筑波大学の渡邉信教授の研究チームと自動車メーカーのマツダが先月、
水中などに生息する「藻」から採りだした油を軽油に70%混ぜて、
車を走らせるという実験を行ないました。

 実験は成功。国際藻類学会によりますと、「70%」という高い割合で
藻の燃料を使い、乗用車を動かす走行実験は、
これが世界で初めてということです。
霞ケ浦・北浦でアオコが大量発生している問題で、腐敗して悪臭を放つアオコが土浦市内の河川でも増え続けており、市民から市に苦情が殺到。市はお盆休み返上で回収に当たる。

大量発生に対し、国交省霞ケ浦河川事務所は8日から、アオコ回収船を13年ぶりに出動させて、土浦港でフル稼働させている。さらに交通船2隻のスクリューで湖水をかくはんさせ、停滞するアオコを拡散させる作業を続けている。

小康状態になった土浦港に対し、備前川や新川など同市内の河川に霞ケ浦からアオコが遡(そ)上(じょう)しており、こちらは市がアオコフェンスを張ってせき止めながら、回収に努めている。

市環境保全課によると、汚泥吸引車にハンドスキマーを接続して腐敗アオコを吸引し、6~11日(7日除く)で約180トンを回収した。しかし、回収したアオコを焼却する施設の数、能力に限りがあり、アオコの発生量が回収量を上回って、回収が追い付いていないのが実情。水中ポンプを使って水中をかくはんさせるなどの作業を加えているが、「回収はしばらく続けなければならないだろう」(同課)と、先の見えない作業に頭を痛めている。

市民からは「臭い」、「窓を開けられない」、「洗濯物や布団を干せない」などといった苦情が12日までに数百件寄せられている。

アオコ大量発生の理由について、社団法人霞ケ浦市民協会の沼澤篤主任研究員は「ここ10年ほど白濁していた湖水の透明度が上がり、太陽光が深く入射するようになって、植物プランクトンが増殖しやすくなったこと、さらに富栄養化や水温上昇など複合的なものが考えられる」としている。
 神在月を迎え、立冬が過ぎた。宍道湖・中海では水鳥たちが例年のように次々に飛来している。

しかし湖の様子が変わっていて、水鳥たちも戸惑ったのではないか▼アオコだ。
宍道湖、大橋川や松江市内の堀川には、帯状になったアオコが漂い、吹きだまりは一面、黄緑の絨毯を敷いたようになった。
水の都・松江の面目丸つぶれだ。

中海でも、渦巻き状になったアオコの帯の写真が紙面に出ていた▼アオコの発生条件は、低塩分濃度、富栄養化、高水温、日射量などだ。だから秋の深まりとともに水温が下がり、日射量が低下すると収まってくるのが”常識”だった▼しかし今年は11月になっても終息せず、10月中旬ごろからむしろ増えた。島根大学の大谷修司教授は、従来確認されてきた植物プランクトンではなく、低水温や高塩分濃度に強い種が大量発生したのでは、という。

だが大発生の引き金が何だったのかは不明だ▼酷暑だった今年の夏。島根県保健環境科学研究所によると、宍道湖の水はアオコ増殖の原因となるリン分濃度が高く、過去最高を記録。水温は30度を超え、高水位続きで塩分濃度は低かった。これら要因が複雑に絡み合った結果だろう▼先日の強風で攪拌され、アオコの帯は消えたように見えるが、このまま終息するかは分からない。

青森県の小川原湖では昨年、アオコの越冬が確認されているからだ。
今回のアオコ大発生で、宍道湖の自然は微妙なバランスで保たれ、ちょっとしたことで崩れてしまうことを思い知らされた。
$藻・アオコの話


 鳥取、島根県境の中海に6日正午ごろ、直径約50メートルの巨大な緑色の渦が巻いているのを第8管区海上保安本部美保航空基地の監視飛行中のヘリコプターが発見した。正体はアオコらしい。同基地の担当者は「こんな現象は初めて。中海の栓が抜けたように見えた」と驚いている。

 同基地によると、渦は中海の北側にある大根島の北約1キロの地点でみつかった。8日には消えていたという。

 国土交通省出雲河川事務所中海出張所によると、8月中旬から宍道湖でアオコが大量発生し、9月上旬から中海にも流入したという。5日には、大根島の北東にある江島の南岸で大量のアオコが確認されていた。

 同出張所の片寄秀樹所長は「中海では潮の流れが渦状になることがあり、近くにたまっていたアオコを巻き込んだのではないか」と話している。
「スウェーデンのバルト海」と聞いてすぐに風景や地理がイメージできるでしょうか?
僕は無理ですが、聞いた事のある地名です。
どういう理由でかは定かではありませんが、やはりスウェーデンと聞くと自然が美しく、
バルト海もさぞかし水が透き通ってきれいな青色をしているんじゃないかと思ってしまいます。

しかし、今回このタイトルをつけた理由はアオコの発生が起こっているからに他なりません。
藻のお話をするブログでございます。
この海域は内海となっており、塩分濃度の低い汽水です。

$藻・アオコの話

きれいな風景ではありますが、なんだか見覚えのあるアオコの大群が我が物顔で居座っています。

加えて、このアオコは毒性が確認されており、飲み水としてはもちろん、水遊びや、スイミングなども規制されているそうです。
しびれや気分が悪くなるなどの報告がでており、きれいで優雅なイメージは一変してしまっています。

このアオコは今年が初めてではなく、10年以上前から確認がされており、毎年悪化を辿っているようです。
米海洋大気庁(NOAA)の有害藻類ブルーム(harmful algal blooms・以下「HAB」)予測実験システムにより、米・カナダ国境にある五大湖のひとつ・エリー湖の藻被害が明らかになった。HABは人体や動物に悪影響を及ぼすおそれのある毒素を作り出す植物プランクトンが高密度に増殖する現象のこと。

大多数の米沿岸州で発生しており、人体への健康影響や周辺地域の漁業・観光業における損失など被害コストは年間8200万ドル(約75億円)を超える。特に五大湖では、HABの一種・アオコの発生頻度・期間が増え、皮膚発疹・肝臓障害といった健康被害や、魚の死滅、飲料水における悪臭発生などのリスクが高まっている。

エリー湖周辺では、この予測システムでHABが検出されると、HABの現在の位置や今後の動き、週ごとの発生強度の予測が地域で共有されるようになっている。予測により、いつどこでHABが発生するのかを地域でも知ることができ、人体への環境影響を軽減するための措置を講じることができる。HABの影響を受ける恐れのある他の州でも今後、活用される見込みだ。
 彦根城(滋賀県彦根市)の堀で、アオコが繁殖して水面がよどみ、景観悪化が目立っている。市は城の世界遺産登録を目指すが、アオコは財政難などで対策が停滞。19日に始まった大型連休「シルバーウイーク(SW)」も好天の予報で、対策がよどむ中、アオコはますます繁殖しそうだ。

 アオコは藻の一種。堀は総延長4・5キロあり、浄水のため水を導入しているが、彦根東高の東側の中堀ではアオコが膜状に水面を覆っている。

 例年7月から9月にかけ、水温上昇で植物プランクトンが増殖して発生する。今年は8、9月の降雨量が平年より少なく、好天が続いたため「水の流れが停滞したうえ、日照が長く例年以上に繁殖が目立つ」(市生活環境課)。

 ところが、堀の水質浄化対策を話し合う市のワーキング会議は、浄化具体策をめぐり「浄化機器は特別史跡の景観を損なう」「浄水用のパイプ拡張は財政的に厳しい」とまとまらず、2年前から実質上、休止状態。市の改善目標「魚影が見えるよう透明性を確保する」にはほど遠い。

 8月には、過去10年間で最多の月間入城者を記録した彦根城だが、堀の景観悪化がイメージダウンと懸念する声もある。

 彦根城世界遺産登録推進委員で城郭に詳しい中井均聖泉大非常勤講師(54)は「抜本的なアオコ対策を講じてほしい。文化財保護や生活環境にもかかわるので、国や県とも連携し方策を練ってほしい」と話す。