あらい式整体院のブログ -84ページ目

1-1:V字とは何か?

私が、勝手に「V字」と呼んでいる施術は、頭蓋仙骨療法に出てくる「エネルギー指向テクニック」や「V字拡張テクニック」と、呼ばれているものに似ていますが、もっと気軽に、色々な箇所で使っています。


片方の手でVサインをつくり、体に触れ、もう片方の手の指を一本立て体に触れ、Vの字の二本の指の間に向かって、一本指からエネルギーが流れるのをイメージします。


こうすると、指先で、筋肉が脈打ち始めるように感じられ、徐々に脈動が強くなり、しばらくすると静まり、指二本と一本の間にある筋肉が、かなり緩みます。

場所によって違いはありますが、20秒以上かかることは、ほとんどありません。


その間、受ける側の大抵の人は、特に何も感じないと、おっしゃいます。痛みも特別な気持ち良さも、ないようです。

しかし、筋肉はものすごく緩んでいますので、結果を求める人からは、好評です。


実際のやり方は、体を挟むようにしたり、骨を間に挟んでやったりもしますが、面的にも使います。


いづれの場合も、筋肉の繊維の方向に沿って、一本指を向けたり、又は、直角に向けたりします。



骨盤・頭蓋骨の歪みと背骨のズレ                         ~ 非接触と弱い圧による調整の一例-V字基本

一本指をどこに置くかですが、考えません。 感じます。


一本指をすべらせながら移動させ、置くべき位置に近づくと、二本指、一本指とも、しびれる様な感じがし始めます。


そして、置くべき最適な位置に来ると、両方とも、しびれ感が最大になり、脈動が感じられるようになりますので、その位置で、脈動が静まるまで保ちます。


一本指は、体に接していなくても、体から2~3cm離れていても、全く同じように感じることが出来ますので、ベストな位置が決まってから、体に触れ、留めれば、指先が体の上を変に這うようなこともありません。


片手で、人差し指と中指で作ったV字に向けて、親指を一本立たせても、効果があります。


”V字”は、本当にオールマイティーでして、表面の張りから、奥深い筋肉まで、やり方しだいでは、橋を吊るすワイヤーのように硬いスジも、グニャッと軟らかくなってくれます。


ですので、私は、施術時に体のほとんどの部位を、この”V字”で緩めています。


そして、「一度の施術で、問題を解決する」という、私の理想の実現に、かなり役立っています。


次回は、1-2:首です。 V字を使っての、首の施術の説明です。

0-2:私の場合(頭蓋骨の変化と体調の変化) 

私の場合、頭の右側が全体に下がっていました。


右耳、右目、右頬骨が下。

アゴの角も右が下、顎関節も右が下。

鼻筋のズレもありました。




交通事故で頭蓋骨骨折をしたのが、原因だと思い込んでいたのですが、幼少時からズレていたようです。

子供の頃の写真を見ても、右側が下がっています。




頭蓋骨の調整で、かなり改善したので、私が感じたことを、いくつか以下に挙げてみます。




・目、耳、頬骨、顎関節の位置の左右差が無くなった

  放っておくと、いつかはズレが戻りますが、戻り幅が少なく、

施術前と完全に同じ状態には戻りません。




・顔のむくみが激減した

  ズレた骨によって、リンパ管などが圧迫されていたのが無くなったことにより、体液の滞りが無くなったためでしょう。

これは放っておいても戻らなくなりました。

  子供の頃から、太ってないのに顔だけがパンパンだったのが、解消しました。




・アゴが鳴らなくなった

  口の開閉時のカクッが無くなりました。




・首肩のコリの激減

  少し下がった右目を、左目の高さと同じにするために、常に、頭を少し左に傾けていたのが、左側の首肩だけが肩こりする原因でした。

本能的に、左右の目の高さの平衡を保ちたがるらしいです。

  写真を撮る時に、いつも「頭が傾いている。まっすぐにして」と、言われたのは、目の位置が原因でした。




・目薬をさす回数が減った




・鼻筋のズレが無くなった




・鼻が高くなった(ような気がする)

  鼻の周りの、むくみが減ったことによって、相対的に鼻が高くなったように、感じるのではないか、と思います。




・鼻をかむ回数が減った




・痰を出す回数が減った




・耳掃除の回数が減った

  耳が、かゆくなる回数が、減りました。




・頭痛の解消

  疲れや体調不良のときは、必ず右目の奥を中心に、頭痛がしたのですが、なくなりました。

  頭痛は、カゼで熱が出たときだけになりました。




・頭の形

  私の場合、頭を上から見ると、左右に広がる楕円形で、触ると、左右にツノがあるように、尖った感じだったのですが、少しずつ、なんというか、角が丸まった感じになりました。




  頭頂部や額も、平面な感じだったのですが、徐々に、中心線が盛り上がってきました。

  頭頂部、後頭部の中心線が出っ張ってきて、額も中心線が、前に出てきた感じです。




  頭が、左右に広がる楕円形から、前後に広がる楕円形に、ゆっくりと変化したがっているように、感じます。


  シャンプーをしている時や、ヘルメットをかぶった時に、「あれっ」と、変化に気づくことが多いです。




次回は、1-1:V字とは何か? です。

0-1:きっかけ

私が、現在行っている、手をかざすことで、骨盤や頭蓋骨を調整する施術は、トレーニングの結果、出来るようになったのではなく、突然出来るようになったものです。




以前から、自分の頭蓋骨のズレが気になっていましたので、なんとか自分で自分の頭蓋骨を調整できるようになりたい、そして、お客さんの頭蓋骨も調整したいと思い、学んだり試したりしていました。




耳の高さだけは、揃えられるようになったのですが、頬骨、目、鼻筋のズレは、どうしても動いてくれません。耳も1日か2日で戻ってしまいます。




そんな状態が続いていたある日、下がっている右側が、こうやるだけで、動いてくれないかなあと、思いながら、頭の左右に手をかざしていると、手のひら全体が、少し脈打ち始めるのが感じられ、不思議なので、そのままにしておくと、だんだんと脈動が強くなり、頬のあたりにも何かが感じられるようになりました。




5分くらい、そのままの状態で手の位置を留めていると、手のひらの脈動が静まり、何も感じなくなりました。

そして鏡を見てみると、下がっていた右側が、逆に左より上になったようになり驚きました。(現在は左右バランス良く調整できます)




すぐに、もう一度試したいと思いましたが、整ってしまった頭蓋骨は、すぐにはズレてる状態になってくれません。

毎日、頭の様子を観察しながら、左右の差がわかるようになった1週間目くらいに、再び、頭に手をかざすのを試しました。やはり、動きます。今度は、ぐっと時間が短くなりました。




その後、しばらくの間は、手のひらが敏感になり、植物に近寄ったり、神社のそばを歩いたりした時などに、手のひら全体がしびれる様な感覚になり、強く脈打ち、離れると収まるという状態が続きましたが、今はだいぶ落ち着いています。




施術中は、呼吸を意識することはありません。宇宙や神をイメージしながら施術するわけでもありません。




普通に今まで通り、コリがほぐれ、ズレが整い、お客さんが喜んでくれるのを、願いながら施術しています。



次回は、0-2:私の場合(頭蓋骨の変化と体調の変化)です。