4月28日は「主権回復の日」　昭和天皇御製五首　感染症法制は今より昔の方が良かった⁉

　「風さゆる　み冬は過ぎて　まちにまちし　八重桜咲く　春となりけり」

昭和天皇御製五首の内の一首　靖國神社には八重桜が咲いています。

「日々勉強！結果に責任！」「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする参議院議員赤池まさあき(自民党・比例代表全国区)です。

　我が国を繋ぎ、護り、発展させるために、歴史に学ぶことは重要だと思います。

　4月28日は、主権回復の日です。昭和27年1952年のこの日に、サンフランシスコ平和条約の発効し、我が国と連合国との戦争状態が終了し、敗戦後の被占領体制から脱却して主権を回復して、我が国の領土、領海における独立を取り戻した日です。

　その日、昭和天皇は御製五首をお詠みになられています。

　武漢発のウイルスが蔓延する中で、感染症対策の法例は、現行憲法に基づく今の法例より、欧米のように都市封鎖ができて、罰則があって、補償がある、旧法の方が良かったのではないかと言う方もいます。

　主権回復の日にあわせて、歴史に学びつつ、現在の国難を克服したいと思います。

●昭和天皇の御製五首

『昭和天皇実録』によると、その日を迎えて、昭和天皇は午後10時30分よりラジオにて条約発効の実況中継を皇后と共にお聞きになられました。午後11時20分には、外務省より宮内庁長官あてに、米国における対日平和条約批准寄託が無事終了した旨の電話連絡があり、その報は、長官より電話にて御文庫にもたらされています。

平和条約発効の日を迎えて、昭和天皇は次のような御製五首を詠まれ、当日午後に宮内庁より発表されました。

　風さゆる　み冬は過ぎて　まちにまちし　八重桜咲く　春となりけり

　国の春と　今こそはなれ　霜こほる　冬にたへこし　民のちからに

　花みづき　むらさきはしごり　咲きにほふ　わが庭見ても　世を思ふなり

　冬すぎて　菊桜さく　春になれど　母のすがたを　え見ぬかなしさ

　わが庭に　あそぶ鳩見て　おもふかな　たひらぎの世の　かくあれかしど

　　　(出典：『昭和天皇実録』巻40昭和26・27年　158頁)

　詠めば詠むほどに、当時の時代状況と昭和天皇の大御心が偲ばれます。

●感染症法制は、今より昔の方が良かった⁉

　中共武漢発の新型コロナウイルス感染症が蔓延する中で、今日の政治状況を見てみますと、占領中に国家主権がなかったことの悪影響がいまだ残っているのではないかと感じることがあります。

　現行の感染症予防法は、平成10年に制定されたもので、その前身である「伝染病予防法」(明治30年制定)は、戦前戦中戦後と存続していました。旧法は、欧米を模範したもので、隔離、治療、消毒、予防接種などの諸規定、予防上必要とされる市街村落全部の交通遮断、諸集会の禁止を含む諸措置、および医師の届出義務、検疫、費用支弁、国庫負担、罰則などが定められていました。その後、医学の進歩や衛生環境の向上によって、我が国内に感染症が蔓延することは考えられず、都市封鎖等の私権制限は、現行憲法や人権にそぐわないと廃止されて、新法として現行法が制定されたわけです。

　https://kotobank.jp/word/伝染病予防法-102514　

　そして、民主党政権下で、新型インフルエンザが発生して、特別措置法が制定されて、今回はそれを何とか援用して対応しています。しかしながら、命令できない、罰則がない、そしてその補償もない等、その限界も指摘されているところです。

　占領中に国家主権がなかったことの悪影響、現行憲法にみられるように、平和を優先するあまり、非常事態を想定せず、人権が公共よりも最優先ということが、残っているのではないかと感じることが多々あります。

　官僚は、平時の発想で、今回の危機を乗り越えようしているように見えます。

　学界は、地方優先の発想で、国家とそれを担う中央政府、総理を蔑ろにしているのではと感じます。

　報道機関は、事実を伝えるよりも、反国家、反体制、反政府を優先させているように思います。

　野党は、政権奪取を最優先とし、国難を乗り越えて、国家を担う意思を欠いているように考えます。

このような現状を打破すべく、歴史に学びつつ、国家意識を持つ同志とともに、この国難を戦っていくしかないと思います。

　「憲法守って国滅ぶ」ことがないように、4月28日を国家主権意識確認の日にしていきたいと思います。

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●中共武漢発新型コロナウイルス感染症対策　

中共武漢発の新型コロナウイルス感染症の国内外の感染拡大が依然続いています。政府与党では、一体となって対策に取り組んでいます。