2-3:頭蓋骨(手かざしによる調整)
頭蓋骨は、歪みますが、整えることも出来ます。
”自分の頭の形は、こんなものだ” とか、
”生まれつきだから、しょうがない” とか、
思い込み、あきらめている人が多いのは、
もったいないなと思います。
「0-2:私の場合」で書いたように
見た目の変化に加え、
さまざまなメリットがありますので、
頭蓋骨の調整が、私の施術方法に限らず、
もっと一般的になり、
気軽に受けたり、
自分で出来たりするようになればと、
願っています。
◆施術の流れ
手かざしによる、頭蓋骨の調整は、
以下のような流れで、進みます。
1.鏡を見ながら、一緒に歪みの確認をします。
2.私が、手をかざします。
3.再び、鏡を見て、整ったかどうか、確認をします。
◆歪みのチェック
頭蓋骨の歪みのチェックは、
・耳の位置と、
・頬骨の位置の
左右の上下差で確認します。
1.鏡の前で、頭をまっすぐの位置にします。
2.両手の人差し指を水平に伸ばし、
軽く耳の穴にあてます。
左右の高さに差がないか、確認します。
3.次は、頬骨です。
両手の親指を、頬にあて、
すっと上げていくと、骨にあたります。
左右の高さに差がないか、確認です。
◆手かざしによる調整
通常、イスに座っていただいて、施術します。
・力を抜いて、楽な姿勢で座ります。
・アゴの力を抜き、薄く口が開くくらいにします。
・足も、つま先立ちのようにかかとを上げず、
足裏が、床につくようにします。
2.スキャンするようにして、移動していくと
問題のある場所で、手のひらが反応しますので、
その位置を保ちます。
3.手のひらの反応が静まったら、他にも反応する所がないか
スキャンします。
2と3を繰り返します。
4.どこも反応する所がなくなったら、
再び、鏡を見て
耳や頬骨の位置を、確認します。
これで、整っています。
ほとんどの場合、1~2分で終わります。
施術中、受け手の人が、何を感じ、
私が、何を感じるかについては、
「2-1:手かざしとは」 をご覧下さい。
◆顎関節
上記の施術で、アゴが鳴らなくなる人もいます。
カクッという感覚が残る人も、
「かなりマイルドになった」「硬さがなくなった」
という感想が多いです。
希望者には、”V字”で、
頬のあたりに軽く触れ
アゴ周りの筋肉を、
さらに緩めます。
◆動かない場合
施術後も、左右の耳の位置の上下差が、
施術前と、ほとんど変わらない場合があります。
下になっている側の耳が、動いてくれない状態。
胸鎖乳突筋という首の筋肉が、あまりにも硬過ぎて
側頭骨を下に引っ張っている状態です。
この場合は、”V字”で、軽く首に触れ、
この筋肉を緩めると、解決します。
◆自然治癒力
めったにありませんが、
あと少し動けば、完璧に整うのに、
どうやっても、あと少しが動かない人もいます。
この場合は、
その日の施術は、そこまでで終わり、となります。
なぜならば、この施術法は、
私が、骨を一つ一つ動かしているわけではなく、
受け手ご本人の自然治癒力、
あるべき姿に戻ろうとする力、もともと持っている力を
呼び覚まし、手伝っているに過ぎない、
と認識しているからです。
動いてくれないのは、
”今は、これ以上動かない”、”動かしたくはない”という
体からのメッセージと理解し、深追いはしません。
残りは、また次回となります。
他からの力や圧で、無理に動かしているのではないので、
気分が悪くなったりなどの不具合発生がゼロです。
この点が、安全な施術として
皆さんに、お勧めしている理由のひとつです。
次回は、2-4:輪郭 です。
手かざしによる、フェイスラインの調整についてです。
2-2:骨盤(手かざしによる調整)
骨盤は、左右の腸骨がそれぞれ別に、
前に傾いたり、後ろに傾いたりして、歪むのがほとんどです。
手かざしでの調整の場合、
どのように歪んでいても、丸ごと調整しますので、便利です。
寝ている状態でも、施術できますが、
通常、立ったままで、施術します。
◆歪みのチェック
歪んでいるかどうかの確認は、簡単です。
1.鏡の前に立ちます。(鏡は腰の部分が映る大きさで充分)
2.足を揃えて、直立します。
3.腰骨の一番高い所に、左右の手を置きます。
4.左右の高さに、差がないか確認。
5.骨盤の前面に、左右の手を置きます。
6.上から腰を見おろして、左右の前後差(ねじれ具合)も確認。
◆手かざしによる調整
1.軽く足を開いて、両足に均等に体重をかけ、
楽な姿勢で、立ってもらいます。
2.両手は、軽く腕組みをするようにして、
腰まわりから、手を移動してもらいます。
3.私が、受け手の人の腰の
左右をはさむように、手をかざします。
反応しなくなったら、次へを繰り返します。
5.ほとんどの場合、1分以内で終わります。
6.最初と同じように、位置をチェックし、
歪みが整ったのを確認して、終了。
これで、骨盤左右の、上下差、前後差が消え、
歪みがなくなっています。
そして、立ったままだと確認しずらいですが、
脚の長さの左右差も、なくなります。
受け手の人は、
何も感じないという人が、半分ですが、
残り半分の人は、
腰が揺れ動き始めたり、
「どちらかに引っ張られる感じがした」
「動いてる感じがわかった」
などと、おっしゃる方が多いです。
次回は、2-3:頭蓋骨(手かざしによる調整) です。