今回のメンバーね。右からリーダーのオーやん、イーさん、Kちゃん。
そうそう、今回。バルセロス空港で、オレの荷物が一つ降りてこなかった。サン・ガブリエル・ダ・カショエイラまで行って10時に戻ってくるから安心しろ、とトリップ社員は、気軽に笑う。オレたちゃ8時にはボートに乗る予定なんだぜ、ってわざとイヤな顔をしておいた(笑)。内心は、まあ今日はオブザーバーでも良いやな、と思った。ちなみに、サン・ガブは、アピスト・サエ(知ってるヒトは知ってる)探索や近藤正臣さんTV取材コーディネイト(ピライーバ釣り)などで何回か入ったことある地の果て。
心優しいオーヤンがアンバサダー、イーサンがオリジナル・ロッド、現地パイロットのネギーニョがジグを一つ貸してくれた。じゃ、オレも釣りしよっと(笑)。
初日の午前中、ネグロ河対岸のアラカ下流に入った。始めはオーやんと同船。未曾有の大増水だ、とネギーニョが言っている。おいおい、オレはグランデ・おがわだぜ、と静かにフフッと笑った(笑)。はたして…… 開始早々、オーやんのスイッシャーに1キロ半くらいのパッカ。
そしてオーやん連続で、ピーコをゲット。グランデは、フフッと笑った。
さらに、まさかの三連発。グランデは、フフッのふふふと笑った。
ヘラヘラ笑ってばかりじゃ能がないんで、オレも投げよう。アレッ、根がかりじゃないの。本日1個だけの貴重なジグをあっさ~り、ロスト(笑)。
先週来た外人さんが、ここにルアーを引っ掛けたんだ、とネギーニョも笑った。もぎとった果実は、ポーランド製のSALMOってミノー。リップにフローティングって文字が刻まれてるけど、沈んじゃうのが笑えた。
こいつを装着して一投目。ジャンピング・ナマズ、すなわちドルフィン・キャットがヒット。さすが外道神グランデ、とまた笑う。
「拾い物には、福がある」ってのは、ネオサイソシオロ語録だ(笑)。SALMOくんに数回以上のバイト。でも、なぜかほとんどバレた(笑)。そう都合よくばかりは行かないね。
実際のお話し、ネグロ河はやっぱタフだった。こういう時の狙いキモがあるけどね。続く。
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B-44.恐竜ハンター
ガガ・ガガがぁ~
ニューヨーク州の自然史博物館で恐竜研究を始めたポール・セレーノは、高名な恐竜ハンターになった。ナショジオとも仲がいい、パフォーマンス学者だ。もちろん実力も十分ある。アルゼンチンの三畳紀ヘレラサウルス。ニジェールのジュラ紀アフロベナトール、白亜紀スコミムスやジョバリアなどの発見者でもある。特に南半球の白亜紀肉食恐竜アベリサウルス類の研究に功績がある。この仲間にカルノタウルスがいる。ふとももの筋肉がたいへん発達していて、恐竜界最速スプリンターだったとされる。時速50キロくらい出せたらしい。
世界中で恐竜化石を発見して稼いでいるポールは、もちろんブラジルにも来ている。サンパウロ州田舎のモンテ・アルト博物館のアントニオ・セルソ教授は、ここにも来たよ~ん、って言っていた。モンテ・アルト付近は、白亜紀バウルー層からいろいろな、はちゅ化石がでる。
バウルー層は、全身骨格のワニ型爬虫類の発見が多い。オレが博物館を訪問したちょっと前に、バウルスクス・サルガドエンシスが記載されている。
2009年にも、ちょ~変わったワニ型爬虫類がバウルー層から発掘された。アルマジロスクス・アフーダイだ。ハチュのくせに全身が甲羅で覆われている。
ちなみに、バウルーってのは世界的(?)にも有名だ。それは、ホット・サンドイッチャー。サンパウロ州バウルー在住の某学生が考えたとされるアイテムで焼く。手軽で美味しい。
さてさてアジトBGM。ニューヨーク州生まれイタリア系の小柄。ブルネットのパッキン染め。奇天烈パフォーマンスの名人。東日本大震災に自作デザインのブレスレット売り上げ、個人支援など2億円以上をポンと寄付した太っ腹ネーちゃん。自称バイセクシャルだけど、エイズ撲滅運動もやってる。芸名のガガは、エイズで死んだヴォーカルのいたクィーンのヒット曲ラジオ・ガガからもじったとのこと。
ユーチューブのPoker Face
http://www.youtube.com/watch?v=bESGLojNYSo
ガガちゃんは、わざとバカっぽくやってるけど、実はスゴ~く頭いいんだと思う。けど、人気ストリッパーもやっていた(笑)。
お知らせ
今日から10日間ほどメールできません。ブログもちょっと中断です。
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XC-26・コケコッコー・10
すなぎも
「砂肝」ってのは、砂嚢(さのう)と呼ばれる消化器官だね。一部の魚類、すべての鳥類、一部の爬虫類などが持っている。食い物をすり潰すための歯があまり発達していない動物のための咀嚼を受けもっている。古代鳥には歯があったけど、現生トリでは消滅して嘴(くちばし)になっている。クチバシは、挟むのに都合がいいけど、砕く機能は苦手だ。
砂肝は、ぶ厚い筋肉の袋になっている。これを持つ鳥や爬虫類は、石粒を飲み込んでおいて、食い物と一緒に袋ミキサーにかける。この砂礫のことを胃石という。爬虫類では、鰐類が砂嚢を持っている。ワニには歯があるけど、水中活動のバラスト(錘)として兼用している。
ワニも恐竜群だけど、竜脚(りゅうきゃく)類、すなわち長首系の四脚巨大恐竜類の多くも胃石を持っていた。そういえば最近、ブラジルのミナス州で完全体に近いティタノサウルス類の竜脚恐竜が発掘された。ティタノサウルス類の完全頭骨の発見はごくごく稀だから、たいへん素晴らしい。タプイアサウルスで記載された。
さて今日のアジト・クッキングは、鶏の砂肝。ブラジルでは、これをモエイラって呼ぶ。アマゾンのスーパーに1キロ入り冷凍を売っている。ショウガと焼酎、醤油で柔らかくなるまで煮込む。
これも中華系の酒肴がルーツ。いっぺんに1キロぜんぶ煮ちゃって、少分けして冷凍しておく。
ブラジル中央西部にパンタナルって巨大湿地帯がある。ここには、パラグァイカイマンがたくさん生息している。ある日のこと、牧童たちが、「今日は焼きワニでも食うべぇ」、とカイマンの腹を裂いた。珍味の砂肝を洗ったら、砂礫の一つがキラリと光った。それは、なんとダイアモンド原石だった! たちまち、「ジャカレ(ワニ)は、ジアマンチ(ダイア)を呑む!」という噂が広まった。強欲の牧場主たちは早速、ロシア製機関銃を闇ルートで仕入れ、大量虐殺作戦を展開した。しか~し、その後、一粒の宝石もワニから出なかった(笑)。このお話しは、パンタナル観光用トークだけど、よくできた創作でしょ(笑)。
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博研・19:アマゾンの一匹狼ハンター
ヘンリー・W・ベイツ
ダーウィン時代の有名なイギリス人の博物ハンターにベイツとウォレスがいる。彼らは、皇族でもなく、政治的な後ろ盾もない、単なる市井(しせい)の好き者(博物屋)だった。彼らは、昆虫愛好家として友人だった。しかし、ネオサイソシオロにあるけど、「趣味は、勇気を奮い立たせ、人生をつき動かす」(笑)。二人は1848年に小さな貨物船で大西洋を渡り、大殺戮「カバナージェンの乱」が、何とか終息したアマゾン河口のパラ(ベレン)に上陸した。
パラ郊外のナザレ村の聖母を祭った礼拝堂の真ん前にある荘園を借り、憧れのアマゾン採集が始まった。小道を少し入ったところに、ブラジル独立前にスピックスとマルティウスが住んだという、博物学者には由緒あるあばら家があった。ここは三方を森に囲まれた、きわめて昆虫の多い場所だったと記している。ここで二人は、たったの3週間で150種もの蝶類を採集した。
オレも聖母のあるナザレ教会の近くに10年ほど住んでいた。しかし、現在はベレン市内の高層ビルに囲まれた場所にあって、当時の密林を思わせる面影はまったくな~い(笑)。
ベイツとウォレスは、トカンチンス河遡航探検を共同で行った後、採集品の重複を避けるため別行動に入った。スピックスとマルティウスは、動物&植物のコンビだったけど、彼らの興味は共に動物だったからである。
ベイツは各地に寄りながらアマゾン河を遡航し、バッハ・ド・リオ・ネグロ(マナウス)でウォレスと再会後、本流の遡航探検に入り約1年間そこを調査した。それからアマゾン河を下って、サンタレンを基地にタパジョース河遡航探検などを行った。その後、彼は再び本流を遡ってエガ(テッフェ)に居を落ち着けた。自然の豊かなエガには、3年半滞在した。
オレもサンタレンに住んでいたことがある(笑)。テッフェも何度か旅した。テッフェ方面は、再度行ってみたい。オレにはまだ、アグリアス・ヒュイットソニウス採集という夢が残っている。
ヘリコニウス(ドクチョウ)類に擬態するイトミア(トンボマダラ)類・ベイツ図版
ベイツはアマゾンでの昆虫採集中、非常に似ている色彩を持っていながら、まったく別のファミリーに属する蝶類たちが各地で混生していることに気がついた。そして捕食者である鳥にとって不快な味のする蝶に、無毒な蝶が姿を似せて身を守っていると考えた。これを「ベイツ擬態」と呼ぶ。
ベイツは11年間に及びアマゾンを探索し、約8000種の新種を含む1万4千種の昆虫、52種の哺乳類、360種の鳥類、140種の爬虫類、そして120種の魚類という貴重な資料をイギリス博物界にもたらした。ベイツ・コレクションの魚類は、1856年から大英博物館で魚類研究を担当したドイツ生まれのイギリス人ギュンターによって研究されている。
偉大な採集ハンターだったベイツは、ネオサイソシオロの提唱する、「趣味は、学者を凌駕できる」の代表だね。
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XC-25・コケコッコー・9
ふともも
腿(もも)は、臀部(おしり)に続いている。北海道の稚内に近いオホーツク側に「桃尻」ってところがあった。ジモピーは、「もむじり」って呼ぶらしい(笑)。70年代、稚内市からアンモナイト化石鑑定の資金が出て、古生物学の師匠O博士、郷土の収集家Mさんと一緒に、桃ちゃん海岸に行った。岩場に白亜紀化石がいくらでも転がっていて、オレは直径1メートル近いアンモナイトも見っけた。
3年ほど後、再びこのローズ・ヒップ・ビーチを訪れたら、化石はカケラしかない! オホーツクの海で数人のヤクザっぽい男たちがアクアラングを使って、海中底でブツを探していた。どうやら山師(化石業者)が大々的に荒らしているらしい。つまらないので、アンモ探索はやめて、桃尻に近い小さな渓流に入った。幸いイトウをルアーで2本釣った。ムニエルにしたけど、肉色はピンク色だった。
ポルトガル語でふともも(太股)部分のことをコッシャという。鶏肉では、上の大きい部分をソブレ・コッシャ、下の部分(ドラム・スティック)を単にコッシャとして呼びわける。日本では味の劣るムネよりモモのほうが高いらしいけど、ブラジルでは反対だね。ラテン・アメリカでは、味じゃなく、見栄えで評価するのが基本だ(笑)。ムネ肉のほうがスジがなくって品がいいんで、鶏部で一番高い。でもオレは、ふとももが好きである。
小さなコッシャという意味で、コッシーニャという語がある。しかし、これはブラジルでは肉の部位じゃなくて、コロッケに似た揚げものだね。
コッシーニャは、一般に形を「もも型」、すなわち「涙滴型」に仕上げる。中に鶏肉を入れる。普通は刻んだ肉だけど、揚げたドラム・スティックがそのまま入っているものもある。
アジトのお隣さんに、コッシーニャを作ってランチ屋に卸しているオバさんが住んでいる。オレもたまに彼女から揚げてないものを買う。そして、半分に切って丸めて、冷凍庫にブチこむ。串カツ同様に、冷凍のまま熱した油で揚げてオカズにする。
コッシーニャは、本来はオヤツの一種で、ブラジル軽食屋の超定番である。オレも旅行中などで、ときどき食う。
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新年のシングー・03
増水シングーの魚族たち
アマゾンの増水ってたら、魚類の繁殖。理由はいろいろある。雨が降ると岸辺の泥といっしょに地表の有機物が流入する。水が栄養化するからプランクトンが増える。孵化した稚魚の初期飼料として重要だ。水が増えると岸辺の樹林が冠水する。この水中密林は、ひ弱い稚魚の隠れ家になる。いろいろな稚魚が沸くと、それを食う肉食魚の稚魚のエサも豊富になる。まあ、こんな感じ。
太ったシングー・バイオレットブラック・ピラニア♀たち(40センチ級)
ピラニアのアタックは、乾季ほど多くない。でも釣れると、腹がでっぷりした大型だ。腹を裂くと、満杯の卵がつまっている。
ご存知のように産卵直前は、魚の旬であるね。このピーちゃんたちも、たいへん脂が乗っていた。こういうのは、超強火の薪火で、ちゃちゃっと焼くのがいい。余りじっくり焼くと、脂が落ちて抜ける。このピーちゃんたちも美味かった。ピラニア・キャビアを作ろうかと思ったけど、現地で消費しちゃった。
大型ナマズってアマゾンの下流のほうでは、あまり抱卵個体に出会えない。遡上して上流で産卵するからだね。今回釣った18スポは、珍しく卵もちだった。
エイテーン・スポット・シャベルノーズキャットは、ブラジル・アマゾンの下流地方では、ブラッソ・デ・モッサという面白い名で呼ばれる。ブラッソってのは、二の腕のこと。モッサは、少女あるいは処女娘のこと。すなわち、「少女の腕」(笑)。透き通ったような、ぽちゃぽちゃした白っぽい肌色からのイメージだけど、だれが創作したんだろう? 「処女の腕」は、プチっとシメて三枚におろして、パッキングして冷凍した。
抱卵はしてなかったけど、今回一番釣れたのは、ドルフィンキャットの一種。10数尾をゲットしてパッキングした。ドルフィンキャット類は、一般にアマゾン下流で、マンドゥベと呼ばれるけど、シングーでは、これをフィダルゴと称する。フィダルゴって名は、場所によって別のナマズにも使われる。シングーのフィダルゴは、かなり大きくなる。むかし、もっと上流のサン・フェリックス・ド・シングーってとこ(ここも巨乳族の町だったなぁ・笑)で、数キロ級を観たことがある。白身の美味魚だ。
オレの好きなペスカーダ(淡水イシモチ)の釣りシーズンも始まった。小さなヤツを数尾釣ってキープ。
美しい淡水エイも1尾釣れた。飼育マニアにぶん殴られそう(笑)だけど、こいつもシメてヒレをキープね。
予告したように今回は、アジト用の食材ゲットが目的だったので、主にエサ釣り。この他に、ポコモン(ドカンマウス・キャットの一種)、レッドテール(小さめ)2つなどがでたね。ジモピーが、カピバラを撃ってきたんで、その肉も1キロほどもらった。
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博研・18:ダーウィン擁護派
ハックスリー、ヘッケル
画期的な進化論への批判は大きかった。しかし、ダーウィン自身は論争を好まず、もっぱら信奉者ハックスリーが迎撃弁護を受け持った。彼は、「ダーウィンの番犬(ブルドッグ)」というあだ名をもらっている。
ハックスリーは、ノーベル受賞者も輩出しているイギリスの名門家の出身。解剖学&古生物学に長け、ネアンデルタール人をサピエンスの先祖と考えた。彼の有名語録に、「何かについての全て、全てについての何かを学ぼうとしなさい」というのがある。この語録は、ネオ・サイソシオロジーにもある。ようするに、なんでもかんでもいいから勉強しろだ!(笑)。
ドイツ博物学者エルンスト・ヘッケルもダーウィン派で、自国で進化論を一般化することに務めた。
ヘッケルは、博物画の才能に恵まれ、顕微鏡から見た生物の図版集『自然の造形』を著している。特に海産の無脊椎が好きだった。
ハックスリーが考えていたネアンデルタールのサピエンス祖先説は、最近のミトコンドリアDNA研究で否定されているね。近縁だったけど、別系である。しかし、セックスは可能だった(笑)。ネアンデルタールの肌は白っぽく茶髪系で、♀はなかなかの美形だったと考えられている。グランデ説では、黒いブ男だった多勢のサピーは、ネアン♂をボコボコ殺し(もちろん焼いて食った)、♀をうひうひ愛人にした。この異種格闘の混血の結果、白系コーカソイド・サピーと黄系モンゴロイド・サピーたちが新たに誕生した。アフリカ現代ネグロイドは、ネアンデルタールのDNAを持ってない。
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新年のシングー・02
増水シングー点景
シングーの増水期を感じさせてくれる植物にブラジルナッツがある。大雨時期に果実が多く落ちるんで、山の住民たちは嬉々として拾う。ブラジルナッツは、ご当地では、カスターニャ・ド・パラーって呼ばれる。和名「パラ栗」って呼ばれることもある。パラーってのは、アルタミラのあるパラー州のこと。州庁は、ベレンだね。ベレンは、キリちゃんの生まれたベツレヘムのことだけど、この町はアマゾン地方で最初の自治庁になったとこで、昔はサンタ・マリア・デ・ベレン・ド・グラン・パラーって、クソ長い名前だった。
パラーってのは、トゥッピ系インディオ語の「海」のことだね。下流のアマゾンは、どんデカいんでリオ・パラー、すなわち「海の河」って呼ばれていたこともある。ブラジルナッツは、サガリバナ科の常緑高木。高台密林に生えている。樹高50メートルにも達する巨木だね。高層の枝に1キロ級の重い球形の果実をつける。木質の殻の中に半月形の種子が十数個入っている。
「ブラジルナッツ効果」って言葉がある。ミックス・ナッツって酒肴品には、いろいろな種類のタネが入っているけど、カップに入れると、あら不思議。必ずブラジルナッツが一番上に乗っている、ってヤツ。ナッツ界のヘビー級だから、他の小さな種子が隙間から下に落ちて、浮き上がってくるんだね。
ブラジルナッツは、世界的に需要が高いんで、かなり重要なアマゾン輸出産品になっている。こいつで大儲けしているのが、インディオの酋長たちだ。ブラジルのインディオ保護区には、この樹がたくさんある。ヒマでごろごろしてる部下たちを動員して集めて業者に売る。彼らは税金を払う義務がないからマル儲け(笑)。たとえば、未成年白人の強姦事件を起こして奥地に逃げているカイアポー族系の酋長パイアカンは、これでしこたま稼いでいた。そして、しばしば、ベレン市の日本レストランで高い寿司を食っていた(笑)。
雨が多いと、やっぱ昆虫は少ない。今回見かけたのは、羽にメンタマ模様がある10センチほどのカマキリなど。
他に見かけた虫は、アゲハの一種、キオビアオジャコウアゲハ。珍しい種類じゃないけど、昔むかし、ペルーで変わった模様の標本を観たことがあって、そんな変珍種を今でも探している。
ペッシ・カショーロが激流に集まりだしていた。ポイントの岩場に登ると、なんだかヘンな臭がする。この匂い。どっかで記憶があるぞ。そうだ! 洞窟だ! コウモリの匂いであるね(笑)。大岩の割れ目をのぞくと、いるわいるわ。集団繁殖のようにも見えた。数百がザワザワして、気味が悪い光景だったけど、たいへん興味深い。増水期には、こんなとこに集団営巣する種類がいるんだね。バンパイア・バットかどうかは不明。
今回のシングー遡上の目的は、アジトの魚肉食材の確保(笑)だった。次回は魚のお話ね。続く。
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新年のシングー・01
現在、急増水中
ひさびさにシングー河を遡上してきた。12月に入って水位が急上昇。岸辺から泥流入の多い時期なんで、一年の内で最も透明度が悪くなる。もともと澄水だから、それでも1メートルくらいの底ならなんとか見えるけど。
大雨が降っているのは、源流のマット・グロッソ地方なんだけど、当地の雨も多くなった。しかもドバドバ・どば~んと降る。気温が下がって涼しくて気持ちがいい。例年、新年の強い雨が降ると、ハキリアリが大量に羽化する。婚前旅行(?)だね。空中で一発やれた♂は強運だけど、ほとんどが童貞で落下して悲しく寂しく死んでしまう(涙)。まあ、一発できた♂も、やっぱ死んじゃうんだけどね(笑)。精子をゲットした♀は、地表に降りて羽を落とし、地面をさがして穴を穿つ。新居に落ち着いたら、お相手してくれた♂なんか、ころっと忘れて、卵の生産をガンガン始める。
増水期の景観は、乾季とまるで違う。美しかった白い砂浜はすべて消え、樹木が岸辺に張りだす。そして熟れた果実が目立つようになる。
特にマメ系樹木のサヤが目につく。多いのは、黄色いブーメランみたいなヤツ。
マメ系の中には食用になるものもある。たとえば、ピトンバだ。
柔らかいサヤを潰すと、綿の入ったジャム状の薄い果肉が種子をくるんでいる。味もジャムに似た酸味があるけど、量はごく少ない。
他に岸辺で目立つのが、野生ランの花だ。増水でボートからの目線が高くなるんで、着生植物の観察は乾季より楽チンだ。
ブラサボラ属のランは、バルブと葉っぱが一体になった棒状が特徴。カトレアに近縁な属だね。
シングーやタパジョースでは、白花で垂れ下がる種類のブラサボラ属が多い。
マキシラリアは、白くて可憐だけど、花もちがあまりよくないランだね。
シングー流域には、おそらく新種の野生ランがまだあるでしょう。続く。
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