春が近づいてきたなと思ったら
雪が降ってきて
その翌々日には日中コートが要らないくらい暖かくなり
また今日は強い北風が吹いている。

大きな気圧の変化は
とくに小さな体の老犬には厳しい

先日、ガタガタっと音がしたと思ったら
なんと階段から落ちてきた。

たまたま階下にいた私が途中で抱き留め無傷ですんだが、
筋肉もなくなり骨が弱くなっているから
ほんと危なかった。

だけど、認知症のせいか

今まで自分で階段を降りたことがないのに
私が抱き留めたことで
「自分で階段を降りた」
という勘違いの成功体験になってしまった様子。

この事件後、自ら階段を降りようとするようになり

とうとう、階段に開閉式の柵を取り付けた。
子供が小さい頃も必要なかったのに・・
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週末のちょうど暖かかった日
梅まつりが始まった。
3年ぶりの開催。

紅梅はほぼ満開で、白梅は4分咲きくらいか。
なぜか今年はメジロを見かけないな。



無料のお茶を頂いて、出店で梅大福を買い
写真を撮る間もなくその場で頂いた。

ほっとする心地よい時間。

この梅大福を食べると
祖母が漬けていた梅酒のカリカリ梅の味を思い出す。
柔らかくなる前の梅が大好きで
よく祖母に交渉してもらってた。
味もいいけど、ちょっとした背徳感も良かったのかも。

偶然だけど(↓)
梅の木から香りが空に向かって立ち上っていくみたいに撮れた。




 

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ゼロからの「資本論」
斎藤幸平著


を読んだ。
マルクスの「資本論」の解説書であるが
題名のとおり知識ゼロでスラスラ読める。

仕事に追われ、時間に追われて生活に疲れている私たち
忙しいのに暮らしはよくならず、
自然が破壊されていく現代社会のしくみ

著者は現代の資本主義社会のからくりをわかりやすく解説し、

この生きづらさは「自己責任」ではない
ということを多くの人々に知って欲しいと訴えている。

しかし社会のしくみが変わらない限り、負のスパイラルは続く。
だから、
まずは休日を取り、心の休息をして
社会問題に関心が持てるような気持ちの余裕が必要である
とも言っている。

この本を読んで
自然、学問、芸術などの社会で共有する「富」から
「労働」を使って「商品」が作りだされ・・

私たちがいかにこれらの「商品」に振り回されているか
ということがよく理解できた。

一人の力ですぐに社会を変えることは不可能だけど
何が大事で何を優先すべきかを
自分で考えて判断できるように
心のバランスを保った生活を心掛けることはできるはずだ。