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アルジャーノンにシャンパンを

♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

旅屋おかえり

原田マハ著

集英社文庫

2023.5.13読了

☆☆☆☆☆

たまたまNHKのドラマ(再放送)を見て面白かったので、原作を読んでみました。そしてやっぱり、期待を裏切らない面白さ。さすがマハさんです。

旅をしたくてもできない人の代理としてその地に出向き、そこでの出来事を伝える仕事。なかなか難しい状況設定だが、いずれも奥深く感動のストーリーに仕上げられてます。旅の先々で、こんな素晴らしい出会いが、しかも偶然あったら楽しいだろうなぁ。

そして読んでる間、ドラマで主演だった安藤サクラさんが頭から離れなかった。それくらいはまり役で印象的でした。やっぱりあの人の演技は凄いわ。

【5月4日(木)】

この日はボクのhometown高松に帰省してたので、その時の食事の記録です。

商店街をブラブラ歩いてて、偶然見つけたお店で0次会。まだ15時過ぎなのによく開いてたな。

 

なかなかいい雰囲気の店内。ワインも充実してそう。

 

さすがにこの時間は簡単なおつまみしかできないとのことだが、それで充分。まずはヴェネトのスパークリングで乾杯!(グラスはFERRARIだけど中身は違う・笑)。

 

おまかせプレートは紫キャベツのラペ、赤鶏のガランティーヌ、プロシュート、カマンベール、ミモレット。

 

2杯目はピエモンテの微発泡フォルテーゼ(グラスはBANFIだけど・笑)。このワイン、美味しかったので1本買って帰りました。そう、このお店酒飯もやってるんです。いいところ見つけたな。次は是非ディナーで。

 

そして17時からはこの日のメインイベント、恒例の“家族で乾杯”です。

いつものように、高松国際ホテルのレストランの個室に母親、弟家族合わせて6人が集合しました(父親は空の上から参加)。

 

アミューズは鶏レバーペーストのエクレア。

 

鯛と平貝、春野菜のマリネ。甘味の強い柑橘“せとか”のビネグレットソースに、バルサミコのアクセントもあっていい感じ。

 

新玉ねぎと新ジャガのポタージュ。新玉のシャキッとした食感が楽しめる。

 

パンは3種類。おかわり自由(笑)。発酵バターまたはオリーブオイルを付けて。

 

鰆のハーブグリルとサザエの壺焼きバジルソース。どちらも無難に美味しい。

 

お口直しのグラニテ。

 

讃岐オリーブ牛肩肉の低温調理とオリーブ地鶏のコンフィ。ここの松原総料理長は、低温調理の研究で“現代の名工”に選ばれたスペシャリスト。それだけで美味しく思えてしまう(笑)。ソースはモリーユとエシャロットのエスニック風で、ビーフにフォーカスされてます。

 

デザートは、ブラッドオレンジのムースとピスタチオのジェラート。

 

この日のワインはシャンパン(ルイロデ)、ブルゴーニュ(ニコラ・ポテル)、ナパ(シルクウッド)という、オーソドックスなラインナップ。

 

本来ならここで終るはずが、タクシーか来るまで時間があるということでもう1本。

何本か出してもらった中から、ファビアン・ジューヴのオレンジワインっぽいのをチョイス。適度に個性的で、思いのほか楽しめました。

GWの恒例行事だった“家族で乾杯”、コロナのせいで不定期になったりしたけど、これからはもう少し頻繁にやりたいな。

 

そしてこの日はさらにもう1軒。

ワインバー長尾別邸。なんとも親しみの湧く名前です(笑)。ソムリエールさんが一人でやってる、美しく落ち着いた雰囲気のお店。じつは、先日行ったワインバーMetcha Monteのオーナーソムリエさんに紹介してもらったんだけど、トルヴェールのカウンターから始まったつながりで、ここまで辿り着きました。

 

シャンパン(Pierre Gerbais)に原点回帰。

 

ここのソムリエールさん、ご主人がスイスでレストランやってて、この数日後にもスイスに行くんだとか。それほかにもいろいろ話できて楽しかったな。帰省したときは再訪決定です。

 

最後もシャンパン(Robert Charlemagne)で締め。

 

ぐりる屋島はもちろんだけど、0次会と2次会もいいお店に出会えて、充実したディナーでした。高松でもお気に入りのお店、増えつつあります(笑)。

【5月2日(火)】

 

この日仕事だったmywifeと、どこかで食事して帰ろうということになり、かなり久しぶりにこちらへ。

 

待合せに先着したボクは、感染防止にも効果がありそうなコイツで、まずは体内消毒(笑)。

 

とりあえずのおつまみはピクルス。

 

料理はボードに書かれてるものを中心にチョイスしました。

焼き茄子の生ハム巻き。茄子の香ばしさがいい。

 

ホタルイカ、菜の花、新玉葱のサラダ。こういう季節感があるメニューはつい頼んでしまう。

 

赤海老のカルパッチョ。プリプリの海老がたくさんで、食べ応えあり。

 

ワインはもちろんイタリアの白をボトルで。

 

真鯛のソテー、アンチョビバターソース。見た目ほどトマトっぽくはなく、味わい深いソースが美味い。

 

鶏胸肉の炙りハム、柚子胡椒ソース。火入れが絶妙で、レア感がいい。鶏肉に柚子胡椒は(ボク的には)鉄板の組合せ。

 

美味しい料理とワインがリーズナプルに楽しめる、CIBOはコスパに優れた良いお店です。ただ唯一の難点は、店内が喫煙可なところ。せめて分煙にしてくれたら、もっと行きやすくなるのになぁ。

 

2軒目はワインバーMetcha Monteさんへ。ここでもイタリアのワインを楽しみました。

ちょっと前にトルヴェールで牡蠣食べてたら、たまたまカウンターの隣に来られたのがここのオーナーソムリエさんで、それがきっかけで訪問した次第。

 

CORLETO VILLA DI CORLO

ランブルスコの微発泡赤。気負わず飲めるのがいい。

 

印象的なマーブルのお皿は、広島で活動している藤川稔さんの作品とのこと。

 

最後にもう一杯赤を。

 

TERRE NOBILI Teodoro 2016

果実味濃厚まろやかで、このタイミングで飲むにはいい選択。そして、この夜のイタリアンディナーをキッチリ締めてくれました。めでたしめでたし(笑)。