会津高野山八葉寺 冬木沢詣りのブログ【公式】

会津高野山八葉寺 冬木沢詣りのブログ【公式】

福島県会津地方の「会津高野山八葉寺」は、夏になると「冬木沢詣り」で賑わいます。「冬木沢詣り」は毎年8/1から8/7までの一週間。公式HPで伝えきれない、こまかい情報を中の僧侶からお届けいたします。

最終日だけど日曜日ということで、今日はそこそこ人出がありました。暑さも最高32℃ほどで、通常の暑さで済みました。

13時からのご供養(読経)には、多くの人が参列されました。足を止めてお焼香する方々の表情は、故人を偲ぶ気持ちがあらわれていたように思います。

午後から夕方にかけ、出店などが撤収を始め、我々も段々と仕舞い支度。境内には再び静寂が訪れようとしています。

冬木沢でお迎えをされた皆さまは、今度は自宅やお墓で、しっかりとご先祖さまをお迎えください。

今日は日中30°程度の、「昔ながらの夏」という感じで、適度に暑い1日でした。

6日目にして初めての週末ということで、人出も多く、初日よりも多かったかもしれません。
このように後半になってくると、本尊阿弥陀如来さまの周囲も、初日からの供養の蓄積で賑やかになってきます。

五輪塔やお塔婆など、白っぽいものが徐々に多くなって、暗い堂内で映えてきます。

明日は最終日。肅々としつつ、頑張って供養のお経を唱えていきます。

平均12名の僧侶が泊まり込みで供養してきたわけですが、精進料理を1週間続けていますと、心なしか体重が減ったような気がします。
夜中(1時ころ)に線状降水帯の残滓がかかり、またも雨音で起こされました。天気が乱暴になっているとつくづく感じます。

さておき、本日は空也堂の落慶式と、3年ぶりの空也念仏踊りの日。夜が明ける頃には青空が見え、あらゆるものを徐々に乾かしていきました。お日様ってすごいですね。今さらながら。

9時半からは新しい空也堂の落慶式が始まり、不肖わたくしが司会ということで、マイクを握りました。僧侶5人による読経が全山に響き、冬木沢の歴史に新たな1ページが加わったと思います。

引き続き10時からは、3年ぶりの空也念仏踊りです。気持ちよく晴れた青空のもと、ブランクを感じさせない、しっかりとした念仏踊りを奉納できたと思います。

僧侶がたが退堂するときに、記念の散華を撒きました。大体の方に行き渡ったようで安心しました。

今年は落慶式から念仏踊りにかけて、実験的にPAを導入し、司会進行のMC(専門的には説戒師と言います)を入れてみました。現地で見ていた方で、改善点(音の大きさ、位置、内容など)などのご意見を頂けたら幸いです。来年以降どうするか、何一つ決まっていないので、参考にさせていただきます。

ともあれ、今日は無事に落慶式とMCを勤められて、とりあえずホッとしました。荒天だったら気落ちして今頃このブログを更新していないでしょう。

昨夜の雨はひどかったですね。夜中2時過ぎに避難勧告のメールで全員の携帯が鳴りだすなど、落ち着かない夜でした。おかげで睡眠不足です(その程度で済んで良かったわけですが)

朝が明けるにつけ、各地の損害が明らかになり、会津各地でずいぶん被害があったようです。八葉寺周辺では目立った被害はありませんでしたが、思った通り、駐車場がぬかるんでしまったようです。

特に最寄りの「思いやり駐車場」のぬかるみがひどいようです。やや遠い東側の「第二駐車場」は比較的大丈夫なので、明日はそちらの利用もご検討ください。

さて、明日は新空也堂の落慶式(9:30〜)と、2年ぶりの空也念仏踊り(10:00〜)が執行されます。
二つの儀式が空也堂の周辺で同時進行する形式となります。今何をやっているのか、司会による実況中継がありますので、興味のある方は耳を傾けてください。
写真は夕刻の奥之院です。




大雨です。線状降水帯と言うのでしょうか、珍しく新潟・山形に「記録的短時間大雨情報」が出ています。それらと同じ雨雲グループにさらされている会津地方も、かなりの大雨に見舞われてしまいました。

境内は海のよう


今日は、雨が降らないうちはお参りもありましたが、これだけ降ってしまうと仕方ありません。
明日以降は雨が弱まるという予報ですが、なんといっても駐車場が心配です。臨時駐車場なので、下は土。恐らくぬかるみが乾くまで数日を要するでしょう。
4日以降にお参りを予定している方は、足元に気をつけて、高級な靴などは避けた方が無難と思います。ご不便をかけますが、親しかった方のお迎えですので、しっかり準備を整えてお参りください。