中南米クリエーチャー美形の研究:その20
至宝の美形
そろそろ熱帯アメリカの美形クリエーチャーも終わりにしようかな? 最後にでますは? 中南米の裸体美女(メタボお断り)にしようかな、とも思ったけど置いといて(笑)、今回二つめの脊椎動物、ヤドクガエルで一時閉館することにした。もちろん意味があるだろうけど、なんでこんなまで警告色が必要だったのだろう? 確かに毒の強烈なクリエーチャーほど、彩色が派手になってる傾向はある。ヤドクガエルのいろいろ解説は、他サイトをみてちょうだいね。ここでは写真を並べるだけ。
とりあえずシリーズを終えるけど、熱帯アメリカには、まだまだ紹介できる美形クリエーチャーたちがたくさんいる。そのうちに気が向いたら、お話しを続けるかも知れない。じゃあ、チャオ! ベイジョ!
おわり
グランデ・オガワとアマゾンの猛魚を釣ろう!
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中南米クリエーチャー美形の研究:その19
シングー河遡行から無事に戻ってきました。その報告は、後日に書きますね。今日は、前の続き。
アマゾン象蟲
そろそろ、この美形シリーズも疲れてきたなぁ(笑)。もうちょっと頑張ろう。今日は、ゾウムシね。アマゾンで最も普通種のゾウムシは、パルマリウムヤシゾウムシだね。シングー河畔のアルタミラ市内でも、バナナを積んだトラックなんかがあると周りを飛んでいる。ヤシ樹の超害虫である。真っ黒でまったく美形でないけど、幼虫は食用になる。ブラジルでは貧困な田舎でしか食わないけど、ペルー・アマゾンではスーリと呼んで、けっこうポピュラーだね。
オレも、もちろん食ったことある。不味くはないけど、とりわけ美味しいというブツではなくて、まあ一種の珍味ではある(笑)。
アマゾン密林の枝葉をビーティング(下にネットを敷いて、棒で叩きまくり落とすこと)すると、かわいい綺麗なゾウムシたちが、よく転げてくる。
ゾウムシってのは、たいへん頑丈な外骨格を持っている。昔アマゾン昆虫採集をやってたころ、標本にするために展足して乾かしておくんだけど、ゾウムシはなかなか乾燥しないで困った。
ユーリヌス属のヒメゾウムシは、美形だ。ブラジルには、緑のアドニスやフェスティブスなどがいる。
ユーリヌス・フェスティブスの亜種(あるいは独立種?)にマグニフィクスがいる。ラテン語のマグナムは、「偉大な」を意味するね。超美形のゾウムシである。
つづく
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中南米クリエーチャー美形の研究:その18
オオガネモチ
今日は、お金持ちのコガネムシ。熱帯アメリカには、とびっきりの美形がいる。プラチナコガネ類である。何たって英語で、Jewel scarabだもんね。
キンイロやギンイロの種類の光沢は、まるで金属にみえる。とても自然の造形にはみえない。
江戸川コナンじゃなくて、江戸川乱歩でもなくて(笑)、アラン・ポーの小説に、ザ・ゴールド・バグってのがある。オレの子供時代に大きな精神影響を与えた作品で、和訳は、「黄金虫」である。主人公のルグランが新種の黄金色の甲虫を発見する。虫を捕まえた場所で奇妙な羊皮紙も拾った。
羊皮紙はあぶり出しで暗号が書いてあって、主人公たちはいろいろな試行錯誤と冒険で、埋められていた海賊キッドの財宝、200億円相当ものお宝をゲットする。
オレの精神系に与えたのは、ゾクゾクする謎解きと冒険もあるんだけど、知識を駆使して膨大な宝を得るってとこね。今だにオレは、そんなの夢を追っている(笑)。
アラン・ポーの黄金虫モデルは、プラチナコガネ類じゃなかったけど、小説の神秘性にはぴったし合っているかも。
つづく
★お知らせ !
本日より、シングー河を遡行いたします。数日は戻ってこないので、ブログは少々の休止になります。
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中南米クリエーチャー美形の研究:その17
チリオサを出したから、チリクワガタ類で行くかな。クワガタ類ってのは、東南アジアに多くて、アフリカも少なくないけど、南アメリカ大陸では種類がずっと少ない。アマゾン低地では、カブトに圧されてるのか、ほぼ皆無である。シングー河流域で唯一(?)いるかも知れないのが、ブラジルカヌスって、ごく地味じみなクワガタ。
アンデス山脈沿いにはいくつかが分布している。シワバネクワガタ系にちょっと美形がいる。
大陸の南のほうにいくと少し増えてくる。ブラジル産のクワガタ類は、多くが海岸山脈地域に分布している。
大陸最南端のアンデスにいるのが、チリクワガタ類である。たいへんに特異なアゴ形状が特徴。レインボウ光沢もあって美しい。
100年ほど前にUSAやヨーロッパからトラウト類がパタゴニア地方に人為移入された。夏のブラウントラウトなんかは、陸生昆虫の捕食が大好き。チリクワガタが飛んできて水面に落ちると、スゴいライズがあると聞くね。チリクワ型のフライもありだろうけど、大きすぎるなぁ。
つづく
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中南米クリエーチャー美形の研究:その16
今日はオサムシ類だ。アマゾン低地密林には、このゴミムシ近縁の甲虫は、カタビロオサムシ系しかいないようだ。後翅が退化して飛べない甲虫は、女の子風のなで肩をしている。すなわち鞘翅(前翅がキチン質で硬くなったもの)の左右前部の角が丸い。飛べるものは、そこが角張っている。普通のオサムシは飛べないけど、カタビロオサムシは飛べる。
飛べない甲虫に何が起きるか? 移動できる範囲が限られる。ちょっとした地形の障害が越せない。だから、個体群は孤立しやすい。そこでインブリード(近親交配)が進むと、狭い地域でも固有な色彩になったりする。よって同種のカラー・バリエーションが豊富になる。これが世界にオサムシ・コレクターを増やした要因の一つ。もう一つの要因は、やっぱ美しいこと。
オサムシ類は。北半球の分布が多い。南半球では、オーストラリアオサムシとチリオサムシ類が有名で互いに近縁とされている。ゴンドワナ大陸、すなわち、ジュラ紀あたりに共通のご先祖様がいたようである。
極東の山の中で冬のオサ掘りってのをやったことがある。オサムシのある族は、越冬するんだけど、日当たりのよい崖なんかの泥にもぐっている。崖を崩す。当たればボロボロころげ出てくる。
チリオサムシ類は、美麗な甲虫だ。もちろん色彩の変異も多彩である。
チリオサムシ類は、実は採集したことがない。アルゼンチンのパタゴニアを旅行したことがあるんだけど、トラウト・フィッシングに夢中で、ころっと忘れていた(笑)。もう一度パタゴニアに入ったら、必ずトラップを仕掛けるぞ!
チリオサにはトラップのエサは腐肉が効くだろうけど、お酢も良いらしいね。
つづく
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中南米クリエーチャー美形の研究:その15
南米カミキリ
今日は、ロングホーン・ビートル、ブラジル・ポルトガル語でセーハ・パウ(樹を鋸ひくもの)、すなわちカミキリでいこう。世界最大のカミキリは、アマゾンのタイタンオオウスバカミキリだ。茶色の巨大ゴキブリ型で美形じゃないけど、やはり迫力はある。分布は、おそらくアマゾン北岸のみ。ギアナ地方~ネグロ河流域~ペルー・アマゾンの個体を観たことがある。
まだ極東にほとんどタイタン標本がなく貴重だったころ、マナウス北方にバルビーナス・ダム湖の工事が始まった。そして現場の照明に飛来した個体が採れた。オレは標本を極東にもっていく途中でメキシコに寄った。テキサス国境のほうに飛んで、リザーバーのBバスをしこたま釣った帰り、メキシコシティのソナ・ロサって怪しい地区でテキーラを飲んで酔っ払った。そして、いろいろあって某モーテルで右前歯をポッキリ折った(笑)。日本で治療し、挿し歯にしたんだけど、焼き物+プラチナ芯でたいへんに高価だった。しかし、お金は一銭も払ってない。甲虫コレクターの歯医者さんを選んでたから、タイタンオオウスバカミキリで払ったのである(笑)。
オレが好きなカミキリは、オニノコギリの系統である。コロンビア産標本を持っていたこともある。
まだ自分で採ったことないけど、ブロンズカミキリ系もいい。パタゴニアの美麗甲虫の一つ。トラウトのフライ・フィッシングをやりながら観察するってのが夢だ。
奇妙な文様の美ってったら、テナガカミキリだろう。こいつは昔、パラ州のトメアスの密林の林道を歩いていて、ぶら下がった蔓に手足を縮めて逆さに止っていたのをゲットしたことがある。
カミキリは多種いて面白いムシなんだけど、アマゾンでは意外に、なかなか簡単にはお眼にかかれない。
つづく
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中南米クリエーチャー美形の研究:その14
宝石シジミタテハ
蝶は美形が多いからキリがない。空飛ぶ宝石キャッチで有名なのは、ミイロタテハ(アグリアス属)だけど、ここではノウガキを載せない。ミイロタテハと並んでおフランス・コレクターが好きなのが、モルフォチョウ類。でも、これもここではノウガキを載せない(笑)。でも、写真を1枚ずつだけ見せる。
アグリアスもモルフォもいいんだけど、オレが好きなのは、シジミタテハの類だね。名のごとく、シジミとタテハの間の形態をもっている。サイズは、シジミのように小さい。前脚は、タテハに似ている。ほとんとが熱帯アメリカ産である。もっとも美しいとされているのが、ニジイロシジミタテハ類である。
ラプラタ水系のイグアスの滝とか、ペルー・アマゾンのプエルト・マルドナード、それにイキトス周辺でよく見たのは、ツバメシジミタテハ類である。こいつらも美形である。
ツバメシジミタテハ類は、河川の岸辺の湿った砂場に吸水にやってくる。熱心に水を吸っていると、意外と逃げない。帽子で捕まえたこともある(笑)。
イキトス郊外のピックーロでは、ミイロタテハを誘引するために仕掛けたトラップ、牛の血を腐らせたもの(猛烈に臭い)に寄ってきた。おそらくウンコにも来ると思う。そんな匂いが好きなんだね。
スカシツバメシジミタテハ類も格好いい。オレはマット・グロッソ州クイアバに遠くないサント・アントニオの湿地林の森床で吸水中のを観たことがある。
オレはモルフォでもポルチスとかエガ、アドニスなんかの小型ものフッチだ。なぜシジミタテハ類がいいのか? そう、大柄の美女より小柄で可愛い女の子のほうが好きなんだ(笑)。
つづく
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中南米クリエーチャー美形の研究:その13
ヘリコニウス
そろそろ蝶チョをやろうかな。まず熱帯アメリカ定番のドクチョウで行こうか。このシリーズの第一章で書いたけど、食樹はトケイソウ類。むかしドクチョウは独立ファミリーだったけど、現在はタテハ科の亜科に降格している。もっとも普通の属に、ヘリコニウス属(ドクチョウ属)がある。
ヘリコニウスに似た別系統の蝶や蛾がそっくりの翅模様を持っているのを、博物学者ベイツは、アマゾン熱帯雨林で見つけた。その後、毒をもつもの同士でも互いに似合うことをミューラーがめっけた。前者をベイツ型擬態、後者をミューラー型擬態っていう。だもんで、ヘリコニウスには同種でありながら、いろいろな模様をもつ亜種や型が存在している。上の4つが同じ種類(ヘリコニウス・エラート)には、見えないでしょ?
エラート(エラト)ってのは、蛾のとこで書いたウラニアおばさんの友人、ギリシャ神話の芸術表現の女神さんのことだね。
ヘリコニウス・メルポメネってのもアマゾンに数が多い。こいつらも色彩変異が多様だ。前述エラートのそっくりさんもいる。
これらが同じ種類であるのは、♂の交尾器官であるバルバの形状で明確なんだけど、オレには種同定は、さっぱりできない(笑)。メルポメネってのもウラニアおばさん&エラトおばさんの友人、ギリシャ神話の音楽の女神さんのことだね。
コレクターに喜ばれるドクチョウの珍品は、亜種と亜種の分布の境界辺りに現れる。もちろん同種だから簡単に一発できるけど、子供たちに変わった彩色変異がでるからである。
つづく
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中南米クリエーチャー美形の研究:その12
究極の造形
頭部がマル美なビワハゴロモをやったから、もっと奇抜造形なヤツをやろう。ツノゼミ類である。昔っから自然科学の入門教科書に、何のために飾られたのか判らない不思議、として登場するのが定番だった。オレは子供の時から、学者ってバカじゃねぇの? 、と感じていた(笑)。己の観察力の不足を認めるような、自分で自分の首を絞めるようなことをエラそうに書くアホなのかい? 理由がなくては、そういう風に進化してこないに決まっているじゃん、おっさん。
オレがヨツコブツノゼミを始めてアマゾンで観察したのは、日本人移民で知られたトメアスーだった。昆虫好きで移民した某氏の庭。しかし、おそろしく小さい(笑)。そして、即座に小型のアリの擬態だろうと思った。学者ってだれかヒトの書いたお話しを軽く引用はするくせに、実際にフィールドで観てないもんなんだ。
アマゾン密林歩きで一番に恐怖なヤツって言えば、たまにしか出てこない毒蛇でも、滅多にでてこない巨大アナコンダでもジャガーでもない。それはアリ類である。なにしろ、そこらかしこにウジャウジャいる。日本と違って攻撃的な種類が多い。毒もなかなかあって、痛いし痒いし腫れる。サシアリ系は、アシナガバチよりもずっと痛い。それに擬態するクリエーチャーは理にかなっている。
前に書いたけど、アリとハチってのには大差がない。
アマゾンのツノゼミ類の多くは、指を近づけると一瞬で跳ねるように逃げる。飛ぶのはそれほど早くはないけど小さいから観にくい。長距離の飛翔は苦手みたい。捕り逃がしても、同じ樹に戻ってくることがある。
アマゾンには、たいへん多くの種類がいる。微小昆虫(大きくて1cm)なんで、標本箱を満たすのは容易な作業ではない。55x44cmくらいのドイツ箱(標本箱)が一つあれば、もし自家採集品で各種♂♀ペアだけで埋めていったら、最低で20年、もしかしたら一生かかるかも知れないね。
実を言うと、オレも20年くらい前、アマゾン・ツノゼミのコレクションをちょっと始めたことがあるんだ。しかし、すぐに挫折した(笑)。もちろん種類を集めるのが大変なんだけどこの蟲、トンボと同様に乾燥標本にすると結構、その色が枯れてしまうんである。美を求めるオレとして、それに耐えられなかった。
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