ジェフリーさんの進化占星術スクールのサイトを翻訳してもらえたものを、あれこれ考えながら読んでいくコーナーです。

これを読む人にはこれはまだ清書ではない段階というのを念頭に置きつつ、決して鵜呑みにしない気持ちで読んでほしいです。→ 経緯
そして私が見逃している「ここは…?」というのがあれば、教えてほしいです。

かなり膨大なのでちょっとずついきます。
文章の途中、私は赤い字青い字でコメントします。


翻訳班からです。↓
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ということで、私は紫色でコメントしたいと思います。(肩透かし…笑)



[このページの話だよ]
[関連記事]
・前回:海王星の逆行


[今日見ていく原文]

PLUTO RETROGRADE

Now we come to the apparent phenomena of Pluto retrograde. We will consider Pluto retrograde from a purely evolutionary perspective. Pluto is retrograde roughly six out of every twelve months. Approximately half of the population will have a retrograde Pluto in their birth charts. What does it mean?

Relative to the four natural evolutionary conditions, Pluto retrograde means that half the people are not accepting the status quo, and will question the status quo in such a way as to reflect their own natural evolutionary condition and state. This process allows collective evolution at all four evolutionary levels or conditions.

Pluto retrograde, then, allows for collective evolution to occur because half the people at any one time are questioning the status quo in some ways. This is utterly necessary from evolutionary point of view because it allows for growth of the entire human species. It prohibits stagnation, non-growth and crystallization.

From the above it may be understood that the retrograde Pluto tends to place the emphasis on the desire to return the Source of the Soul, Soul, or to evolve in a more accelerated fashion. Because of the individualizing effect of Pluto retrograde, the person must do which they must do in their own way. At the deepest possible level, the Soul, Pluto retrograde promotes an internalization process, a relative need to withdraw from external activity. Because Pluto correlates relates to the deepest reaches of our unconscious, this impulse may not be actively implemented given other factors in an individual’s total makeup. The need to withdraw may simply be sensed as a wistful desire that remains unfulfilled. Even if it is not acted upon, the individual will still feel a sense of distance from within itself, and others in a fundamental way.

Because the retrograde Pluto tends to emphasize the desire to return to the Source, or the need to accelerate the elimination of separating type desires, the sense of cyclic or perpetual dissatisfaction is deeper in these individuals than in those who do not have Pluto retrograde.

Keep in mind that all of us, with or without Pluto retrograde, will have this experience to one degree or another. Dissatisfaction is directly linked to the interaction of the co-existing desires in the Soul. Until all separating desires are totally eliminated this sense of dissatisfaction is the psychological symptom or effect that originates in the desire to return to the Source. Dissatisfaction allows for the progressive realization of ‘not this, not that’.

Through this process we will someday realize what it is that creates ultimate satisfaction. The point is that those with Pluto retrograde will experience this sense of dissatisfaction more deeply and consistently that those who have Pluto direct. Pluto retrograde accelerates, in its own way the evolutionary process: individually and, therefore, collectively.

Thank you all for coming today.



[ここから]

冥王星の逆行

やっと、冥王星逆行の見かけ現象の話まで辿り着いたね。
ここでは、冥王星逆行を、純粋に進化的な観点から考えていくとしよう。


冥王星は、大雑把にいうと、十二ヶ月毎に六ヶ月逆行している。

人口のおよそ半分の人々の出生図で、冥王星は逆行していくのだ。

それが何を意味するだろうか?


四つの自然な進化の状況(※)と関連して、冥王星逆行は、この半分の人々が、現状をよしとせず、自分自身の自然な進化の状況や状態を反映するようなやり方で、現状に問題提起していく、ということを意味しているのだ。

※ 四つの進化の状況については こちらにまとめてあります。
→ 能力や才能に気づいて行動する / 固執をやめる(やめさせられる)


・浸透(じわじわ型)
・停滞(大変動型になりやすい)
・行動(じわじわ型)
・手ばなす(大変動型になりやすい)
この四つです。


この過程は、進化の四つの段階や状況といった全てにおいて、集団で進化することを可能にする。

なるほど!
約半数の人が冥王星逆行となれば、共通する部分は みんなで一気に進化する感じになりそうだ。


冥王星逆行は、そうやって、集団の進化の発生を可能にするが、それはなぜなら、いつの時点でもこの半分の人々は、現状に何らかの形で疑問を投げかけているからだ。

これは、進化の観点からして、全くもって必要なことである。

なぜなら、それは、人類全体の成長を可能にするからだ。

それは、停滞や非成長や凝り固まりといったことが起きないように差し止めるのだ。

ここの「これ」「それ」は…
冥王星逆行とも言えそうだし、冥王星逆行からくる現状への疑問とも言えそうだ。



上記のことから、逆行する冥王星は、魂や魂の創造の源に戻ろうとする欲求や、より一層加速された方法で進化しようとする欲求に重点を置く傾向があると言えるだろう。

冥王星逆行の個別化の影響によって、冥王星逆行の人は、やることは自分のやり方でやらねばならなくなる。

可能な限り深いレベルで、その魂つまり冥王星逆行の人は、内面化のプロセスと、外部活動から退くという相対的な必要性を促進していく。

冥王星は無意識の最も深い領域に関連しているので、この衝動は、その個人の全体的な性質に他の要因が加わると、積極的に実行されない可能性がある。

外部から退く必要性は、満たされないままの悲惨な欲求と単に感じられるかもしれない。

たとえその必要性が行動に移されなくても、その個人は、自分自身の内面や他者からの距離感を根本的に感じ続けるだろう。


なぜなら、逆行する冥王星は、創造の源に戻りたいという欲求や、分離型の欲求の解消を加速する必要性を強調する傾向があるため、
このずっと繰り返す不満足感は、冥王星が逆行していない人よりも、冥王星逆行の人の方がより深いものになる。



覚えておくべき点としては、我々全員は、冥王星逆行の有無にかかわらず、ある程度この経験をするということだ。

不満足感は、の内部で共存する欲求の相互作用と直接関連している。

すべての分離した欲求が完全に取り除かれるまで、この不満足感は、創造の源に戻りたいという欲求に起因する心理的な症状または影響として現れてくる

不満足感によって「あれでもない、これでもない」と取捨選択しながらの進歩的な実現が可能になるのだ。



この過程を通じて、我々はいつの日か、究極の満足感を生み出すものの正体を理解するだろう。

要するに、冥王星逆行の人は、冥王星順行の人よりも、この不満足感をより深く、一貫して経験していくということだ。


冥王星逆行の人は、独自の方法で進化のプロセスを加速するのだ。

個別に、そしてその結果、集合的に。



今日は来てくれてありがとう。


--- ここまで ---


青字のところは「it」(それ)のような単語がなんのことを言っているのが分かりにくかったので、分かる範囲で書いてもらえています。

これはとてもスムーズに読めますね!
怪しく感じるところなく、意味も通じて読めました。
ありがたや…!!



ジェフリーさんは、『魂の設計図』の中で
進化に関する占いを考えるなら冥王星が最も根幹に当たるので優先順位が最も高い。
冥王星関連のところから読もう。
というふうな話をしていたはずなのだけど、この講義の冥王星逆行の話は 他の惑星よりもググッと短かったですね。


この本に書いてあるから読んでね ということなのか、講義の終了時間が迫っていて駆け足だったのか…
天王星のパートの途中から生徒さんの発言が全然なくなっているし、もしかしたら本当に駆け足だったのかもしれない。


ここまでで、
The Evolutionary Meaning Of Retrograde Planets (逆行する惑星の進化的な意味)
のパートはおしまいです。

お役立ていただけたら幸いです!



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