いつも美しい写真や詩を載せてくださるプロガーさんが

先日ムスカリの写真を載せてらした。
ムスカリがとてもお好きとのこと。
私も春の球根の中で一番好きなので嬉しくなった。
お顔もわからない方と離れた場所にいて共感できるのがプログをやっていて楽しいことだなと思う。
その方のような素敵な写真は撮れないけど。毎年楽しみにしているムスカリが咲いた
 


誰がどうやってこの色と形を思いついて創造したのだろう。
きっと・・センスが良くて遊び心を持った神様に違いない。


花言葉は「希望」と「失意」など相反するものがあって
古代の遺跡にネアンデルタール人がムスカリの花を敷き詰めて埋葬された痕跡があったとか。
古代人もムスカリから愛おしさを感じていたのかな。
----------------------------

週明けの月曜日の夜、坂本龍一さんの訃報を知って
間もなくピアニストDaiさんの配信が始まった。

坂本龍一さんをリスペクトする音楽家は多い。
その中でもDaiさんは満月の夜に坂本さんの曲を楽譜に忠実に演奏した動画をアップしてきた。


楽譜にはその人のすべてが詰まっている・・と書かれている。
このチャンネルで私は坂本さんの公式楽譜サイトというものを知ってaquaの楽譜を購入したことがある。1枚のジャバラ折になっていて紙質も良くとても使いやすかった。


楽譜は、作曲者の想い、概念でもある。
大切にしようと思う。


言葉で伝えられない想いを演奏にこめて。

(ピアニストDai Youtube動画より↓)

aquaの演奏の時に、ネコがちょんと隣に乗ってきた。

となりで聴いていたけど、ぴょんと肩に・・
----------------------------

 

坂本龍一さんといえば、私の世代だとYMOのインパクトが強い。
カッコイイ!と思ったし、新しい時代の到来を感じてワクワクした。

それだけでなく、様々なお仕事をされていて
私なんかが書くのは大変おこがましいことだが
広い世界で挑戦をしたエンターテイナーだと思う。

楽器をバラバラにして引きずって音を鳴らしてみたり
凡人の私にはちょっと理解が追い付かないこともあるけど・・

「私は作曲家であるがピアニストではない」とか
「ピアノは弾くけどもうまくない」
とインタビューでおっしゃっていた。

だけど、去年のNHKでの演奏は感動して涙が出た。
大きなホールにきれいに響かせ聴く人に感情を押し付けるわけではない
すっとこちらの心に伝わって寄り添ってくるものを感じる。

世間の人々が言う、演奏の上手下手ってなんなのだろう・・

私にとって心に響く演奏とは
よい楽譜があって、さらに
コンクールとか学歴とか技とか、そういう尺度では測れない
「旨味」のようなものがあると思っている。
演奏者の生き様とか、こだわりとかが入った・・出汁みたいなものかな?

「ピアノストではない」とは、
演奏技術を磨いて楽譜を読み込むことに注力し、リスナーの求めに応じて人気曲を演奏する人ではないということだと思う。

「思いついたことを思うがままに白い紙に塗りたくること」
とも坂本さんが創る音楽について問われて答えていた。
ピアノは彼にとって音楽を創るためのツールであり、気持ちを伝える手段の一つなのかな

これを聞いた時
「自分はいわゆる舞台の上で演奏するピアニストではない
アイドル視されて神のようにあがめられたくない」
と訴えた演奏系Youtuberさんを思い出した。
外から指示されたり、進べき道を方向づけられることをきっぱり拒んで良いと思う。
クリエイティブな活動には真っ白で自由な場所が必要なのだ。
----------------------------


今夜、NHKで坂本龍一さんの追悼番組として再放送があるらしい。
ムスカリを飾って聴こう