会津高野山八葉寺 冬木沢詣りのブログ【公式】 -7ページ目

会津高野山八葉寺 冬木沢詣りのブログ【公式】

福島県会津地方の「会津高野山八葉寺」は、夏になると「冬木沢詣り」で賑わいます。「冬木沢詣り」は毎年8/1から8/7までの一週間。公式HPで伝えきれない、こまかい情報を中の僧侶からお届けいたします。

本日、東京では新規感染が4000人を越え、福島県でも80人以上と、確実に状況が悪化して参りました。


思えば去年の冬木沢詣りは、感染に関するニュースを聞いてはいても、まだ会津地方に感染者がいませんでした(初の感染確認は8/19)。それに対して今年は、会津でも何度かの流行を経ての、冬木沢詣りの季節となりました。


冬木沢詣りは、親しかったあの人や、ご先祖さまを迎えに行くお詣りです。屋外とはいえ、気を抜かずに感染予防して、しっかりとお迎えしましょう。


初日である8/1が日曜日に当たっているため、例年でしたら混雑することが予想されます。しかし今年はコロナでそれほどではないかもしれません。


いずれにせよ、心をこめて亡き人をお迎えください。誰だって、親しかった人が迎えにきてくれたら嬉しいに決まっています。


コロナと熱中症にじゅうぶん気をつけておいでください。写真は複数ある駐車場の目印です。

駐車場は青い旗が目印です。



長い梅雨があけると、いきなり全国でも指折りの猛暑の毎日。盆地のさだめとはいえ、3日連続で36°越えはキツいですね。


さておき、冬木沢は「山籠(さんろう)」といって、手伝いのお坊さん方は、基本的に期間中ずっと冬木沢本坊に泊まる決まりです。ですので、その沢山のふとんを祭礼より前に干しておかなくてはならないのですが、毎年梅雨明けの時期がバラバラなので、中の人はハラハラしています。


ようやく今日干せました。こうして一つ一つ準備が進んでいきます…。

新聞折込は7/20の予定ですが、先行公開します。
例年のとおり、©田中印刷様のキレイな仕事には感謝!


このブログにはPDFデータを貼れないので、詳細については、以下リンク先のHPからダウンロードしてご覧ください。
金剛寺本末HP 八葉寺

梅雨もそろそろ終わる気配がしてきました。
書き物などのこまかい準備もピークを迎えています。

これ以上クラスターの影響が広がらないことを祈るばかりです!
去る7/2、空也光陵会と金剛寺住職、および関係者の会合が開かれました。そこで、残念ながら、昨年と同様、今年の「空也念仏踊り」も中止と決定いたしました。

理由は「新型コロナウィルス感染予防の観点から」です。
8/5の10時からは、関係者のみで、念仏踊りをせず、仏事のみを行うことにします。

昨年の今ごろは、「まさか来年には終わっているだろう」と軽く考えていましたが、まさかさらに悪化しているとは…。

各地の伝統行事も、引き続き中止が多いと聞きます。
二年続けて行わないことで、何かが途絶えてしまわないか心配です。

「冬木沢詣り」そのものは、昨年と同様、感染対策をしながら、例年通りに開催します。できること、できないことを明確に分けて、できることをしっかり粛々と進めていくしかないですね。

皆さまも不便な日々がまだ続きますが、心を滅入らせないためには、「できること」を考えていきましょう。

なお例年悩ましい参籠用の「布団干し」ですが、今年も梅雨で悩ましいです。見事に全然晴れない。気候が暦通りということで、ある意味安定していていいことなんでしょうけど。全く干せない日々が続きます。
冬木沢八葉寺をふくむ、「金剛寺本末ホームページ」が新しく開設されました。

「金剛寺本末」とは、会津若松市の金剛寺を中心としたお寺のグループで、全部で12ヶ寺あり、冬木沢八葉寺もその一つです。

この新しいホームページの中には、冬木沢詣りについての解説も示されています。
コロナ禍が続く中、今年は特別供養の事前申込もできるように工夫しました。お詣りの前に、ぜひ見てみて下さい。

https://houjusan.jp/
(トップページから、「各寺院の紹介」→「八葉寺」におすすみください)
ご無沙汰しております。中の人です。

昨年、令和2年(2020)の冬木沢詣りは、コロナ禍の中でも開催しました。それは、当時、会津地方にまだコロナ感染が確認されていなかった、ということもありました。(会津地方での感染初確認は、2020/8/19)
マスク着用はもちろん、間隔をあけて並ぶためのマットや、簡易温度計、飛沫感染予防のための透明な仕切りなどを準備し、できる対策をして開催した次第です。空也念仏踊りも関係者による仏事のみとしました。幸いにも、冬木沢関連での感染は確認されず、関係者一同ほっと胸をなでおろしました。

あれから1年。コロナは未だ衰えません。
しかし今年も、しっかり対策をして、例年通り開催することに決定しました

現在、そのための準備をしているところです。
まず、7月初めに新しいHPを立ち上げます。そこで、3種の特別供養(特別回向・施餓鬼塔婆供養・五輪塔供養)の事前受付をできるようにします。

冬木沢詣りは「盆迎え」の行事。ご先祖さまが、お盆にそれぞれの家・墓にお帰りになる前に、こちらから中間地点の冬木沢まで迎えに行く、という行事です。ですので、実際に冬木沢に迎えに行く、ということが大事になってきます。
しかし通常のお参りはともかく、特別供養は、申し込みなどでそれだけ滞在時間が長くなります。

コロナ禍での長時間のお詣りはできるだけ避けたい。この問題を解決するため、HPでの事前受付を準備しています。HP開設を、今しばらくお待ちください。(下はHPの編集画面)

なお空也念仏踊りを例年通り実行するか否かについては、現在協議中です。
空也光陵会会員のワクチン接種事情に関わりますので、今しばらくお待ちください。

進展がありましたら、また報告いたします。

本日、最終7日めを、無事に終えることができました。コロナ禍の中、どうなることかと危ぶまれましたが、とりあえず大過なく終わってよかったです(本当に大過なかったか判明するのはしばらくあとですが)。

今日は最終日で平日ということもあり、のんびりとした雰囲気でした。われわれは毎日13時から、7人の僧侶で、毎日読経してきました。約1時間の法要の中で、その日にあがった経木塔婆を全て読み上げます。法要は酷暑の時間帯ですが、毎日必ず何人かの参詣者が、初めから終わりまでずっと拝聴しておられました。かえって頭が下がる思いです。

弔う、ということに真摯でありたいと思っていますが、かえって参詣者の皆さんに教えられることが少なくありません。また来年も頑張っていきたいと思います。

明日は撤収日。準備日(7/31)と同じく雨の予報で、まいってしまいますʕ⁎̯͡⁎ʔ༄

例年、7日の夜は村の盆踊りでした。しかし今年はコロナで中止。境内は寂しくしずまりかえっています。


祭礼もいよいよ明日までとなりました。今日はゆっくりお詣りしようという方々が多かったように思います。
駐車場も空いていて、最高35°という気温を除けば、ゆったりとできたと思います。


明日は最終日。ご多忙で今まで来られなかった方々も、どうぞお詣りください。
冬木沢も、日中最高33°と、だんだん例年の暑さになってきました。

5日といえば空也念仏踊りですが、既報の通り、今年は感染防止の観点から中止としました。踊りがあると思って来た人もほとんどおらず、混乱なく中止を迎えることができました。
しかし、コロナといえども、空也上人への報恩と会津高野山に集まる精霊への供養を欠かすわけにはいきません。そこで本日は、最低限の仏事のみを行いました。

例年は導師を含めて9〜11人の念仏衆が踊ります。全員在家です。今年は念仏衆から導師1人と、八葉寺僧侶2人が出仕して、計3人で勤めました。踊りは無く、導師による祭文(さいもん。法要の趣旨を述べる)と、般若心経、十念(「南無阿弥陀」の念仏を十回となえる)のみです。



正直、寂しい内容ですが、やらないよりはずっといいと思います。来年は普通にできますように!
中日となる四日めも、無事に終了しました。天気も良く、冬木沢らしい暑さが続いています。長雨の影響もやっとなくなってきたように感じます。

さて、明日五日は、例年であれば空也念仏踊りの日です。しかし本年は、既報の通り、中止としました。例年、数百人の見物人が出ますので、感染防止の立場からそのように決断した次第です。

とはいえ、いくらコロナとはいえ、空也上人への報恩と、祖霊への供養をしないわけにはいきません。ですので、踊りはしないけれども、短い読経と念仏のみ、ごく少人数で行うことにしました。
田島祇園祭りでも、お練りはしないけど神事は行うという選択をしたと聞きます。それと同様に、来年以降の継続のためにも、最低限の仏事を行うことにしました。

例年の空也念仏踊りを知りたい方は、下のリンクから動画を見てみて下さい。




ちなみに8月5日は、なぜか毎年晴れます。降雨の場合、屋内で念仏踊りをします。それはここ30年で、一度だけだったと記憶しています。