現在、大阪中之島美術館では「フェルメール 真珠の耳飾りの少女 17世紀オランダ絵画の名品、奇跡の再来日」展が開催されています。

 

各論紛糾の展覧会のようで、オペレーションが悪いとか、、行列で並んでゆっくりみられないとか、、

 

チケットが日時予約の上、さらに抽選というわけで、当日券売りはなしとのこと。

まあ仕方ないかな、、

 

14年ぶりの来日ですからね、、

今回は前からこの話題で盛り上がっていましたね。

 

オランダ・ハーグのマウリッツハイス美術館が現在改装のために閉館中。

そのため、通常は館外へ貸し出し禁止の作品ですが、、

今回は特別に日本へやって来たとのこと。

 

ネット情報ですが、、

韓国や中国なども貸し出しの希望があったそうですが、以前からの信頼関係もあって大阪中之島美術館へ来たそうですよ。

本当かいな?

 

そのため東京へは回らず、大阪からオランダへとお帰りになります。

 

 

 

僕的な思い出ですが、

 

フェルメールを、最初に見たのは1990年代の初め。

パリのルーブル美術館で、《レースを編む女》や《天文学者》を見た時だから、、

かれこれ、30年以上前のこと。

 

その当時はフェルメールって、美術ファンなら知っているけれど、一般の人は知らないのが普通。

 

今や、誰でも知っている有名画家。

フェルメールも人気作家になったものですね、、、

 

 

 

まあとりあえず詳細はともかく、大雨の中、大阪まで行ってきました。

 

着いたのは午後2時くらいかな、、

 

美術館の行列には慣れていますが、今回もショップ入る行列の人の多さにびっくりしましたね、、

 

 

🔳エントランスの脇

 

フェルメール《真珠の耳飾りの少女》展、大阪中之島美術館

 

 

《真珠の首飾りの少女》が入り口でお出迎えしてくれます。

 

 

 

入るとまずは、オランダ絵画の傑作が迎えてくれます。その数10点。

(この場所は撮影禁止です)

 

ところで10点って少なくないですか、、?

つまりフェルメールの2点を加えて、この展覧会は12の作品で構成されているということですね。すくな!

 

でもこの10作品も見どこ満載です。

 

 

ネットで調べると、

フェルメール作品はゆっくり見られない様なので、他の作品を鑑賞するのが、実は今回の裏の目的。

 

作品の展示も方法も、

歴史画。

肖像画・トローニー(←こんな美術用語が説明もなく使われているのですね、、感無量)。

風俗画。

静物画など。

絵のジャンルによって作品が分けられています。

 

結構わかりやすいですね。

 

このコーナーは見ている人の数も、普通に混んでいる展覧会ぐらい。

まあこんなもんだと思って、通常通りに絵は見ることができましたね。

 

ともあれ、マウリッツハイス美術館は侮れません。

やっぱり出品作は傑作揃いですよ、

 

歴史画にはラストマン。

肖像画・トローニーでは、フランス・ハルスにレンブラント。

風俗画ではヤン・ステーン。

静物画ではマリア・ファン・オーステルウェイク。

などなど

 

その中でもとっても気になったのが、

●エマヌエル・デ・ウィッテ《想像のカトリック聖堂の内部》1668年

プロテスタントのオランダ人にとって、カトリック聖堂とは異国の地の風景なのでしょうか?

知らんけど、

 

ちなみにこ作品画像はありません。申し訳ありません。

 

 

 

ということで、、ここは撮影禁止でしたが、

 

展覧会入り口の脇にちょっと作品の画像の紹介があったので、そこで撮影した作品をちょっとだけご紹介。

 

今回の展覧会ではこの場所で写真を撮影するのがミソ。

 

 

 

 

●ヤン・ダーフィッツゾーン・デ・へーム《宝石箱と果物のある豪華な静物》1650ー1655年頃

 

ヤン・ダーフィッツゾーン・デ・へーム《豪華な静物》

 

 

 

●フランス・ハルス《男の肖像》1634年頃

 

フランス・ハルス《男の肖像》

 

この絵は良いですね。

細かい服やレースの質感なども感じられて。

モデルの人柄も滲み出ていて、さすがハルスですよね。

 

 

 

●ヤン・ステーン《老が歌えば若きが笛吹く》1663ー1665年頃

 

ヤン・ステーン「老が歌えば若きが笛吹く」展示風景

 

 

賑やかな雰囲気がよく出ていますよね、、、とても楽しそう。

 

 

 

彼らの作品のあとは、フェルメール・シアターといった壁いっぱいに映された映像作品や、フェルメールの時代順に並べららた作品の画像資料があったりして、、(

 

その中には一般的には彼の作品とは確定していないものもありましたが、、まあそれはそれとして。

 

 

 

そのあと、行列があって、進んで行くと、その先には、

 

●フェルメール《ディアナとニンフたち》1653ー1654年頃

 

フェルメール《ディアナとニンフたち》絵画

 

来日したフェルメールの2作品のうちの一つ。

これも撮影可能ですが、撮れるのは1枚限りです。

 

初期の宗教画ですね。

 

これは近年、フェルメールの作品として認められたもの。

 

 

個人的にはこのマウリッツハイス美術館の来日していないフェルメールのもう一つの作品。

《デルフト眺望》がぜひ見たかったのですが、、、

 

 

 

 

 

その先にはいよいよ、今回のメインの作品の《真珠の耳飾り少女》が待っています、

とはいえ、まずは行列に並びます。

 

 

進んでいくと、視界が開けてきて、、、行列の彼方に《真珠の耳飾りの少女》が見えます。

 

フェルメール「真珠の耳飾りの少女」展示風景

 

 

さらに進んでいって、近くまで。

まずは一旦、最前線の1列の後ろから、人の間の隙間から見ることができます。

 

フェルメール 真珠の耳飾りの少女 展覧会

 

 

現場では、このタイミングでしか作品鑑賞はできません。

とはいっても数秒ですが、、、

 

 

さらに一番前の列に移動し、だんだんと作品に近づてい行きます

 

フェルメール真珠の耳飾りの少女 retrato

 

少し脇からの写真↑

 

 

 

 

 

正面に来ると1枚だけシャッターを押せます。

だから、作品をゆっくり見ることができません。

ちょっと悲しけど、、みんなもいることだしね、、

 

それがこの画像↓

 

 

 

●フェルメール《真珠の耳飾りの少女》1665年頃

 

フェルメール真珠の耳飾りの少女 肖像画

 

ライティングが素晴らしいので、作品の魅力が十二分に伝わって来ましたね。

 

 

この展覧会ですが、、、

まるで、千葉県にある「夢の国」のアトラクションに乗ったような感じを受けました。

 

元々美術展ってそんなアトラクションのような、見せ物だったかもしれませんが、、、

 

 

美術館賞というより、「見た!」という経験が重要な感じがしましたね、、

 

確かにこの作品の見終わった後の、感想も湧きません。

ただ。「行った。あった。見た!」というものでしたね。

 

今度は、オランダへ行って、本物を本当にゆっくり見ると心に決めた展覧会。

 

やっぱり来日展では、仕方ないよね、、、でも行けるかな?

 

 

 

まあ、大阪まで行って、なかなか見られないオランダの作家の作品に触れられて十分に満足展覧会でした。

 

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在、東京の上野の東京都美術館では開館100年を記念した「この場所の風景 上野 大牟田 ブエノスアイレス」展が開催されて

います。

 

開館してから100年。

ちょうど昭和100年というから、その頃なんでしょうね。

 

🔳会場エントランス

 

この場所の風景展 100周年記念

 

 

 

この展覧会では第1部として上野の街の100年の風景や資料とともに、日本の美術界の中心となっていった、上野と東京都美術館の100年を振り帰っています。

 

第2部では、そんな美術界の中心から、まったく関係なく九州の大牟田で、生涯絵を描き続けた江上茂雄(1912ー2014)の大回顧展。

若い頃から独学で絵を描き続け、60歳の定年退職後も元旦と台風の日を除いて、1日1枚の風景を描き続けた江上茂雄。

そうと知ると、心に染み入った作品がこれでもかと並んでいます。

 

第3部では、東京都美術館の最初の収蔵品の《百日草の庭》の作者を巡って、アルゼンチンのブエノスアイレスへ向かった調査の記録が展示。

戦前にアルゼンチンへ渡った日本移民とその家族の物語。

とても泣けてくる展示ですよ。

 

 

写真撮影は第2章だけなので、江上茂雄さんの気になった作品を取り上げてみたいと思います。

 

 

🔳第2 部 大牟田ー江上茂雄の100年

 

●第2部 エントランス バナー

 

江上茂雄展 大牟田 Part II バナー

 

気になった作品をいくつか

 

●《習作》1927年前後 福岡県立美術館

 

貝殻のスケッチ、江上茂雄作

 

展示の最初あった作品。

15歳頃の作品です。

彼の原点かもしれませんね。

 

コメントに、当時から「一人の画家として生きるんだ」と決めたそうですよ。

 

 

 

 

●《自画像》1937年前後 個人蔵

 

江上茂雄の自画像 水彩画

 

25歳前後の自画像。

 

母子家庭に育った彼は、高等小学校を卒業後、炭鉱の鉱業所で働きながら、60歳の定年まで過ごすことになります。

 

 

●『私の鎮魂花譜』から 1930ー1960年代

 

江上茂雄《私の鎮魂花譜》より草花の水彩画

 

日本と中国との戦争の頃から戦後にかけて、彼は1本1本の草花を描いていたそうです。

徴兵検査の結果、彼は出征を免れたのですが、きっと心に傷を受けたのでしょうね。

 

 

 

 

●《麦畑》1965ー1966年頃 個人蔵

 

緑の麦畑と電柱の風景画

 

クレヨンで描いた作品。緑が美しい。

 

 

 

 

●《無題》制作年不明 個人蔵

 

江上茂雄《麦畑》 クレヨン画

 

緑あふれる田園風景の絵が好きですね。

 

 

 

 

 

 

●『私の手と心の抄』より 制作年不明 個人蔵

 

江上茂雄の麦畑と枝の絵

 

即興的に仕上げた作品もあります。

 

 

●タイトルなし

 

風景画「麦畑」 江上茂雄作

 

60歳で定年後、1979年の67歳の時から、毎日1−2時間徒歩で歩いては、水彩で1枚絵を仕上げるという日々を送ります。

それは元旦と台風の日を除く毎日で、それは体力が衰えて行動が無理になる2009年の97歳になるころまで。

なんと約30年間続いたそうです。

 

この展覧会では現存する約8,500点の作品の中から113点が選ばれて展示してあるそうです。

 

 

その後も97歳になるくらいまでは、室内でできる版画に取り組んだ江上茂雄。

本当に、若い頃決めた「一人の画家として行きた」人だったのでしょうね。

 

 

展覧会の最初に作者の言葉があって、

 

お母様に言われた一言、

こまちょろのお前には「鉛筆と紙」さえやっておけば「オトナシかった!」

 

それで約100年描き続けた画家なんですよね。

 

そんな人生を送りたいですよね。

 

会期は10月7日(水)まで、良かったら是非。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

 

 

 

 

雨が続いている今日この頃ですが、、、

 

もうすぐ十五夜。

 

ということで、

月の絵を少し。

 

今日の1枚のアート(←勝手に名付けた)

1枚じゃないけど、、、

 

 

広重の情緒感溢れる、晩年の二つの月の絵。

 

(2枚とも2025年8月に、東京国立博物館本館の常設展で撮影したものです)

 

 

 

 

●歌川広重《名所江戸百景・月の岬》安政四年(1857)東京国立博物館蔵

 

広重「月の岬」 月と宴の余韻描く

 

キャプションによると「月の岬」とは品川沖を見渡せる、中秋の名月をみる絶好の場所だったらしいです。

 

宴席の終わってすぐの様子、

机の上の片付けも終わっていない様子、障子には遊女の影が映っていて、その傍から着物の裾が描かれています。

 

宴席の終わった後の臨場感、そしてこれからの客と遊女の関係。

美しく描かれている海と、少し隠れて描かれている月。

それらの暗喩の対比が、なんともいえない情緒を描き出しているみたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●歌川広重《名所江戸百景・京橋竹がし》江戸時代 安政四年(1857)東京国立博物館

 

歌川広重《京橋竹がし》月と橋

 

描かれている場所は、今の銀座一丁目あたり。

 

曲線を使った橋に目が奪われますが、その上方に月が描かれていて、橋の下には船を漕ぐ人の姿。

さらに水面の向こうには小さな橋があります。

 

画面上部の静かな描写と、橋から下の賑やかな表現の対比がとても気に入ってます。

 

そして、月がなかなか見つけにくい位置に描いてあるような気がしますね。

 

提灯を持って橋の上を歩いている人がいることで、画面に動きがでていて、良いアクセントになっているみたいです。

 

こういう情緒感のある広重の作品は、僕的にはとても好みですね。

 

まだまだ雨が続いていますが、明るく晴れた、秋の高い空がみたいものですね。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在、上野の東京都美術館の開館100周年ということで、

「大英博物館 日本美術コレクション 百花繚乱」展が開催中です。

 

🔳エントランス脇

 

大英博物館 日本美術コレクション展 ポスター

 

 

伺ったのは平日の昼過ぎ、それでもとても多くの人で賑わっていた展覧会でしたね。

 

日本美術のコレクション数はなんと約4万点という大英博物館。

そんな多くのコレクションの中から優品が選ばれて、日本へとやってきた展覧会。

 

特に江戸絵画というテーマもあって、浮世絵、琳派など今の流行りのテーマでもあって、多くの人を惹きつけることになったのでしょうね。

 

 

🔳展覧会風景

 

ほとんどのところは撮影不可。

 

ただ1箇所撮影可能なコーナーがありました。

そこは今回の展覧会のメインの場所。

 

奈良県桜井市にある談山神社に元々あった襖絵が、廃仏毀釈のおりなどに分かれてしまい、日本(青森県・宮越家)とイギリス(大英博物館)とアメリカ(シアトル美術館)に分かれて所有されていた襖絵があるそうで、今回約150年ぶりに揃って展示されているというところ。

それぞれ4つの面の襖絵が、青森の宮越家は2つ、他は1つづつ作品が展示されています。

 

そのため、今回はそこを中心にしてこのブログではご紹介しますね。

 

 

 

全て作者は狩野宗眼重信。

彼は、狩野永徳の弟、狩野宗秀の門人だと考えられているそうです。

 

構図的にも永徳らしさがあるけれど、、、

後の狩野派とはちょっと違う感じがするのは私だけ?

 

 

 

●狩野宗眼重信《秋冬景図襖》部分 桃山時代ー江戸時代(17世紀初)イギリス・大英博物館

 

あまりにも人が多いので、画面全体を撮影できませんでした。

 

狩野宗眼重信《秋冬景図襖》部分:水鳥と花

 

秋の風景↑

 

 

 

 

▼部分

 

狩野宗眼重信 《秋冬景図襖》 部分

 

冬の景色↑

 

それに続いて、春の絵となります。

 

 

 

 

 

●狩野宗眼重信《春景花鳥図襖》桃山時代末ー江戸時代 (17世紀初)青森県・宮越家

 

大英博物館展 狩野宗眼《春景花鳥図屏風》

 

 

▼部分

 

狩野宗眼重信《秋冬景図襖》部分

 

冬の景色から続く、早春の場面↑

 

 

 

▼部分

 

屏風の雉と桜の絵

 

春の盛りの場面↑

 

ここまでが同じ部屋の中にあった襖絵が秋冬の絵が大英博物館へ、そして春の絵が青森の宮越家へと分かれて所蔵されていて、それが約150年ぶりに同じ空間にあることになっているという、ドラマティックな空間。

 

 

そしてこの襖の裏側も宮森家の襖絵↓

 

●狩野宗眼重信《名所風俗図襖(美保松原・清見寺)》桃山時代末ー江戸時代(17世紀初)青森県・宮越家

 

狩野宗眼重信《秋冬景図襖》部分

 

 

 

 

最後に、こちらは大英博物館の裏側にあったアメリカのシアトル美術館の襖↓

 

●狩野宗眼重信《琴棋書画仙人図襖》桃山時代末ー江戸時代(17世紀初)アメリカ・シアトル美術館

 

襖絵《秋冬景図》部分 大英博物館

 

 

▼部分

 

狩野宗眼重信《琴棋書画仙人図襖》部分

 

画題の「琴棋書画」とは、昔の中国で文人が身につけるべき4つのたしなみのことで、「琴

」は琴をひき音楽を奏でること、「棋」とは囲碁のこと、「書」とは書道、「画」とは絵を描くこと。

 

それを行っている文人たちが描かれているわけです。

 

 

▼部分

 

狩野宗眼重信 《琴棋書画仙人図襖》 部分

 

画面の右端、ここは瓢箪から馬を出す仙人が描かれているそうです↑

 

襖絵は京都の禅寺の特別展でかなり見てきていますが、今回もそれに負けず劣らずの作品なのでしょうね。

 

ゆっくり見ていたらキリがないと思いますが、、、

余りにも人が多いので、スマホで撮影するので精一杯でした。

 

展覧会の前半には他にも円山応挙の《虎の子渡し図屏風》などの見どころがありますが、、

 

なにより、後半は江戸の浮世絵の八大絵師の特集があって、鈴木春信から始まって、歌麿、写楽、北斎、広重、などの作品がズラーッと、これでもかと並んでいます。

 

 

浮世絵推しの人はこれは見逃せませんね。

そういう人は朝イチで行って、最初は飛ばして、撮影可能な襖絵のところから見初めて、浮世絵へと移り、その後最初からという手もあるかなと思いましたね。

 

まあ人それぞれで、、、

 

会期は10月18日(日)までです。

でも会期終盤はもっと混むのでしょうね。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

先日、上野の東京藝術大学美術館で開催中の

「藝大式 美術のミカタ ーこの夏、藝大生になるー」展を見てきました。

 

 

今更、芸大生になっても仕方ないですが、、、

 

ともあれ、そういう展覧会です。

 

 

 

 

 

🔳芸大校内

 

藝大式 美術のミカタ展 告知ポスター

 

芸大美術館の脇の校内にある看板。

右に芸祭の看板があります。

 

今回の展覧会では、各章が時間割として表示されています。

 

例えば

1限 絵画基礎演習 まねぶ美術館 〜模写で読み解く美の手とこころ〜

2限 日本近代美術史概論 西洋美術に出会った日本 

   工部美術学校から東京美術学校へ

 

といった具合。

カリキュラムのような章立てになっていて、美術のミカタを教えてくれるという、ありがたい展覧会です。

 

とは言っても、お勉強は好きでないので、そういうアカデミックなことはちょっとだけ。

 

だから、いつも通り気になった作品をご紹介。

 

 

🔳作品紹介

 

●ラグーザ玉(清原玉)《春》1900年

 

ラグーザ玉《春》・青いドレスの女性

 

 

ラグーザ玉(1861ー1939)の代表作。

結婚してイタリアに渡ったラグーザ玉はそこで本格的に美術の教育をうけ、画家として活動をしていきます、

 

これはシチリア島のパレルモの貴族の依頼の作品。

依頼主の家族を描いたものとされているそうです。

 

すごい美しい女の子が花束を持っています。

これは依頼主も喜んだと思うな。

 

 

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●平櫛田中《五浦釣人》1943年

 

平櫛田中《五浦釣人》 木彫 釣竿を持つ姿

 

平櫛田中(1872ー1979)の敬愛する岡倉天心をモデルにしたもの。

 

天心は自宅のあった茨城県の五浦で、小舟に乗って釣りを楽しんでいたそうです。

 

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●関野聖雲《模造・吉祥天立像》1931年

 

吉祥天立像模造 浄瑠璃寺 関野聖雲

 

京都府の浄瑠璃寺の《吉祥天立像》の模造。

作者の関野聖雲(1889ー1947)は大正から昭和の初期にかけて東京美術学校で教師を務めた方。

 

 

 

●鍵野壮太《polka  dots》2007年

 

水玉模様のホッキョクグマ彫刻

 

鍵野壮太(1984ー)の作品。

タイトルの「polka dots」はファッションの世界では「水玉の柄」のこと。

白熊が、白い体毛の代わりに、水玉模様の柄の服を着ているという感じ。

 

なんとなく可愛いイメージが付帯されましたね。

 

 

 

●小倉遊亀《径》1966年

 

小倉遊亀《径》展覧会メインビジュアル

 

今回のメインビジュアルの作品。

小倉遊亀(1895ー2000)の明るく楽しい作品。

作者もそんなことを思って描いたのかな?

 

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●恩地孝四郎《『美人四季』より冬》1927年

 

恩地孝四郎《美人四季》より冬(黒猫と女性)

 

恩地孝四郎(1891ー1955)の木版作品。

恩地孝四郎といえば、個人的には抽象絵画や版画のイメージなのですが、、

 

目を出しただけの女性と、黒い猫。

魅惑的な目をしていますよね。

 

 

会期は9月23日(水)まで。

もうすぐ終わってしまいますよ。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。