6月のシングー
自分のブログ過去ページを繰っていたら、釣行の報告のラストは、2016年5月の南ブラジル地方だった。その後、いろいろなフィッシング・チームを催行しているんだけど、やっぱ報告しとかなくっちゃ、このブログ読者も飽きちゃうよね。でも、今日はまだ釣りじゃない、2016年6月のお話ぃ(笑)。
ハムシの一種(全長数ミリ)
16年のシングーは、久しぶりに乾季が強かった。イガラッペ(林床の細流)の水も随分と下がって、かなりの部分が例年よりも乾いた。この月、UFPA(パラ連邦大学)キャンパス内にある熱帯魚養殖ラボの所長マッセーロと何回かイガラッペに採集にいった。細流の岸辺では、昆虫の写真撮影もやった。

ケバケバの鱗翅類(チョウやガの仲間)の幼虫
おぉっと、岸辺にエキノドルス! イモを採集していこうかな?
シングー・イガラッペのエキノ
水の中にたくさんのニムファ(スイレン)もある。しぼんだ花を割ってみたら、コガネカブト類(写真なし)が入っていた。
シングーのニムファ
岸辺が乾いているせいで、湿った泥なんかをナメにきた蝶も多かった。
吸水するマエモンジャコウアゲハの一種
枯れそうなスターレンジの葉上で吸水するシジミもたくさんいた。
シジミの一種
普通種のタテハ類
さて熱帯魚採集のほうだけど、減水で思わしくなかったけど、なつかしのヘテロラブドゥスが採れた。
採集したハイフェソブリコン・ヘテロラブダス
こいつは、昔むか~し、ベレン近郊でタコ採りしたことが何度もある。
ヘテロラブダスは、キレイなテトラだよね。
2017年度アマゾン・チーム隊員募集の概要
◎ グランデ・オガワ率いる2017年度アマゾン・チーム
●2017年隊員募集
http://ameblo.jp/amazon-anglers-team
●インペ保全、チャリティ・Tシャツ
http://ameblo.jp/corvette821/entry-12228133226.html
ツイーターを始めちゃいました!
ブログ更新がなくってゴメンなさい。やることがムーチョあってね。でも、とりあえず何かやっとかないと記憶の即身仏になっちゃうかも? 簡単にアップできる報告でもしとかなくっちゃとダメだよね。そぉ~だ。この状況を破壊するため、ついにアレでもやるか?
というわけで、アマゾンの怪人もツイーターを始めちゃいました(笑)。
インペリアルゼブラプレコ保全支援チャリティーTシャツ ❗
昨日、シングー下流と上流のチームが終了して一息つきました。カショーロがバッコンバッコンでした。同船の3名のトリプル・ヒットも2回ありました。まあ、また来週に別チームも始まるし、その間にもやらなくっちゃイケナイ事もあって忙しいんですけど。忙しさにかまけてブログ更新もやってなくてゴメンナサイ。ところで……
11月に催行した野生インペリアルゼブラプレコ観察チーム隊員からメールがきて、私が直筆サインとシリアル番号をつけた超オリジナルTシャツが販売開始になったとのこと。Sさん、ご苦労様でした。販売リリース案内のページは、以下のURLです。ぜひ、ご協力ください。
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よろしくね!
●隊員募集スケジュール
http://ameblo.jp/amazon-anglers-team
●AMAT美術館……フィッシュ・スカルやイラストが載ったエキゾチック・サイト
●インペ保全チャリティーTシャツ
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追加隊員の募集!
5日(月):車両でシングー最下流ヴィットリアへ、ボートで出港、午後フィッシング、キャンプ泊
6日(火):終日フィッシング、キャンプ泊
7日(水):午前中フィッシング、ヴィットリアからアルタミラ移動、市内ホテル泊
8日(木):港から上流へ、午後フィッシング、キャンプ泊
9日(金):終日フィッシング、キャンプ泊
10日(土):終日フィッシング、キャンプ泊
11日(日):午前中フィッシング、午後アルタミラ戻り、市内ホテル泊
12日(月):アルタミラ発
26日(月):午前中マナウス市内の釣り具屋など、午後に車両と船でロッジに移動、ロッジ泊
27日(火):終日フィッシング、ロッジ泊
28日(水):終日フィッシング、ロッジ泊
29日(木):終日フィッシング、ロッジ泊
30日(金):終日フィッシング、ロッジ泊
31日(土):ロッジからマナウスへ移動、マナウス発
15日(水):港よりシングーへ出港、遡上してキャンプ設営、フィッシング、キャンプ泊
16日(木):終日フィッシング、キャンプ泊
17日(金):終日フィッシング、キャンプ泊
18日(土):終日フィッシング、キャンプ泊
19日(日):終日フィッシング、キャンプ泊
20日(月):終日フィッシング、キャンプ泊
21日(火):午前中フィッシング、アルタミラ戻り、市内ホテル泊
22日(水):アルタミラ発
grogbr2007★yahoo.co.jp
↓ ★2016年10月前半のイリリ川フィッシング追加隊員の募集はここ!
http://ameblo.jp/amazonfishing/entry-12190742499.html
↓ ★2016年10月後半のシングー最下流フィッシング追加隊員の募集はここ!
http://ameblo.jp/amazonfishing/entry-12191041086.html
↓ ★2016年11月前半のインペリアルゼブラ観察チーム
http://ameblo.jp/amazonfishing/entry-12191344789.html
↓ ★2016年12月前半のシングー最下流&上流フィッシング・チーム
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●AMAT美術館……フィッシュ・スカルやイラストが載ったエキゾチック・サイト
http://amatart.web.fc2.com/
アノストミダエを探求する・その14
今回で小論を最終回とする。主にシングーに生息するアノストミダエを挙げてきたけど、ちょっと補足&蛇足をしよう。
アノストミダエ模様のイメージ
紹介してきたアノストミダエ画像にあるように、この魚族の仲間の彩色は、たいへんにカラフルである。熱帯魚の素人さんから見たら、きっと人気が高いんでしょう、と感じるかもしれない。ところがであ~る。この仲間の水槽飼育は長い間、陽の目をみなかった。アマゾンの魚類の中ではけっして大型の部類とは言えないけれど、大きいのは数十センチ以上になって、けっこうパワーがある。
かなり大型化する種類もいる
そして性格は見ためよりも、ジャジャ馬的だ。せっかくレイアウトした水槽の水草を抜いたり、立木をひっくり倒す。特にチマチマな趣向のある極東島国の水槽では、好まれることがなかったのであ~る。しかしぃ~……
キレイだけど、性格にクセがある
最近の島国アクアリスト界では、ちょっとした変化が起きている。すなわち個性を楽しむってヤツね。そんなわけで、徐々にではあるけれど、アノストミダエの人気がわずかに上昇中でもある。
なかがわ水遊園のアマゾン大水槽風景
水族館では、栃木県にある「なかがわ水遊園」のアマゾン大水槽が飼育にけっこう力を入れている(らしい)。おそらく館員の性格が、ちょっと横に曲がっているのだろう(賛辞!)。
なかがわ水遊園
貴兄も貴女も、美形アノストミダエに会いたいと思ったら、なかがわ水遊園に行こう(宣伝しときましたぜ、ミクロポエキリアさま・笑)! カピバラもピラルクと一緒に泳いでいる(筈)だ。そうだ! そのうちアノストミダエの博物画も描こうかな?
アノストミダエ最大種のピアブスー
これにて緋色の研究、「アノストミダエの短報」を一件落着とする。
小論の終了
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アノストミダエを探求する・その13
怪人には理由が解からないけど、♀サピーのオバちゃんやバーさんは、派手に真っ赤なドレスを好む傾向があるようである。しかし、おそらくババアには、淡いピンクのドレスは似合わない。
ピンクは可愛い感じがする
インド洋~太平洋の海のモンガラカワハギ科にピンクテール・トリガーフィッシュってのがいる。尾の色彩の進化が意味するとこは、怪人には解らない。
ピンクテールなモンガラ
アマゾン熱帯魚界に、ピンクテールカラシンと呼ばれるものがいる。カラシン科のカルセウス属(Chalceus spp.)の連中だ。この属の魚には、ピンクじゃなくって、これはレッドじゃねぇ? という色彩のものも少なくない。
シングーのピンクテールカラシンは、レッドテールだ
極東島国で、なんでカルセウス属をピンクテールと呼ぶようになったかの理由は、おそらく初めて輸入された種類の尾色がピンクだったから(笑)…… と思う。さて、アノストミダエでピンクっぽい尾をもっているレポリヌス・ブルンネウス(Leporinus brunneus)ってのがいる。
シングーのレポリヌス・ブルンネウス
上画像の魚は、アルタミラの前でモロコシで釣った個体だけど、恥ずかしながらこの時、その所属が解らなかった。後で調べて、レポリヌス属であること知ったけど、同属にしてはスレンダーなヤツ。まあ、なかなか可愛らしい魚ではある。
続く
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アノストミダエを探求する・その12
横ボーダーの模様のファッションは、太って見えると嫌われることがある。しかし、オッパイやケツに自信があれば、それを逆手に強調する裏技も使える。
ボディ・ラインがあればね
よこしまな奴という言い回しがあるね。でも横縞な、じゃなくって邪なだね。邪道とか邪悪に使われる、そうキミのような奴(笑)。道にはずれた情事のことを、邪淫とも言う。タレントは、これによって仕事を干され、政治家は軽く辞任に追い込まれる。それはさておき。
横縞の代表、タイガー
脊椎動物でラテラルな縞ってばトラ、そうタイガーに決まっている。これは、藪などで周囲に溶けこみ輪郭を不明瞭にする効果があると考えられている。
シングーのレポリヌス・ファシアータス
前にも登場したけど、アノストミダエの縞々代表は、レポリヌス・ファシアータスだろう。おそらく、魚類に多い横縞模様も、タイガー同様に自分を周囲に溶けこませる効果を狙って進化してきたのだろう。
シーゾドンの一種
アノストミダエに、シーゾドン属(Schizodon spp.)というタクソンがあって、南米広範囲に16種が記載されている。この属の連中も横縞を基調として進化してきたようだ。
シングー中流のシーゾドン・ヴィタータス
上画像のヴィタータス種(Schizodon vittatus)は、シングーのアルタミラ近郊の対岸に注ぐイガラッペ(密林床の細流)で採集したものだ。
続く
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アノストミダエを探求する・その11
ストライプ&ボーダーもファッションのほうでよく使われる。バーチカルは、スタイルを細く見せたり足を長く見せる視覚の錯覚を狙っている。
バーチカルなストライプのスカート
このブログの読者なら知っていると思うけど、脊椎動物では頭から肛門の向きが縦方向である。しかし、普通の魚は横になって泳ぐから、バーチカル・ラインは横ボーダルに観える。下の画像の魚模様みたいにね。
海水魚のタテジマキンチャクダイ
しかし、名前を見て判るように、この模様は正に縦縞なんであ~るね。さて、粋な色彩の模様が多いアマゾンのアノストミダエにもバーチカル・ストライプなヤツがいる。たとえば、レポレルス属である。
レポレルス・ヴィッタータス
本種の尾ビレには、やはり縦方向に何本かの黒バンドがある。この尾っぽのアクセントは、粋なアマゾン魚がファッションにする傾向がある。たとえば、ファミリーは違うけど、カラシン目プロキロダス科のプロキロダス類もカウダル・フィンにバーチカル・ストライプがある。
レッドフィン・プロキロダス
ナマズの仲間にもいるぞ。コリドラス・ロビネアエだ。種小名は、マナウスの熱帯魚輸出の先駆者シュワルツ氏夫人ロビナエばあちゃん(故人)を冠している。80年代の怪人は、マナウスで髪をバイオレットに染めたバアちゃんが運転するアルファロメオに何回か乗せてもらったことがある。ご存知のインペも傾向の似たコスチュームだ。この模様は、なんとなく恰好いい。
コリドラス・ロビネアエ
さて本題のアノストミダエのレポレルス。ヴィッタータス種(Leporellus vittatus)がシングーにいる。
シングー下流産のレポレルス・ヴィッタータス
前回の ヒポマスティクス・ジュリーと同様に、シングーでは最下流に生息する本種の個体群は、ヒレがより赤っぽい傾向が強いのが興味深い。その理由のヒミツは、怪人にも判らな~い。
続く
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