今週の日曜日は、9.11です。
この1週間は特に、9.11に関するニュースや特番などが頻繁に放送され、
新聞でも毎日9.11関連のことが書かれています。
私の受けている授業でも、例えばDevelopment of Educationの授業でも、
教授が冒頭に9.11のことを話していました。
「君は、10年前の9月11日、どこにいて何をしていた?」
「どうやってこの事態を知った?」
「日本での周りの大人の反応はどうだった?」
まず、私が質問を受けました。
当時私は9歳で、うろ覚えでしたがその頃のことを覚えている範囲で話しました。
確か親に知らされて、ニュースを見て悲惨な事態だということを認識した。
それからテレビでは1日中、1週間くらいずっとこのニュースばかり放送されていた。
次の年、グランドゼロに行ってそれが本当にあった出来事だということを実感した。
若干10歳ながらも非常に大きな衝撃を受け、言葉を失った。
未だに当時の残像は脳裏に焼き付いている。
「教師は、9.11に起きた出来事を生徒に伝えるべきか」
「どのように伝えるべきか」
「なぜ、伝えることが大切なのか」
「もし自分が当時教師として授業を行っていたら、どのような態度を取るべきか」
「その場でニュースを見せるべきか、口頭で伝えるべきか」
「それぞれの学年において、それぞれ異なった対応をするべきか」
そういった内容の討論が飛び交いました。
これは必ずしもアメリカの教師だけに問われることではなくて、
日本の教師にも、世界中の教師にも問われるべきことであると思います。
今日、アメリカの全学校で10年前の9.11のことが話題に挙げられます。
どういった手段で、どんな内容を伝えるのか。
ニュースや新聞でも話題になっています。
もちろん、教師だけに限った事ではありません。
親として、大人として、子どもたちに伝えるということの大切さを考えさせられます。
そして、それとともに私の頭をよぎるのは6か月前、3.11のこと。
これら2つの出来事を容易にリンクさせてはならないと思いますが、
自分が身を持って体験した出来事を次世代に伝えていく姿勢、
それは、鮮明に覚えている今のうちから、考えておかなければならないのだなと、
10年前の出来事を振り返ることで実感しました。
10年前の9.11、あなたはどこで何をしていましたか。
どのようにアメリカで起きた悲惨な事態を知りましたか。
6か月前の3.11、あなたはどこで何をしていましたか。
どのように日本で起きた悲惨な事態を知りましたか。
次世代に伝えていくことの大切さ、
まだ19歳の私だからこそ考えられること、伝えられること。
この週末はそんなことを考えて過ごしたいと思います。
C U soon!
ALO*