【蟲神器 強化図鑑】

№101『玉虫色の羽化(たまむしいろのうか)』
収録:スターターセット

消費コスト:2

強化カード

R レア

テキスト:この虫の色を赤か青か緑に変える。

 
 このカードを付けた虫の色を変える、という強化カードです。
「赤か青か緑」と文中で指定されてしまっているので「無色にする」みたいなことはできないですね。
この蟲神器というゲームにおいて、色はとても重要な要素だとは分かっているのですが、その一方で色を変えるためだけで消費コスト2はお高いのでは?というふうに僕は考えていました。
ただ、色を変える目的はなんだろう?と考えたときに大半の場合は「今 相手の弱点を突くため」だろうなと思いまして。基本的に破壊して破壊されてを繰り返すゲームですので「相手から破壊されないために色を変える」っていうシチュエーションは少ないと思ったのです。
で、弱点を突く=攻撃力を2倍にすると考えたときにコスト設定については納得がいったわけです。
 
つまり、
消費コスト0 → 攻撃力+300 『天牛の大顎[0強化]』
消費コスト1 → 攻撃力+500 『雀蜂の毒針[1強化]』
消費コスト2 → 攻撃力×2  『玉虫色の羽化[2強化]』
ということなのかな、と。
次のターンまでもし生き残った場合に相手の色によっては弱点を突けない場合も十分あり得るので、あくまで「今 弱点を突きたい」という前提ですが、実質こう考えてよいかと思います。
 
で、その考えで話を進める場合、攻撃力が600以上ある虫に使わないと損ということになります。攻撃力500の虫を2倍の1000にするなら消費コスト1の『雀蜂の毒針』の方が割安で+500できますので。
となると3コスト帯までの虫には使えません。
4コスト帯でも過半数が攻撃力500以下です。
で、5コスト帯になると今度は相手を倒すのに2倍もいらなくて、+500で倒せるパターンも多そうです。
総合的に考えると、攻撃力強化という視点であれば『玉虫色の羽化』より『雀蜂の毒針』の方がコストパフォーマンスが良さそう、というのが僕の結論です。
 
もひとつ言うと、色の指定はできませんが消費コスト0で使用できる三種の神器があります。
『剣の息吹[0強化]』→この虫の色を赤に変える。
『勾玉の息吹[0強化]』→この虫の色を青に変える。
『鏡の息吹[0強化]』→この虫の色を緑に変える。
構築されたデッキに置いて、おそらく攻撃役はある程度絞られていると思いますので、例えば攻撃役に赤が多いようなら『鏡の息吹』を入れておけば相手の虫が緑または青の場合に弱点が突けるので結構それで事足りるのではないかと思ったりもします。
 
 
色による三すくみはこのゲームのキモですし、色変えは攻撃力アップ以外の意図で使う場面もあり得ると思いますのでもっと研究は必要かとは思っております。
 
何にせよ『玉虫色の羽化』については消費コスト2というのがネックかな、と。せめて1なら活用の幅が広がりそうな気がしております。

 

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◆あまくさ流 戦力評価◆
現時点では消費コストについてはあくまで絶対的な数値として判定している。
(発揮する効果に対し、消費コストが高い・安いという評価ではない)
どのデッキにおいても邪魔になる効果ではないので汎用性は並み。
独自性については【虹色光沢】という似たような効果はあるが、自身の色を変えるか相手の色を変えるかは少し意味合いが異なると考え、並みとしている。
 
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○このカードと組み合わせて相性が良いカードや技
 特になし
 
○このカードで対抗できるカードや技
 特になし
 
×このカードに対して有効なカードや技
『ニシキオオツバメガ[4青]』【虹色光沢:0】
『ヤマトタマムシ[3緑]』【虹色光沢:0】
→『玉虫色の羽化』で指定した色に対し、虹色光沢を後出しすることで上書きが可能。
 
★同様の効果を持つカード
『ニシキオオツバメガ[4青]』【虹色光沢:0】
『ヤマトタマムシ[3緑]』【虹色光沢:0】
『剣の息吹[0強化]』
『勾玉の息吹[0強化]』
『鏡の息吹[0強化]』