1-1:V字とは何か? | あらい式整体院のブログ

1-1:V字とは何か?

私が、勝手に「V字」と呼んでいる施術は、頭蓋仙骨療法に出てくる「エネルギー指向テクニック」や「V字拡張テクニック」と、呼ばれているものに似ていますが、もっと気軽に、色々な箇所で使っています。


片方の手でVサインをつくり、体に触れ、もう片方の手の指を一本立て体に触れ、Vの字の二本の指の間に向かって、一本指からエネルギーが流れるのをイメージします。


こうすると、指先で、筋肉が脈打ち始めるように感じられ、徐々に脈動が強くなり、しばらくすると静まり、指二本と一本の間にある筋肉が、かなり緩みます。

場所によって違いはありますが、20秒以上かかることは、ほとんどありません。


その間、受ける側の大抵の人は、特に何も感じないと、おっしゃいます。痛みも特別な気持ち良さも、ないようです。

しかし、筋肉はものすごく緩んでいますので、結果を求める人からは、好評です。


実際のやり方は、体を挟むようにしたり、骨を間に挟んでやったりもしますが、面的にも使います。


いづれの場合も、筋肉の繊維の方向に沿って、一本指を向けたり、又は、直角に向けたりします。



骨盤・頭蓋骨の歪みと背骨のズレ                         ~ 非接触と弱い圧による調整の一例-V字基本

一本指をどこに置くかですが、考えません。 感じます。


一本指をすべらせながら移動させ、置くべき位置に近づくと、二本指、一本指とも、しびれる様な感じがし始めます。


そして、置くべき最適な位置に来ると、両方とも、しびれ感が最大になり、脈動が感じられるようになりますので、その位置で、脈動が静まるまで保ちます。


一本指は、体に接していなくても、体から2~3cm離れていても、全く同じように感じることが出来ますので、ベストな位置が決まってから、体に触れ、留めれば、指先が体の上を変に這うようなこともありません。


片手で、人差し指と中指で作ったV字に向けて、親指を一本立たせても、効果があります。


”V字”は、本当にオールマイティーでして、表面の張りから、奥深い筋肉まで、やり方しだいでは、橋を吊るすワイヤーのように硬いスジも、グニャッと軟らかくなってくれます。


ですので、私は、施術時に体のほとんどの部位を、この”V字”で緩めています。


そして、「一度の施術で、問題を解決する」という、私の理想の実現に、かなり役立っています。


次回は、1-2:首です。 V字を使っての、首の施術の説明です。