彦根城(滋賀県彦根市)の堀で、アオコが繁殖して水面 がよどみ、景観悪化が目立っている。市は城の世界遺産登録を目指すが、アオコは財政難などで対策が停滞。19日に始まった大型連休「シルバーウイーク(SW)」も好天の予報で、対策がよどむ中、アオコはますます繁殖しそうだ。
アオコは藻の一種。堀は総延長4・5キロあり、浄水のため水を導入しているが、彦根東高の東側の中堀ではアオコが膜状に水面を覆っている。
例年7月から9月にかけ、水温上昇で植物プランクトンが増殖して発生する。今年は8、9月の降雨量が平年より少なく、好天が続いたため「水の流れが停滞したうえ、日照が長く例年以上に繁殖が目立つ」(市生活環境課)。
ところが、堀の水質浄化対策を話し合う市のワーキング会議は、浄化具体策をめぐり「浄化機器は特別史跡の景観を損なう」「浄水用のパイプ拡張は財政的に厳しい」とまとまらず、2年前から実質上、休止状態。市の改善目標「魚影が見えるよう透明性を確保する」にはほど遠い。
8月には、過去10年間で最多の月間入城者を記録した彦根城だが、堀の景観悪化がイメージダウンと懸念する声もある。
彦根城世界遺産登録推進委員で城郭に詳しい中井均聖泉大非常勤講師(54)は「抜本的なアオコ対策を講じてほしい。文化財保護や生活環境にもかかわるので、国や県とも連携し方策を練ってほしい」と話す。
アオコは藻の一種。堀は総延長4・5キロあり、浄水のため水を導入しているが、彦根東高の東側の中堀ではアオコが膜状に水面を覆っている。
例年7月から9月にかけ、水温上昇で植物プランクトンが増殖して発生する。今年は8、9月の降雨量が平年より少なく、好天が続いたため「水の流れが停滞したうえ、日照が長く例年以上に繁殖が目立つ」(市生活環境課)。
ところが、堀の水質浄化対策を話し合う市のワーキング会議は、浄化具体策をめぐり「浄化機器は特別史跡の景観を損なう」「浄水用のパイプ拡張は財政的に厳しい」とまとまらず、2年前から実質上、休止状態。市の改善目標「魚影が見えるよう透明性を確保する」にはほど遠い。
8月には、過去10年間で最多の月間入城者を記録した彦根城だが、堀の景観悪化がイメージダウンと懸念する声もある。
彦根城世界遺産登録推進委員で城郭に詳しい中井均聖泉大非常勤講師(54)は「抜本的なアオコ対策を講じてほしい。文化財保護や生活環境にもかかわるので、国や県とも連携し方策を練ってほしい」と話す。