今日のあきひこ -3ページ目

大震災から1週間

各分野でイベント等の延期や中止をする中、

昨日、プロ野球のセリーグが、予定通り今月25日に開幕を行なうと発表し、

係者、選手、メディアから様々な意見が出ています。

私達ダンス界も競技会の延期、中止をしたところは多い様です。

出口の見えないトンネルの中やるべき事は、

いつ競技会が再開してもいい様に、準備をする事。

コーチャーである私は、選手のモチベーションを下げる事無く、

こういう時だからこそ、じっくりとより一層技術の提供を。

選手の皆さんは、更なる技術の高みを目指し、しっかり力をつけ、

そしてその時が来たら、蓄えた力を一気に爆発させ、

勇気と感動を与えられる様、日々の練習を。

被災地の人達は、歯を食い縛りながらがんばってます。

私達は出来ることをがんばらねば。

東北地方太平洋沖地震

連日、テレビ等で被災地の状況は見ていますが、

現地では私達が想像している以上、とても大変で辛い事がたくさんあると思います。

この様な状況で私達は何が出来るのか? 

古代から、惨事があると神様にお祈りの儀式で、音楽と舞がありました。

少しでもお役にたてるのなら、私達の僅かな力ですが、

被災地に送り続けたいと思います。

被災者の皆さん頑張って下さい。

ダッチオープン

先週の水曜日から開催のダッチオープンの審査をするために、オランダに行ってきました。


木曜日から日曜の4日間、ジュニア、ユース、アマチュア、プロのセクションで審査をしましたが、
日本とのレベルの違いにショックを受けて帰ってきました。
特に目を奪われたのが、ジュブナイルとジュニアのレベルの高さです。
日本人と違い、くにゃくにゃと動いている選手がほとんどいなく、
こういう子供たちが将来活躍すると思うと、とても脅威になると思いました。
これから日本人の選手が活躍するためには、よほど頑張って練習しないと、
どんどん世界のレベルから落ちていくのではないかと、危機感があります。


今日は、時差ぼけでまだ考えがまとまりませんので、
続きは次回また書きたいと思います。

近況

久々の更新です。


その間、教師試験の試験官もあり、

学生の東部2部戦、プロB級ラテンの審査もあり、選手会の練習会もあり、
何かと忙しく過ごしていました。



試験官において、レアードの教科書を読み返していると、
レアードに教わった言葉が今にもよみがえってきて、
自分のダンス人生の原点にかえることができます。



先日の練習会でも、選手にかなりきつい言葉で叱咤激励をしました。
その内容を選手達はどこまで理解し、感じてくれたのか、
今度の統一全日本で彼らの踊りを見るのを、非常に楽しみにしています。


選手の皆さん、Good Luck!

偶然と必然

先日、ノーベル賞を受賞した学者のインタビューを聴いていて、

とても興味深い言葉がありました。


『serendeipity』(セレンディピティ)


イギリスの政治家にして小説家であるホレス・ウォルポール

(ゴシック小説『オトラント城奇譚』の作者として知られる人物)

が、1754年に生み出した造語だそうですが、

ふとした偶然をきっかけに閃きを得て、

それを生かす事によって色々なものが発見できる能力のことだそうです。


これは踊りにも共通して言えることではないでしょうか。

練習していて、いつもできないところがたまたま上手くできる、

その偶然にできたものを解釈して、それを偶然ではなく、必然にしていく。

身体の動きの偶然も、科学における偶然も、自分自身の発想によって、確信に繋がる。

どのような偶然も見落とさない力が必要です。


ダンスを踊る我々は、もっと偶然を大切にし、体に敏感になりましょう。

ジャパンオープンを終えて

日曜日のジャパンオープン、月曜日の講習会と、とても有意義な時間を過ごすことができました。

日曜日の競技会で審査をして、私の弟子は良い結果を出すことができませんでした。

しかし、必死になって頑張っている姿には、感動しました。


人の好みには色々ありますが、

この日の審査において、私は自信を持って審査をする事が出来ました。

これからも、自分の審査にはこだわりを持ち続けていきたいと思います。


月曜日の講習会には、私の後輩の須田雅美に手伝って頂き、改めてダンスの面白さが味わえました。

テクニックというものはとても深く、これで完璧だというものがありません。

こだわりを持ち続け、いつまでも勉強をして、色々な人に教えていきたいと思います。

名古屋のコンペ

2週間前に、大阪のコンペで審査に行き、

2日前の日曜日には、名古屋に審査に行きました。

どちらもとても良いコンペで、

選手の意地と意地がぶつかり合い、審査している私も楽しむ事ができました。


名古屋のコンペは、生徒さんがお揃いのTシャツを着て応援している、

ちょっと異様な(笑)光景の中、

選手が、一番になりたいという気持ちを前面に出し、

選手とお客さんの一体感がとても良かったです。

やはり選手は、審査員に点数を「もらう」のではなく、

良い点数を「つけさせる」踊りを、今後もしてほしいと思います。


9月26日には、ジャパンオープンがあります。

私の弟子たちにも、ぜひそういう事を期待したいと思います。

久しぶりの更新

この8月はパーティー等が多く、更新をサボってしまいました。


久しぶりに現役時代のコーチャーのエスパンサルバーグ氏の振付で、
かつてのライバルであった大竹、楠、二ツ森の3氏と共に同じフロアーで踊り、
現役時代を思い出し、とてもエキサイティングでした。


そして、私が勤めていた北條ダンススクールの60周年のパーティーでは、
OBとして踊らせていただき、昔の生徒さんたちともお会いすることができ、
懐かしさでいっぱいでした。


思ってみれば、あっという間のダンス生活。
いろんな意味で、この8月は充実していました。


また先日、関東ダンス選手権で、私の弟子が優勝しました。
コーチャーとして、選手権の優勝者を出すということは、これもまた感慨深いです。
こういうものは何度も味わいたいです。
他の弟子たちも、もっともっと私に喜びを下さい。

パーティーを終えて

パーティーのシーズンになり、色々準備等があったので、久々の更新です。


無事に25日にスタジオのパーティーも終わり、

連日の炎天下の中、

アマチュアデモンストレーションに出演するために頑張ってくれた生徒さんたちには、感謝感謝です。

私は次の日、疲れからか38度以上の熱を出してしまいました。

おかげさまで今日は熱も下がり、スタジオに出ています。


いつも思うことですが、

プロのデモンストレーションは、競技会の時よりも、だいたいの選手がよく踊ります。

これは、自分の好きな曲で、自分の踊りやすいテンポで踊っているからです。

これが競技会でも同じような状態で踊れればいいのですが、

競技会の時には、かかっている音楽にただ合わせるだけになってしまい、

なかなか自分のペースで踊ることができず、その音楽に、逆に支配されてしまうのです。

周りに人がいるということもありますが、

かかった音楽に操られるのではなく、

どんな曲でも自分の方が操ることができるよう、日々努力してほしいです。

名言

先日、NHKで野村監督の特集番組を見ていて、とても勉強になりました。

中でもとても心に残った言葉があり、これは私の教えている弟子たちに伝えようと思いました。

その言葉とは、


『技術を磨く前に人を磨く』


『高いプライドは成長を妨げる』


まだまだ良い言葉がありましたが、それは私の心の中にしまっておきます。

人を育てるということは大変ですが、愛情を持った接し方で、

これから弟子たちを指導していこうと、改めて思いました。