【蟲神器 術図鑑】
№129『飛蝗の凶相(ばったのきょうそう)』
収録:スターターセット
消費コスト:0
術カード Nノーマル
テキスト:ターン終了時まで、自分のすべての虫の攻撃力を200増やす。
【蟲神器 術図鑑】
№129『飛蝗の凶相(ばったのきょうそう)』
収録:スターターセット
消費コスト:0
術カード Nノーマル
テキスト:ターン終了時まで、自分のすべての虫の攻撃力を200増やす。
【蟲神器 虫図鑑】
№22『セアカゴケグモ』
収録:スターターセット
消費コスト:2
赤 R レア
特になし
【蟲神器 強化図鑑】
№101『玉虫色の羽化(たまむしいろのうか)』
収録:スターターセット
消費コスト:2
強化カード
R レア
テキスト:この虫の色を赤か青か緑に変える。
【蟲神器 虫図鑑】
№79『ナミアゲハ(幼虫)』
収録:スターターセット
消費コスト:3
青 R レア
特になし
能力は数値化が難しいので 今回は単純に体力や攻撃力の値の傾向を見てみようと思います。が、まずは少し前置きを。
技を使うのに条件が必要なケースがありますが、基準としては「その虫が場に出たときに確実に出せる数値」を採用しています。
例えば【毒針】や【決死の一撃】などは一度しか使えないという制限がありますが、一度は必ず使えるのでその数値を採用しています。このゲームでは場に出た虫はあまり長居できない傾向にありますので「一度しか出せない」こと自体はそれほどデメリットではないという判断です。
【カマ連撃】系の技は体力の高い相手に攻撃する前提で攻撃力の2倍の数値を実質的なダメージとしています。
【共食い】は自分の場に味方の虫がいる必要があるのでいつでも出せるわけではないと判断し、これは除外しています。
【イナゴの大群】は技を出すのにエサ場のエサを1つ破壊する、という発動条件が必要とはなりますが、術の効果で場に出たのでない限りはコスト自体は支払えるはずなのでこの攻撃力を採用しています。
【死骸の山】や【アリの大群】など攻撃力がXの技については扱いをちょっと悩んだのですが、ダメージ0で計算しました。実践ではダメージ0の状況で場に出すことはまずないですし、状況を整えればどんどん数値を高めることができますが全て条件次第ということになってしまいますので、前述のとおり「確実に出せる数値」としては0という判断をしています。
上記のような基準で採用する数値を決定した上で集計した結果がこちらになります。
全体で各色を比較すると、平均値では少し差がありますが中央値ではほぼ横並びという結果となりました。個人的には戦力ごとに偏りがあるのかなと思っていたので少し以外な結果でした。赤陣営は共食いやダメージXの技があるので実質的には攻撃力は頭一つ抜けるのかなとは思いますが。青陣営は蝶が体力高めな印象なので全体でもそういう傾向が出るかなと思っていたのですが、中央値でみるとむしろ他陣営より低いという。高コスト帯では体力が多い虫が多い分、低コスト帯は体力が他陣営より低めなようです。
あと今回集計するまで気づいていなかったのですが、色毎に各コスト帯の虫の数がバラバラなんですね。赤は他陣営より高コスト帯の虫が多く、逆に緑は低コスト帯の虫が多いです。青は中間かな。基本的に高コストなほどステータスが高く設定されますので赤陣営が高火力な印象なのはこのあたりも影響しているのかもしれません。
次にコスト帯別に傾向を見ていきたいと思います。
まずは6コスト帯。
6コスト帯はそれぞれLRだけですのでただ単に3枚のカードを比べているだけですね。
体力はほぼ横並びですが、【共食い】で2000ダメージが出ますので実質的には赤陣営がリードと言えるでしょう。
次に5コスト帯。
体力の平均値が赤と青が低めなのはそれぞれに『リオック』と『ゴライアスオオツノハナムグリ』がいるからですね。特殊な方法で場に出ることができる虫がステータスが1ランク低めに設定されています。
一方で攻撃力は青のクワガタたちが強く、他陣営より高めの中央値を出しています。
4コスト帯。
このコスト帯は青陣営の体力の高さに目が行きます。
これは体力が1000を超えた蝶が3体いることによるものでしょう。
また、平均値で見ると赤陣営の攻撃力が高めなのもわかります。
3コスト帯。
比較的 場に出しやすい中間コスト帯ですが、体力・攻撃力共に赤陣営が高くなっています。緑陣営の攻撃力が極端に低いのが気になりますが、実際には【虹色光沢】【<擬態>】【くさいツノ】など能力持ちの技が多いです。
2コスト帯。
赤陣営の攻撃力がすごく低いですが、これはダメージXの技をダメージ0として計算しているだめです。
実際には200以上のダメージを出すことは容易だと思われますので実質的な平均値はもっと上がると思います。
最後に1コスト帯。
青陣営には体力200の虫がいないので少し高めの数値になっています。
攻撃力はほぼ横ばいでしょうか。
以上、色毎に傾向はあるのかの分析でした。
コスト帯によっては赤の攻撃力が高い、青の体力が高いということはありましたが、全体的にみるとそれほど偏りはないのかな、という結論です。
能力値も含めた分析はちょっとまた改めて考えてみたいと思います。
【蟲神器 強化図鑑】
№107『天牛の大顎(かみきりむしのおおあご)』
収録:スターターセット
消費コスト:0
強化カード Nノーマル
テキスト:この虫の攻撃力を300増やす。
【蟲神器 技図鑑】
<とびだす>
この技を持っている主な虫
『ゴライアスオオツノハナムグリ[5青]』
『マイマイカブリ[3赤]』
『イボバッタ[3緑]』
『ミンミンゼミ[3青]』など
今回ご紹介する技は【<とびだす>】です。
スターターでは『ミンミンゼミ[3青]』が持っている技でお馴染みですね。
縄張りからカードを引いたときに【<とびだす>】を持っている虫を引いたとき、手札に加えるのでなくそのまま場に出してよい、という効果を持った技です。
コストを消費せずに場に出せるという点はもちろん、現状は相手のターン中に虫を場に出す唯一の方法だという点も重要です。
一番理想的な場面は自分の縄張り最後の1つを引いたときにとびだしてくれる、これですね。
相手からすると想定していない壁が1つ増える=攻撃の手を1つ増やさないといけなくなるので場合によっては負け確定だったところを生き延びることができるかもしれません。
あとはありがたいのは序盤の1~2ターンあたりでまだ相手が低コストな虫しか出せないときに出てきてくれることでしょうか。
正直それ以外の場面だと特に3コスト帯の虫はとびだしてもあまり意味がなさそうです。
というのも【<とびだす>】を持っている虫はコスト消費せずに場に出られるというその有用性からか ステータスは低めに設定されていまして、純粋に体力・攻撃力を比べた場合1ランク下のその中でも下層クラスの設定となっています。
つまりせっかく場に出てもすぐに破壊されてしまい、出た意味がなかったなんてこともあり得そうです。
それなら敢えて出さずにエサにした方が得かもしれません。
消費コスト5である『ゴライアスオオツノハナムグリ』も体力が800あるので中盤まではそれなりに役立ちそうですが、それでも同コスト帯で見るとかなり弱いです。
そのステータスの低さについてはもう一つ問題がありまして、この技を発揮するためには最初のセッティングの時点で該当するカードが縄張りへ行っている必要があります。
普通にドローで手札に来てしまった場合、前述のとおり 同コスト帯と比較して弱いただの虫になってしまい、役に立ちません。
デッキ20枚のうち、6枚が縄張りとなりますのでおおよそ1/3の確率でしか【<とびだす>】を発揮できないわけです。
また【<とびだす>】の成功率を上げようと投入枚数を増やした場合、手札に来ちゃう枚数も増えてしまう上に、今度は場にすでに【<とびだす>】を持った虫が居て【<とびだす>】を発揮できないというケースも出てきそうです。
コスト消費無しで場に出られる、という点だけ見れば非常に優秀な能力に思えるのですが、
「発動しにくい」
「発動してほしい場面が限られる」
「発動タイミングが選べない」
「発動できなかった場合 デメリットがある」
これらの理由から個人的にはかなり低めの評価として見ております。
将来的に、例えば「縄張りからカードを1枚引き、手札からカードを1枚 縄張りに戻す。」みたいな効果の技や術が登場すれば、手札に来た【<とびだす>】を持った虫を縄張りに確実にセットできますし、発動タイミングもここぞというときに仕込んだカードを選べるようになるのでかなりおもしろくなるような気がするのですがどうでしょうか。
【<とびだす>】以外にも縄張りから引くことで発揮する効果があれば楽しそうですし。
将来性に期待しつつ、現時点ではイマイチかなという【<とびだす>】についてでした。
【蟲神器 術図鑑】
№127『蟲の息吹(むしのいぶき)』
収録:スターターセット
消費コスト:1
術カード Nノーマル
テキスト:これを自分のエサ場に置く。 ※このエサのコストはこのターン発生しない。
左が通常どおり毎ターン1枚ずつエサを置いていった場合の累計、
右が最良のパターンとして1ターン目に『蟲の息吹』を使用した場合の累計です。
差を見て貰えばわかるとおり、最大で9コスト多く獲得することが可能です。
実際には10ターン目まで対戦が長引くことはほとんどなく、おそらく7~8ターンくらいで決着がつくことが多いのではないかと思います。
その場合でも相手より6~7コスト多く獲得することができています。
LRクラスの虫を相手より1つ多く出すことができる計算です。
この差は大きいのではないでしょうか。
TCGに限らず多くのゲームは与えられたリソースを如何に効率よく変換していくかが試されるものだと考えているのですが、そもそもの得られるリソース(今回は獲得コスト)において相手と差をつけることができるわけです。
もちろんこれは理想の話で、初手に『蟲の息吹』が来た場合の想定です。
任意のカードを引く確率を計算できるサイトさんがあったので利用させて頂いたところ、『蟲の息吹』を2枚投入していて初手(4枚)に1枚以上来る確率は約37%とのことです。
後攻だと1ドローが追加されて約45%。
意外と低くないんじゃないかな、と個人的には感じました。
とはいえ、実際には初手では無い可能性の方が高く、4ターン目とかに来たら使用タイミングとしては多分もう遅いです。
ただその場合でも術として使わず通常のエサとして使用してもOKなので無駄にはならないかと思います。その分、エサに置かずに使えるカードが増えるわけですし。
その場合、4枚のうちの1枚以上が初手にくる確率はグッと上がって約62%。後攻だと70%を超えます。
ここまで上がると初手にくる前提のデッキ運用を考えてもいいかもしれません。
【蟲神器 虫図鑑】
№40『カブトムシ』
収録:スターターセット
消費コスト:4
青 SRスーパーレア
特になし
【蟲神器 虫図鑑】
№7『オオカマキリ』
収録:スターターセット
消費コスト:4
赤 SRスーパーレア
1回目の攻撃の後、相手の場に虫がいればもう1度攻撃する権利を得る、という解釈でなく、2回目の攻撃を行うまでが1つの効果、ということなのでしょう。
なので攻撃の間に他の虫の技を使ったり、術や強化を使うことはできない、ということです。
あと、【<とびだす>】が絡む場合についても注意が必要です。
1回目の攻撃で虫を破壊し、相手が縄張りを引いて【<とびだす>】で虫が出てきたとしてもそれを根拠に2回目の攻撃はできない、と回答されています。
処理の流れは
相手の虫を破壊 → 相手の虫がいるかどうかチェック → 相手が縄張りを引く → 【<とびだす>】の効果で虫が場に出る
となるとのことで、【カマ連撃】のチェックが先に来るためです。
特になし