南米・鳥獣虫魚・探遊 -52ページ目

謎のアマットを解析する・その1

オレのコマンドするフィッシング・アマゾン。ロゴタイプは、AMATである。ロゴマークは、これだ!



ロゴマーク


ロゴであるAMATの意味について、前ブログでちょっと書いたことがあるし、中国おおたまさんブログでも、それに触れていた。しかし、おおかたの貴兄&貴女は、チンプンカンプンであるに違いない。組まれたアルファベットの中に一般ジャポン・サピー認知度の低い単語が一つ(Mです)ある。


児島玲子ちゃんから、AMATの意味は何なの?、と聞かれたとき、Mの解説に時間がかかるかもなぁ、(TVロケの収録中だったしぃ……)と勝手に考えて、それは秘密事項です(笑)、とごまかしたっけ。でもぉ、いつまでも暗雲のかなたに置いておけないなぁ。そこで、「謎のAMATを解析する」と題した短編連載をこれから始める。



カショーロ・スカル・フォトのオリジナル


アマット意味の解析の前に、ロゴ・マークについて。ご存知のようにオレは、アマゾンの博物アートをやっている。そのメインの一つが牙魚フィッシュ・スカルの組み立てである。牙の生えた魚の頭は格好がいい。釣って食べちゃうときに、それをゴミ箱にポイじゃもったいない。ヒトは名を残し、トラは皮を残し、牙魚はスカルを残す……、という名言(笑)も著名なグランデ語録集に載っている。中でも激流の武装水狼アルマータス種のペッシカショーロは、グッド・ルッキング。AMATマークは、これっきゃないっしょ。まず撮影したカショーロ・スカル・フォトをフォトショップのフィルター⇒色調補正⇒諧調の反転にかける。これをモノクロにすると上の画像がこんなかんじになる。



色調をいじくった画像


これを基にして手動ブラシで図柄を単純化させる。アルファベットのAMATをテキストしてできあがった。描画の所要時間、約5分(笑)。



AMAT前線基地


次回から、アマット=A+M+A+T、アルファベットごとの解析に入る。


●グランデ・オガワとアマゾンの猛魚を釣ろう!

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アマゾン猛魚・頭骨博物館

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カピバラなお話し・その3

さて、何でカピバラのお話しを始めたかってのには理由がある。最近、田舎の知人を訪ねたとき、撃ったばかりのカピバラの肉を1キロほどもらった。アマゾンに限らずブラジルでは野生動物の狩猟は法律で禁じられている。しかし、これはこの国でオーソドックスに通用している一応建前、でも踏み倒し法。田舎ではけっこうやっているのは、官憲も承知のこと。たまなガサ入れ指示がお上から来たら係官は、大喜びだ。仕事だからね、と言いながら没収した野生動物の肉を持ち帰って家族でシュラスコ(焼肉)を嬉々として囲む。警官がだよ(笑)。野生動物の保護政策は確かに正しい。しかし、田舎の住人の貧困も考える必要がある。急成長しているブラジルだけど、貧民層は根が深いんだ。彼らが現地で消費する野生動物は、まあ仕方ないじゃないかとも思える。絵に描いたようにボンビーな知人が好意でくれると言っているのに、それを断れるもんじゃない。



カピバラ肉は赤身だ


実はカピバラ肉は、田舎旅行中に何度か食べたことがある。幼いうちにタマ抜きで去勢にしておかない♂獣は、あらゆる哺乳類で肉が独特マッチョ臭がするもんだ。今回の肉は、まったく臭みがなかった。♀かも知れない。まずは100グラムくらいの塊(食事一回分)に切って、ビニール小袋に入れ冷凍庫に収容する。それをときどき解凍して調理する。


まずは、カピバラ・カレーライス(笑)を紹介しよう。。



少量の食用油で炒める


まずは、小切り肉を鍋で炒める、上から水を注ぎ煮込む、沸騰したらアクをとる。20分ほど煮たら始めに小切りニンジンを入れ、10分ほどしたら小切りタマネギとジャガを投入し、さらに10分ほど煮る。火を止めてカレー・ルーを投入。このカレー・ルーは、5月に一緒にTV仕事した怪魚ハンター武石憲貴くんが土産としてくれたもの。再び火にかけて沸騰したら出来上がり。カレーライスは昼メシで食うんだ。オレって晩飯にアホイス(ライス)食わないのよ。



本場アマゾン名物(?)、カピバラ・カレーライス


次に晩餐用の肴、フライパン焼肉。昼ころ、醤油あるいは味噌、ピンガ(ブラジル焼酎)、胡椒、おろしニンニクを混ぜた液に、薄切りした肉を漬けて冷蔵庫でねかす。それを夕方に調理する。まず食用油で強火で炒める。それから少量のピンガを注いでちょっと煮込む。水気がなくなったらニラ(タマネギでもいい)などをフライパンに入れて一緒に炒める。



元祖アマゾン名物(?)、カピバラのフライパン焼き


サピーが地球で増えて制覇できた理由には、365日毎日24時間、発情期になれる(笑)ってのもあったけど、狩った獣肉を火で調理することを覚え寄生虫を回避し寿命を飛躍的に延ばした、ってこともあったに違いないよ。アジト料理のカレーも焼肉も充分に加熱を加えている。野生動物は、まあ100%、トキソプラズマみたいな寄生虫を持っていると思っていい。



ある日のアジト晩餐


お味ですか? 野生動物の肉には独特の滋味があるって言えばいいんでしょうか? たいへ~んに美味しかったです。


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カピバラなお話し・その2

昨日はワールドカップの第一戦、開催国ブラジルvsけっこう強豪クロアチアが、こちら時間の午後に始まった。何度か書いたような気がするけど、我がAMATアジトには、テレビはない。しかし、状況はアジトの外から聞こえる嬌声で簡単にわかる。クロアチアが始めに点を入れたときは、泣き声もきこえた(笑)。女の子の、自殺点ってイヤねぇ、って落胆声も聞こえた、ブラジルがゴールを決めりゃ大歓声が響く。そして花火がババ~ンと鳴るんだ。お隣さんのTV音声もアップされ、饗宴は限りなく盛況していった(笑)。


さて、カピバラなお話しの続きをしよう。


スーパーパンタナルの超巨大ネズミ類が絶滅した後、アイス・エイジ(氷河時代)になって100キロ超級ネオコエルスたちが中米陸橋を渡って北米に新天地を求めた。ところが、アジアからカムチャッカ、そして北米を南下してきた地球最強プレデーターであるサピー群団と運悪く遭遇したらしく、焼肉になってあっさり絶滅したみたいだ。



北米の
ネオコエルス歯化石


さて現生のカピバラ。語源はインディオ語(トゥッピ・ガラニー系)で、「カッピン(草)を食うヤツ」とされている。学名はヒドロコエルス・ヒドロカエリスで、まあ「水鼠」かな? こいつらは確かに水辺が大好きで泳ぎも達者である。和名を水豚って書くこともあるけど、それじゃ大英帝国並みの貧句じゃないですか、オニテンジクネズミ(鬼天竺鼠)のほうがましだね。カルピンチョって呼んでいる国もあって、アルゼンチンなんかでは養殖して革製品を同名でリリースしている。



ツブツブ模様が特徴のカルピンチョ・スキンの靴


南米最大の都市サンパウロ市内にチエテ川が流れている。聖市内のチエテは超ドブ川だけど、数十キロも遡るとほんのちょっと水がきれいになって魚も棲んでいる。オレはそこらで幻のドラードと呼ばれるサルミヌス・ヒラリー(現地名タバラーナ)の35センチをラパラで釣ったことがある。このとき岸辺でカピバラの糞を観た。意外に都市の近郊にも野生個体群がいるんだなぁ、と思った。



サルミヌス・ヒラリー


稀な発症なんだけど、都市近郊に生息するカピバラに付着したダニを経由して伝染する病気がある。ポルトガル語では、フェブレ・マクローザ。なんだか恐ろしげな和名は、「ロッキー赤斑熱」。「ダニ熱」とも言う。身体に赤斑点がでて、死に至ることもある。最近では、2014年2月にミナス・ジェライス州のベロ・オリゾンテ市で、20歳の若者がロッキー赤斑熱で死んだ。



ロッキー赤斑熱を媒介するダニの一つアンブリョーマ


まあカピバラに限らず、南米の野生動物にはほぼ100%でダニがいるから、キャーカワイイっても触れないほうがいいよ。都会にも街のダニは、たくさんたくさん生息してるけどね(笑)。


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カピバラなお話し・その1

短連載だけど、ちょっとカピバラのお話しをしよう。カピバラってのは、テンジクネズミってファミリーの現生最大種で、極東の島国の動物園で人気を誇る哺乳類だね。ペット・アニマル・キングダムでは、パンダに少し負けてるけど、ダッコシテミタイ目、キャワイイ科なんかに分類されるようだ(笑)。長くて不気味な前歯があってオレは愛らしいと思えないけどね。



疾駆してつかんだ仔カピバラ(メシアナ島)


テンジクネズミ類は、吉本のお笑い天竺鼠と関係ない南米固有のネズミ類である。この仲間は、南米大陸で独自に発生した動物じゃない。新生代の古第三紀、漸新世って時代、約3千8百万年に忽然と大陸に姿を現した。宇宙人が他大陸から運んだ説もあるけど(?)、おおむね大きな浮島に乗って渡来したと考えられている。渡来獣は新天地の環境を得て、爆発的な発展をした。当時の孤立した南米大陸には、怖いプレデーターが少なかった。敵となったのは、テラー・バード(恐鳥)やボルヒエナ(有袋ハイエナ)くらいかな? 



クイのアサド(焼肉料理)


モルモットってのは、南米インカ帝国が飼育していた家畜獣クイが起源であるね。大航海時代の16世紀にアフリカ経由でヨーロッパに渡ったけど、どうやら正確な原産地が不明になったらしい。だもんで、アフリカのサハラ砂漠のあっちのほう、ギニア地方の動物じゃないの?、って感じで英名ギニア・ピッグと命名された。ヨーロッパからアジア大陸を横断して旅行させられたモルモットは、中国から朝鮮半島経由で極東島国まで渡来した。将軍も殿様も侍も忍者も、もちろん出所が判らな~い。中国のあっちのほう、天竺地方の獣じゃないの?、って感じで和名テンジクネズミと命名された。どっちもトンチンカンではあるけれど、ブタとみたかネズミとみたか、ニッポン帝国が大英帝国に少し勝った(笑)。



フォベロミス化石の採集模様


テンジクネズミ類は、2千万年前くらいに南米大陸の1/3が湿地になったスーパーパンタナル時代に巨大化への道を辿った。ブラジル・アクレ州のソリモンエス累層化石のネオエピブレマは、ブタほどの大きさのネズミ。巨大化の極に達したのが、エウメガミス(400キロ級)、そしてネオエピブレマに近縁のフォベロミスである。ベネズエラのウルマコ層ってのは、メガファウナ(巨大動物相)化石の宝庫で、日本の海洋館でド肝を抜かさせる趣向の巨大な淡水カメのストペンデミス、巨大ワニのプルスサウルス・ミランダイなんかが発掘されているけど、フォベロミスも同層で見つかった。体重は約700キロと推定されている怪物ネズミだね。その愛称は、ギニアジーラ(すなわちモルモットのゴジラ)であ~る(ホントのお話しでっせ)。


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今月のアクアライフ誌(7月号)

熱帯魚のアクライフ誌では、フォトエッセイ「世界の水辺から」を連載している。知られざる秘境のエキゾチック画像を主体に、短いエッセイで組んだカラー見開きで、読者に人気があるようだ。モンスターキスの拓矢くんも、「パプアのノコギリエイ」ってのを、No.6に書いてるね。さて、ネタにノコギリエイがでたとこで、ここでいつもの(?)、オレ得意の余談ウンチクを入れる(笑)。



オンコプリスティス概観の想像イメージ


ゴンドワナ時代に南米とつながっていた一億年くらい前ころのアフリカに、オンコプリスティスってノコギリエイの一種がいた。全長8メートルにもなったジャイアント・ソウフィッシュである。ノコギリに生えているトゲが銛みたいなカエシがついているのが特徴で、淡水に遡上したと考えられている。



オンコプリスティスのノコギリ・トゲ化石


オンコプリスティスの化石は、しばしば巨大な肉食恐竜スピノサウルスと同時に発見されている。スピノサウルス上顎の歯槽に、このエイのトゲがはまった状態の発見もあって、スピノはエイの踊り食いが好きだったと考えられている。



スピノサウルスの歯槽にはさまったエイのトゲ(矢印)


学者さんたちは、スピノ類は魚だけじゃなくて空飛ぶ翼竜も食っていたんだよと報告している。ブラジルの東北地方セアラ州アラリッペ山地のサンタナ層から発見された翼竜の首骨にスピノ歯が刺さった化石が発見されたからである。



翼竜の首骨に刺さったスピノ歯(矢印)


サンタナ層のスピノサウルス類ってたら、イリタトル・チャレンジェリとアンガトゥラマ・リマイが知られている。オレは前にどっかで書いたことがあるけど、両者は同種、そればかりか同一個体である可能性が高い。前者はブラジルの化石密掘業者(オレは関与していない、でも容疑者の想像はつく・笑)が掘って、それを海外に密輸したブツをカナダの博物館が高額購入した標本で、頭骨の後部だった。後者はまったく同じ場所で掘られた頭骨の先端部分で、リオ連邦大学に持ち込まれ記載されたもの。



イリタトル・チャレンジェリの組み立て


最近、ときどき思うんだけど、こんなに大胆な骨格標本を組んで飾っていいの? イリタトルは、頭部(それも完璧じゃない)しか知られてないはずですけど(笑)。オレは最低でも骨格半分くらいの化石標本がなければ、その組み立て姿は認めないよ。



AL誌7月号の表紙


さてさて、かなり関係ない余談で引っ張ったけど、今月号(6月11日発売)のAL誌フォトエッセイ「世界の水辺から」は、アマゾンの博物学者ことグランデ・オガワが書いている。立ち読み禁止、買って読んでね!


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ペッシ・カショーロのフライ・フィッシング・外伝

グランデ流・アマゾン蝿釣法、今後イメージ


一つの念願を正夢にできたオレは、過去のアマゾンFFを振り返ったりして、新たなイメージ・トレーニングを開始した。



昔FFで釣ったピラルク


まず古代魚ピラルク。FFで過去に3尾をやっつけてるけど、数をのばして、よりデカいのを抱きたいね。ピラルクと同じファミリーのシルバー・アロワナは、ハチマルくらいのをアラグァイア河支流で釣ったことがあるけど、デジタルな画像がない。アロワナってのは昆虫食が強いから蝿釣法の格好のターゲット。またどこかでマジに狙いたいね。



シングー河の小さなピーコ


大型ピーコックバスをFFで釣りたい夢はかなり前から持っていた。今後の狙い場は、トロンベッタス川かも知れないなぁ。タックルは、今回カショーロに使ったもので良いと思う。ラインをWF10Fにして、フライは大型ポッパーだろう。



黄色いMPCを咥えたカショーロ


シングーのFF、カショーロ・ゲットでいろいろな勉強ができた。水狼の攻略法も読めてきた。新しいフライ・タイイングのイメージも増えた。今後、トロンベッタス河やトカンチンス河でもカショーロをFFで狙おうと思っている。



パタゴニアのシートラウトFFは大きな夢


近い未来、これだけはやっておきたいのが南米南端のシートラウト(シーラン・ブラウン・トラウト)。誰か一緒に行ってくれるヒトいないですか? ルアー屋さんでもOKです。



パタゴニアのフォンティナリス


もしパタゴニアに行ったら、オレが世界でもっとも美しいトラウトと思っているトルッチャ・フォンティナリス(ブルック・トラウト)の大型も、もちろんFFで釣りたい。





やっぱFFは絵になるね


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ペッシ・カショーロのフライ・フィッシング・その3(実釣編)

2014年5月初頭、無精ひげが伸びる季節(?)。オレはサルバ・テーハの激流(Cachoeira de Salva Terra)にいた。ここ3年の調査で、この時期ここに大型の武装水狼の群れが居着くことを知っている。ボートの先端に座って(激流ですごく揺れてるから立ってキャスティングすると怖い・笑)、ラインを8メートルほど出して、普通のオーバーヘッド。ラインはスカジット風システムと記したけど、バックのある場所でスペイやるほどアホじゃない。1回のバック・キャストで前方にランニングが10メートルくらい楽に出せるダブル・ハンドルは楽だなあ。わざわざ軽量リールにすることもなかったかな? 激流に乗せてさらにランニングを20メートルほど流し出す。合計で40メートルほど下流にオレのMPCが泳いでいるはずだ。激流の巻き返しを、小刻み早めに、リトリーブしていく。



水狼のジャンプ


始めてから10分ほど、まだオレのパシエンシア(忍耐)が残っているうちに、うれしいファースト・バイト。もの凄い勢いで下流に突っ走っていく。オレはウギャーとか叫んでるだけで、ボート・パイロットのジャナイルソンに指示を出さなかったのが敗因だった。50メートルも離れた水面で銀色の魚体がジャンプした。直後に、あっけなく30LBリーダーが切れた。激流に乗ったカショーロを甘くみていたんだね。ジャンプで見えたのは、明らかにハチマル級だった。



カショーロFFファイト


このタックル、このフライ、このメソッドで大型カショーロをバイトできる大きな感触を得たオレは、パシエンシアが少し増えたみたい。ファースト・バイトから15分ほどだろうか、セカンド・バイトが直撃。すこしドラッグを弛めにしてバッキングまで走らせる。そしてジャナイルソンにボートを下らせるように指示を入れる。2回目のバトルは、15分前の経験を生かしちゃおう。数分ほどのファイトのあと、フライを咥えた水狼がボートわきに浮いてきた。



浮いてきた銀水狼


ボガでランディング。やったぜ! 正月の初夢が正夢に変わった瞬間! サイズはナナマルとやや小ぶりがちょっと不満だったけど、まあ許してやろう。



こういう写真が撮りたかったんだよね


このときのシングー河遡行、ほかにやることがいろいろあったんで、1尾ゲットで水狼FF狩りを休止することにした。まあ満足感あったし……


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ペッシ・カショーロのフライ・フィッシング・その2

武装水狼のためのタックル



サーモン型のペッシ・カショーロは美しい


こいつをフライでやっつけるには、それ相応のタックルが必要だ。ライン#8用でも何とかなりそうだけど、ロッドがちょっと柔い。激流で走られたら、なかなか手に負えないだろうことはイメージできる。じゃ、#9番?、いっそのこと#10番にしちゃおう。この太さのラインを収容するためには、かなり大きなフライ・リールが必要になる。昔、スエーデンのループ社の大型リールでピラルクをフライで釣ったことがある。非常に頑丈で素晴らしいリールだと思ったけど、クソ重かった(笑)。



昔使っていたループのリール


知らないサピーは知らないけど(アタリマエ)、フライで#10番ラインをシングル・ハンドで飛ばすのは相当な重労働で、利き腕のヒジにたいへんな負担がかかる。以前のことピラルクを釣るため、しゃかりきでやっていたら、重フライマンの持病とも呼ばれる肘腱鞘炎になってしまった(汗)。村越正海さんに怪しい中国秘薬軟膏を塗ってもらってテーピングしてもらって少し楽になったけど、半年くらいは完治しなかった。そのトラウマがあったんで、2013年にピーコックバス用フライ・タックルを新調するとき、とにかく軽い大型リールを探した。選んだのは、ダイワのロッホモアSLAだった。ライン#9/10/11用のラージアーバで、たったの170グラムに飛びついた。



軽いダイワのフライ・リール


ロッドは、ソルトウォーター用9フィート(ライン#10)シングルハンドをちょっと加工した。短いエクステンション・バット部に12センチほどのハンドルを追加。そして握りにコルクを追加してダブルハンドに。もちろんスイッチロッド(シングル&ダブル兼用)のイメージじゃなくって、怖いトラウマが成させた怪しい改造だ。9フィート4インチのダブルハンドのフライ・ロッドなんて、かなりインチキっぽいけど(笑)。

実は14フィート(ライン#10)&12フィート(ライン#8)のダブルハンド・ロッドも持ってるんだけど、こいつはペンペン草も生えない強風パタゴニア南端の開けた河川でスチールヘッドと&シーラン・ブラウントラウト狙いに使うイメージで購入したもの。ロング・ロッドは、アマゾンには何か似合わない。



武装水狼、対応のオリジナル・Fタックル


最後にライン・システムね。沈めるために先端3メートルをタイプ5のシンキング、それにド太いフローティングを3メートル。これもかなり変則かな。ランニング・ラインが約40メートル、それにバッキングにPEライン6号を100メートル。ティペットは、30ポンドのモノ・ナイロンを1メートルほどで組んだ。ちょっとスカジット・システムっぽいけど、スペイ式で投げるためではないんよ。それについては実釣編(次回)で触れる。さあ、武装水狼をモスカでやっつけに行こう!


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ペエシ・カショーロのフライ・フィッシング・その1

モスカ・パラ・カショーハ(Mosca para Cachorra


ポルトガル語やスペイン語では、英語のフライのことをモスカ(mosca)と呼ぶ。もちろんブンブンと煩わしい蝿のことである。ちなみにフライ・マンを直訳すれば、蝿男に決まっている。関係ないけど蝿男たちの王様って言えば、ベールゼブブ(Beelzebub)に決まっている。まったく関係ないけど、中生代白亜紀のマダガスカルに小型恐竜も食っていた巨大なベールゼブッフォって蛙がいた。ベールゼブブ+ブッフォ(ヒキガエル)のフュージョン学名であるね。ゴンドワナ時代にマダガスカルと一緒だったアマゾンの奥地に未知の巨大なカエルがいるというお話しを何回か聞いたことがある。そのうち発見されるかも知れない。


ベールゼブブさん


このブログの読者ならご存知、アマゾンを代表するキバ魚カラシンにペッシ・カショーロ(peixe cachorro)ってのがいるね。現地での、より一般呼び名はカショーハ(cachorra)である。ポルトガル語のカショーロ(発音はカショーホ ⇒cachorro)は、英語のドッグのこと。ちなみにポ語では名詞の語尾が o は男性形、a は女性形なんだけど、メス犬はカショーハとは呼ばずに、カデーラ(cadela)と称する。この牙魚の学名であるヒドロリックスってのは、ギリシャ語のヒドロ(水)+リコス(オオカミ)というフュージョン属名だから、直訳したら水狼(すいろう)族となる。



武装水狼の牙ツラ


ウォーター・ウルフ族で最大に成長する種の学名は、ヒドロリックス・アルマータスである。種小名のアルマータスは、武器をもった、武装した、という意味。顔だけみると、たいへんに恐ろしっぽいけど、その全体感はサーモンによく似ている。サーモンってたら、格好良く釣るにはフライ・フィッシング(FF)でしょ。オレは昔よくFF(ファイナル・ファンタジー)もよくやったけど、釣りのFFも古くからやっている。でもぉ~、ルアーとフライを比較すると、前者が5回のキャスティングできるタイムに、後者ではたった1回くらいという差がある。んだもんで、どうしてもアマゾンでは前者をやってしまうことが多かった。まあパシエンシア(忍耐)がないのよ。でもでも、大型サーモン型のアームド・ウォーター・ウルフ(武装水狼)だけは、なんとかフライで仕とめたいとずっと思っていた。この懸案をやっつけるぞ、と決めたのは今年2014年の正月の初夢。そして1月から、対カショーロ・フライのタイイングを始めた。



シングーのレポリヌスの一種


今までルアーやエサ(泳がせ)で何十も釣っている経験から、モスカも大型ストリーマーでなくてはいけません。大きさは10センチ以上は欲しい。ヘッドはチューブ(綿棒の柄)を巻くようにエポキシ粘土で作って、マイラー・チューブを被せて着色し、3Dアイを貼る。ヘッド後方に余らせたチューブ部にボディを巻く。メイン素材は、スリンキー・ファイバー、それに黒いゾンカーやクリスタル・フラッシュ、フラシャブーなどをあしらった。いつものことだけど、イメージしながら適当(笑)なタイイングである。仕上げに、スリンキー・ファイバーに黒マジックで縞々の模様をつける。これは、シングー河に多いレポリヌス属カラシンのイメージ。



アームド・ウォーター・ウルフのために巻いたMPC


フックは、3/0サイズのワイド・ゲイブ型。50ポンドくらいのワイヤーをつけて金具でかしめる。かしめ金具部分に太いナイロン糸で3本くらいのウィード・ガードをつける。別に完成させたヘッド&ボディのチューブにワイヤーを通し、10センチほど先を輪っかにして金具でかしめて完成。1つタイイングするのに10分くらいかな? とりあえず仮称として、MPC(モスカ・パラ・カショーハ)、「水狼用蝿?」にしておこう(笑)。


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ブログ再開の予感

やぁやぁ、またまた休眠期間が長くなっちゃいました。ごめんなさい。5月中は忙しくて、いろいろなことがありました。これらを整理してブログにアップしなくっちゃと思いつつ……



シングー河の巨大なバルバードくん

(こんなデカいの始めてみたよ)


しかし、やっとちょっと落ち着きました。近々にブログ再開いたします!


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