ペエシ・カショーロのフライ・フィッシング・その1
モスカ・パラ・カショーハ(Mosca para Cachorra)
ポルトガル語やスペイン語では、英語のフライのことをモスカ(mosca)と呼ぶ。もちろんブンブンと煩わしい蝿のことである。ちなみにフライ・マンを直訳すれば、蝿男に決まっている。関係ないけど蝿男たちの王様って言えば、ベールゼブブ(Beelzebub)に決まっている。まったく関係ないけど、中生代白亜紀のマダガスカルに小型恐竜も食っていた巨大なベールゼブッフォって蛙がいた。ベールゼブブ+ブッフォ(ヒキガエル)のフュージョン学名であるね。ゴンドワナ時代にマダガスカルと一緒だったアマゾンの奥地に未知の巨大なカエルがいるというお話しを何回か聞いたことがある。そのうち発見されるかも知れない。
ベールゼブブさん
このブログの読者ならご存知、アマゾンを代表するキバ魚カラシンにペッシ・カショーロ(peixe cachorro)ってのがいるね。現地での、より一般呼び名はカショーハ(cachorra)である。ポルトガル語のカショーロ(発音はカショーホ ⇒cachorro)は、英語のドッグのこと。ちなみにポ語では名詞の語尾が o は男性形、a は女性形なんだけど、メス犬はカショーハとは呼ばずに、カデーラ(cadela)と称する。この牙魚の学名であるヒドロリックスってのは、ギリシャ語のヒドロ(水)+リコス(オオカミ)というフュージョン属名だから、直訳したら水狼(すいろう)族となる。
ウォーター・ウルフ族で最大に成長する種の学名は、ヒドロリックス・アルマータスである。種小名のアルマータスは、武器をもった、武装した、という意味。顔だけみると、たいへんに恐ろしっぽいけど、その全体感はサーモンによく似ている。サーモンってたら、格好良く釣るにはフライ・フィッシング(FF)でしょ。オレは昔よくFF(ファイナル・ファンタジー)もよくやったけど、釣りのFFも古くからやっている。でもぉ~、ルアーとフライを比較すると、前者が5回のキャスティングできるタイムに、後者ではたった1回くらいという差がある。んだもんで、どうしてもアマゾンでは前者をやってしまうことが多かった。まあパシエンシア(忍耐)がないのよ。でもでも、大型サーモン型のアームド・ウォーター・ウルフ(武装水狼)だけは、なんとかフライで仕とめたいとずっと思っていた。この懸案をやっつけるぞ、と決めたのは今年2014年の正月の初夢。そして1月から、対カショーロ・フライのタイイングを始めた。
今までルアーやエサ(泳がせ)で何十も釣っている経験から、モスカも大型ストリーマーでなくてはいけません。大きさは10センチ以上は欲しい。ヘッドはチューブ(綿棒の柄)を巻くようにエポキシ粘土で作って、マイラー・チューブを被せて着色し、3Dアイを貼る。ヘッド後方に余らせたチューブ部にボディを巻く。メイン素材は、スリンキー・ファイバー、それに黒いゾンカーやクリスタル・フラッシュ、フラシャブーなどをあしらった。いつものことだけど、イメージしながら適当(笑)なタイイングである。仕上げに、スリンキー・ファイバーに黒マジックで縞々の模様をつける。これは、シングー河に多いレポリヌス属カラシンのイメージ。
フックは、3/0サイズのワイド・ゲイブ型。50ポンドくらいのワイヤーをつけて金具でかしめる。かしめ金具部分に太いナイロン糸で3本くらいのウィード・ガードをつける。別に完成させたヘッド&ボディのチューブにワイヤーを通し、10センチほど先を輪っかにして金具でかしめて完成。1つタイイングするのに10分くらいかな? とりあえず仮称として、MPC(モスカ・パラ・カショーハ)、「水狼用蝿?」にしておこう(笑)。
グランデ・オガワとアマゾンの猛魚を釣ろう!
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