スポーツ選手にとって正しい姿勢は基本中の基本と言われています。

スポーツと姿勢は関係無さそうですが、そう言われるのは何故でしょうか。

答えは正しい姿勢こそが、パフォーマンスを最大限に引き出してくれるからです。


身体の各関節には動かせる範囲、可動域が存在します。

関節の動きは屈曲(前に曲げる)・伸展(後ろに反らす)・側屈(横に曲げる)・回旋(捻る)の動きからなり、それぞれが複合し合って一つの動作となります。

正しい姿勢の場合、各関節に余計な負担が掛からず関節面も正常なため可動域も正常となりますが、悪い姿勢ですとこの可動域が減少する可能性があるのです。


例えば肩関節。背筋を伸ばした状態で横から腕を挙げるのと、背中を丸めた状態で腕を横から挙げるのとでは挙げる角度に差が出てくるはずです。

骨盤も背筋を伸ばして身体を回旋(後ろに振り向く)するのと、腰を丸めて回旋させるのでは角度に差が出てきます。

これは背中を丸めていると、肩関節と腕との関節面が噛み合わなくなる為です。

骨盤の場合も骨盤を丸めると、回旋で大きな役割を果たす股関節がロックしてしまうことで起こります。

つまり悪姿勢は体の関節の可動域を減少させ、動作の一つ一つに悪い影響を与える可能性が高くなるのです。

また、関節に負担が掛かれば関節や筋肉系のトラブルが起こりやすくなるのも容易に想像出来ます。

正しい姿勢は怪我を防止する意味でも大切な事となります。


高いパフォーマンスを望む方こそ日常での姿勢にも気を配り、より良い成績を目指してください。

また姿勢が悪くなりがちな中学・高校生のご両親や指導者の方は、何故悪い姿勢が良くないかを説明してあげ、正しい姿勢がパフォーマンスに繋がる事を理解させてあげてください。


アケダカイロプラクティック

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