今月のアクアライフ誌(7月号)
ゴンドワナ時代に南米とつながっていた一億年くらい前ころのアフリカに、オンコプリスティスってノコギリエイの一種がいた。全長8メートルにもなったジャイアント・ソウフィッシュである。ノコギリに生えているトゲが銛みたいなカエシがついているのが特徴で、淡水に遡上したと考えられている。
オンコプリスティスの化石は、しばしば巨大な肉食恐竜スピノサウルスと同時に発見されている。スピノサウルス上顎の歯槽に、このエイのトゲがはまった状態の発見もあって、スピノはエイの踊り食いが好きだったと考えられている。
学者さんたちは、スピノ類は魚だけじゃなくて空飛ぶ翼竜も食っていたんだよと報告している。ブラジルの東北地方セアラ州アラリッペ山地のサンタナ層から発見された翼竜の首骨にスピノ歯が刺さった化石が発見されたからである。
サンタナ層のスピノサウルス類ってたら、イリタトル・チャレンジェリとアンガトゥラマ・リマイが知られている。オレは前にどっかで書いたことがあるけど、両者は同種、そればかりか同一個体である可能性が高い。前者はブラジルの化石密掘業者(オレは関与していない、でも容疑者の想像はつく・笑)が掘って、それを海外に密輸したブツをカナダの博物館が高額購入した標本で、頭骨の後部だった。後者はまったく同じ場所で掘られた頭骨の先端部分で、リオ連邦大学に持ち込まれ記載されたもの。
最近、ときどき思うんだけど、こんなに大胆な骨格標本を組んで飾っていいの? イリタトルは、頭部(それも完璧じゃない)しか知られてないはずですけど(笑)。オレは最低でも骨格半分くらいの化石標本がなければ、その組み立て姿は認めないよ。
さてさて、かなり関係ない余談で引っ張ったけど、今月号(6月11日発売)のAL誌フォトエッセイ「世界の水辺から」は、アマゾンの博物学者ことグランデ・オガワが書いている。立ち読み禁止、買って読んでね!
グランデ・オガワとアマゾンの猛魚を釣ろう!
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●アマゾン猛魚・頭骨博物館
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●シングー・クラフト
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