【蟲神器 術図鑑】

№129『飛蝗の凶相(ばったのきょうそう)』
収録:スターターセット

消費コスト:0

術カード Nノーマル

テキスト:ターン終了時まで、自分のすべての虫の攻撃力を200増やす。

 
虫の攻撃力を上げる手段として『天牛の大顎[0強化]』という強化カードがあるのですが、今回は同様の効果を持つ術カードをご紹介します。
それがこの『飛蝗の凶相』です。
ばった・・・天牛に続いて読めないですね。
おまけにカッコいい漢字。
 
さてその効果ですが、使用したターンの終了時まで自分の場の全ての虫の攻撃力が200上がる、というものです。
では『天牛の大顎』との違いを検証していきたいと思います。
 
まず『天牛の大顎』は強化カードなので何ターンも持続しますが、『飛蝗の凶相』は術カードなので使用したこのターンしか効果が持続しません。
ただ、このゲームにおいては残念ながら虫は長生きできない傾向にありますのでそこはさほどデメリットではないかと思います。
 
数値面で見ますと、『天牛の大顎』は300上昇するのに対し、『飛蝗の凶相』は200しか上昇しません。ただし、複数の虫に効果がありますので虫が2体いれば合計400アップですのでその時点で『飛蝗の凶相』の方がお得です。もちろん、多ければ多いほどお得感は増します。
ただ、この点が結構ネックかなと考えていまして、基本的に場の虫はどんどんやられていくゲームですので以前のターンに出た虫が生き残っているということがあまりないかと思っています。
そうなると複数の虫を場に展開しようと思うと、1ターンに複数体出すということになりますが、そうなると虫1体あたりのランクが下がってしまうので、『飛蝗の凶相』による強化を当てにするより、高ランクの虫1体を出したほうが強かったりしないかな、とか考えたり。
 
場の虫が1体のときに使うのなら『天牛の大顎』の方がよいとなってしまうので、複数の虫を展開することを前提としたデッキの場合に採用するなど、ちょっと考えて採用する必要があるカードかなと思っております。
 
 
ちなみに、このゲームにおける技や術の効果は 発揮時点で場にいた虫だけが対象となります。
例えば『飛蝗の凶相』使用後に追加で場に虫を出したとしても、後から出てきた虫は攻撃力が上がりません。
あくまで術を使用した時点で場にいた虫だけが対象となり、自分の場自体が対象となっているわけでない、ということですかね。
 
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◆あまくさ流 戦力評価◆
場に複数の虫がいないと有効に使えず、使用状況・デッキを選ぶということで汎用性を低めに評価している。一方で状況さえ整うのであればより効果的に使えるのでカードのポテンシャル自体は悪くないと思われる。
攻撃力を挙げる方法は複数あるため独自性は低めの評価としている。
 
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○このカードと組み合わせて相性が良いカードや技
『ニセハナマオウカマキリ[6赤]』【神のカマ連撃:300】
『オオカマキリ[4赤]』【カマ連撃:200】
『テナガカミキリ[5緑]』【テナガ攻撃:300】
 
○このカードで対抗できるカードや技
 特になし
 
×このカードに対して有効なカードや技
『蚕玉の加護[1強化]』
『蓑虫の隠れ蓑[0強化]』
 
★同様の効果を持つカード
『雀蜂の毒針[1強化]』
『天牛の大顎[0強化]』