鼻呼吸
鼻の穴が片方だけつまっている時はありませんか?
また、風邪などで両方の鼻がつまっている時に片方だけ通りが良くなることがあります。
鼻づまりは、具体的にどういう状態になっているのでしょうか?
鼻づまりの一番の要因は、鼻の奥の粘膜が炎症を起こし毛細血管が腫れることによって物理的に鼻穴が狭くなっている状態です。
つまり、鼻水などがせき止めているのではなく、鼻というトンネルの大きさ自体が狭くなってしまっている状態です。
もちろん、大量の鼻水も二次的な要因になることはあります。
しかし、炎症で穴自体が狭くなり、通りが悪くなるのが最大の要因です。
横向きで寝た際に上の鼻の穴だけが通ることがあります。
これは、自律神経によるものと言われています。
下になった腕や身体は圧迫されますが、圧迫された側は副交感神経が優位になり、反対側つまり上側は交感神経が優位になります。
交感神経は血管を収縮させる働きがあるので、身体が圧迫されていない上側の血管は収縮し、結果的に上の鼻穴の腫れも一時的に治まるというメカニズムとのこと。
よって、寝る向きを反対側にすれば通りが良くなる鼻穴も反対になります。
鼻での呼吸は大事です。
鼻は脳と直接つながっており、鼻の上にはホルモンを司る下垂体があります。
鼻呼吸は下垂体を刺激し、正常なホルモン分泌を促します。
鼻のとおりが悪いと口呼吸がメインになります。
下垂体への刺激が減るだけではなく、咽喉への影響が大きくなり風邪などをひきやすくなります。
よって、鼻呼吸がしやすい環境は大切ですね。
姿勢でいえば、猫背になると顎が上がるため口呼吸になりやすくなります。
鼻呼吸を維持するためにも、姿勢には気をつけましょう。
特に座位姿勢は重要です。
カイロプラクティックで姿勢を整えると、鼻呼吸がしやすくなります。
また、自律神経のはたらきも安定する効果がありますので、健康全般が安定します。
鼻呼吸とカイロプラクティックの施術で元気に新しい年を迎えましょう!
伊藤 友円
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