マコガレイは比較的市場に出回る魚ですけどね、活けのマコガレイのお刺身だけは全く別物です。
今をさかのぼることン十年も前に、釣り少年だったボクは釣った魚を生かして持ち帰ることに腐心していまして、ブクブクとかを釣りに持っていったんですが、金沢八景から持ち帰ったマコガレイは本当に別物でした。
そして、つい最近にも活けマコガレイを戴く機会があったもんですから、さっそくお刺身とカルパッチョにしましたよ。
お刺身になっちゃったマコガレイ。
盛り付けとかはヘタですが、男料理ですからお許しくださいませ。あと、赤いのはうちの子が好きなんで買ってきたサーモンの刺身です。
それでは、食べてみましょう。醤油は薄口醤油とか湯浅醤油とかイロイロ試してみました。
これは、凄い\(゜□゜)/ ホントに純粋な味です
例えば、水深300m以深に潜む赤ブトことドデカ・アカムツとか、メタボ・キンメとか凄い脂の旨い魚はいますけど、ベクトルが全く違います。
これは、深山の岩清水みたいに全く雑味のない味ですね。
アマダイの釣ってその日のうちだけの刺身は、舌の上で煌く星々のような華やかな味わいですけど、それとも全く違います。
ある意味、こういう味わいの刺身というのはあまりないんで、極めて個性的。そして超のつく高級なお刺身と言えると思います。
そして、カルパッチョですけど、右の白身がマコガレイですね。
刺身と比べると、酸味とかが加わるので、そのものの味わいは失われますが、白身の魚では、最上級にあると言って良いでしょう。
ただし、白身の魚だと、比較的食感が良くて、身に味わいのあるホウボウとかの美味しい魚がいますので、それらに比べるとやや物足りないかもしれないです。
調理ですが、せっかくの活けマコガレイなので、5枚おろししてから、皮を剥いでから当て塩して冷蔵庫で30分寝かせまして、それからペーパータオルで水分を拭ってから刺身包丁で捌きました。