ジェフリーさんの進化占星術スクールのサイトを翻訳してもらえたものを、あれこれ考えながら読んでいくコーナーです。

これを読む人にはこれはまだ清書ではない段階というのを念頭に置きつつ、決して鵜呑みにしない気持ちで読んでほしいです。→ 経緯
そして私が見逃している「ここは…?」というのがあれば、教えてほしいです。

かなり膨大なのでちょっとずついきます。
文章の途中、私は赤い字青い字でコメントします。




[今日見ていく原文]

This is a graphic point because if you will examine the nature of Mercury and Gemini you will find that it is connected in the natural zodiac to a mutable cross: 3rd/Gemini, 6th/Virgo, 9th/Sagittarius, and the 12th/Pisces. This mutable cross creates a natural state of dynamic tension within consciousness. 

Why is this and what does it represent, symbolize, in the area of consciousness? 

We have a natural conflict here between deductive and inductive logic. A natural conflict between singular and sectarian points of the view, and universal points of view which are not sectarian based. The tension of inductive and deductive logic is a quite dramatic issue, particularly in this type of culture.

Most of you, at least in this room, have grown up in an educational system that places a premium on left brain, linear deductive processes. When you go to school you are basically asked to memorize what you are being taught, not the conceptual basis of what you are being taught. Most of you have been exposed to these systems in your early educational environments, and even in your parental environments, and have not found, as an example, meditation as part of the educational curriculum.

Audience: “Why do you think that is? Do you think that the U.S. and Canada are – I don’t mean to generalize – in a lower evolutionary state than, say, the East?”

Jeffrey: It is not a matter of judging at all. It is simply a matter of observing the phenomenon itself. Because when you break down the nature of existence by way of the human species, it ultimately comes down to each individual. I mean, why is it that the Soul decides to be born in the U.S. versus Zaire or Tibet or New Caledonia? That reflects the individual Soul’s requirements karmically and evolutionarily speaking. So to answer your question specifically, it was based on the developments of Renaissance Europe and the transference between natural science, which is based upon observation and correlation, to deductive and empirical science, i.e., the effort to prove empirically that which is perceived as phenomenal.


[ここから]

前回は、木星の「信じる大事なこと」は 成長の段階によって違ってくるから、
こっちの人が大事にしてるものが正しいとか こっちの人が大事にしていることは間違ってるとか
そういうことじゃないよ
というお話でした。


これは視覚的にも明らかな点だ。

パッと見でも分かりやすいってことね。


なぜなら、水星と双子座の性質を調べてみると、それらが柔軟宮クロスのナチュラルサインと繋がるからだ。

3ハウス・双子座、6ハウス・乙女座、9ハウス・射手座、そして12ハウス・魚座だ。

この柔軟宮クロスは力学的緊張感のある自然な状態を意識内に作り出す。

このシリーズに出てきた話ですね。

双子座、乙女座、射手座、魚座は「柔軟宮」ですな。

太陽がこの星座にやってくるときは 季節の移り変わりの時期… というのと同じように、変化とか 動きのある星座たちだよね。

そして、双子座、乙女座、射手座、魚座に対応している 3室、6室、9室、12室も、柔軟宮のような性質がある。

進化のときの変化にも大きく関わっているのが これらの星座・ハウスであるということね。


前のインスタライブでもこの話をした。


変化のために、わざと緊張状態を作り出し、問題のように見える現実を引き寄せる。
そうすれば問題が解決するように 真剣に分析したり反省したりするから。

という話だった。



意識の領域では、これはどうして、そして何を表し、また象徴しているのだろうか?



ここには、演繹的論理と帰納的論理の間の自然な対立がある。

演繹(えんえき)帰納(きのう)については 前に書いたこちらの記事をどうぞ。
これは言い換えると
水星 と 木星 のせめぎ合いということか。
上昇型(演繹的)下降型(帰納的)のせめぎ合いと言ってもいいかもしれない。

あれ…?
てことは これってもしやアンタリオン転換のことだったりする…?
これはあとで話す。


特異的な(非凡な、並外れた)視点と
宗派的な(派閥の)視点と、
宗派に基づかない普遍的な視点との間の自然な対立だ。

これはどことどこが対立しているのか分かりにくいですが、原文のコンマの位置から推測するに
非凡な視点 & 宗派の視点 vs 普遍的な視点
という対立かなと思います。

でもちょっと それはそれで文脈の意味が飲み込みにくいような…?
非凡な視点と 宗派の視点が なぜタッグを組むのか、よく分からないや。

でも、上昇 vs 下降 の衝突というのは合ってると思う。


帰納的論理と演繹的論理の緊張は、特にこの種の文化においては、大きく問題視される。

この部屋にいる殆どの人は、少なくとも、左脳の直線的な演繹的プロセス(理論を次々に並べる水星っぽいほう)を重視する教育システムの中で育ってきた。

学校に行くと基本的に求められるのは、教えられたことを暗記することであって、その概念的な基礎を教わることではない。

あなた方の殆どは、初期の教育環境やなんなら親による環境下においてこれらの(水星的な)システムにさらされてきたが、
例えば瞑想(木星的)を教育カリキュラムの一部には見つけることができなかった。



生徒 :それはなぜだと思いますか?

アメリカやカナダは・・・
一般化するつもりはありませんが・・・
東洋よりも低い進化状態にあると思いますか?

東洋の教育には瞑想を取り入れているところがあるような言い方だ。へええ…!

この生徒さんは「アメリカやカナダは木星的な教育を取り入れていないから 進化の段階としては低いところにあるんじゃないか(それって切ない)」と思ったのだね。



ジェフ:これは判断の問題では全くない。

単に現象そのものを観察しているだけだ。

なぜなら、人間の種によって存在の本質を溶解すると、最終的には個々人に辿り着くからだ。

これは
「アメリカが〜」「カナダが〜」「東洋が〜」っていう大きな地域について考えるべきことじゃなくて、それぞれの個人によるところの話だよ。
ということか。


つまり、魂は、なぜ、ザイールやチベットやニューカレドニアではなく米国に生まれようと決めるのか?

それはカルマ的また進化的に言えば、個々の魂の要件を反映している。

カルマとか進化の面で、それぞれの魂に見合ったようになっているよ と。


そのため、あなたの質問に具体的に答えるとすると、

それは、
ルネッサンスヨーロッパの発展、
そして観察と相関関係に基づいた自然科学から
演繹的で経験的な科学への、

すなわち、
現象として認識されていることを
経験的に証明するための
努力への移行に基づいているのだ。


言葉が難しいのでゆっくりいこう。


ヨーロッパで14〜16世紀くらいに起こった発展が「ルネッサンス」と呼ばれる。

そのときに自然科学のありようも変わった。


ルネッサンス以前は 観察と相関関係に基づいた自然科学が主流だった。
たとえば、昔は 星占いと天文学は同じ学問だったそうだ。

星の位置と 私たちの暮らしという、一見つながりがなさそうなものにも「あれ、でも関係がありそうじゃない?」と繋がりを見出していきやすい土壌が科学になったわけだ。


それが、ルネッサンスを経て演繹的に変わっていった。

それまでよりもものの見方が細かくなったというか。
ひとつひとつの経験からデータを集めて「AだからB。ということはC」と理論立てて考えるような科学のありようになったのだね。

それは、科学が
私たちが経験・認識・観測する現象を
「どういうしくみでこんなふうになっているのかを解明するもの」
に変わっていったということだった。

そういったことに注目すると、瞑想のようなことは 理論立てて説明することが(当時は)難しかったから、
教育的に価値が低いこととなってカリキュラムに取り入れられなくなっていったんだよ。


一応、質問に詳しく答えるとそうなるけど、

でもそれは、欧米だからとか 東洋がとか
そういったことは重要な問題ではないんだ。


ということを言っているのだと思います。


--- ひとまずここまで ---



演繹と帰納の緊張も
進化のためにわざわざ用意してあるシステムだ。

というふうに話が続きそうな展開になってきた。


そして、
演繹は上昇型とよく似ている。
帰納は下降型とよく似ている。

これらをぶつけて
その間にできる「どっちも」というか「どっちでもない」というか…な“ゼロ”な場を作るのが
アンタリオン転換のときに起こることだった。

似ている。

ちょっと、これはあるかもしれない。


もしこの見方でビンゴだとすれば、
アンタリオン転換って 私にもできそうだな。
知らぬ間にやっていたりしたかもしれない。

両方の視点から気持ちよく落ち着けるポイントを広げていく感じのこと…

どうだろうね(笑)



つづく。



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