今期観ている&離脱したドラマ・2024年春 Part4 | 肉球でポン!

今期観ている&離脱したドラマ・2024年春 Part4

この春の地上波とBSのドラマ(朝ドラ・大河ドラマは除く)ですが、観ているドラマと離脱したドラマが1本ずつ増えました。現在視聴継続しているのは合計10本、離脱したドラマは合計8本です。

 

 

まず、観ているドラマ。

 

パーセント

出演は、伊藤万理華、和合由依、結木滉星、菅生新樹、小松利昌、山下桐里、成木冬威、水口ミライ、河合美智子、岡山天音、菊池亜希子、山中崇、橋本さとし、余貴美子、水野美紀、他。


ローカルテレビ局で障害者が主人公のドラマを制作することになった新人女性プロデューサーが奮闘するドラマです。


障害者が主人公とは、障害を持った俳優を主人公に起用するという意味で、女性プロデューサー・吉澤(伊藤万理華)が車椅子の高校生・宮島ハル(和合由依)に取材をすることにします。「いつも助けられてる」車椅子の主人公が「障害にめげず」「障害を乗り越えて」いくドラマにするつもりだった吉澤ですが、ハルにこういうの好きじゃないと一蹴されてしまいます。無意識に差別意識が働いていたことに気付かされる吉澤…。


ハルを演じる和合由依さんは実生活でも車椅子で(←東京パラリンピックの開会式で「片翼の小さな飛行機」を演じた子です)、この「パーセント」というドラマ自体が障害を持った俳優を主人公に起用することを実践していて、非常に攻めたドラマになっています。


通常この手のドラマだと若手テレビ局員が障害を持った俳優を起用したいと言い出して保守的な上層部が反対するというのがよくある構図ですが、「多様性月間」を掲げて障害者俳優の起用を決定する上層部に対して仕方なく事を進める部下たちっていうのがある種の皮肉になっていて面白いですね。


そして、女性である吉澤がこの企画を任された理由もまた「多様性月間」だからってのも強烈な皮肉で、これには唸りました。


まだ1話を見ただけですが、NHKでしか作れないような攻めに攻めたドラマですね。過去にも「かぞかぞ」「デフ・ヴォイス」と障害者の役に実際に障害のある俳優を起用してきたNHKのドラマ制作に対する矜持のようなものを感じます。


全4話しかないですが、次回も楽しみです。




余談。ドラマの中でハルが「障害ある人が何かで壁感じる時って社会の方に問題がある」と言っていましたが、この手のドラマや障害に関するニュースを見るたびに思うこと。多様性を認める社会になりつつある中で障害も一つの個性と考えるならば「障害者」の定義が「社会あるいは環境に何らかの障害があるために生き難い人々」になれば良いと思うのですがね。




次に、離脱したドラマ。


老害の人



NHK BS 日曜・プレミアムドラマ枠で放送中。

出演は、伊東四朗、夏川結衣、勝村政信、前田吟、日色ともゑ、小倉一郎、白川和子、羽田美智子、望月歩、木竜麻生、田島令子、高橋恵子、三田佳子、他。


会社を娘の夫に譲った男と近所の老人たちがコロナ禍に巻き起こす騒動と家族たちの群像活劇ドラマです。


伊東四朗演じる会社社長が引退した後も会社に顔を出して迷惑を撒き散らす部分はまあ面白かったのですが、仲間の老人たちの自慢話や孫の進路問題とかも描かれてやや散漫な印象の第1話でした。


観終わった直後には2話以降も観るつもりでしたが、数日後に全くこのドラマに興味も視聴意欲もがなくなっていることにふと気付いて離脱を決めました。


全5話なのに、1話目でハマらなかったら期待薄ということも離脱した理由です。




これまで観ているドラマはこちら。


 

 



これまで離脱したドラマはこちら。

 

 

 




今シーズンの注目ドラマ

 

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