今年の書初めは「自省」 人づくり、自分づくりの根幹だと思うからです。
「日々勉強！結果に責任！」「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする参議院議員赤池まさあき(比例代表全国区)です。我が国の伝統精神である「智勇仁」の三徳に基づき、「文武経」の政策を国家国民のために全身全霊で実現します。
今年の書初めは「自省」としました。人づくり、自分づくりの根幹だと思うからです。
桜を見る会やIR誘致をめぐり一連の事態で、政治への不信が出ています。当然と言えば当然なのですが、常日頃から「自省」し続けて、国民からの信頼を得たいと思っています。
その上で、年頭の抱負として、今年も次の5点の政策課題に取組みたいと思っています。
⑴皇位の安定的継承のための宮家の創設
⑵国家の基本である教育の危機の克服
⑶自分の国は自分で守る態勢づくりと憲法改正
⑷海事、自動車・二輪車産業の振興を通じた経済再生、日本遺産等を通じた地方創生
⑸国との連協強化による生まれ育った山梨の発展
今年一年間、「自省」し「日々勉強」の年としたいと思っています。
●⑴御代替わり 4月に立皇嗣の礼 皇位の安定的継承のための宮家の創設
念頭の抱負の第一は、皇位の安定的継承のための宮家の創設です。
昨年は、202年ぶりの御代替わりとなり、「令和」と改元されました。神話の時代から今日まで、2千年来万世一系・男系(非直系)で継承されてきた126代目の天皇陛下となり、「令和」と改元されて、232番目(北朝元号を入れると248番目)の元号となります。「大化」の改新以来、元号は我が国で唯一残ったもので、我が国が独立国、君主国の証明です。御代替わりと改元を通じて、皇室を中心に世界最古最長と続く、我が国の歴史と伝統を国民全体で「理解」し「敬意」を共有し、国の統合と活力に繋げていければと思っています。
御代替わりの際には、皇統の証として三種の神器と国璽と御璽が継承されました。三種の神器は、八咫鏡(やた＝大きいかがみ)・八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)・草薙剣(くさなぎのつるぎ)です。それは、智・仁・勇の「三徳」を具象化したものと言われています。私は、その「三徳」は、人づくりの目的であるとともに、そのまま政治観(政治とは文農武)に繋がり、国づくり・地域づくりの機関や政策と通底しているのではないかとかねがね思っています。
そして、皇位の安定的継承のために、旧宮家の中から宮家を創設して頂ければと思っています。各所において議論を起こし、国民理解を進めていきたいと思っています。
●⑵国家の基本である教育の危機の克服
年頭に当たり抱負の第二は、国家の基本である教育の危機の克服です。
私の政治家としての最重要課題は人づくりです。昨年来、参議院文教科学委員会筆頭理事、自民党教育再生実行本部事務局長として、引続き国家の継続・発展は人づくりからとの思いで取組みたいと思っています。
その人づくりを担う文部科学省が、不祥事が続き、昨年は大学入試改革も延期するという事態に立ち至っています。職員の意識改革、組織風土改革は途上であり、機能を強化して、政策を推進する体制を整備すべく、党の立場から取組みたいと思っています。
学校では、深刻ないじめ、暴力行為等の問題行動が増加し、不登校の増加とあいまって、学校現場の荒廃化が指摘されています。そして、国際的に評価されてきた学力面では、デジタル読解力が低下し、五輪前にもかかわらず、体力も落ち込むという調査結果が出ています。今年4月から新学習指導要領が小学校で全面実施され、英語やプログラミング、「能動的な対話的な深い学び(アクティブ・ラーニング)」が始まるわけですが、一人一台の情報端末と環境の整備を行い、教師の働き方改革はまったなしです。教育力は、科学技術力、経済力と直結するわけで、揺るがすことができません。
上記の通り、教育は危機に陥り、その結果国家の危機に繋がりかねないと憂慮しています。
文科省に任せるだけでなく、自民党としても、地方組織の方々と協力して、この難関を乗り越えていきたいと思っています。今年3月8日の自民党大会の前日に、地方組織の方々に参加してもらい、教育再生実行本部(馳浩本部長)の会合を開催する予定です。
昨年10月の消費税増税を原資とした少子化対策として、教育の無償化が始まりました。幼児教育・保育の無償化から始まり、今年4月からは経済的に厳しい若者対象の高等教育の実質無償化と私立高校・高等専修学校の支援も始まります。社会人の学びも進め、学校から社会、社会から学校へと切れ目ない支援を通じて、教育の機会均等には資すると思っています。一方、教育の質が確保されているのか、進捗状況を確認していきたいと思っています。
●⑶自分の国は自分で守る態勢づくりと憲法改正
念頭に当たり抱負の第四は、自分の国は自分で守る態勢づくりと憲法改正の実現です。
大変厳しい我が国を取り巻く安全保障環境の中で、外交、防衛、海上保安、漁業取締、治安テロ等の態勢が整備されつつあります。その着実な推進とともに、私は対外情報機関の設立、国民の支持を得るための安全保障教育の充実に取組みたいと思っています。
今年は、2月に自衛隊を中東へ派遣して、日本商船隊の安全航行のため情報収集をすることになります。我が国の国益を追求し、東京オリ・パラ大会の治安テロ対策に万全を期すべく、党側から支援していきたいと思います。
そして、自民党結党以来、国の独立体制を確固たるものとするために、憲法改正への道筋を付けたいと思っています。我が自民党は、憲法改正項目を4点(9条に自衛隊明記、災害時の緊急事態対処、参議院合区解消、教育機会均)を提案しています。昨年の参院選では、安倍政権は自公が過半数を取り勝利しましたが、残念ながら自民は単独での過半数に届かず、憲法改正を推進する自公維の議席は3分の2を割ってしまいました。参院からの憲法改正発議が難しい状況となり、その結果臨時国会での憲法審査会は実施議論ができない状況です。憲法改正への道筋自体、我が国周辺の大変厳しい安全保障環境の中で、国家の安全保障、国民の安寧に資するものです。2月9日には、山梨において、憲法改正のための集会を開催予定です。国民運動の一貫として、ぜひご参加頂ければと思っています。
●⑷海事・自動車・二輪車産業の振興を通じた経済再生、日本遺産等を通じた地方創生
念頭に当たり抱負の第三は、③海事・自動車・二輪車産業の振興を通じた経済再生、日本遺産等を通じた地方創生をさらに進展させることです。
世界経済は、米中貿易戦争の影響や、英国のブレグジット、EUからの合意なき離脱方針の混迷等、乱高下してきました。ようやく昨年末に、米中の第一段階の合意がなされ、英国総選挙のジョンソン首相率いる保守党勝利によって、合意ありのEU離脱の目途がつき、年末の株価は高騰しました。
安倍政権となり7年間、国内経済は何とかプラス成長を続け、GDPは560兆円近くとなり、最高となっています。消費税対策を実施した上で、10月の消費税増税を予定通り実施したわけですが、深刻な災害が発生して、先行きが危ぶまれましたが、ラクビーW杯で盛り上がり、世界経済にも助けられました。すぐさま総合経済対策を策定して、補正予算と来年度予算案の15か月予算を策定しました。今年は、1月通常国会で補正予算案を、3月末までには来年度予算を成立させて、東京オリ・パラ大会後の下振れの危険性に備えたいと思います。
我が国は海洋国家であり、外航、内航、旅客船、造船等の海事産業を振興させることは不可欠です。今年も2月に長崎県佐世保で海事振興のための会合に参加します。そして、その象徴として、祝日「海の日」を明治天皇が歴代天皇として初めて船に乗って横浜港に帰着した日である7月20日に固定化を実現したいと思います。
また、世界に冠たる自動車や二輪車の産業をさらに発展させていきたいと思います。予算と税制の両面から、超高齢化社会に対応した安全運転サポートカー(サポカー)の購入や後付けの安全装置の整備への支援を行っていきます。7月から9月には、東京オリ・パラ大会を意識して、自動運転レベル4(完全運転)の試乗会がお台場で開催されます。また、9月には、バイク製造大国に相応しい国内販売の梃入れのため、大阪で振興大会(バイク・ラブ・フォーラム)が開催されます。高校生の三ない運動の見直しのため、地域での意見交換会も開催したいと思っています。
地方創生の取組みを始めてから5年間、成果は出てきている地域もありますが、人口減少の歯止めはかかっていません。国だけでなく、地方の税収も過去最高の42兆円となっているとはいえ、災害対策のために財政は厳しい状況です。そこで、観光が地方創生の切り札として、注目されています。
今年は7月から東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。訪日外国人4千万人の大きな契機となります。東京に観光客が集中しないで、全国各地に回遊してもらうことが必要です。
各地には、昨年採択された百舌鳥・古市古墳群(大阪)はじめ世界遺産が22あります。また、文化財を組合せて地域の魅力を物語として発信する文化庁認定の日本遺産が83あります。今年5月には、最後の日本遺産の認定を行い、合計100程度となります。日本遺産自体の知名度を上げるために、2月13日には「日本遺産の日」が制定され、前日には自民党本部において、日本遺産推進フォーラムを開催して、認定地域をしっかり支援して、国内外の多くの方々が訪問する基盤をつくっていきたいと思います。
世界遺産 http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/sekai_isan/
日本遺産 http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/nihon_isan/
また、中山間地にある既存施設、例えばスキー場数は世界一であり、ゴルフ場数は世界三位と言われています。その施設稼働率を上げることも重要な施策です。その際も、外国人観光客の取り込みが重要になってきます。それは、我が国独自の文化でもある武道振興も同様だと感じています。柔道と空手が五輪種目になっていますが、それ以外の武道、相撲、合気道、少林寺拳法、剣道、弓道、なぎなた、銃剣道を発信していきたいと思います。
春の黄金週間(ゴールデンウイーク)の長期休暇だけでなく、秋の紅葉の季節に合わせた長期休暇、シルバーウィークを制度化することも大事だと思っており、検討を進めます。
●⑸国との連携強化の中で生まれ育った山梨の発展
念頭に当たり抱負の第五は、国との連携強化の中で生まれ育った山梨の発展です。
山梨の課題について、長崎幸太郎知事はじめ地元の要望を受け、国との連携の中で、以下のことを取り組んできました。今年も着実に進展させていきたいと思っています。
①中央自動車道渋滞緩和の議員連盟事務局長として、小仏トンネルに並行するトンネル新設の決定や、渋滞個所の三車線化等を実現。
②中部横断道早期開通を目指す議員連盟事務局長として、南部区間の全線開通に目途(今年実現)、北部区間の環境影響評価への引上げを実現。また、新山梨環状道路の甲府・石和間の整備決定、西関東連絡道路の延伸も実現。
③JR中央本線の利便性向上を目指す議員連盟事務局長として、新型特急の導入に注力し、携帯電話不通区間の解消にも目途をつけました。あずさ特急の通過駅問題では、沿線自治体の要望を受け、特急の停車駅増便と観光キャンペーンを実現。
④文化庁認定の日本遺産における「葡萄畑が織りなす風景～山梨県峡東地域～」「星降る中部高地の縄文世界」の認定や、山梨での祝日「山の日」記念式典支援、特別名称御岳昇仙峡の振興促進等に尽力。
⑤党消防議員連盟の一員として、予算獲得に注力し、水害にも対応できる消防団への諸機材の無償貸与を実現。
●今年の予定は？
今年は、東京オリ・パラ大会の開催年に当たります。7年前平成25(2013)年に誘致決定以来、安倍政権はスポーツのみならず、今年を国家の目標年として、各種施策を推進してきました。その先にあるのは、衆議院任期1年となった、国民に信を問う解散総選挙です。一年間の予定概要をまとめてきました。
1月 新年 5日消防出初式 7日自民党仕事始め 各種新年会 20日第201回国会(通常会150日間)召集 安倍総理施政方針演説 21日領土・主権展示館移転開館 大学入試改革報告(参文委) 補正予算案4.3兆円審議・成立 国立劇場研修生募集締切
2月 衆議院で来年度予算案審議 2日京都市長選 8日視察(大分) 9日憲法集会(山梨) 15日海事会合(佐世保) 12日日本遺産推進フォーラム(党本部) 22日竹島の日大会(島根) 自衛隊の中東派遣
3月 参議院で予算審議 8日自民党大会(87回)、御即位奉祝行列(山梨) 15日中曽根元総理お別れ会 22日熊本県知事選 末日来年度予算103兆円、税制・日切法案可決
4月 新学習指導要領開始 高等教育無償化開始 法案審議 科学技術週間で行事(党本部) 26日衆院補選 28日主権回復の日
5月 今年度骨太の方針と成長戦略改訂 最後の日本遺産認定式100件へ
6月 沖縄県議選 17日国会会期末 18日都知事選告示
7月 自動運転車(L4)試乗会(～9月お台場) 5日都知事選 鹿児島県知事選 24日五輪大会開会式(～8月9日)
8月 11日山の日大会(5回大分) 15日全国戦没者追悼式 25日パラリンピック開会式(～9月6日) 末日来年度予算案概算要求と税制改正案要望
9月 4日教師の日制定 第9回バイクラブフォーラム(大阪) 30日安倍総裁任期1年前
10月 臨時国会開会？ 各種団体から政策要望、法案審議 史跡全国大会(大宰府) 10日日本遺産サミット(～11日今治) 21日衆院議員任期1年前
11月 教育文化週間で行事(党本部) 来年度税制改正案の審議開始 富山県知事選 岡山県知事選
12月 栃木県知事選 来年度税制改正大綱決定、予算案閣議決定
皇室関係の予定はこちらへ
今年も一年間、「自省」「日々勉強」の年としたいと思っています。
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●災害支援
災害ボランティアを募集中です。
・詳細は https://www.saigaivc.com/
日本赤十字社では義援金を募集しています。
・詳細は http://www.jrc.or.jp/contribution/
災害が各地で頻発する中で、災害復興のために、観光支援を行っています。
https://travelersnavi.com/coupon/
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●自民党党員募集
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