16日午後3時半ごろ、大阪市旭区太子橋の淀川でカヌーが転覆し、乗っていた大阪工業大(大阪市旭区)の男子学生2人が川に投げ出された。1人は自力で河岸に泳ぎ着いて無事だったが、大阪府和泉市寺田町の工学部2年生、北村健さん(19)がおぼれ、約1時間後に消防に救出されたが死亡した。
 旭署によると、北村さんらはサークル「土木文化研究部」に所属。他の仲間5人とともに現場を訪れ、サークルで製作したカヌーを川に浮かべていた。河岸から約10メートルの地点で引き返そうとしたところ、バランスを崩したという。2人はライフジャケットは付けていなかった。
 現場の水深は約2メートルだが、藻が大量に生えており、同署は北村さんは体に藻がからまっておぼれた可能性が高いとみている。
$藻・アオコの話フランス北部ブルターニュ地方の沿岸地域で、打ち上げられた大量の緑藻類が腐敗して有毒ガスを放出し、問題となっている。

 地元当局は、腐敗した大量の藻の除去が困難であるとして、沿岸の一部を立ち入り禁止区域に指定した。同地方の80以上の地域に緑藻類が打ち上げられているという。

 複数の環境団体は藻の発生について、同国のニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)政権が積極的に対処しなかったことが原因であると非難し、また、大規模な集約農業が藻の毒性を高める硝酸塩を発生させていると批判している。

 前月28日には同地方の砂浜で馬に乗っていた獣医が意識を失い、腐敗した藻で滑って転倒した馬がほぼ即死する事故があった。獣医は付近にいた作業員らに救出されたものの、危険な状態を放置したとして当局を訴える構えを見せている。

 ある地元当局者は「馬の死が、対応策実施へのきっかけになるかもしれない」と語った。9日には、住民約400人が緑藻類問題への対策を政府に求め、砂浜で抗議デモを行った。
2009年7月10日、南方周末によると、中国ではこれまで長い期間と巨額の資金を投じたにもかかわらず、水質改善に効果が上がっておらず、安徽省や雲南省などの河川で水質汚染が深刻となっている。
中国環境保護部の今年6月の発表によると、長江、黄河、珠江、松花江、淮河など中国7大水系では半分近い流域で汚染が深刻で、珠江デルタなどの工業地区や流域の都市部では特に顕著となっている。
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また、「高原の真珠」とも呼ばれるほど美しかった雲南省最大の湖・[シ眞]池(てんち)では、藍藻(アオコ)が再び異常発生する事態となっている。中国政府は2006年までに14年の歳月をかけ、累計45億5000万元(約637億円)という巨額の資金を[シ眞]池の水質改善に投じ、第11次五カ年計画(2006~2010年)でも92億元(約1288億円)の投資が決定、現在まですでに29億7000万元(約415億8000万円)が投じられているが、効果はあまり上がっていない。
このほか、安徽省にある長江水系の巣湖でも今年7月以降、湖面西側が大規模な範囲で藍藻で覆われており、藍藻が集中している3か所だけでも33平方キロメートルにわたっていることが気象衛星の画像で確認されている。環境保護部の調べによると、全国26か所の湖やダムのうち、46.2%が深刻な富栄養状態にあるという。
 滋賀県琵琶湖再生課は23日、大津市雄琴の雄琴港で、アオコの発生を確認したと発表した。昭和58年の初確認以来、昨年と並んで最も早い時期の発生としている。
 同課によると、長さ8メートル、幅3メートルにわたり発生していた。晴天の23日は湖岸付近の水温が28度まで上昇。前日まで降った雨に、アオコになるプランクトンの栄養分の窒素が含まれていたことなどが原因とみられる。
 アオコはミクロキスティスなどの植物プランクトンが水面に大量発生する現象。琵琶湖では60年以降、毎年確認されている。
米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、エクソンモービル(XOM.N: 株価, 企業情報, レポート)は、藻から輸送用液体燃料を生産するプロジェクトに6億ドルを投資する。14日にも発表する見通し。

 報道によると、プロジェクトはバイオテクノロジー企業のシンセシック・ジェノミクスと共同で進める。

 エクソンのリサーチ・エンジニアリング部門R&D(研究・開発)担当バイスプレジデント、エミール・ジェイコブス氏はNYTに対し、数年かけてさまざまな原料を模索したとして、幾つかの条件を念頭にあらゆる選択肢を検討したと述べた。

 中でも規模が最優先事項だったとし、「輸送燃料の場合、技術面で規模の拡大が可能かどうか見極めがつかなければ、そもそも関わる必要があるか問いたださねばならない」と話した。
 和歌山県水産試験場(串本町)は磯焼け対策として、カジメやクロメなどコンブ類の魚による食害を防ぐため、忌諱(きい)効果のある水中音刺激発生装置の水槽実験を始めた。最も効果的で電力消費の少ない発生間隔を探り、9月には現場実験をしたいという。試験場は「これまで海藻を移植して藻場を造ってもほとんど食べられてしまう。この装置によって少しでも食い止められれば藻場も復活できるのでは」と期待している。


 県内では、1960年代から日高町阿尾以南で、魚介類のすみかや餌場、保育場となる藻場が消滅する磯焼け現象が見られるようになった。県は70年ごろから対策に乗り出し、成熟した母藻や人工生産した幼芽を移植したが、アイゴやブダイ、イスズミなどに食べられてしまった。母藻にかごをかぶせて設置すると周りに種が落ちて新芽は出るものの、秋にはすべて食べられてしまう。さらにかごが少しでも壊れるとそこから魚が入って母藻までも食べられる。

 このため、2004年から魚類が嫌がる音の研究に取り組み、06年から県工業技術センター(和歌山市)と共同で水中音刺激発生装置を開発。昨年12月までに5種類の試作機を作り、アイゴの反応と水中での音の発生状況を調べた。この結果、最も魚が反応する装置の音が分かった。

 今後は効果的な音の間隔を調べる実験をする。県工業技術センターでは今回の試作機を基にバッテリー式の現場タイプを製作している。

 県水産試験場の山内信研究員は「効果は期待できるが、単一の方法で守れるとは考えていない。このほかにもいろいろな方法を試していきたい」と話している。
$藻・アオコの話
2009年6月19日、安徽省合肥市の巣湖でアオコが大発生し、自治体環境部門が除去作業に追われている。チャイナフォトプレスの報道。

連日の高温が続いていた同市では藍藻が異常繁殖し、湖水面は瞬く間に白濁した緑色に包まれた。現在、4隻の船を投入して1日当たり400tもの藍藻を取り除いているが、焼け石に水という有様だ。

しかし、水質の富栄養化などが原因で発生し、異臭や水中生物の死滅を引き起こすアオコは、専門家によると除去しただけでは根本的な解決にはならないという。
国務院常務委員会の会議で江蘇省の羅志軍省長は温総理に、「今後、アオコ発生の程度がどんなにひどくても、飲用水の安全は保障する」と報告した。
環境保護部の周生賢部長は7日、江蘇代表団の全体会議に参加した際、「太湖は今後5年から10年、アオコによる問題が発生する可能性があるが、飲用水の安全は保障できる。毎年、太湖では発生するアオコの頻度や面積は違い、富栄養化していることもあって、処理には過程が必要だ。また水源の管理もしなければならず、ひき続き汚染物の排出はできない」と述べた。
太湖流域の企業は3月15日から、排出量をインターネットで申請して購入できるようになる。周生賢部長は市場メカニズムを太湖の整備に導入する方法を支持し、もし太湖周辺地域で簡単な重複建設や、高汚染、高エネルギー消費、資源を消費する外資プロジェクトの許可などを行わなければ、太湖の整備活動は健全な方向に進むと考えている。
羅志軍省長は、「たぶん太湖流域は、全国で最も厳しい汚染物質排出の政策を実施している。太湖に沿った各都市も、地方条例や法規を実施し、江蘇省では過去2年間に約4300社の小規模な化学工場が閉鎖した。私たちは経済発展と同時に環境保護にも配慮し、がんばってやり続ければ、江蘇省の環境保護の目標は実現できると信じている」と話した。