あかねトンボのブログ -4ページ目

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24Apr
- 絶妙なバランス
  気が付かないうちにメダカが卵を産んでいた。いつもは出産に備えてホテイ草を入れるのだがその前に水草に産み付けてあった。外に出しっぱなしの甕の中でメダカを買い始めて20年くらいかな。最初は水が安定しなくて失敗してた。ところが、子供が小学生の頃、三鷹方面を流れる野川でメダカを採ってきて正体不明の生物と一緒にジャバっと入れたら甕の水が落ち着いた。それから現在まで代替わりしつつ泳いでる。川の水の成分は人間がまだ発見していないものも含まれているだろうから、何が良かったのかはわからない。おそらく、水の中で正体不明の生物同士が食べたり食べられたりして絶妙なバランスが保たれているのだろう。自然のバランス能力はすばらしい。--------------------------------週末は深大寺公園でお散歩。朝は気温が低くてちょっと躊躇したけど公園近くで深大寺そばを食べていたらだんだん日差しが強くなってきた。緑の中のお散歩が気持ち良くて来てよかった！藤がちょうど見ごろ。ツツジとシャクナゲはそろそろ終わりかな。藤の淡い紫に品のある香りツツジの鮮やかな色に甘い香り新緑は輝いている。よく街路樹にあるユリノキだけどじっくり観察してみると、なかなか個性的な葉だ。生き物同士絶妙なバランスを保ちながら創られる芸術品は、どんな技術を駆使しても敵わない。「豊かさ」ってなんだろう？ってふと思う。五感いっぱい刺激を受けてこの時間そのものが「豊かさ」なのかも。--------------------------------このところの寒暖差と気圧の変化で疲れがとれないと感じている方が多いようだ。そういう時は体を軽く動かすのが良いが、体操は体の末端からやるといいらしい。（元バレエリーナーの方に教えてもらった）柔軟体操まではやらなくても、起きる前に末端をマッサージをすると気持ちいい。まず、指先を一本づつグリグリともむ、それから指と指の間を一本づつ開くそしてつけねから指を前後に曲げる最後に手をにぎって手首を前後に曲げる。これを両手、両足やるとちょっとすっきりする。（その方はそれから柔軟体操を始めるそうだ）私はさらにミントのお茶を飲む。ミントは雑草みたいに繁殖力旺盛だから鉢に植えていておくと毎年春になると茂ってくる。お茶にするときは2，3種類のミントを茎ごとブツブツ切ってきてポットに生のまま入れてお湯を注ぐだけで、簡単。スッとする香りとほんのりとした甘さがいい。どんどん生えてくるからコスパもよいww
17Apr
- ゴーリーの絵本
  2年ほど前、たまたま寄った近所の本屋さんでエドワード・ゴーリーの特集コーナーを見つけた。彼の絵に見覚えはあったけど絵本を手にするのはその時が初めてだった。絵本にしては暗い感じだなと思いつつもどんなお話なんだろうと気になり何冊か手にとってみたこれが絵本？でもどこか惹かれるものがあって「金箔のコウモリ」という、ダイアナ・アダムスをイメージしたと思われるバレリーナのお話を買ってきた。主人公は子供のころから練習してどさまわりして・・単調で退屈な生活が続く日々それからどんどん注目され大役に抜擢され名声を博していくけど・・それでも変わらず単調で退屈な生活が続き・・・そしてとうとうこの上ない名誉が与えられるその時・・・バサッと幕を下ろされてしまう。こちらの期待に最後まで応えてくれない。何度も何度も読み返してもわずかな希望を持って絵を眺めまわしてもバン！とシャットアウトされてしまう。絵本ってきれいな絵や夢のあるストーリーで希望を与えてくれるもの、舞台の役者は夢を見させてくれるものというこちら側の勝手な期待はいとも簡単に打ち砕かれる。エドワード・ゴーリーの絵本は子供にも容赦ない。行いの良い子供にも素行の悪い子供にも不幸が訪れれば不幸になる。信心深く良い行いをすれば幸せになるということはない。うわべの賛辞や上品さを打ち砕く現代社会のドライなおとぎ話なのだ。そんなことを思って、この絵本のことはしばらく忘れていたのだが「エドワード・ゴーリーを巡る旅」展が松濤美術館で開催されていることを知って早速行ってきた。まず、エドワード・ゴーリーってどんな人？というのが一番興味があるところ。子供のころは幅広く源氏物語まで読んだ読書家だったそうだ。早熟で飛び級を繰り返し、絵の学校は半年だけで絵に関してはほとんど独学らしい。展示されていた13歳の時に描いた絵は、すでにその後の作品の方向性がうかがえるものだった。ハーバード大で仏文を専攻していたらしいけど、作品にフランス文学の影響は感じない。それよりも、子供時代の家庭環境の影響が大きいのかな。生活に困らなかったけど、家庭は複雑だったみたいで、それが彼の死生観に影響したのかなと感じた。会場にはゴーリーが絵とお話を手掛けた本とその挿絵、舞台や衣装デザインなどの展示もあった。象が好きで晩年は象を主体とした版画を作り続けていたそうだ。実は私も象好きでつい先日も象コレクション（高価なものはないけど）に新しいメンバーが加わったww最近、本屋が少なくなってきているけど、本屋をあてもなくうろうろする時間が好きだ。思いがけない出会いがあるから、本屋は楽しい。効率優先、レスポンスの速さを優先するのではなく、じっくり考えていくことを大切にする社会であってほしいな。象を見ていているとそんなことを感じるのである。
10Apr
- 眩しい日差しの中で
  サクラに続けと言わんばかりにハナミズキ、ツツジ、コデマリ、フジ・・どんどん咲いてるこの辺りでは5月初旬に咲く花がどんどん咲いている日差しがどんどん強くなって春が短くなってこのまま夏になるのか、もしくは、気候と暦がずれていくのか気候変動によって地域の特産品や食生活も変わっていくのかな。そんなことを思いながら久しぶりにナショジオを見ていたらスピノサウルスの従来の再現図を覆すような骨が見つかり長いオールのような尾があって水生生活をしていたのではないかと考えられると。恐竜好きだった子供と恐竜博やら博物館へせっせと行ってた頃とは再現図がだいぶ変わっているので驚いた。そういえば、気候変動で恐竜は絶滅したとのことだったけどそれは巨大隕石が飛んできたからだっけ？その隕石のクレータはユカタン半島にあるんだっけ？その説は今も覆されていないのかな？それで「隕石」でググってみたら画面に隕石がヒューッと飛んできてグラグラ揺れた！遊び心があっていいね。まだまだ分からない事、知りたい事がいっぱいあって楽しくて忙しいww-------------------------週末はジョルジュ・ルオー展に行ってきた。特に晩年の慈悲に満ちた顔と鮮やかな色が好きだ。2度の戦争を体験した後の道化師の絵の穏やかな表情が神々しく感じる。そしてステンドグラスのような暗い色と鮮やかなレンガ色の対比がプロバンスの強い日差しから石造りの家に入った時の、一転ひんやりした暗い室内の感触が思い出される。晩年になるほど色彩が鮮やかで厚塗りになっているが厚塗りにすることで多くの光が放たれ、より装飾的になっていると感じる。額縁も良かったので誰のデザインなのか聞きたいと思っていたのに、忘れてしまった・・・（撮影OKの場所で↓）会場にはセザンヌを賞賛するルオーの詩や彼の師であるモローとの書簡も展示されていた。彼はモローについて「学生たちをルーブル美術館に連れ出して、その絵がルーブルにあるから素晴らしいと評価するような作品を鑑賞させるのではなく、私たちの知性を目覚めさせようと心を砕き、自身の適性や趣向、素質を自覚できるよう、手助けしてくれる」と回想している。「あなたは自分が持って生まれた才能にもっと頼るべきです」とモローがルオーに宛てた書簡で語っていたのが印象的だった。ルオーは幸運にも彼の才能や個性をみとめ、自由に創作することを促した師に出会えたのだ。改めて彼の絵を鑑賞すると、安らぎと心の安定感を感じる。-------------------------ミュージアムショップで最近よく見かける絵葉書立て（↓）磁石で絵葉書を挟んで飾れる。見た目よりしっかりしていて使い勝手がよい。花や葉っぱのモチーフもあったから、今度買ってこよう♪
04Apr
- ムスカリを添えて
  いつも美しい写真や詩を載せてくださるプロガーさんが先日ムスカリの写真を載せてらした。ムスカリがとてもお好きとのこと。私も春の球根の中で一番好きなので嬉しくなった。お顔もわからない方と離れた場所にいて共感できるのがプログをやっていて楽しいことだなと思う。その方のような素敵な写真は撮れないけど。毎年楽しみにしているムスカリが咲いた誰がどうやってこの色と形を思いついて創造したのだろう。きっと・・センスが良くて遊び心を持った神様に違いない。花言葉は「希望」と「失意」など相反するものがあって古代の遺跡にネアンデルタール人がムスカリの花を敷き詰めて埋葬された痕跡があったとか。古代人もムスカリから愛おしさを感じていたのかな。----------------------------週明けの月曜日の夜、坂本龍一さんの訃報を知って間もなくピアニストDaiさんの配信が始まった。坂本龍一さんをリスペクトする音楽家は多い。その中でもDaiさんは満月の夜に坂本さんの曲を楽譜に忠実に演奏した動画をアップしてきた。楽譜にはその人のすべてが詰まっている・・と書かれている。このチャンネルで私は坂本さんの公式楽譜サイトというものを知ってaquaの楽譜を購入したことがある。1枚のジャバラ折になっていて紙質も良くとても使いやすかった。楽譜は、作曲者の想い、概念でもある。大切にしようと思う。言葉で伝えられない想いを演奏にこめて。（ピアニストDai Youtube動画より↓）aquaの演奏の時に、ネコがちょんと隣に乗ってきた。となりで聴いていたけど、ぴょんと肩に・・----------------------------坂本龍一さんといえば、私の世代だとYMOのインパクトが強い。カッコイイ！と思ったし、新しい時代の到来を感じてワクワクした。それだけでなく、様々なお仕事をされていて私なんかが書くのは大変おこがましいことだが広い世界で挑戦をしたエンターテイナーだと思う。楽器をバラバラにして引きずって音を鳴らしてみたり凡人の私にはちょっと理解が追い付かないこともあるけど・・「私は作曲家であるがピアニストではない」とか「ピアノは弾くけどもうまくない」とインタビューでおっしゃっていた。だけど、去年のNHKでの演奏は感動して涙が出た。大きなホールにきれいに響かせ聴く人に感情を押し付けるわけではないすっとこちらの心に伝わって寄り添ってくるものを感じる。世間の人々が言う、演奏の上手下手ってなんなのだろう・・私にとって心に響く演奏とはよい楽譜があって、さらにコンクールとか学歴とか技とか、そういう尺度では測れない「旨味」のようなものがあると思っている。演奏者の生き様とか、こだわりとかが入った・・出汁みたいなものかな？「ピアノストではない」とは、演奏技術を磨いて楽譜を読み込むことに注力し、リスナーの求めに応じて人気曲を演奏する人ではないということだと思う。「思いついたことを思うがままに白い紙に塗りたくること」とも坂本さんが創る音楽について問われて答えていた。ピアノは彼にとって音楽を創るためのツールであり、気持ちを伝える手段の一つなのかなこれを聞いた時「自分はいわゆる舞台の上で演奏するピアニストではないアイドル視されて神のようにあがめられたくない」と訴えた演奏系Youtuberさんを思い出した。外から指示されたり、進べき道を方向づけられることをきっぱり拒んで良いと思う。クリエイティブな活動には真っ白で自由な場所が必要なのだ。----------------------------今夜、NHKで坂本龍一さんの追悼番組として再放送があるらしい。ムスカリを飾って聴こう
30Mar
- さくら　さくら
  桜が咲く季節になるとつくづくこの国は桜の木が多いなぁと思うそこら中で咲いているでもお花見に行かずにはいられない・・今年は久しぶりに千鳥ヶ淵へ行った子供の頃は、夜桜の屋台でおでんをつまむのが楽しみのひとつだった。今年は屋台はなく、きちんと左側通行で海外からの観光客で賑わっている夜桜は人混みがさらに多くなりそうなのでやめておこう・・・ソメイヨシノの花は淡いピンクの丸い花びらが可憐でそれがはらはらと風に舞い降りて儚さを感じる。寂しさも感じるのは、花の儚さだけでなくて「お別れ」が連想されるからかな。新聞に谷川俊太郎の詩の一部が載っててもう一度読みたくなった。「さようなら」　谷川俊太郎ほくもういかなきゃなんないすぐいかなきゃなんないどこへいくのかわからないけどさくらなみきのしたをとおっておおどおりをしんごうでわたっていつもながめているやまをめじるしにひとりでいかなきゃなんないどうしてなのかしらないけどおかあさんごめんなさいおとうさんにやさしくしてあげてぼくすききらいいわずになんでもたべるほんもいまよりたくさんよむとおもうよるになったらほしをみるひるはいろんなひととはなしをするそしてきっといちばんすきなものをみつけるみつけたらたいせつにしてしぬまでいきるだからとおくにいてもさびしくないよぼくもういかなきゃなんない一番好きなものを見つけてそれを大切にすることこれにはだれも立ち入ることはできないよね居心地の良い場所をあえて離れ新天地で頑張る人達にエールを送りたい---------------------------あちこちで桜が咲いているから・・・「富士と桜ー北斎の富士から土牛の桜までー」を観てきた古くから日本人は桜を愛で遊んでいたんだなあ・・日本古来の美意識は遺伝子に組み込まれているのかな。美術館の喫茶室で展覧会にちなんだ期間限定の和菓子と抹茶のセットを頂いて一休み。青山菊屋の和菓子だそうで若草色の柚子あんがさわやかで美味しかった。
23Mar
- それぞれの春
  暖かい日差しと風に誘われて生き物たちが蠢く春今日、東京の桜が満開になったらしい。戻るまで待っててね！と願いながら家を出たが‥‥花吹雪の中帰るのも悪くないか。----------------------札幌も例年より暖かいそうで、歩道はすっかり乾いている。公園を歩いていたら、銀杏がたくさん落ちてた。なんでこの時期に銀杏？　もしかして、銀杏と雪が同時に降って、今までずっと雪の中に貯蔵されてたのかな？天然の冷凍保存みたいに。春の景色もそれぞれ違ってみんないい。---------------------春は別れの季節でもあり、出会いの季節でもある引越し作業が終わってガランとした部屋にいると初めて来た当時が思い出されて感慨深い。ここでお世話になった本人も楽しかったこと、悲しかったこと、学んだこと、師や友との出会い‥今はそれら全てに感謝の気持ちでいっぱいだろうこの気持ちを忘れないでね---------------------今回の札幌滞在中にKITARAでSINSKEさんのコンサートがある事を知って予約していた。SINSKEさんには彼がまだ小学生だった頃に会ったことがある。その頃はまさかマリンバ奏者になるとは思わなかったwその後、彼がヨーロッパから日本に活動拠点を移して間もないころ、偶然にも子供の学校で演奏してくれることになり、とても驚いた。そして今回、子供の引越しの手伝いで訪れた札幌で、再び演奏を聴けることになって勝手にご縁を感じているw今回のコンサートでは、6本のバチ（右左3本づつ）を使った演奏を初めて聴かせてもらった。もちろん技術的にすごい技でびっくりしたけど6本から生まれる深みある音が「ジュピター」をさらに感動的にしていた。マリンバは楽器そのものが時代とともに変化してきたし、演奏方法もバチ2本から、4本へと変移した。4本での奏法は確立されているから学校で学べるが、6本はまだ確立されていないから独自に研究されたそうだ。共演の藤原道山さんは5本の長さが異なる尺八の中から、曲ごとに1本選んで演奏されていた。伝統的な尺八の演奏技術からさらにご自分が追求する音のためにオリジナルの技を発見されたそうだ。---------------------お二人の演奏を聴いて特にピアソラやオリジナル曲がメインだったこともあり楽器演奏は自由に楽しむべき！と音楽の自由さ、楽しさを強く感じられたことが印象的だった。同じ楽器であっても、曲によって表現される音は異なる。音楽家による拘りの音を理解できるように聴く側もできるだけ自由で柔軟な感性を持っていたい。春だし‥新たなことにチャレンジしようかしらという気持ちにしてもらえた嬉しいコンサートだった。
13Mar
- 陽だまりのような温かさ
  このところの暖かさでミニスイセンが一気に咲いた球根の良いところは、「こんなところから生えてきた！」と、驚きと嬉しさが同時に味わえること。（植えた場所を忘れただけなんだけど）表題の陽だまりではないけど久しぶりにまとまった雨が降ったので雨の中撮ってみた（↓）たまには雨粒がのったお花もいい香りが漂ってきそうだしなによりお花が気持ちよさそう・・---------------------土曜日に行った神奈川フィルのコンサート県民名曲シリーズ第16回温かさで満たされたコンサートだった。今までも国内外のオーケストラを聴きにいってきたけど、こんな気持ちになったのは初めて。神奈川フィルの県民名曲シリーズというのはオーケストラを聴く機会がなかった方にオーケストラの良さを知ってもらうための企画だそうだ。で、なんで私が横浜まで聴きに行ったかというと、主催者の趣旨とは違うけどオリジナル曲をオーケストラで聴けるからでありさらに、新曲をお披露目してくれるというので、飛びついたのだ。前半のオーケストラのみの映画曲に関しては各々アレンジの好みがあると思う。プログにも以前書いているけど私はモリコーネ曲が大好きだから、ついこだわってしまうのだが・・ニュー・シネマ・パラダイスはあまり盛り上げないアレンジがよいと思っているというかそういうアレンジが好み。だけど、オケをもっと聴きに来て欲しいという気持ちが強くて華やかなアレンジでドーンドーンと揺さぶってきたwwパイレーツ・オブ・カリビアンやスターウォーズはカッコ良かった！そして、いよいよ後半のピアノとの共演最初のピアノソロは・・・興奮や緊張を抑えようとあえてゆっくりエンジンをかけているようだったオリジナルのDANの演奏からは一気に彼の世界になって、観客や楽団員を明るい笑顔でいっぱいにした。そしてステージから温かいメッセージを感じた。「だれでも最初はわからなくて当たり前。　最初の一歩は不安だけど、　お互い助けあえるから大丈夫。　勇気だして踏み出してみようよ」これは、彼のYoutube動画からもたびたび感じるメッセージであり、相手にそっと寄り添って共演者の人間味を引き出すのが彼の持ち味だと思う。今回も自分は主役になろうとせず（主役のはずなんだけど・・）楽団の方々をリスペクトし、彼らの笑顔を引き出していた。いつの日かオリジナル曲をオケ曲としてご自身でアレンジしてその曲の中で3つ、いや4つくらいの楽器を交互に弾いたりご自身でタクトを振ったりと一人で何役もやりながら舞台を忙しく動き回って演奏することも彼ならやれそうきっと楽しいだろうな。
06Mar
- ふわっとしていて確固たるもの
  梅まつりも終盤となり、沈丁花が咲き始めセイヨウスイセンが蕾をもたげ始めた。日差しは春めいているけど時折ふく風はまだ冷たい。コンサートホールだからと薄着をしてたら終わって気が付くと体が冷え切ってしまった週末は福間洸太郎さんのピアノリサイタルへラフォルジュルネまで我慢しようかな、と考えていたけど、やっぱりプログラムを見て聴きたくなった。やはりコンセプトのあるプログラムはおもしろい！「夜」をテーマにしたプログラムで夜の恐ろしさ、神秘さ、驚きや楽しさ、舞踊会などなど、たっぷり想像力をかきたてられて、楽しかった！今回は、息子のちょっとしたお祝い事があり、多分、福間洸太郎さんの演奏は彼の好みだろうなと思ってチケットをプレゼントして一緒に聴きに行った。（←これを理由にして・・実は自分が行きたかったw）彼はピアノが好きで高校卒業までコンクールもやってたけど悩んだ末、もう1つの興味をもっていた分野に進学した。密に私も先生も再開して欲しいな、と思っているのだが・・これは彼の人生だから彼が決めることとグッと我慢して本人には言わないことにしている。すると、休憩時間になにやらメモっている。なにメモっているの？と聞いたら、「曲の解釈と法解釈の共通点を感じたから、忘れないように」おーそうきたか！その後、解釈や概念について色々話をした。たまには、別の視点で見る人と一緒に行くと気づかされることがあっておもしろい。-----------------------先日、福間洸太郎さんの「バッハ・ピアノ・トランスクリプションズ」がフランス最高峰のクラシック音楽誌「Diapason」でレビューされ満点の最高評価がついたと聞いた。有名な作曲家が編曲したバッハ曲の演奏を収録したこのアルバムがとても好きなので嬉しかった！編曲にはそれぞれの作曲家の個性が出ててそれだけど、確実にそしてふわっとバッハなのである。楽譜や文字のような具体的に目で見えるものにはつい違いばかりに目がいきがちだけど曲が共有するバッハという概念は同じなのである。そこがとても楽しくて、福間洸太郎さんらしいアルバムだなと感じる。新譜『バッハ・ピアノ・トランスクリプションズ』収録曲を自ら徹底解説！｜ピアニスト福間洸太朗——ファンとの交流から発想！人に寄り添うバッハ編曲作品集揺るぎないコンセプトと柔軟な発想力でリサイタルやアルバムを構成し、ファンを魅了してやまない福間洸太朗さん。CD発売に先立って配信がスタートされた新譜は『バッハ・ピアノ・トランスクリ...ontomo-mag.comこの中（↑）で、バッハのピアノ曲の録音は自分にはまだ早いと謙遜されている。グルダさんやミッシャ・マイスキーさんのようにバッハ曲を自由自在に奏でるには概念に対する深い洞察と人生経験が必要だということなのかな。-----------------------概念化する考え方って時には日常生活においても必要ではないだろうか・・具体的に見えることや聞いたことをそのまま受け取りそれが正しいとか間違ってるとかいちいち敏感に反応しているとその発言の背景にある根本的なことを見失って利己的になったり、良かれと思った行動がかえって他人を傷つけたり不快にしていることがある正しいとか間違っているとか一見正義を唱えているようで結局それは自己の感情から生まれていることではないだろうか冷たい風にブルっとしながらそんなことを感じた。-----------------------ささやかなお祝いに新しいクラフトジンを用意してみた。和食にあってなかなか良いお味。でも今のところ、「季の実」が一番かな。
28Feb
- 融合と希望と
  一番好きな映画はなに？と聞かれれば「ニュー・シネマ・パラダイス」と即答する。ちょっと埃っぽいシチリアの村の風景にアルフレードと少年トトとの友情と映画愛切ないけど、心温まる観た人の故郷になるような映画だと思う。エンニオ・モリコーネのメロディはそれだけで聴いても素敵だけど、アルフレードがトトにかける言葉やあの美しい映像があるからこそ曲を聴いたときに胸がぎゅっと締め付けられる。この映画について語り始めると止まらなくなるのでwwここら辺で止めておこう・・--------------------------------週末は「モリコーネ　映画が恋した音楽家」を観てきた。これはモリコーネご本人と映画に携わった方々のインタビューによるドキュメンタリー私としては、「ニューシネマパラダイス」とともに大好きな「ガブリエルのオーボエ」の話をご本人から聴けたのがとても嬉しかった。もっと知りたくなって、「あの音を求めて　　　モリコーネ、音楽・映画・人生を語る」　エンニオ・モリコーネ/アレッサンドロ・デ・ローザ著を購入し、たっぷりモリコーネの世界に浸っている・・この本には自筆の楽譜が少し載っているから曲を聴いててここの部分のことだな・・と、本に書かれている解説がよく理解できる。以前、映画音楽をピアノアレンジして弾かれた方が音楽がすばらしいから映画がヒットしたというようなことを言っているのを聞いて違う！違う！と思わず口にしてしまった。映画「ミッション」については、映画よりも音楽の方がヒットしたかもしれない。でも・・この映画の背景やセリフあっての音楽だと思う。「ガブリエルのオーボエ」の曲に関して、先に撮影が終わっていたからまずガブリエル神父がオーボエを吹くシーンを観てそれから、バロック時代後期にあたる1750年代のヨーロッパにおける器楽音楽を踏襲し映像の中の彼の運指になるべく合わせて、オーボエのパートを書いたそうだ。それであの美しいメロディーが生まれるのだから驚く。モリコーネはピアノを使わず、手紙を書くように楽譜を書いていたそうだがシーンを観て、頭の中に音が鳴ってそれが溢れてくるのだろうか。インタビューの中で、ある作曲家が「モリコーネには二面性がある。彼自身にもなり、他の誰かにもなり得る」と言っていたが、ここが様々なキャラクターを音楽で表現することができる作曲家としての優れた才能なのだろうと思う。Morricone conducts Morricone: The Mission (Gabriel's Oboe)Live recording at the Philharmonie im Gasteig, 20 October 2004,The Mission's main theme performed by Munchen Radio Orchestra under the direction of Morricone...www.youtube.com「ミッション」の組曲を演奏するコンサート（↑）では必ず「ガブリエルのオーボエ」→「滝のテーマ」→「この地上が天国であるように」と繋ぎ最後に民族音楽を表現するパーカッションと宗教を表現するモテットが融合する。でも、決してグアラニー族が入植者たちの価値観に服従するのではなくこの融合により彼らの反抗は続いていくのだ。メドレー最後の3つのパートの対位法による合唱で「彼らの反抗に忠実であり続け、平和の中でこの曲を演奏する度に、彼らの反抗を叫ぶのだ」とモリコーネは言う。--------------------------------9.11の事件から生まれた「沈黙からの声」という曲はこの「ミッション」の組曲を引用して作曲されている。人類史における大虐殺のすべてのためにこの曲を書きたいと考えたそうだ。「ミッション」でのガブリエル神父のセリフ「力が正しいのならこの世に愛は必要なくなる。　そうなのかもしれない。　私はそんな世では暮らせない。」人間が持つ愛情深さと残忍さそこから生まれる様々な憎悪人間にこの二面性がある限り・・続くのだろうか・・
20Feb
- 主役は誰か
  17日に打ち上げ予定だった「H3」ロケットが打ち上げ中止になった。何らかの異常を検知してフェールセーフが働き、補助ブースターへの着火信号が送られなかったそうだ。JAXAの会見で、H3プロジェクトマネージャーへのある通信社の記者の質疑に驚いた。その記者は「一般には意図しない中止を失敗というのではないか？」という質問を執拗にしていた。もし発射後に爆発し搭載されている人工衛星も破壊されてしまった場合は、残念ながら「失敗」と表現されるだろう。このプロジェクトには様々な分野の人々が関わっていて、ロケットの安全を守るために、ありとあらゆる事態を想定した制御システムが張り巡らされている。今回はそれが正常に働いたということ。この記者は、例えば運動会が中止になった時でも「失敗」と表現するのだろうか？物事を0か100でしか捉えない人なのだろうか？どうしてそんなに「失敗」という言葉を引き出したいのか、不思議だった。今回の新規開発は想像できないほど困難な道だったと思う。だけど科学者は目の前で起きている事象に対して、正直に向き合い、嘘をついたり言葉でごまかしたりはしない。だからこそ多くの人がこの会見で聞きたかったのは中止か失敗かではなく、成功に向けての話ではないだろうか。---------------------------------------子供の頃、有人宇宙飛行をテーマにした映画「ライトスタッフ」を観た。その映画音楽でチャイコフスキーのバイオリン協奏曲の旋律を聴いた気がしてそれを確かめようと映画の興奮冷めや間ぬまま帰宅してすぐ家にあったアルバムを聴いた。当時は、映画音楽と聴き比べることができなかったけど似てるけど違った。しかしそのおかけでチャイコフスキーのバイオリン協奏曲を聴くと飛行士がロケットで飛び立つ映像が頭に浮かんでしまう。チャイコフスキー　ヴァイオリン協奏曲　髙木凜々子　Bartók World Competition RIRIKO TAKAGI Tchaikovsky Violin Concertoバルトーク国際コンクール　グランドファイナル（本選審査会）よりBartók World Competition and Festival – Takagi Ririko, Grand Final16/09/2017LisztAcademyBudapest Hungary0:00 第１楽章20:27 第２楽...www.youtube.comとてものびやかに楽しそうに演奏している動画(↑）を見つけて嬉しくなった。だけど、他の動画はそうでもなくて・・・同じ人なのになんでだろう？最近、私は演奏を聴いててどういう所に一番感動するのかな？と考えることがある。「折々のことば」にそのヒントを見つけた。--------------------------------------折々のことば　鷲田清一中心じゃなくてそういう人達の大事さによって世界が成り立っているというところへ向ける目がある。吉増剛造詩人は、16世紀の画家ブリューゲルの絵「農民の婚宴」の隅に描かれた幼子に目をとめ、床に座り込んでお皿を舐めるその姿に斜めから向けられた柔和な視線に感じ入る。弱いもの、儚いものの傍らにいること、それが「詩の出入り口」になる。だから詩や芸術の行為において「私」は主役ではないのだと言う。「詩とは何か」から。--------------------------------------そうかもしれない・・アイドルのようなプロモーションをするクラシック演奏会に魅力を感じないのは「私」が主役になっていると感じるからなのかも。---------------------------------------黄色い花が咲くと一気に春らしく気持ちがほくほくする。
15Feb
- しあわせの梅大福
  春が近づいてきたなと思ったら雪が降ってきてその翌々日には日中コートが要らないくらい暖かくなりまた今日は強い北風が吹いている。大きな気圧の変化はとくに小さな体の老犬には厳しい先日、ガタガタっと音がしたと思ったらなんと階段から落ちてきた。たまたま階下にいた私が途中で抱き留め無傷ですんだが、筋肉もなくなり骨が弱くなっているからほんと危なかった。だけど、認知症のせいか今まで自分で階段を降りたことがないのに私が抱き留めたことで「自分で階段を降りた」という勘違いの成功体験になってしまった様子。この事件後、自ら階段を降りようとするようになりとうとう、階段に開閉式の柵を取り付けた。子供が小さい頃も必要なかったのに・・--------------------------------週末のちょうど暖かかった日梅まつりが始まった。3年ぶりの開催。紅梅はほぼ満開で、白梅は4分咲きくらいか。なぜか今年はメジロを見かけないな。無料のお茶を頂いて、出店で梅大福を買い写真を撮る間もなくその場で頂いた。ほっとする心地よい時間。この梅大福を食べると祖母が漬けていた梅酒のカリカリ梅の味を思い出す。柔らかくなる前の梅が大好きでよく祖母に交渉してもらってた。味もいいけど、ちょっとした背徳感も良かったのかも。偶然だけど(↓）梅の木から香りが空に向かって立ち上っていくみたいに撮れた。--------------------------------ゼロからの「資本論」斎藤幸平著を読んだ。マルクスの「資本論」の解説書であるが題名のとおり知識ゼロでスラスラ読める。仕事に追われ、時間に追われて生活に疲れている私たち忙しいのに暮らしはよくならず、自然が破壊されていく現代社会のしくみ著者は現代の資本主義社会のからくりをわかりやすく解説し、この生きづらさは「自己責任」ではないということを多くの人々に知って欲しいと訴えている。しかし社会のしくみが変わらない限り、負のスパイラルは続く。だから、まずは休日を取り、心の休息をして社会問題に関心が持てるような気持ちの余裕が必要であるとも言っている。この本を読んで自然、学問、芸術などの社会で共有する「富」から「労働」を使って「商品」が作りだされ・・私たちがいかにこれらの「商品」に振り回されているかということがよく理解できた。一人の力ですぐに社会を変えることは不可能だけど何が大事で何を優先すべきかを自分で考えて判断できるように心のバランスを保った生活を心掛けることはできるはずだ。
06Feb
- 即興詩人
  滅多にないことだけど、昨日はなかなか寝付かれなかった。ブラッド・メルド―東京フィルハーモニー交響楽団との共演プログラムへ行ってきたからだ。メルドさんのピアノの椅子の低さにまず驚いた。そして、その椅子を座ったままズルっと足で後ろに引いて目をつぶってぐっと膝に向けて頭を下げてまるで彼の思いをピアノに伝えていくように弾き始めた・・1部はオーケストラによるバッハの演奏とその曲にインスパイアされた（と思われる）即興演奏それを繰り返し4曲セットリストは知らされてなかったし、この様な形式の演奏会は初めてでびっくりした！即興演奏といっても、1つの曲として完成されているようでオケが演奏した曲に対しての対話というよりその曲の現代版なのかな？と感じた。2部はメルド―流ピアノコンチェルト題名がないけど体が思わず動いてしまうくらいノリノリだったり美しい旋律が表れたり・・変化していく美しい地球の様々な光景が頭に浮かんできた。次に何がおこるのだろう・・と釘付けになってとっぷり彼の世界に引き込まれた。おかげで公演が終わったらなんだか頭がフリーズ状態で夜中になっても眠気がさっぱり来なくてメルド―さんのアルバムから落ち着いた曲を何度も聴いてカームダウン公式サイトの動画がないからスタンウエイの公式動画を貼っとこう（↓）Brad Mehldau - BlackbirdSteinway Artist Brad Mehldau performs his celebrated arrangement of “Blackbird” at the Hamburg Steinway Factory.https://www.steinway.com/https://www.facebook...www.youtube.com-------------------------------------即興でアレンジしたり作曲する方って演奏家でもあり詩人でもあるわけだけど頭の中でどうやって音を創っていくのだろうか・・このような才能に畏敬の念を抱かずにいられない。即興アレンジ名人のこの方も【ストリートピアノ】「Habit」を弾いてみた byよみぃ　Street Piano Performance"Habit"よみぃです。先日横須賀市さんから観光名所（世界でも有数のレンガドック）にストリートピアノ設置するので弾きに来てくださいとお声がけいただいたので演奏させていただきました！SEKAI NO OWARIさんの「Habit」です。メインチャンネルでヤマハミュージックジャパン社長様からリクエストいただいて弾いた曲です。今回...www.youtube.com横須賀の古いドッグでの演奏はとても興味深く、生でも聞いてみたい。彼はこの場所からたくさんインスパイアされたのか、アレンジがいつもよりさらに艶っぽく感じる。-------------------------------------ブラッド・メルド―さんの演奏でも思うけど音楽を楽しむのにジャンルにこだわること自体が無意味ではないかと。出発点のジャンルは様々であってもピアニストであろうがYoutuberであろうがクラシックピアニストであろうがジャズピアニストであろうがなんだっていい。私はその人ならではの唯一無二の世界観を楽しみたい。それがつかみどころがなくてミステリアスに感じるかもしれないがそれも魅力の一つ。-------------------------------------庭で咲いているクリスマスローズは友人からいただいて植えたものだけどどうもつかみどころがなくてミステリアスに感じる。うつむいているけど、堂々とした花びらと沢山のおしべ。自己主張が強いのかナイーブなのか？花の少ない今の時期の花壇を楽しませてくれるのだからどっちでもいいか・・この花は品種改良しても、思い通りの色や形にならないそうだ。なるほど・・わかる気がする。
01Feb
- きれい　と　美しい
  瞬く間に1月が終わり東急本店が閉店した。子供の頃から行ってたけど、特にこの20年近く、何から何までお世話になった。花の苗や植木が買えるし、我が家のペット、犬もカナリアもここだったし、カフェではマスターやスタッフさんとお喋りして長居して、氷見直送の江政商店では、新鮮なお魚と美味しい食べ方を教わった。ここのジュンク堂書店の広いワンフロアに並ぶ書棚も好きだった。そして渋谷の喧騒とはまるで別世界ののんびり昭和な雰囲気がなによりも良かった。普段は近隣の住宅街からのお客さんが多くて、店員さんとも顔なじみ。芸能界や政界の方々も度々お見掛けした。誰も声をかけたり騒いだりしないけど、さりげない店員さんの気配りが素晴らしかった。ネットショッピングでは味わうことができない唯一無二の不思議スポットだったのに時代の波には逆らえず残念でならない。最終日の31日はお世話になった方々に挨拶し、移転先を伺った。その時、たまたま側にいた女性が「私これからどうやって生活したらいいの・・」と言ってたけど冗談でなく、ホントにどうしようかな・・w-----------------------------------渋谷は再開発の真っ只中。確かに他のターミナル駅よりも雑然としているから、乗り換えが便利になるのはいいんだけど、きれいな高層ビルが増えてそれらを繋げていってヒトをどんどん集め、流れを加速させて・・それからどうしたいのだろうか？きれいな街の設計図は見えるけど、私には街のヒトや文化が見えてこない・・・-------岡本太郎さんの名言-------ゴッホは美しい。しかしきれいではない。ピカソは美しい。しかしけっしてきれいではない。東京スカイツリーが完成したころ、友人たちと東京タワー派？それとも東京スカイツリー派？と、どちらが好きかが話題になった。私は東京タワー派である。東京スカイツリーは確かにきれいだけど東京タワーは美しいと思うから。きれいなものはすぐできる。新しい物は大抵きれいだ。でも美しいものって、人の思い出とか思い入れが刷り込まれて出来上がっていくものだと思う。演奏も美しいときれいは違うと思う。きれいな音色が出せるように訓練をする。だけど、美しい演奏にきれいな音色がすべてではない。演者の曲に対する思い入れ聴衆の曲に対する思い入れそれぞれがあって美しい演奏だと感じるのではないだろうか。-----------------------------------寒波が和らいだ週末、散歩途中の小路にコサギがいた。ここは住民参加で、きれいなせせらぎを復活させた。やがて魚が戻り、かるがもやコサギがやってくるようになった。そして付近の子供たちがザリガニを採ったり春は桜の下に集って花見をしたり・・楽しい憩いの場所になった。この美しい光景が子供たちの思い出に残りますように。
24Jan
- 海からのクレーム
  大阪湾のクジラに東京湾のトド湾内に迷い込んだと思われる海獣の話題が続いている。そこに、釧路海域の漁師さんが撮影したシャチによる漁業被害の「動かぬ証拠」という動画が飛び込んできた。動画自体は3年前に撮影されたものらしい。私はこの動画をとても複雑な思いで見て、ざわざわする気持ちを抑えつつ、必死に情報を求めた。そこで見つけたのが「シャチとヒトが共に生きる未来のために。知床・釧路の調査を拡充」のクラウドファンディングシャチとヒトが共に生きる未来のために。知床・釧路の調査を拡充 - クラウドファンディング READYFOR海洋生態系の高次捕食者として大きな存在のシャチ．行動や生態について謎が多い北海道のシャチたちの調査研究を続けるための寄附をお願いいたします！ - クラウドファンディング READYFORreadyfor.jp「海棲哺乳類とヒトが共に暮らす未来を作ること」を目指し、クラウドファンディングで知床のシャチの調査を行う。寄付をすると金額に応じて、調査報告や釧路町昆布森の昆布が届くそうだ。漁業被害のために捕獲するのではなくて生態調査をして共存を目指そうという動きがあることにほっとした。-----------------------------私は20代の時にカナダのジョンストン海峡のシャチに会いに行ったほどシャチが好きwジョンストン海峡のハンソン島にはポール・スポング博士が建てた「オルカラボ」があり、シャチの生態を30年以上調査している。ここでは産卵のために川へ帰ってくるサケを追ってやってくるシャチの調査をしていて、夏の忙しい時期は多くのボランティアが世界中からハンソン島に集まり調査の手伝いをする。↑昔の写真で色が悪い・・母系家族の小さな群れで行動することがわかっていて、子供を挟んで一列に並んで泳いでいる姿を見ることができた。そして鳴き声でお互いに会話もしている。群れごとに方言があることもわかっていて水中マイクで鳴き声を聴けば現在どの群れがどこへ向かっているのかがわかるのだ。------------------------------クラウドファンディングの調査によると知床に現れるシャチは主に知床半島の東側の根室海峡を利用していて夏には北方四島のオホーツク海側を利用することがわかったそうだ。海域の餌の状況で移動しているのではないかと考えられるとのこと。シャチは海のギャングと呼ばれることもあるが、暴力的に網を食いちぎって魚に食いついているわけでない。生きるために、そして子孫を残すために餌を求めているだけなのだ。海はヒトだけのものではないから。もちろん、漁業も漁業に携わる人々の生活も大切だから、調査を通じて共存のための最善の道が見つかるよう強く願う。海の中は陸からは見えない。私もダイビングをするようになってこんな世界があったんだ！と感動した。生き物のこと、国同士、ヒト同士お互いに知らないことが多いのだという謙虚な気持ちを忘れないようにしたい。------------------------------先日、ショッキングなことがあった。　　↓（虫が嫌いな人は読まないでください）　　↓　　↓　　↓ブリの切り身の血合いのところに寄生虫が！（この寄生虫大きくてかなり気持ち悪いんですけど・・）ブリにも寄生虫はいるらしいが、初めて見た。でも寄生虫は寒さに弱いから寒ブリにいるのは珍しいそうだ。　　↑　　↑海水温が上がっていることが影響してるのかな・・・日本海側の雪の多さも海水温の上昇が関係しているらしいし・・今、日本列島に強烈な寒波がきている。この辺りは雪は降ってないけど、まるで台風のような強烈な風が吹いている。こんな冬の光景、今まで見たことないな・・------------------------------お口直しに梅の花の写真（↓）白梅はまだまだ蕾が多いけど春は少しづつ近づいてる。
18Jan
- 黒と白の衝撃
  週末はしっとりと小雨が降った。久しぶりの雨にほっと一息・・ヴァロットンの展覧会に行ってきた。木版画は母が生前やっていたこともあり、鑑賞する機会は多い方だったと思う。多色使いの版画は、色ごとに板を削り、刷って色を重ねていく。その色の重ね具合で様々な表現ができるところが面白いと思っていた。だけど今回観たヴァロットンの黒と白の木版画は衝撃的だった。撮影OKの場所で（↑）デザイン性が高く、洗練された表現でおしゃれ人間社会のドラマチックなストーリーが伝わる大胆な黒の使い方すっかり惚れ込んでしまってもう一回観に行きたくなってる・・空模様もちょうど冬のヨーロッパみたいでいい雰囲気だったな。------------------------------少し前のことになるがNHK「坂本龍一 Playing the Piano in NHK & Behind the Scenes」を観たら、「Aqua」を演奏されていてすごく懐かしい気持ちになって涙腺が崩壊しそうになった。なぜだろう・・まだ「Aqua」が世に出る前なのだが、若い頃、頻繁に訪れていた南の島の海を思い出したのだ。ゆらゆら波間に揺れるサンゴにスズメダイの稚魚強い潮流に現れるマンタやイソマグロの群れそよそよと吹く海風で昼寝をした浜辺満月に照らされた海と静かな波の音地殻変動、温暖化、東シナ海をめぐる政情など昨今心配になることが多いがどうかあの美しい海が後世まで守られますようにそして「Aqua」をもっと聴きたくなって色々巡ってみた。これは（↓）ピアニストDAIさんの演奏【Aqua】Sakamoto Ryuichi（坂本龍一）【Pianist Dai】【動画の概要】2022年6月より1年間、毎月満月の日に坂本龍一さんの曲をアップしていきます。◆先月(6月の満月)の曲はコチラからParolibrehttps://youtu.be/GWnO00CyJNA--------------------------------------------------------...www.youtube.comこの方、よみぃチャンネルの「最高級のストリートピアノであの有名な音ゲー曲を弾いたら　札幌ストリートピアノ」の動画の中で情熱大陸をヴァイオリニストと一緒に弾いていた方だった。ピアニストDAIさんの演奏動画をいくつか観たら、ピアノを弾く度に左手の人差し指に指輪をはめることに気づいた。どんな意味があるのかな？お守り、集中力・・色気？------------------------------最近感じることだけど、演奏、とりわけ曲のアレンジや作曲には個人が持つ音楽性に洗練された色気も必要なのかもしれないなと。ヴァロットンの「楽器」の連作ピアノ（楽器ⅳ）では黒で一体化しているピアニストとピアノで常に自分と向き合う芸術家の孤独さそして室内の壁や床の黒白のアラベスクで演奏の艶っぽさが表現されているように感じる。
12Jan
- 神秘的な情景
  今年一番最初に咲いた花、日本水仙倒れそうになっていた花を採ってきて花瓶にポンと投げ入れたところだった・・「冬の花言葉」をやってみたら、なんとスイセン「神秘」が出た。これは「神秘」ではなくて単なる「偶然」なんだけど、好きな花なので嬉しい！日本水仙は少し控えめながらも凛として、そばに寄るとよい香りが漂う。そんな奥ゆかしい所が素敵な花だけど、パキッとした青い色の一輪挿しに投げ入れるのが私のお気に入り。控えめな佇まいから粋な感じになって元気をもらえる。というのも、実は昨夜札幌から帰ってきたばかりで今日はちょっと疲れ気味・・今回は遊びではなく、所用があってたっぷり働いてきた。そのうえ、粉雪が楽しくて雪道を長時間歩いた。感動した雪景色を写真に残したいのだが、技術が足りないのが残念である。この車道と歩道が境目が分からないほど真っ白になっている景色が大好き！パウダースノーの雪煙が舞い上がる情景がなんとも神秘的でまるで子供の頃好きだったナルニア国物語の世界に迷いこみそう。山へスキーに行くと一面真っ白な景色は見られるけど、大都市でこんな景色が見られる所は珍しいのではないだろうか。もちろん写真（↑）のまっさらな所を何度も蹴って雪煙舞い上げて遊んできたw------------------------------------札幌は美味しいものが沢山あるけど今回行って良かったのはFairfield sappporo by marriottのパンランチここは、いつも楽しませて頂いているプロガーさんの記事を拝見し、ビビッ！ときたカフェ。これが期待通りで大正解だった。デニッシュやパンの一つ一つがとても美味しく、しかも、ホテルランチとは思えないリーズナブルな価格。この写真（↓）のほかに大きなサイズのサラダとさらに焼きたてパンを持ってきてくれて炭酸入りのフルーツモクテルがセットになっている。夫に「これでいくらだと思う？」と聞いたら「3000円くらい？」という返事。私もそのくらいはすると思ってた。金額を教えたらびっくりしてたW　なんとその半額・・地場産品で賄えるから価格を抑えて美味しいものを提供できるのかな。お腹いっぱいで幸せ気分になってしばらく動けなかったWWたくさん食べちゃったから、札幌駅まで雪の中頑張って歩いたけどもう身になっちゃたか？もう一か所行きたいカフェがあったけど、あいにくお休みだった。この次はいつ行けるかな？お土産は六花亭のお菓子。「男爵」という名前のお菓子は小さいお芋の形をして可愛らしく、北海道産手亡豆の白あんが美味しい。-------------------------------------今回、行きの飛行機の中から富士山がよく見えた。この日の関東地方は快晴だったから富士山や南アルプスまで、まるで鳥観図のように見渡せた。富士山は佇まいが神秘的で自然と拝みたくなる。
03Jan
- どんな良いことあったかな
  明けましておめでとうございます昨年中にプログ更新ができると考えていたけど甘かった。少しづつお掃除はしていたし余裕でお正月を迎えられるはずだったけど大晦日はいつもの通りバタバタ・・いつになったら学習するのかwwせっせとお節料理を作っている時に大きな箱が届いた。夫が何かを注文したんだなとちょっとワクワクしながら開けたら北海道やきそば弁当が入ってた・・・北海道限定のやきそば弁当がすごいと息子から聞いて食べたくなりアマゾンで注文したそうだ。美味しいの？と聞いたらお味がどうこうというより焼きそばに入れるお湯を捨てずにスープとして飲めることが画期的らしい。確かにスープがあればお腹は満たされるね。それにしても一人であんなに沢山食べるつもりなのかな？---------------------------------いつものように起きる朝だけど元旦の朝はいつもの朝とは違って新な気持ちになる。穏やかにお正月を迎えられたことに感謝まずは氏神様へお正月の東京は人が少ないから空がきれい。車もスイスイ走れてドライブが気持ちいい。一年で東京が一番美しい時だと思う。お昼すぎから増上寺へ子供の頃から東京にいるお正月は必ず増上寺で参拝する。近年とくに参拝客（観光客？）が増えたなと思う。だけど宣伝が足りないのかここの宝物展示室を訪れる人は少ない。オープンしてまだ数年であるが狩野一信の五百羅漢図100幅を10幅ずつ順次公開している。大作をゆっくり鑑賞できる貴重な場所でもある。参拝後に近くのホテルでゆっくりお茶していたら空がうす暗くなってライトアップがきれいだった。子供の頃から変わらない景色を見られることに感謝---------------------------------世の中で起きている悲しいことを見聞きするたび何かできることはないのかと自分の無力さにもどかしさを感じる。そして嫌なことは引きずるけど良かったことは忘れがちかもしれない。お正月の空を見上げて思った。良かったことを思い出して感謝しようできないことを数えるのではなくて「やらないこと」を決めてみよう良い年になりますようにお祈り申し上げます
26Dec
- 太陽に感謝する日
  シャコバサボテンが咲いてきた。我が家の花が咲き始める頃、クリスマスがやってくる。このシャコバサボテン、置いている場所を変えると翌年花が咲かない。これはシャコバサボテンが「日が短くなった！」と感じることで花の準備をするからだそうだ。だから日が一番短いクリスマスに花が咲き始める。お日様は必要だけど、短い日照時間も必要って沢山あればいいってことではない所が面白い。クリスマスは日が一番短い日でもあるから太陽に感謝する日でもあるそうだ。---------------------------------------日が短いのに、緯度が高いとさらに日の入りが早くなる。先日、息子から「とうとう初雪！」と写真が送られてびっくりした。それは、雪景色だからではなくて、4時なのにすでに暗かったから。そういえば、イギリスにいた頃も、11月頃から日暮れがぐんぐん早くなって少し寂しい気持ちになった。でも、その分イルミネーションがきれいだし日照時間が短い期間があるからこそ球根が丈夫に育って、春は花が美しく輝く。北国の春は本当に美しくて、感動する。---------------------------------------昨日は23時に福間洸太郎さんの動画がプレミア公開された。コンサートのアンコールで聴いて感動したあのシャンソンメドレー（↓）Chanson Medley / ピアノのためのシャンソンメドレーK.Fukuma: Chanson Medley / Pot-pourri de chansons françaises Live performances at1. L'Hôtel du Palais, Biarritz (2017)2. Théâtre des Allobroges, Cluses (2018...www.youtube.com映像の編集が凝っているし、さらにチャットで歌詞を書き込んでくれるという大サービス付き。先日購入した楽譜を見ながらイメトレもできるのも嬉しい。何度リピしても特にマイウエイから愛の讃歌への盛り上がりで涙が出そうになる。そしてやっと寝ようとしたら、この動画がアップされていることに気づいた（↓）クリスマスにカップルが渋谷に捨てたゴミ集めてクリスマスの名曲叩いてみた byよみぃ【♪クリスマスソング,Jingle Bell...】（ピアノ）◆よみぃオフィシャルサイト　動画撮影裏話なども掲載中！https://yomii-piano.com/◆Twitter・Instagramもフォローよろしくお願いします！↓https://twitter.com/431tvhttps://www.instagram.com/yomii_431/◆よみぃピアノチャン...www.youtube.comこれが面白くてまた観てしまった。クリスマスにゴミ拾いとか自らを貶めるとか・・とうとうディケンズかwwごみのパーカッションとピアノの合奏は一人遊びを極めて完成度が高すぎて哀愁を感じてしまう。そこにback numberのクリスマスソングが悲しみのどん底に差し込む一筋の温かい光になっていいね。それにしても渋谷のあの地域はゴミが多い！私はできるだけあの辺りを通らないようにしてる。昔は老舗があってそれほど酷くなかったのに交差点が注目され国内外から人が集まるようになってからますます酷くなったと思う。セキュリティ上、ゴミ箱がなくなっていることも関係してるのだろうか？いずれにせよ「旅の恥は掻き捨て」じゃなくてちゃんとゴミは持ち帰って欲しい！---------------------------------------もう少しだけクリスマス気分に浸ったらおせち料理がんばろう！おせちは喜んで食べてくれる人がいる限り作りたい。
20Dec
- 大らかさに救われる
  最近、ツイッター社の方針転換が頻繁にあってゴタゴタが続いている。私は情報収集の一つのツールとして利用していたが、今はあまり見なくなった。ツイッターでのみのリサイタル情報を発信している方もいらっしゃるが残念だけど、ご縁がなかったということで諦めることにしてる。私の脳には情報が多すぎて、ちゃんと機能してない気分に襲われることツイッター社が取集し得るユーザ情報の管理が信用できないことが理由である。ツイッターに限らずサーバーを経由するアプリを使用することで個人情報だけでなく、使用しているパソコンから様々な情報は流出する。これらの情報は日本だけでなく海外のAI開発（ライブラリ）に利用されますます便利な世の中になっていく・・と思いたいがいくらユーザがセキュリティ対策をしていてもシステム管理権限を持っている人にはこれらの情報は丸見えでありこれらがどこでどのように利用されているのか真実を私たちは知ることができない。さらに「タイムライン」「おすすめ」表示でわかるように、これらの情報がユーザの意思決定に大きな影響を与え多くの人々の判断を誘導できるのだ。とくに問題になっているのがSNS上での暴力扇動、ヘイトスピーチや誹謗中傷「どんな投稿を有害と判断して削除するのか」EUがSNSの監視を強めたのに対し米国は表現の自由を重視し企業に任せている。巨大SNS企業には社会的責任があるはずだ。マスク氏は人員を削減してAIのみで監視しようとしているが生身の人間の曖昧なツイートを有害か否か判断するシステムがすぐに作れると本気で思っているのだろうか。--------------------------------折々のことば　鷲田清一「嫌なとこもあるけど、ええところもあんねんで」と認めることが、私は正しい人権だと思うんです。　谷口真由美人には「ええかげんさと大らかさ」に救われるところがあると、法学者はいう。たとえば、仲がよくてもおかしいと思えばはっきりそう言い、でも後には引きずらない。とはいえ、納得いかないことは最後まで肯わない。人を一つの視点で見ないその姿勢が大事。病理学者・仲野徹の対談集「仲野教授のそろそろ大阪の話をしよう」から。(2022.8.25)--------------------------------人間同士のお付き合いは面倒なこともあるけど、根底にあるものはきっと温かいのだと思う。SNSも自分で敢えて余白部分を作って書かれていることをそのまま受け取らずに、別の視点から見て自分で考えてみる。そうすれば、もっと温かい空間になれるのかもしれない。暖炉の炎のゆらぎを見てると穏やかな気持ちになって心地よい。ずーっと見ていたいな・・・
15Dec
- サックスで思い出に浸る
  タイトルを思い出せない曲があってここ1週間くらいずーっとモヤモヤしてた・・それがやっと！思い出せたのだ！ので今日はプログを書くつもりはなかったけど記念に記しておこうと思う。もしかしたら、始まりはこの動画（↓）かもしれない。【プロセカ】未経験者「プロのピアニストなら1日で最高難易度フルコン出来るよね？」byよみぃ【野宿神回】まらしぃさんのチャンネルはこちら↓https://youtube.com/@marasy8AI初音ミク搭載のプロセカピアノを弾いた動画はこちら↓楽譜通りに千本桜を弾くとAI初音ミクが歌うピアノで、ミクさんの頭がパアになるまで楽譜と違う演奏をする動画 byよみぃ【プロジェクトセカイ・ピアノ】 https://you...www.youtube.comこの動画自体は面白かったし、このおかげでTell Your World が壮大で感動的な曲になった。だけど、それはさておき、動画内でプロセカをしているこの公園私も学生の頃や子供が小さいときに頻繁に遊びに行っていた場所。日が暮れ始めると歩道橋の脇にあったコンクリートの壁でサックスの練習をする人達がいたのを覚えている。日暮れ時のこの公園を見るとサックスの音が聞こえる・・内容とはあまり関係ないことを思い出していた。それから暫くしてたまたまこのサムネイル（↓）を見つけた。深夜のショッピングモールでサックスプロとセッションしたら、モールが急におしゃれなジャズバーに生まれ変わった！？「Fly Me to the Moon」Thanks again Toru! You always sound great!その直後もう一曲を共演しました。https://youtu.be/BnBbFuqPO2k　(Georgia on My Mind)今月12/23東京佼成ウインドオーケストラとコンサートをやります。https://jacobkoll...www.youtube.com背中合わせになってるししかも座ってサックスを演奏しているのは珍しいし、面白そうだから視聴してみた。どうして座って演奏しているのかその理由は動画を視聴すると判明するwwジェイコブさんのジャズピアノも心地よいし横沢さんのサックスもとっても素敵だった。ストリートジャズっていいな・・と、数回再生していたら耳がサックスの音をもっと要求してきたwwそういえば、昔よく聴いていた曲があったけど、あれなんだっけ？メロディはなんとなく覚えているけど曲名が思い出せず・・数日考えていた・・・そしてようやく、「コラソン」って歌っていたかも・・と少し思い出してきた。でもボサノバにコラソンって単語はよく出てくるから、検索しても見つからない・・諦めかけていたら・・突然「メイド　イン　コラソン♪」って歌ってた！と思い出し検索したら出てきたのだ。Made in CoracaoProvided to YouTube by WM JapanMade in Coracao · TOQUNHO and Sadao WatanabeMADE IN CORACAO℗ 1988 WARNER MUSIC JAPAN INC.Arranger: Amilson GodoyArranger: Cesa...www.youtube.com明るさとちょっと切ない音色が心地よく混ざり合って聴いているとだんだん心が温かくなってくる。----------------------------------------もう、30年前になるのか・・・この曲には素敵な思い出があって聴いてるとジーンと胸にせまるものがある。あの頃の日本は自由を謳歌して世界一を目指して仕事は忙しかったけど社会のために働いているって誇りに思ってやりがいがあった。でも夢中になりすぎて先端ばかり見ててまわりをよく見てなかったね。自分が・・会社が・・って欲ばりになってたよね。気づいたら世の中は格差社会になってて人はみな平等という大切なことを忘れちゃってた。結果、置いてきぼりになって悲しんでいる人々がたくさんいる。崇高で高い理念ばかり唱えてないで地道で泥臭い努力や行動を大事にしないと日本は沈没しそうだ。若い人達が幸せになれるための行動をするのがそれが先に生きていた人の役目なんじゃないかな。と反省して・・また聴いてる。