今日のパブリックアート(←勝手に名付けた)

 

 

東京の京橋にある戸田建設ビルディングの1階と2階にある、パブリックアートをご紹介します。

 

この展示のタイトルは「PAK PUBLIC」。

新進のアーティストを揃えて展示しています。

 

第1回目の今回は「螺旋の可能性 ー無限のチャンスへ」

 

会期は3月2日(月)までです。

 

パブリックアートで珍しく展示替えがあるのですね。

 

 

 

 

🔳作品紹介

 

●持田敦子《Steps》

 

持田敦子《Steps》パブリックアート

 

 

 

 

 

▼角度を替えて

 

持田敦子《Steps》パブリックアート

 

ビルの外の中央通り沿いにある作品です。

 

 

 

 

●持田敦子《Steps》

 

京橋戸田建設ビルのパブリックアート

 

 

 

▼1階から見ると

 

持田敦子《Steps》パブリックアート

 

こちらはビルの吹き抜けに設置してある大作です。

 

▼この作品の記事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●毛利悠子《分割された地震動軌跡模型 Ⅰ−4》

 

持田敦子《Steps》パブリックアート

 

 

 

●毛利悠子《分割された地震動軌跡模型 Ⅰ−1》

 

持田敦子《Steps》パブリックアート

 

1887年1月15日に起きた地震の東京での地面の動きをもとにした、「地震動軌跡模型」(国立科学博物館蔵)に着想を得た作品。

 

 

 

 

 

 

 

●小野澤峻《演ずる造形》

 

毛利悠子「分割された地震動軌跡模型」

 

 

1時間に1度、作品のモーターが動いて、設置されている6個の球が動きます↓

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
戸田建設のビルには、3階には日本を代表する現代アートの4つのギャラリーがあります。(小山登美夫ギャラリー京橋、タカ・イシイギャラリー京橋、ユタカキクタケギャラリー、コウサクカネチカ)
 
6階には展覧会場。
また1階にはギャラリーを併設しているカフェがあったり、、
 
隣にはアーティゾン美術館があります。
 
 
アートの殿堂ですね。
 
 
この展示が終わったらまた新しい作品が見られるのは嬉しいですね。
 
次回もどうしても期待してしまいますよね。
 
 
 
 

 

 

先日、府中市美術館で、「新しき油絵 小出楢重」をみてきました。

 

 

🔳展覧会看板

 

府中市美術館 小出楢重展 ラッパを持てる少年

 

 

 

🔳小出楢重(1887ー1930)とは

 

大正から昭和の初めにかけて活躍した洋画家です。

実家は大阪の有名な薬屋、本家小出積善堂。

東京美術学校を卒業した後、大阪に戻り、その後芦屋へ自宅を移します。

東京へ移住も考えていたようですが、生涯関西で暮らしていた画家。

 

裸婦の作品の評価が高い画家。

理想的な裸婦像を作り上げるのではなく、モデルそれぞれの特長や美しさを見出して作品に残しているそうです。

 

この展覧会でもハイライトという名前をつけて、裸婦像が7点並んでいる部屋がありました。

それぞれを見比べることができて、とてもよかったですね。

 

その部屋を見るだけでもこの展覧会へ行った甲斐があると思いましたね。

 

 

🔳作品紹介

 

会場内は撮影禁止だったので、ポスターに使われた作品をトリミングしてご紹介。

 

 

●《ラッパを持てる少年》1923年(大正12年) 東京国立近代美術館

 

小出楢重《ラッパを持てる少年》府中市美術館

 

今回のメインビジュアルの作品です。

 

小さいながらも意思を持った少年が描かれていますね。

 

 

 

 

 

 

●《裸婦結髪》1927年(昭和2年)京都国立近代美術館

 

小出楢重 裸婦結髪 後ろ姿

 

作家の裸婦は顔を描かないのが特徴の一つ。

鏡に顔の一部が写っていますが、、

後ろ姿の裸婦の像です。

 

腰がくびれて美しい後ろ姿です、

何でも奥様がモデルの絵。

 

ハイライトの展覧会の最後の部屋に並んでいる作品の中でも、個人的には一番のお気に入りの作品です。

 

 

 

常設展も同じチケットで見ることができます。

こちらも撮影禁止。

とは言いながらこの作品だけは撮影OK↓

 

 

●三沢厚彦《Animal 2018-01》2018年

 

三沢厚彦 Animal 2018-01 彫刻

 

現代彫刻の人気作家、三沢厚彦さんの大きな作品がありました。

 

 

 

企画展の小出楢重さんの回顧展も素晴らしかったですが、、

常設展も素晴らしい作品が並べられています。

「二科につどった個性」の数多く作品。

牛島憲之の特集。

それから高松二郎や辰野登美子や福士朋子さんの作品など見どころ満載です。

 

 

会期は3月1日(日)まで。

よかった是非。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

🔳三沢厚彦さんの作品について触れている記事です

 

 

 

 

 

 

 

 

六本木ヒルズの森美術館の一つ下のフロアにある森アーツセンターギャラリーで開催中の展覧会。

 

ペルーの首都・リマにある考古博物館の「ラルコ博物館」所有の作品、約130点が来日。

 

アメリカから始まって、世界各地を巡回中。

 

アジアでは初めての開催らしいです。

 

 

🔳エントランス

 

マチュピチュ展 ポスター 六本木 森アーツセンターギャラリー

 

 

 

 

🔳展覧会風景

 

 

マチュピチュ遺跡の俯瞰画像

 

 

 

 

 

アンデス文明展の床に映る水面のような光

 

 

 

 

 

チムー文化の王冠と戦士シャツ

 

 

アンデス神話の英雄「アイ・アパエック」の冒険を中心にした展覧会ですが、、

その造形の珍しさが面白い展覧会。

 

さらに。

展覧会の最後にある金銀の装飾品の輝きは、すごいものがありますね。

 

 

 

●《神話上の動物を表現した彫刻》モチェ文化(西暦100年ー800年)

 

モチェ文化の神話上の動物彫刻

 

 

 

 

 

●《シャーマンの変容》クピスニケ文化(紀元前1250年ー100年)

 

 

 

モチェ文化の神話上の動物彫刻

 

人間の顔から最終的にはジャガーの顔になります、

 

 

 

 

●左《カニの姿をしたアイ・エバック》モチェ文化(西暦100ー800)

●右《カニと戦うアイ・エバック》モチェ文化(西暦100ー800)

 

カニと戦うアイ・エバックの土器

 

 

 

 

 

●《神話の豊穣の場面が描かれた杯》ランバイエケ文化(西暦700ー1300)

 

古代アンデス文明の銀杯

 

銀の光かがやく杯。

息をのむ美しさです。

 

 

 

 

●《金銀装飾を施された戦士シャツ》(復元品)など モチェ文化(西暦100ー800)

 

古代ペルーの装飾品、モチェ文化の展示

 

 

 

 

 

 

 

●《王冠》など チムー文化(西暦1100ー1470)

 

チムー文化の王冠と装飾品

 

金の王冠と胸かざりがすごく光輝いていました。

こんな金の副葬品を身につけて埋葬された人は王国の支配者だと考えられています。

 

 

 

 

 

 

 

●《羽飾りが着いた頭飾り》など チムー文化(西暦1100ー1470)

 

金銀装飾の戦士シャツと王冠

 

 

 

 

 

 

 

 

●《人間の顔と獰猛なネコ科動物が表された頭飾り》など モチェ文化(西暦100ー800)

 

金銀装飾の王冠と装身具

 

 

鼻飾を身につけることができるのは支配者階級だけだそうです。

まるで私たちのマスクみたいですが、、、

 

マスクがこんなに派手だったらすごいですよね。

 

 

最後にインカの記録装置を紹介して終わります、

これがどういう意味を表しているのでしょうね?

 

●インカのキープ(結縄記録装置)1438ー1532

 

インカのキープ(結縄記録装置)

 

 

会期は3月1日(日)までです。

 

結構面白かった展覧会。、

 

よかったらぜひ。

 

 

 

 

 

地下鉄の銀座一丁目に近い、ギャラリー小柳。

 

そこで行われている、ユアサエボシさんの初の個展「でいかい」を見てきました。

 

会期は3月7日(土)までです。

 

 

🔳入り口案内

 

ギャラリー小柳、ユアサエボシ展「Sea of Mud/Clod of Mud」

 

 

 

🔳展覧会風景

 

ユアサエボシ展「でいかい」の絵画2点

 

 

 

 

ユアサエボシ展「でいかい」の会場風景

 

 

 

🔳ユアサエボシさんとは(ギャラリーのホームページなどを参考)

 

 

ユアサエボシさんは1983年に千葉県でお生まれになります。

東洋大学経済学部を卒業後、就職した金融関係の会社が入社半年で倒産。

その後画家になることを決め美術学校に進んだという経歴をお持ちです。

 

シュールリアリズムに感化されて、自分を大正生まれの三流画家のユアサヱボシ(1924ー1987)として制作活動をしています。

 

架空のエボシさんも千葉県出身。

会場にも細かい経歴が記載されていてのですが、この時代のお生まれなので戦争の影響は大きいですね。

 

彼は重いヘルニアのため従軍経験はないことになっています。

戦後はニューヨークへ渡り、皿洗いの仕事をしながら勉強しますが、ヘルニアのため2年で帰国。

その後画家として公募展などに出品して活躍し、結婚し男の子も生まれます。

 

還暦の頃に火事にあって大きな火傷を負い、翌年61歳で亡くなることになっています。

 

ご家族のことが心配ですね(架空の話ですが、保険には入っていたのでしょうか?)

 

 

🔳作品紹介

 

戦争の色が濃い作品が多い展覧会。

やはりこの地政学的に不安定なこの時期にふさわしい感じがします。

 

 

●《少年》

 

ユアサエボシ作 飛行兵の絵


幼い少年の飛行兵。悲しいですね。



●《似非元帥》

ユアサエボシ展:軍人蝶ペイント

 

偉くなった軍人の顔を剥がすとこんな感じ。

 

 

 

●《解体のシナリオ》

 

ユアサエボシ展、血管と猿の絵

 

猿を連れているのに、猿に連れられている気がしますね。

頭上にある紐みたいなものは何でしょうね。

 

 

戦争や軍人ってちょっとおかしい感じがしてならないのは私だけでしょうかね。

 

ぜひ、選挙ではそこのところよろしくお願いしますね。

 

 

🔳ユアサエボシさんの記事

よかったら読んでください

 

 

 
 

 

 

 

 

先日、新宿西口にあるSOMPO美術館で、開館50周年を記念して開催されている、

「アートの街 新宿」展を観てきました。

 

🔳エントランス ポスター

 

新宿のモダンアート展ポスター

 

 

この展覧会は新宿という街をテーマに、ここに集い去っていった芸術家たちの作品と、新宿周辺がモチーフとなった作品を含めて約半世紀の歴史を辿る展覧会です。

 

 

🔳作品紹介

 

気になった作品を紹介

 

●中村彝《カルピスの包み紙のある静物》1923年 茨城県近代美術館

 

中村彝「カルピスの包み紙のある静物」

 

大正時代に活躍した洋画家、中村彝(なかむらつね)I(1887−1924)の作品。

キャプションによると、病気で外出もできなかった当時、新宿の中村屋の相馬愛蔵からカルピスをお見舞いにもらって、大変気に入ったそうです。

 

その水玉の包装紙をテーブルクロスのようにして描いたもの。

 

 

●佐伯祐三《立てる自画像》1924年 大阪中之島美術館

 

佐伯祐三《立てる自画像》新宿のアトリエ

 

パリと日本を往復して活動をした佐伯祐三。東京では新宿区の下落合にアトリエを構えていました。

 

彼の自画像としての代表作と言われている作品ですね。

写実性はないけど、、

なんか「これが俺って」言っている気がする作品。

 

 

 

 

●東郷青児《ピエロ》1926年 SOMPO美術館

 

東郷青児《ピエロ》:新宿のアート展

 

東郷青児もパリへ留学した経験があるそうです。

ピエロといえば、思いつくのがアーティゾン美術館のピカソの作品。

 

それとは違って顔は見えないけど、、

アンニュイな感じがするのは東郷青児の作品のためかな?

 

 

 

●松本竣介《立てる像》1942年 神奈川県立近代美術館

 

松本竣介《立てる像》 新宿の街

 

背景はゴミ捨て場。

そこに立つ作家の自画像。

かっこいいよね。

 

彼の代表作の一つらしいですよ。

 

 

 

●東郷青児《超現実派の散歩》1929年 SOMPO美術館

 

東郷青児《超現実派の散歩》1929年 SOMPO美術館

 

これは収蔵品コレクションにあった作品ですが、、

お気に入りの1点。

 

キャプションによると、この人物像をSOMPO美術館はシンボルマークに採用しているそうですね。

 

 

 

 

この展覧会は面白かったですね、、

新宿という街を切り口にして、また隣の池袋モンパルナスという視点もあって、、、

 

この他にも新宿の街を版画で描いた作品もあって、それも気に入りました。

 

 

 

ということで最後は青い空が印象的な早稲田大学の大隈講堂を描いた作品で終わりにしますね。

 

●川上澄生《早稲田大学大隈記念大講堂》1930年 木版画(《新東京百景》より 東京都現代美術館)

 

川上澄生「早稲田大学大隈記念大講堂」木版画

 

新宿の喧騒のイメージとは違って爽やかな一品。

 

明るくてとても気に入りました。