今回は少し趣向を変えて赤青緑それぞれの色の勢力の傾向を分析してみました。
そもそもこのゲームでは色を混ぜることにデメリットはありませんのであまり気にする必要もないのかもしれませんが、実際のところどんなものなのか知りたかったので調べてみました。

能力は数値化が難しいので 今回は単純に体力や攻撃力の値の傾向を見てみようと思います。が、まずは少し前置きを。

 

 技を使うのに条件が必要なケースがありますが、基準としては「その虫が場に出たときに確実に出せる数値」を採用しています。

 例えば【毒針】や【決死の一撃】などは一度しか使えないという制限がありますが、一度は必ず使えるのでその数値を採用しています。このゲームでは場に出た虫はあまり長居できない傾向にありますので「一度しか出せない」こと自体はそれほどデメリットではないという判断です。

 【カマ連撃】系の技は体力の高い相手に攻撃する前提で攻撃力の2倍の数値を実質的なダメージとしています。

 【共食い】は自分の場に味方の虫がいる必要があるのでいつでも出せるわけではないと判断し、これは除外しています。

 【イナゴの大群】は技を出すのにエサ場のエサを1つ破壊する、という発動条件が必要とはなりますが、術の効果で場に出たのでない限りはコスト自体は支払えるはずなのでこの攻撃力を採用しています。

 【死骸の山】や【アリの大群】など攻撃力がXの技については扱いをちょっと悩んだのですが、ダメージ0で計算しました。実践ではダメージ0の状況で場に出すことはまずないですし、状況を整えればどんどん数値を高めることができますが全て条件次第ということになってしまいますので、前述のとおり「確実に出せる数値」としては0という判断をしています。

 

 上記のような基準で採用する数値を決定した上で集計した結果がこちらになります。

 

 全体で各色を比較すると、平均値では少し差がありますが中央値ではほぼ横並びという結果となりました。個人的には戦力ごとに偏りがあるのかなと思っていたので少し以外な結果でした。赤陣営は共食いやダメージXの技があるので実質的には攻撃力は頭一つ抜けるのかなとは思いますが。青陣営は蝶が体力高めな印象なので全体でもそういう傾向が出るかなと思っていたのですが、中央値でみるとむしろ他陣営より低いという。高コスト帯では体力が多い虫が多い分、低コスト帯は体力が他陣営より低めなようです。

 

 あと今回集計するまで気づいていなかったのですが、色毎に各コスト帯の虫の数がバラバラなんですね。赤は他陣営より高コスト帯の虫が多く、逆に緑は低コスト帯の虫が多いです。青は中間かな。基本的に高コストなほどステータスが高く設定されますので赤陣営が高火力な印象なのはこのあたりも影響しているのかもしれません。

 

 次にコスト帯別に傾向を見ていきたいと思います。

まずは6コスト帯。

6コスト帯はそれぞれLRだけですのでただ単に3枚のカードを比べているだけですね。

体力はほぼ横並びですが、【共食い】で2000ダメージが出ますので実質的には赤陣営がリードと言えるでしょう。

 

次に5コスト帯。

体力の平均値が赤と青が低めなのはそれぞれに『リオック』と『ゴライアスオオツノハナムグリ』がいるからですね。特殊な方法で場に出ることができる虫がステータスが1ランク低めに設定されています。

一方で攻撃力は青のクワガタたちが強く、他陣営より高めの中央値を出しています。

 

4コスト帯。

このコスト帯は青陣営の体力の高さに目が行きます。

これは体力が1000を超えた蝶が3体いることによるものでしょう。

また、平均値で見ると赤陣営の攻撃力が高めなのもわかります。

 

3コスト帯。

比較的 場に出しやすい中間コスト帯ですが、体力・攻撃力共に赤陣営が高くなっています。緑陣営の攻撃力が極端に低いのが気になりますが、実際には【虹色光沢】【<擬態>】【くさいツノ】など能力持ちの技が多いです。

 

2コスト帯。

赤陣営の攻撃力がすごく低いですが、これはダメージXの技をダメージ0として計算しているだめです。

実際には200以上のダメージを出すことは容易だと思われますので実質的な平均値はもっと上がると思います。

 

最後に1コスト帯。

青陣営には体力200の虫がいないので少し高めの数値になっています。

攻撃力はほぼ横ばいでしょうか。

 

 

以上、色毎に傾向はあるのかの分析でした。

コスト帯によっては赤の攻撃力が高い、青の体力が高いということはありましたが、全体的にみるとそれほど偏りはないのかな、という結論です。

能力値も含めた分析はちょっとまた改めて考えてみたいと思います。